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16話「襲撃」
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「ねぇ、何かおかしくない?」
中間地点を超えたところで、何か違和感を覚える先輩騎士。
「ん?特に異常はないと思いますが・・・」
周囲を見渡す後輩魔導騎士。とくに異常はなく、街道の両端には木々が生い茂っている。
だが・・・・・・
「先輩・・・・・これは、まずいですね」
「っ!!何か気がついたの?」
「ええ、今まで全然気がつかなかったんですが、魔加工石が・・・・・ないんです」
はっ!となって、街道の端に目を移した先輩騎士。そこには、一定の間隔で地面から生えているはずの魔加工石が見当たらなかった。
「まずいわね。魔加工石を抜けるってことは、魔人がいるかもしれないわ。ここは、駐屯地まで戻った方がいいかもしれない」
我々2人だけでは、対処出来ない自体かもしれないと焦り出す。
魔物と魔人。相手としては、魔人の方が格上であり、普通は5人1組で魔人1体を相手にする。
「ダイルさん!駐屯地に戻ります。先導しますので、ついて来てください!」
「わ、わかりました」
2人の会話を聞いていたダイルは魔加工石がないってことに恐怖を感じながらも、パニックにならずに指示に従い冷静に馬の手綱を操作し進行方向を変えた。
「あなた?どうかしたの?」
突然の進路変更に違和感を覚えたメルがダイルに問いかける。
「いや、なんでもないさ。安心して座っていてくれ。
大丈夫さ、騎士様達が護衛してくれているんだから」
詳しく説明をしてくれない夫に文句を言ってやろうと思ったが、夫の顔が真っ青になっていた為、緊急事態だと感じ取れた。
(娘達を不安にさせてしまうわ。ここは大人しくしていましょう)
メルは上げた腰を下ろして、この緊急事態が終わるのを待つことにした。
◇
歩んだ道を戻り始めて数時間が経過した頃、先の道に何かが見えた。
「ん?何かが置かれている?通った時にはなかったよな・・・。
ダイルさん、止まってください。先を確認してきます」
後輩魔導騎士はダイルに指示を出すと、1人で何かに近づいていく。ある程度近づいたところで、見覚えのあるそれが何か、気付いてしまった。それには、彼を死の恐怖へと堕とすのに絶大の効果があった。
「魔加工石が・・・・・・・積まれている?」
黒い棒状の石が集まって小山となっている状態に恐怖を覚える魔導騎士。明らかに人為的な置き方・・・・まるで、ダイル達が戻ってくると分かっていたみたいだ。
「はっ!!ここで止まっているのは不味いっ!!先輩!周囲のけい・・・・・」
魔導騎士の声は途切れて・・・・・重たい音と馬が激しく泣き喚く。
馬の首には一本の矢が刺さっていた。
「っ!?どうしたのっ!!」
荷馬車前方の異常さを感じ取った先輩騎士は、荷馬車の横を通りにけて前方に躍り出た。
「大丈夫っ!?」
「ええ、なんとか。下敷きにならなかったのは幸運でした。それよりも・・・・」
「矢ね。魔人が相手だったら、こんな小細工は使わないはず。ってことは・・・・」
周囲を警戒する2人。すると、茂みから襲撃者が姿を現した。
「ふん、やはり小鬼ゴブリンね」
それは、緑色の肌をした人間より小さな二足歩行の魔物。
凶悪な顔と歯並びの悪い口元からは涎が垂れている。
「楽勝・・・・と、言いたいところですが、結構な数に囲まれていますね」
魔導騎士が小鬼ゴブリンの数に冷や汗をかく。50体ぐらいであれば、2人で何とかなるが・・・見たところ100体は越えていそうだ。
「弱音を吐くんじゃない!男でしょ!?最悪、ダイルさん達だけでも逃がさないと・・・・。
覚悟を決めなさい」
後輩魔導騎士を叱咤する先輩騎士。
「分かっていますよ。とっくに覚悟を決めています!」
「なら、よかったわ」
「先輩、最後に先輩の隣で戦えて良かったです」
「まだ、最後と決まったわけじゃないでしょ?切り抜けるわよ!」
「はい!」
荷馬車の周囲を茂みから見ていた小鬼ゴブリンの集団が一斉に走り出した。小さい体を左右に揺らし、自分の背丈ほどある棍棒を引きずる姿は知能がある生物とは思えない行動だ。だが、長距離攻撃を目的とする、弓を担当しているはずの小鬼ゴブリンも走ってくるのだから、知能があるといっても、その程度の知能なのだろうと伺える。
「グガァァァァァァ!」
雄たけびを上げて、魔導騎士に殴りかかろうとする小鬼ゴブリン。
だが、振り上げた棍棒は魔導騎士まで到達できなかった。
堅いもの同士の衝突音が鳴り、棍棒が弾かれる。
「グガガァ?」
不思議がる小鬼ゴブリンは手に持った棍棒に目を落としてからもう一度、魔導騎士に挑んだ。
だが、無防備な筈の魔導騎士に届かない。堅い何かが棍棒の往く手を遮っている。
「理解できないだろう?これが、知恵ある人間の戦い方だ!!」
魔導騎士は腰に収められていた剣を抜くと魔障壁に阻まれている小鬼ゴブリンの首を跳ねる。
切断面から赤い液体が噴水のように噴きあがった。だが、その液体は魔導騎士へと降り注ぐ事は無かった。彼の周囲で浮いているように見える液体は、ひし形となっており魔障壁の姿が浮かび上がっている。
「さぁ!来い!!小鬼ゴブリンども!魔導の恐ろしさを味合わせてやる!」
魔障壁を周囲に纏った魔導騎士が小鬼ゴブリンの蹂躙を開始する。
「はぁぁぁぁぁっ!!」
刀剣2本を振り回して、次から次へと小鬼ゴブリンを惨殺していく先輩騎士。いつの間にか馬から降りて地上を駆け回っている彼女に小鬼ゴブリン達は手も足も出ない。
近づけば殺され、離れれば一気に距離を詰めてくる。いくら、知能の低い小鬼ゴブリンであっても恐怖を感じた。
「これで!10っ!」
両足を斬られ転倒した小鬼ゴブリンの胸に剣を差し込んだ。
「グゲェゲゲェェェエェェ!」
胸を貫かれた小鬼ゴブリンは腕と短くなった足をバタつかせ抵抗を見せるが、徐々に動きが鈍くなっていく。
「さぁ~て。次はどいつかな?」
小鬼ゴブリンの血液で赤く濡れた剣先を向けながら次に惨殺する対象を決める。
「じゃ~~お前ね。動くなよ?」
固定した剣先の目の前にいた小鬼ゴブリンは「ゲェ?」と短い声を発した後、一瞬にして絶命する。
首を跳ねられた小鬼ゴブリンの瞳はしばらくの間、自分が斬られたことに気が付かずに左右上下に動いていた。
一瞬の出来事に周囲の小鬼ゴブリンは動けないでいる。
「11」
彼女は惨殺した小鬼ゴブリンを数えながら、次の対象へと剣先を向けるのであった。
中間地点を超えたところで、何か違和感を覚える先輩騎士。
「ん?特に異常はないと思いますが・・・」
周囲を見渡す後輩魔導騎士。とくに異常はなく、街道の両端には木々が生い茂っている。
だが・・・・・・
「先輩・・・・・これは、まずいですね」
「っ!!何か気がついたの?」
「ええ、今まで全然気がつかなかったんですが、魔加工石が・・・・・ないんです」
はっ!となって、街道の端に目を移した先輩騎士。そこには、一定の間隔で地面から生えているはずの魔加工石が見当たらなかった。
「まずいわね。魔加工石を抜けるってことは、魔人がいるかもしれないわ。ここは、駐屯地まで戻った方がいいかもしれない」
我々2人だけでは、対処出来ない自体かもしれないと焦り出す。
魔物と魔人。相手としては、魔人の方が格上であり、普通は5人1組で魔人1体を相手にする。
「ダイルさん!駐屯地に戻ります。先導しますので、ついて来てください!」
「わ、わかりました」
2人の会話を聞いていたダイルは魔加工石がないってことに恐怖を感じながらも、パニックにならずに指示に従い冷静に馬の手綱を操作し進行方向を変えた。
「あなた?どうかしたの?」
突然の進路変更に違和感を覚えたメルがダイルに問いかける。
「いや、なんでもないさ。安心して座っていてくれ。
大丈夫さ、騎士様達が護衛してくれているんだから」
詳しく説明をしてくれない夫に文句を言ってやろうと思ったが、夫の顔が真っ青になっていた為、緊急事態だと感じ取れた。
(娘達を不安にさせてしまうわ。ここは大人しくしていましょう)
メルは上げた腰を下ろして、この緊急事態が終わるのを待つことにした。
◇
歩んだ道を戻り始めて数時間が経過した頃、先の道に何かが見えた。
「ん?何かが置かれている?通った時にはなかったよな・・・。
ダイルさん、止まってください。先を確認してきます」
後輩魔導騎士はダイルに指示を出すと、1人で何かに近づいていく。ある程度近づいたところで、見覚えのあるそれが何か、気付いてしまった。それには、彼を死の恐怖へと堕とすのに絶大の効果があった。
「魔加工石が・・・・・・・積まれている?」
黒い棒状の石が集まって小山となっている状態に恐怖を覚える魔導騎士。明らかに人為的な置き方・・・・まるで、ダイル達が戻ってくると分かっていたみたいだ。
「はっ!!ここで止まっているのは不味いっ!!先輩!周囲のけい・・・・・」
魔導騎士の声は途切れて・・・・・重たい音と馬が激しく泣き喚く。
馬の首には一本の矢が刺さっていた。
「っ!?どうしたのっ!!」
荷馬車前方の異常さを感じ取った先輩騎士は、荷馬車の横を通りにけて前方に躍り出た。
「大丈夫っ!?」
「ええ、なんとか。下敷きにならなかったのは幸運でした。それよりも・・・・」
「矢ね。魔人が相手だったら、こんな小細工は使わないはず。ってことは・・・・」
周囲を警戒する2人。すると、茂みから襲撃者が姿を現した。
「ふん、やはり小鬼ゴブリンね」
それは、緑色の肌をした人間より小さな二足歩行の魔物。
凶悪な顔と歯並びの悪い口元からは涎が垂れている。
「楽勝・・・・と、言いたいところですが、結構な数に囲まれていますね」
魔導騎士が小鬼ゴブリンの数に冷や汗をかく。50体ぐらいであれば、2人で何とかなるが・・・見たところ100体は越えていそうだ。
「弱音を吐くんじゃない!男でしょ!?最悪、ダイルさん達だけでも逃がさないと・・・・。
覚悟を決めなさい」
後輩魔導騎士を叱咤する先輩騎士。
「分かっていますよ。とっくに覚悟を決めています!」
「なら、よかったわ」
「先輩、最後に先輩の隣で戦えて良かったです」
「まだ、最後と決まったわけじゃないでしょ?切り抜けるわよ!」
「はい!」
荷馬車の周囲を茂みから見ていた小鬼ゴブリンの集団が一斉に走り出した。小さい体を左右に揺らし、自分の背丈ほどある棍棒を引きずる姿は知能がある生物とは思えない行動だ。だが、長距離攻撃を目的とする、弓を担当しているはずの小鬼ゴブリンも走ってくるのだから、知能があるといっても、その程度の知能なのだろうと伺える。
「グガァァァァァァ!」
雄たけびを上げて、魔導騎士に殴りかかろうとする小鬼ゴブリン。
だが、振り上げた棍棒は魔導騎士まで到達できなかった。
堅いもの同士の衝突音が鳴り、棍棒が弾かれる。
「グガガァ?」
不思議がる小鬼ゴブリンは手に持った棍棒に目を落としてからもう一度、魔導騎士に挑んだ。
だが、無防備な筈の魔導騎士に届かない。堅い何かが棍棒の往く手を遮っている。
「理解できないだろう?これが、知恵ある人間の戦い方だ!!」
魔導騎士は腰に収められていた剣を抜くと魔障壁に阻まれている小鬼ゴブリンの首を跳ねる。
切断面から赤い液体が噴水のように噴きあがった。だが、その液体は魔導騎士へと降り注ぐ事は無かった。彼の周囲で浮いているように見える液体は、ひし形となっており魔障壁の姿が浮かび上がっている。
「さぁ!来い!!小鬼ゴブリンども!魔導の恐ろしさを味合わせてやる!」
魔障壁を周囲に纏った魔導騎士が小鬼ゴブリンの蹂躙を開始する。
「はぁぁぁぁぁっ!!」
刀剣2本を振り回して、次から次へと小鬼ゴブリンを惨殺していく先輩騎士。いつの間にか馬から降りて地上を駆け回っている彼女に小鬼ゴブリン達は手も足も出ない。
近づけば殺され、離れれば一気に距離を詰めてくる。いくら、知能の低い小鬼ゴブリンであっても恐怖を感じた。
「これで!10っ!」
両足を斬られ転倒した小鬼ゴブリンの胸に剣を差し込んだ。
「グゲェゲゲェェェエェェ!」
胸を貫かれた小鬼ゴブリンは腕と短くなった足をバタつかせ抵抗を見せるが、徐々に動きが鈍くなっていく。
「さぁ~て。次はどいつかな?」
小鬼ゴブリンの血液で赤く濡れた剣先を向けながら次に惨殺する対象を決める。
「じゃ~~お前ね。動くなよ?」
固定した剣先の目の前にいた小鬼ゴブリンは「ゲェ?」と短い声を発した後、一瞬にして絶命する。
首を跳ねられた小鬼ゴブリンの瞳はしばらくの間、自分が斬られたことに気が付かずに左右上下に動いていた。
一瞬の出来事に周囲の小鬼ゴブリンは動けないでいる。
「11」
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