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ぼんの宇宙日記(6日目)
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6日目。 今日は、星がいつもより近く見えた。 ぼくの目が慣れてきたのか、星がぼくに近づいてきたのか。 どっちかわからないけど、 とにかく、何かが“ちがう”って感じた。
朝、船長が「進路を少し変更する」と言っていた。 理由は、航路上に“未確認の星”が現れたから。 ぼくはその言葉に、耳がぴくっと動いた。 未確認の星。 それって、もしかして――
昼、ぼくは星図室にこっそり入った。 窓の外に、淡いピンク色の星が浮かんでいた。 まるで、チュールのパッケージみたいな色。 ぼくは、しっぽをふりふりしながら、その星をじっと見た。 あの星には、猫だけの森があるかもしれない。 木の枝にチュールがぶら下がっていて、 風が吹くと、ポトポト落ちてくるんだ。
午後、ミナがぼくに言った。 「ぼん、あの星、なんだか優しい色だね」 ぼくは彼女の肩に乗って、星を一緒に見た。 彼女は笑っていた。 ぼくも、ちょっとだけ笑った気がする。 猫って、笑えるのかな? でも、心がふわっとした。
夜、船長がぼくに言った。 「明日、あの星の軌道に入る。何があるかはわからない」 ぼくは、彼の足元で丸くなった。 わからないことって、ちょっと怖いけど、 ちょっとワクワクもする。 ぼくは、夢の星を信じている。 だから、怖くない。
おやすみ、ピンクの星。おやすみ、チュールの森。明日、会えるかな。
朝、船長が「進路を少し変更する」と言っていた。 理由は、航路上に“未確認の星”が現れたから。 ぼくはその言葉に、耳がぴくっと動いた。 未確認の星。 それって、もしかして――
昼、ぼくは星図室にこっそり入った。 窓の外に、淡いピンク色の星が浮かんでいた。 まるで、チュールのパッケージみたいな色。 ぼくは、しっぽをふりふりしながら、その星をじっと見た。 あの星には、猫だけの森があるかもしれない。 木の枝にチュールがぶら下がっていて、 風が吹くと、ポトポト落ちてくるんだ。
午後、ミナがぼくに言った。 「ぼん、あの星、なんだか優しい色だね」 ぼくは彼女の肩に乗って、星を一緒に見た。 彼女は笑っていた。 ぼくも、ちょっとだけ笑った気がする。 猫って、笑えるのかな? でも、心がふわっとした。
夜、船長がぼくに言った。 「明日、あの星の軌道に入る。何があるかはわからない」 ぼくは、彼の足元で丸くなった。 わからないことって、ちょっと怖いけど、 ちょっとワクワクもする。 ぼくは、夢の星を信じている。 だから、怖くない。
おやすみ、ピンクの星。おやすみ、チュールの森。明日、会えるかな。
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