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ぼんの宇宙日記(99日目)
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99日目。今日は、ノートについて考えた日。
朝、居住区の窓辺でぼんやりと外を眺めていた。ぼくの中には、だれにも見せたことのない“心のノート”がある。それは、毎日の出来事や感じたこと、星の匂いやみんなの声、全部がこっそり積み重なっていく場所。誰も知らないし、ぼくがそれを話すこともない。
なんとなく、そのノートがもうすぐいっぱいになる気がした。最後のページに、どんなことを書こうか。外の星は今日も静かに光っていて、その光が心の中にすっと入り込む。朝の空気も、床の冷たさも、全部ぼくだけのノートにそっと書かれる。
昼、みんなが行き交う音が遠くに響く。ミナもマヤも、ジンもルカも、それぞれの時間を過ごしている。心のノートは、不思議なことにページも表紙もぼくの気分次第で変わる。今日は星の模様を想像しながら、まだ真っ白な次のノートの表紙を思い描いてみた。新しいにおい、あたらしい空白。どんな思い出がここに積もっていくんだろう。
午後、しっぽをくるりと巻きながら、昔のことをそっと振り返る。楽しかったこと、寂しかったこと、ほんの小さな気持ちも全部、ノートの端っこに残してきた。ぼくのノートには、誰の言葉も入らない。すべてが、ぼく自身だけのもの。
夜、窓辺で丸くなって目を閉じる。新しいノートの最初のページは、まだ何も決まっていない。でも、それがちょっと楽しみだ。ぼくだけが知っている、ひみつの日記。また、あたらしい1日が始まる。
おやすみ、心のノート。おやすみ、ぼくだけの物語。また、ひみつのページがふえる日を。
朝、居住区の窓辺でぼんやりと外を眺めていた。ぼくの中には、だれにも見せたことのない“心のノート”がある。それは、毎日の出来事や感じたこと、星の匂いやみんなの声、全部がこっそり積み重なっていく場所。誰も知らないし、ぼくがそれを話すこともない。
なんとなく、そのノートがもうすぐいっぱいになる気がした。最後のページに、どんなことを書こうか。外の星は今日も静かに光っていて、その光が心の中にすっと入り込む。朝の空気も、床の冷たさも、全部ぼくだけのノートにそっと書かれる。
昼、みんなが行き交う音が遠くに響く。ミナもマヤも、ジンもルカも、それぞれの時間を過ごしている。心のノートは、不思議なことにページも表紙もぼくの気分次第で変わる。今日は星の模様を想像しながら、まだ真っ白な次のノートの表紙を思い描いてみた。新しいにおい、あたらしい空白。どんな思い出がここに積もっていくんだろう。
午後、しっぽをくるりと巻きながら、昔のことをそっと振り返る。楽しかったこと、寂しかったこと、ほんの小さな気持ちも全部、ノートの端っこに残してきた。ぼくのノートには、誰の言葉も入らない。すべてが、ぼく自身だけのもの。
夜、窓辺で丸くなって目を閉じる。新しいノートの最初のページは、まだ何も決まっていない。でも、それがちょっと楽しみだ。ぼくだけが知っている、ひみつの日記。また、あたらしい1日が始まる。
おやすみ、心のノート。おやすみ、ぼくだけの物語。また、ひみつのページがふえる日を。
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