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第一章 学院編
第23話 イルの回想①
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私の中等部における学院生活は、例えるならば、水面に無造作に浮かべられた丸太の橋を、バランスを取りながら渡る作業に等しかった。
これはいまから三年前の話になる。
私はリオン帝国のミーデ学院に在籍していた。
リオン帝国は私の出身であるシミアン王国とはまったく異なる風土を有し、帝国が最大の国家であることも手伝って、他国の民を軽視する風潮があった。
小等部でそれを学んだ私は、中等部へ進学した後、すぐに友達作りに励んだ。出遅れてはクラスで浮いてしまう。他国出身の私はなおさらだ。
そうしてどうにか作れた友達は、二人だった。
一人はピィ・オップ。
軽くウェーブのかかったライトブラウンの髪に、つぶらな瞳と小さな鼻と口が魅力的な少女。
彼女は幅広い交友関係を持っていた。男女にかかわらず、彼女は羨望の的だった。
他国出身の私に対しても分け隔てなく接してくれたことは、彼女の厚き人望の裏づけだと思った。
もう一人は、スケア・フィアード。
彼女もまた学院内で一目置かれる人物だったが、それはピィ・オップのような良性のものではなかった。
それは目に刺さるような銀髪ストレートのせいだけではない。彼女は帝国皇室に勤める幹部の娘で、絶大な権力を有していた。
さらにスケア自身が傍若無人で恐ろしい人物だったため、誰も逆らえなかった。
私はピィとスケア、いずれも半分ずつくらいの付き合いを続けていた。
ピィと遊ぶときは、二人だけのときもあれば複数人のときもあり、その複数人の面子はたびたび入れ替わった。
それはおそらく、私がほかにも友達を作れるようにとのピィの配慮だったのだと思う。
しかし帝国気質のクラスメイトたちは、私を見下さないにしても、あまり深く関わろうとはしなかった。
一方、スケアといるときは常に同じ面子がそろっていた。
私を除けば二人。
一人はキャロット・オレンジの色をした巻き毛のシトー。自由奔放で、思いつきで発言し、思いつきで行動する。スケアの機嫌だけは損ねないように気を使っていたが、基本的に周りを省みない人間だった。彼女は基本的に私には話しかけなかった。
もう一人はオリーブ・グリーンのショートヘアという地味だか派手だか分からない髪をしたサズ。彼女が謎めいているのは容姿だけにとどまらない。無口で無表情で、何を考えているのか見当もつかない。
私はどちらのグループとも仲良くやっているつもりだった。
そんなある日のこと。
この日、私は人知れず胸を弾ませていた。明日の休日、ジーヌ共和国から出張してきている海鮮レストランに行くことをピィと約束していたのだ。
海鮮レストランの出張は期間限定のもので、予約チケットを取らなければ入店することができない。ピィは二人分手に入ったからと私を誘ってくれた。
共和国といえば海鮮料理が有名で、帝国でも人気がある。本場のレストランの予約チケットを入手するのは難しかっただろう。ピィにはたくさんの友達がいるのに、その中から私を選んでくれた。
そんな折、スケアが私に声をかけてきた。
「イル、明日、狩りにいくよ」
「え……狩り……?」
「狩りって言ったらイーター狩りに決まってんだろ」
つかの間、呆けていた私は背を向けて遠ざかるスケアを慌てて呼びとめた。
「あ、待って! ごめんなさい。私、明日は用事が……」
「ああっ⁉ 何があんだよ!」
踵を返したスケアの表情は、すでに鬼の顔になっていた。久しく見ていなかった恐ろしい顔だ。鋭い銀髪が彼女を夜叉に見せる。
恐ろしいのが顔だけで済めば、誰も彼女をそこまで恐れはしないだろう。そうでないから誰も彼女には口答えしない。たとえ先生であってもだ。
「えっと、あのね……」
何度も「ごめんなさい」という謝罪の句を挟みながら、明日の予定を正直に話した。
「ふーん。あっそ……」
スケアは一瞬の沈黙の後、それだけ言ってスタスタと去っていった。
そのときに見せた尾を引くような冷たい眼光が、しばらく私の脳裏から離れなかった。
放課後、私は明日の待ち合わせの場所や時間を決めるべく、ピィの元へ行った。
ピィは教科書を鞄に詰めて帰り支度をしているところだった。
「ピィ、明日のことなんだけど」
「ああ、明日のことね」
私がピィに声をかけたとき、小さな違和感があった。その違和感が何なのか、私はすぐに思い至った。
ピィの態度がいつもと違う。
ピィはいつも、話しかけられたら自分の手を止めてまっすぐに相手を見る。しかしいま、ピィは手を止めず、私を見ず、話半分に身支度を続けている。
それに、声がいつもの明るさではない。親しい間柄であればギリギリ気づくくらいにわずかだが、声のトーンが少し落とされていた。
彼女はそのトーンで続けた。
「聞いたわよ。フィアードさんたちとイーター狩りに行くんですってね」
「え? 私は狩りには……」
何かの間違いだ。私がスケアに誘われたときに、それを聞いていた誰かが早合点したに違いない。
誤解を解かなければ。私がそのための言葉を発しようとしたとき、一瞬だけ早くピィが口を開いた。
「ねえ! もういいかしら? 私はあなたと話している暇なんてないの。というか、あなたとはもう話したくないわ。あなたも私に話しかけないで」
私が約束を反故にしたと思って怒っている。
でも、それにしたって彼女らしくない。ピィは気の長い人間だ。それが彼女の人気の要因の一つでもある。
そこでようやく、私はある可能性に思い至った。スケアがピィに何か言い含めたのだ。権力を使って脅したに違いない。
ピィは私が次の言葉をかける前に教室から出ていってしまった。
私は真相を確認するべく、スケアの元を訪れた。
彼女は教室の隅でいつものメンバーと駄弁っていた。
「スケア!」
「あ?」
スケアの威圧的な返事に怯みそうになるが、怒っているのはこっちなんだと再確認して突貫した。
「ピィ、すごく怒っていたよ。ピィに何か言ったの?」
私のその詰問に、スケアは不機嫌そうな顔のままわずかに口元を吊り上げ、笑みらしきものを見せてきた。
「ああ、中途半端に断るのもモヤモヤするだろうと思ってね。あんたとピィの関係を切ってやったんだよ。あんたがひどいイジメを受けていて、ピィのことを身代わりにしようと企んでいるから縁を切ったほうがいいって言っといた」
「なんてことを!」
「最初はあんたを助ける気みたいだったけどね。あんたがどんだけクズな人間か教えてやったら、真っ赤になって怒ってたよ」
「私がクズ?」
「仕方ないだろう? それくらい言わなけりゃ、あんたとピィの関係を切れなかったんだから」
余計なお世話どころの話じゃない。
最低だ。
最悪だ。
縁を切るならスケアのほうだ。
私がピィのところへ誤解を解きに行こうと踵を返したとき、スケアが私の腕を乱暴に掴んだ。
「なにあんた。あたいの親切を無駄にする気? そんなの許さないよ」
私はキレそうになったが、どうにか抑えた。
スケアの権力については知っている。逆らうと後が怖い。実際にスケアにひどい目に遭わされた人間は何人もいた。その仕打ちがどんなに残酷かも。
「分かった……」
私にはそう答えることしかできなかった。
これはいまから三年前の話になる。
私はリオン帝国のミーデ学院に在籍していた。
リオン帝国は私の出身であるシミアン王国とはまったく異なる風土を有し、帝国が最大の国家であることも手伝って、他国の民を軽視する風潮があった。
小等部でそれを学んだ私は、中等部へ進学した後、すぐに友達作りに励んだ。出遅れてはクラスで浮いてしまう。他国出身の私はなおさらだ。
そうしてどうにか作れた友達は、二人だった。
一人はピィ・オップ。
軽くウェーブのかかったライトブラウンの髪に、つぶらな瞳と小さな鼻と口が魅力的な少女。
彼女は幅広い交友関係を持っていた。男女にかかわらず、彼女は羨望の的だった。
他国出身の私に対しても分け隔てなく接してくれたことは、彼女の厚き人望の裏づけだと思った。
もう一人は、スケア・フィアード。
彼女もまた学院内で一目置かれる人物だったが、それはピィ・オップのような良性のものではなかった。
それは目に刺さるような銀髪ストレートのせいだけではない。彼女は帝国皇室に勤める幹部の娘で、絶大な権力を有していた。
さらにスケア自身が傍若無人で恐ろしい人物だったため、誰も逆らえなかった。
私はピィとスケア、いずれも半分ずつくらいの付き合いを続けていた。
ピィと遊ぶときは、二人だけのときもあれば複数人のときもあり、その複数人の面子はたびたび入れ替わった。
それはおそらく、私がほかにも友達を作れるようにとのピィの配慮だったのだと思う。
しかし帝国気質のクラスメイトたちは、私を見下さないにしても、あまり深く関わろうとはしなかった。
一方、スケアといるときは常に同じ面子がそろっていた。
私を除けば二人。
一人はキャロット・オレンジの色をした巻き毛のシトー。自由奔放で、思いつきで発言し、思いつきで行動する。スケアの機嫌だけは損ねないように気を使っていたが、基本的に周りを省みない人間だった。彼女は基本的に私には話しかけなかった。
もう一人はオリーブ・グリーンのショートヘアという地味だか派手だか分からない髪をしたサズ。彼女が謎めいているのは容姿だけにとどまらない。無口で無表情で、何を考えているのか見当もつかない。
私はどちらのグループとも仲良くやっているつもりだった。
そんなある日のこと。
この日、私は人知れず胸を弾ませていた。明日の休日、ジーヌ共和国から出張してきている海鮮レストランに行くことをピィと約束していたのだ。
海鮮レストランの出張は期間限定のもので、予約チケットを取らなければ入店することができない。ピィは二人分手に入ったからと私を誘ってくれた。
共和国といえば海鮮料理が有名で、帝国でも人気がある。本場のレストランの予約チケットを入手するのは難しかっただろう。ピィにはたくさんの友達がいるのに、その中から私を選んでくれた。
そんな折、スケアが私に声をかけてきた。
「イル、明日、狩りにいくよ」
「え……狩り……?」
「狩りって言ったらイーター狩りに決まってんだろ」
つかの間、呆けていた私は背を向けて遠ざかるスケアを慌てて呼びとめた。
「あ、待って! ごめんなさい。私、明日は用事が……」
「ああっ⁉ 何があんだよ!」
踵を返したスケアの表情は、すでに鬼の顔になっていた。久しく見ていなかった恐ろしい顔だ。鋭い銀髪が彼女を夜叉に見せる。
恐ろしいのが顔だけで済めば、誰も彼女をそこまで恐れはしないだろう。そうでないから誰も彼女には口答えしない。たとえ先生であってもだ。
「えっと、あのね……」
何度も「ごめんなさい」という謝罪の句を挟みながら、明日の予定を正直に話した。
「ふーん。あっそ……」
スケアは一瞬の沈黙の後、それだけ言ってスタスタと去っていった。
そのときに見せた尾を引くような冷たい眼光が、しばらく私の脳裏から離れなかった。
放課後、私は明日の待ち合わせの場所や時間を決めるべく、ピィの元へ行った。
ピィは教科書を鞄に詰めて帰り支度をしているところだった。
「ピィ、明日のことなんだけど」
「ああ、明日のことね」
私がピィに声をかけたとき、小さな違和感があった。その違和感が何なのか、私はすぐに思い至った。
ピィの態度がいつもと違う。
ピィはいつも、話しかけられたら自分の手を止めてまっすぐに相手を見る。しかしいま、ピィは手を止めず、私を見ず、話半分に身支度を続けている。
それに、声がいつもの明るさではない。親しい間柄であればギリギリ気づくくらいにわずかだが、声のトーンが少し落とされていた。
彼女はそのトーンで続けた。
「聞いたわよ。フィアードさんたちとイーター狩りに行くんですってね」
「え? 私は狩りには……」
何かの間違いだ。私がスケアに誘われたときに、それを聞いていた誰かが早合点したに違いない。
誤解を解かなければ。私がそのための言葉を発しようとしたとき、一瞬だけ早くピィが口を開いた。
「ねえ! もういいかしら? 私はあなたと話している暇なんてないの。というか、あなたとはもう話したくないわ。あなたも私に話しかけないで」
私が約束を反故にしたと思って怒っている。
でも、それにしたって彼女らしくない。ピィは気の長い人間だ。それが彼女の人気の要因の一つでもある。
そこでようやく、私はある可能性に思い至った。スケアがピィに何か言い含めたのだ。権力を使って脅したに違いない。
ピィは私が次の言葉をかける前に教室から出ていってしまった。
私は真相を確認するべく、スケアの元を訪れた。
彼女は教室の隅でいつものメンバーと駄弁っていた。
「スケア!」
「あ?」
スケアの威圧的な返事に怯みそうになるが、怒っているのはこっちなんだと再確認して突貫した。
「ピィ、すごく怒っていたよ。ピィに何か言ったの?」
私のその詰問に、スケアは不機嫌そうな顔のままわずかに口元を吊り上げ、笑みらしきものを見せてきた。
「ああ、中途半端に断るのもモヤモヤするだろうと思ってね。あんたとピィの関係を切ってやったんだよ。あんたがひどいイジメを受けていて、ピィのことを身代わりにしようと企んでいるから縁を切ったほうがいいって言っといた」
「なんてことを!」
「最初はあんたを助ける気みたいだったけどね。あんたがどんだけクズな人間か教えてやったら、真っ赤になって怒ってたよ」
「私がクズ?」
「仕方ないだろう? それくらい言わなけりゃ、あんたとピィの関係を切れなかったんだから」
余計なお世話どころの話じゃない。
最低だ。
最悪だ。
縁を切るならスケアのほうだ。
私がピィのところへ誤解を解きに行こうと踵を返したとき、スケアが私の腕を乱暴に掴んだ。
「なにあんた。あたいの親切を無駄にする気? そんなの許さないよ」
私はキレそうになったが、どうにか抑えた。
スケアの権力については知っている。逆らうと後が怖い。実際にスケアにひどい目に遭わされた人間は何人もいた。その仕打ちがどんなに残酷かも。
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