47 / 70
伝承時代:海上交易路・大商隊の青年
【海上交易路・大商隊の青年】 第八話:「港祭と精霊への祈り」
しおりを挟む
幾度めかの寄港。
長い航路のあいだに積み重なった朝と夜は、潮風の匂いとともに僕たちの心にも静かに染み込み、気づけば仲間との距離は少しずつ縮まっていた。
そんな旅の先で、新しい港町が視界に浮かんだ瞬間――胸の奥がかすかに波立った。
帆船がゆっくり接岸し、甲板に張りつめていた緊張がゆるむ。踏みしめた白い石畳の感触は、これまで寄ったどの港とも違う。
丘の斜面に白壁の家々が連なり、朝焼けの光が壁面を淡く照らしていた。
道の脇では色とりどりの花飾りが揺れ、潮と果実の甘い香りが風に混ざっている。聞き慣れない言語や歌まで、やわらかいざわめきとなって押し寄せてきた。
仲間たちは、それぞれの役割へと自然に散っていく。
ガンザスは足元の感触を確かめながら町の空気を測り、テルナは見張り台の上に立つ衛兵をじっと見つめる。
バシュラは帳簿を広げ、物資の保管場所や補給状況を確認していた。
フィリカは、言葉の壁を越えるように、現地の人々の手振りや仕草を丹念に観察する。
その間にも、港町の人々は遠くから僕たちを見つめ、子どもたちは走り寄って好奇の眼を向け、大人たちは短く微笑んで見せた。
――拒絶の気配はない。
それだけで、胸に温かいものが広がる。
「今日は港祭の日です。どうか、急がず町の息づかいを感じてください」
澄んだ声に振り返ると、そこに立っていたのは細身のエルフの女性だった。
柔らかなブロンドの髪と、朝の空気に溶け込む灰色の瞳。
白を基調とした祭祀衣装には小さな貝殻や花の飾りが揺れ、どこか神秘的な光をまとっている。
彼女の名は、ノーリス。
この港の精霊祭を司る巫女だという。
「わたしはノーリス。この町で、港祭と精霊の儀を行っています」
風に溶けるような声だった。
テルナが耳をぴんと立てる。
「精霊の祭りって、何をするの?」
ノーリスは港の広場をゆるやかに指さした。
「海と風と命に宿る精霊へ、恵みと安全の祈りを捧げます。祈りの言葉は空気に溶け、波の揺らぎに運ばれていく――耳を澄ませれば、すぐに分かりますよ」
その柔らかい声音は、まるで古い記憶をわずかに叩いてくるようだった。
広場の祭壇には白布がかけられ、花、貝殻、水晶が並んで揺れている。
近くにいた住民たちは、静かに息を整え、指先で飾りをそっと撫でていた。
仲間たちは、少し戸惑いながらその空気に足を止める。
異文化に触れたときのわずかな緊張――けれど、それは同時に、小さな一歩を誘う揺らぎでもあった。
ノーリスが祭壇の横で目を閉じると、祭祀衣の裾が風に揺れ、白い花びらがひらりと舞った。
「精霊は言葉を持ちません。心を澄ませば、誰の内にも静かな気配が流れています。祈りとは、見えぬものに手を伸ばす行いです」
その言葉に、胸の奥がそっとほどけていく。
――違いがあるからこそ、互いを見つめ、橋を架けられる。
そんな感覚がふいに私の中で生まれた。
◇◇◇
やがて、祈りの空気に誘われるように、イリルが人混みから静かに現れた。
白い祈祷衣に朝の光が反射し、彼女のまわりだけ時間が緩やかに流れているように見える。
長い旅路のあいだ、僕たち商隊のために祈りを捧げ続けてきた巫女――イリル。
その気配は、この港の祭壇にも自然と溶け込んでいった。
ノーリスがイリルへ視線を向け、静かに頷く。
それだけで、ふたりの巫女のあいだに柔らかな敬意が流れた。
「ここで祈ってもいいでしょうか」
イリルがそっと問うと、ノーリスは微笑み、短く返した。
「もちろん。祭りの日は、すべての祈りが風に溶けます。ここには、祈りを拒む扉はありません」
巫女としての言葉はあまりに自然で、静かで、まるで港の空気そのものだった。
広場には人々が集まりはじめ、円を描くように立ち並んでいく。
大人も子供も、旅人も住民も、誰もが自然と同じ輪に加わっていく。
祭りの中心で、ノーリスがゆっくりと両手を掲げた。
静かな風が彼女の袖を揺らし、港の空に淡い光が滲む。
異国の言葉で紡がれる祝詞は、潮騒と混ざり合い、広場にいた誰もが自然と呼吸を合わせてしまうような、不思議な静けさを連れてきた。
その横で、イリルもまた手を重ね、目を閉じる。
彼女の祈りはノーリスのそれとは違う――けれど、心の震えだけが、どこか同じ波に重なっていた。
僕はその姿を見つめながら、胸の奥が温かくなるのを感じていた。
海の気配。
風のざわめき。
人々の静けさ。
それらがひとつの『祈り』に変わっていく。
◇◇◇
やがて、港の空に白い花びらが舞い上がった。
鈴の音が風を抜け、子どもたちの笑い声が広がり、輪の中央でテルナが戸惑いながらも踊りに巻き込まれていた。
「わっ、ちょっと待って、引っ張らないで……! あ、でも楽しいかも!」
しっぽを揺らしながら照れ笑いするテルナに、周りの子どもたちが笑い返す。
港町の大人たちも、その光景を優しく見守っていた。
モルガは輪の外で腕を組みながらも、笑いをこらえきれずに肩を震わせ、ガンザスは荷台を守りつつ、視線の端で楽しそうな仲間たちを見守っている。
バシュラは記録用の帳簿を脇に置き、差し出された貝殻を受け取って苦笑した。
「……こういうのも悪くないですね。計算式じゃ測れませんけど」
横にいたフィリカは花飾りを受け取り、静かに耳元へ添えていた。
その横顔は、祭りの光に照らされてどこか柔らかい。
異国の人々の輪に自然と加わる仲間たち――
その光景は、ほんの少し前とはまるで違って見えた。
かつては『違い』の象徴だった手の動きや声が、今では『調和』のかたちとなって重なっている。
僕もまた、フィリカの手招きでみんなの輪へ歩み寄った。
花と貝殻の香り、潮風の温かさ、遠くで重なる歌声。
胸の奥で、旅路と仲間への感謝が静かに灯っていく。
ノーリスはそっと白い花を受け取り、祭壇に置いた。
その隣へと歩み出たイリルも、指先で花を添える。
ふたりの巫女が並び、風に揺れる白い花を見つめる姿は、異なる土地に生まれた祈りが静かに寄り添う瞬間だった。
◇◇◇
祭りが終わりに近づくころ、港町の空には新しい風が吹いていた。
人々は互いに微笑み、旅人たちはそれぞれの道へ戻り、町の子どもたちは最後までテルナとの別れを惜しんでいた。
僕は港の石畳に立ち、祭りの余韻に満ちた空気を静かに吸い込む。
――どうして、祈りは見えないものに向かうのだろう。
私の中でそんな問いが、自然と浮かんでいた。
世界には、交わることのない文化や命がある。
けれど、祈りだけは、互いを縛らず、押しつけず、その人のままで差し出されるものだ。
違うからこそ、重なる瞬間がある。
ノーリスとイリルの祈りの響きは、その証のように思えた。
港の高台をそよぐ風が、花の香を運んでくる。
祭りで灯された小さな灯火は、人々の記憶とともにゆっくりと消えていく。
でも、その余韻だけは確かに残っていた。
次の旅路へ向かうための、静かな『灯』として。
僕は小さく息を吸い、仲間たちが集まる船へ戻る。
潮の香と風の音が混じり合うなかで、心の奥にひとつの確信が芽生えていた。
私は思う。
――世界は違いに満ちている。
だからこそ、人は祈りを通して、新しい『交わり』を見つけるのだ。
その答えのない問いとともに、旅はまた静かに続いていく。
長い航路のあいだに積み重なった朝と夜は、潮風の匂いとともに僕たちの心にも静かに染み込み、気づけば仲間との距離は少しずつ縮まっていた。
そんな旅の先で、新しい港町が視界に浮かんだ瞬間――胸の奥がかすかに波立った。
帆船がゆっくり接岸し、甲板に張りつめていた緊張がゆるむ。踏みしめた白い石畳の感触は、これまで寄ったどの港とも違う。
丘の斜面に白壁の家々が連なり、朝焼けの光が壁面を淡く照らしていた。
道の脇では色とりどりの花飾りが揺れ、潮と果実の甘い香りが風に混ざっている。聞き慣れない言語や歌まで、やわらかいざわめきとなって押し寄せてきた。
仲間たちは、それぞれの役割へと自然に散っていく。
ガンザスは足元の感触を確かめながら町の空気を測り、テルナは見張り台の上に立つ衛兵をじっと見つめる。
バシュラは帳簿を広げ、物資の保管場所や補給状況を確認していた。
フィリカは、言葉の壁を越えるように、現地の人々の手振りや仕草を丹念に観察する。
その間にも、港町の人々は遠くから僕たちを見つめ、子どもたちは走り寄って好奇の眼を向け、大人たちは短く微笑んで見せた。
――拒絶の気配はない。
それだけで、胸に温かいものが広がる。
「今日は港祭の日です。どうか、急がず町の息づかいを感じてください」
澄んだ声に振り返ると、そこに立っていたのは細身のエルフの女性だった。
柔らかなブロンドの髪と、朝の空気に溶け込む灰色の瞳。
白を基調とした祭祀衣装には小さな貝殻や花の飾りが揺れ、どこか神秘的な光をまとっている。
彼女の名は、ノーリス。
この港の精霊祭を司る巫女だという。
「わたしはノーリス。この町で、港祭と精霊の儀を行っています」
風に溶けるような声だった。
テルナが耳をぴんと立てる。
「精霊の祭りって、何をするの?」
ノーリスは港の広場をゆるやかに指さした。
「海と風と命に宿る精霊へ、恵みと安全の祈りを捧げます。祈りの言葉は空気に溶け、波の揺らぎに運ばれていく――耳を澄ませれば、すぐに分かりますよ」
その柔らかい声音は、まるで古い記憶をわずかに叩いてくるようだった。
広場の祭壇には白布がかけられ、花、貝殻、水晶が並んで揺れている。
近くにいた住民たちは、静かに息を整え、指先で飾りをそっと撫でていた。
仲間たちは、少し戸惑いながらその空気に足を止める。
異文化に触れたときのわずかな緊張――けれど、それは同時に、小さな一歩を誘う揺らぎでもあった。
ノーリスが祭壇の横で目を閉じると、祭祀衣の裾が風に揺れ、白い花びらがひらりと舞った。
「精霊は言葉を持ちません。心を澄ませば、誰の内にも静かな気配が流れています。祈りとは、見えぬものに手を伸ばす行いです」
その言葉に、胸の奥がそっとほどけていく。
――違いがあるからこそ、互いを見つめ、橋を架けられる。
そんな感覚がふいに私の中で生まれた。
◇◇◇
やがて、祈りの空気に誘われるように、イリルが人混みから静かに現れた。
白い祈祷衣に朝の光が反射し、彼女のまわりだけ時間が緩やかに流れているように見える。
長い旅路のあいだ、僕たち商隊のために祈りを捧げ続けてきた巫女――イリル。
その気配は、この港の祭壇にも自然と溶け込んでいった。
ノーリスがイリルへ視線を向け、静かに頷く。
それだけで、ふたりの巫女のあいだに柔らかな敬意が流れた。
「ここで祈ってもいいでしょうか」
イリルがそっと問うと、ノーリスは微笑み、短く返した。
「もちろん。祭りの日は、すべての祈りが風に溶けます。ここには、祈りを拒む扉はありません」
巫女としての言葉はあまりに自然で、静かで、まるで港の空気そのものだった。
広場には人々が集まりはじめ、円を描くように立ち並んでいく。
大人も子供も、旅人も住民も、誰もが自然と同じ輪に加わっていく。
祭りの中心で、ノーリスがゆっくりと両手を掲げた。
静かな風が彼女の袖を揺らし、港の空に淡い光が滲む。
異国の言葉で紡がれる祝詞は、潮騒と混ざり合い、広場にいた誰もが自然と呼吸を合わせてしまうような、不思議な静けさを連れてきた。
その横で、イリルもまた手を重ね、目を閉じる。
彼女の祈りはノーリスのそれとは違う――けれど、心の震えだけが、どこか同じ波に重なっていた。
僕はその姿を見つめながら、胸の奥が温かくなるのを感じていた。
海の気配。
風のざわめき。
人々の静けさ。
それらがひとつの『祈り』に変わっていく。
◇◇◇
やがて、港の空に白い花びらが舞い上がった。
鈴の音が風を抜け、子どもたちの笑い声が広がり、輪の中央でテルナが戸惑いながらも踊りに巻き込まれていた。
「わっ、ちょっと待って、引っ張らないで……! あ、でも楽しいかも!」
しっぽを揺らしながら照れ笑いするテルナに、周りの子どもたちが笑い返す。
港町の大人たちも、その光景を優しく見守っていた。
モルガは輪の外で腕を組みながらも、笑いをこらえきれずに肩を震わせ、ガンザスは荷台を守りつつ、視線の端で楽しそうな仲間たちを見守っている。
バシュラは記録用の帳簿を脇に置き、差し出された貝殻を受け取って苦笑した。
「……こういうのも悪くないですね。計算式じゃ測れませんけど」
横にいたフィリカは花飾りを受け取り、静かに耳元へ添えていた。
その横顔は、祭りの光に照らされてどこか柔らかい。
異国の人々の輪に自然と加わる仲間たち――
その光景は、ほんの少し前とはまるで違って見えた。
かつては『違い』の象徴だった手の動きや声が、今では『調和』のかたちとなって重なっている。
僕もまた、フィリカの手招きでみんなの輪へ歩み寄った。
花と貝殻の香り、潮風の温かさ、遠くで重なる歌声。
胸の奥で、旅路と仲間への感謝が静かに灯っていく。
ノーリスはそっと白い花を受け取り、祭壇に置いた。
その隣へと歩み出たイリルも、指先で花を添える。
ふたりの巫女が並び、風に揺れる白い花を見つめる姿は、異なる土地に生まれた祈りが静かに寄り添う瞬間だった。
◇◇◇
祭りが終わりに近づくころ、港町の空には新しい風が吹いていた。
人々は互いに微笑み、旅人たちはそれぞれの道へ戻り、町の子どもたちは最後までテルナとの別れを惜しんでいた。
僕は港の石畳に立ち、祭りの余韻に満ちた空気を静かに吸い込む。
――どうして、祈りは見えないものに向かうのだろう。
私の中でそんな問いが、自然と浮かんでいた。
世界には、交わることのない文化や命がある。
けれど、祈りだけは、互いを縛らず、押しつけず、その人のままで差し出されるものだ。
違うからこそ、重なる瞬間がある。
ノーリスとイリルの祈りの響きは、その証のように思えた。
港の高台をそよぐ風が、花の香を運んでくる。
祭りで灯された小さな灯火は、人々の記憶とともにゆっくりと消えていく。
でも、その余韻だけは確かに残っていた。
次の旅路へ向かうための、静かな『灯』として。
僕は小さく息を吸い、仲間たちが集まる船へ戻る。
潮の香と風の音が混じり合うなかで、心の奥にひとつの確信が芽生えていた。
私は思う。
――世界は違いに満ちている。
だからこそ、人は祈りを通して、新しい『交わり』を見つけるのだ。
その答えのない問いとともに、旅はまた静かに続いていく。
0
あなたにおすすめの小説
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
クラス転移したら種族が変化してたけどとりあえず生きる
アルカス
ファンタジー
16歳になったばかりの高校2年の主人公。
でも、主人公は昔から体が弱くなかなか学校に通えなかった。
でも学校には、行っても俺に声をかけてくれる親友はいた。
その日も体の調子が良くなり、親友と久しぶりの学校に行きHRが終わり先生が出ていったとき、クラスが眩しい光に包まれた。
そして僕は一人、違う場所に飛ばされいた。
看病しに行ったら、当主の“眠り”になってしまった
星乃和花
恋愛
⭐︎完結済ー全36話⭐︎
倒れた当主を看病する役目を振られた使用人リィナは、彼の部屋へ通うことになる。
栄養、灯り、静かな時間、話し相手――“眠れる夜”を整えていく。そして、回復していく当主アレクシス。けれど彼は、ある夜そっと手を握り返し、低い声で囁く。
「責任、取って?」
噂が燃える屋敷で、ふたりが守るのは“枠(ルール)”。
手だけ、時間だけ、理由にしない――鍵はリィナが握ったまま。
けれど、守ろうとするほど情は育ち、合図の灯りはいつしか「帰る」ではなく「眠る」へ変わっていく。
看病から始まった優しい夜は、静かな執着に捕まっていく。
それでも、捕獲の鍵は彼ではなく――彼女の手にある。
没落港の整備士男爵 ~「構造解析」スキルで古代設備を修理(レストア)したら、大陸一の物流拠点になり、王家も公爵家も頭が上がらなくなった件~
namisan
ファンタジー
大陸の南西端に位置するベルナ子爵領。
かつては貿易で栄えたこの港町も、今は見る影もない。
海底には土砂が堆積して大型船は入港できず、倉庫街は老朽化し、特産品もない。借金まみれの父と、諦めきった家臣たち。そこにあるのは、緩やかな「死」だけだった。
そんな没落寸前の領地の嫡男、アレン(16歳)に転生した主人公には、前世の記憶があった。
それは、日本で港湾管理者兼エンジニアとして働き、現場で散った「整備士」としての知識。
そして、彼にはもう一つ、この世界で目覚めた特異な能力があった。
対象の構造や欠陥、魔力の流れが設計図のように視えるスキル――【構造解析】。
「壊れているなら、直せばいい。詰まっているなら、通せばいい」
アレンは錆びついた古代の「浚渫(しゅんせつ)ゴーレム」を修理して港を深く掘り直し、魔導冷却庫を「熱交換の最適化」で復活させて、腐るだけだった魚を「最高級の輸出品」へと変えていく。
ドケチな家令ガルシアと予算を巡って戦い、荒くれ者の港湾長ゲンと共に泥にまみれ、没落商会の女主人メリッサと手を組んで販路を開拓する。
やがてその港には、陸・海・空の物流革命が巻き起こる。
揺れない「サスペンション馬車」が貴族の移動を変え、「鮮度抜群の魚介グルメ」が王族の胃袋を掴み、気性の荒いワイバーンを手懐けた「空輸便」が世界を結ぶ。
【しっかり書き換え版】『異世界でたった1人の日本人』~ 異世界で日本の神の加護を持つたった1人の男~
石のやっさん
ファンタジー
12/17 13時20分 HOT男性部門1位 ファンタジー日間 1位 でした。
ありがとうございます
主人公の神代理人(かみしろ りひと)はクラスの異世界転移に巻き込まれた。
転移前に白い空間にて女神イシュタスがジョブやスキルを与えていたのだが、理人の番が来た時にイシュタスの顔色が変わる。「貴方神臭いわね」そう言うと理人にだけジョブやスキルも与えずに異世界に転移をさせた。
ジョブやスキルの無い事から早々と城から追い出される事が決まった、理人の前に天照の分体、眷属のアマ=テラス事『テラスちゃん』が現れた。
『異世界の女神は誘拐犯なんだ』とリヒトに話し、神社の宮司の孫の理人に異世界でも生きられるように日本人ならではの力を授けてくれた。
ここから『異世界でたった1人の日本人、理人の物語』がスタートする
「『異世界でたった1人の日本人』 私達を蔑ろにしチート貰ったのだから返して貰いますね」が好評だったのですが...昔に書いて小説らしくないのでしっかり書き始めました。
最低のEランクと追放されたけど、実はEXランクの無限増殖で最強でした。
MP
ファンタジー
高校2年の夏。
高木華音【男】は夏休みに入る前日のホームルーム中にクラスメイトと共に異世界にある帝国【ゼロムス】に魔王討伐の為に集団転移させれた。
地球人が異世界転移すると必ずDランクからAランクの固有スキルという世界に1人しか持てないレアスキルを授かるのだが、華音だけはEランク・【ムゲン】という存在しない最低ランクの固有スキルを授かったと、帝国により死の森へ捨てられる。
しかし、華音の授かった固有スキルはEXランクの無限増殖という最強のスキルだったが、本人は弱いと思い込み、死の森を生き抜く為に無双する。
真祖竜に転生したけど、怠け者の世界最強種とか性に合わないんで、人間のふりして旅に出ます
難波一
ファンタジー
"『第18回ファンタジー小説大賞【奨励賞】受賞!』"
ブラック企業勤めのサラリーマン、橘隆也(たちばな・りゅうや)、28歳。
社畜生活に疲れ果て、ある日ついに階段から足を滑らせてあっさりゲームオーバー……
……と思いきや、目覚めたらなんと、伝説の存在・“真祖竜”として異世界に転生していた!?
ところがその竜社会、価値観がヤバすぎた。
「努力は未熟の証、夢は竜の尊厳を損なう」
「強者たるもの怠惰であれ」がスローガンの“七大怠惰戒律”を掲げる、まさかのぐうたら最強種族!
「何それ意味わかんない。強く生まれたからこそ、努力してもっと強くなるのが楽しいんじゃん。」
かくして、生まれながらにして世界最強クラスのポテンシャルを持つ幼竜・アルドラクスは、
竜社会の常識をぶっちぎりで踏み倒し、独学で魔法と技術を学び、人間の姿へと変身。
「世界を見たい。自分の力がどこまで通じるか、試してみたい——」
人間のふりをして旅に出た彼は、貴族の令嬢や竜の少女、巨大な犬といった仲間たちと出会い、
やがて“魔王”と呼ばれる世界級の脅威や、世界の秘密に巻き込まれていくことになる。
——これは、“怠惰が美徳”な最強種族に生まれてしまった元社畜が、
「自分らしく、全力で生きる」ことを選んだ物語。
世界を知り、仲間と出会い、規格外の強さで冒険と成長を繰り広げる、
最強幼竜の“成り上がり×異端×ほのぼの冒険ファンタジー”開幕!
※小説家になろう様にも掲載しています。
半竜皇女〜父は竜人族の皇帝でした!?〜
侑子
恋愛
小さな村のはずれにあるボロ小屋で、母と二人、貧しく暮らすキアラ。
父がいなくても以前はそこそこ幸せに暮らしていたのだが、横暴な領主から愛人になれと迫られた美しい母がそれを拒否したため、仕事をクビになり、家も追い出されてしまったのだ。
まだ九歳だけれど、人一倍力持ちで頑丈なキアラは、体の弱い母を支えるために森で狩りや採集に励む中、不思議で可愛い魔獣に出会う。
クロと名付けてともに暮らしを良くするために奮闘するが、まるで言葉がわかるかのような行動を見せるクロには、なんだか秘密があるようだ。
その上キアラ自身にも、なにやら出生に秘密があったようで……?
※二章からは、十四歳になった皇女キアラのお話です。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる