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最終章 狂酔編
第297話 勝利の余韻
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カケラを倒した後、俺はエアとともにマーリンを迎えに護神中立国の神社まで行った。
ネアにカケラを倒したという報告も兼ねての訪問だったが、ネアはもうそれを知っているらしく、鳥居の下でマーリンとともに俺を待っていた。
「おかえりなさい」
「ただいま」
俺は駆け寄ってくるマーリンを一度抱きしめ、左手で肩を抱いて右手で頭を撫でながらネアの方を見た。
「お疲れ様。いやはや、大したものだ。カケラを倒してくれてありがとう」
温かく心地良い風がネアの白いシャツや黒い髪を優しく揺らす。
陽は落ちかけているが、とても澄んだ空だ。
「まったくもって、本当に大変だった。なんか褒美とかないの?」
言いながら自分でも不細工なことを言っていると思い、言いながら後悔する。
しかし意外にもネアはニコニコしながら予想外のことを言った。
「あるよ、褒美。ゲス・エスト、君には神が直接会ってくださる。もちろん、それが褒美なんてケチくさいことは言わない。神が直接君の願いを何でも一つだけ叶えてくださる。だから願い事を考えておくといい。一週間後だ。あ、いちおう言っておくけれど、『何でも』というのは神が認める範囲での願い事だからね」
そういえば以前は神に会いたいと思っていたが、いまとなってはどうでもいいと感じている。
苦労してカケラを倒したことで、すっかり毒気を抜かれてしまったのかもしれない。
「そうか。考えておこう。ちなみに、神の認める範囲ってどれくらい融通が利くんだ?」
「神はこの世界を創造した存在だ。倫理にもとることでなければ、たいていのことは叶えてくれると思うよ」
「分かった」
俺はネアに別れを告げ、護神中立国を後にした。
俺は黄昏寮の自室に戻ると、溜まっていた疲労が一気に押し寄せて三日ほど寝込んでしまった。
寝込むといっても熱を出したわけではなく、ただ動きたくなくて一日中布団にこもっていただけだ。体というより心を休めたかった。
四日目にしてようやく動く気になれた。
各国ではカケラを倒した翌日から連日宴が催されていた。
リオン帝国、シミアン王国、ジーヌ共和国の宴に少しずつ顔を出し、世界王としてひと言ふた言の挨拶を贈り、魔導学院へと戻る。
魔導学院ではお疲れ様会なる打ち上げが開かれた。
俺が復活するのを待っていたらしく、俺が戻ったら数人の魔導師がクラッカーを鳴らすみたいに魔法でキラキラと空を彩ってくれた。
「おつかれさまー。みんな頑張ったから、みんなのためのお疲れ様会だけれど、主役はエスト君だよー」
生徒会長のレイジー・デントが俺の肩を叩きながらドリンクを差し出してきた。
「ありがとう」
俺はグイッとそれを飲み干して、グラスを生徒会長に返した。
生徒会長はニコニコして奥へと引っ込んでいった。
俺に視線を向ける者は多いが、話しかけてくる者は少ない。
基本的に俺は嫌われ者だろうし、カケラはみんなの力で倒したわけだから、この一件で俺への印象がガラリと好転するとも思えない。
もっとも、俺にとってはどうでもいいことだ。あんまり人に好かれると好き放題しづらくなるので、これくらいのほうがちょうどいい。
「やあ、エスト。もう元気になったようだね」
そんな中で無遠慮に話しかけてくる者もいる。
これはダース・ホークだ。
「おまえの目は節穴か? 俺はまだぜんぜん元気じゃねーよ。いまならおまえでも俺に勝てるかもしれねえぞ」
「ははは……」
ダースは苦笑する。
俺がダースだったら、「勝てるかも」と聞いて問答無用で攻撃していたかもしれない。そう考えると、ダースが俺より常識人であることは間違いない。
「ダース、ありがとな。今回、すごく助かった」
「え?」
「二度も言わん」
俺はダースの顔を見ずにその場を離れた。
打ち上げは立食パーティ形式だったので、ぶらぶらと歩きながらおいしそうな軽食を少しずつつまんでいく。
そこへ四人組が駆け寄ってきた。
「もう大丈夫なの?」
「ああ、まあな。全快ではないが」
「そう、よかった」
そう言うと、キーラは照れて視線を逸らした。
四人を見渡すと、リーズも視線が合うと慌ててうつむいた。
「マーリン、食べているか? 料理はけっこうおいしいぞ」
「うん。エストお兄ちゃんと一緒に食べたい」
「そうかそうか。一緒に回ろうな」
マーリンが俺の腰にしがみついてきて、俺はマーリンの頭を撫でた。
「ねえ、エスト君。私ね……」
神妙な面持ちで俺に語りかけてきたのはシャイルだった。
シャイルを紅い狂気から取り返してからはそのままカケラ戦だったから、ゆっくり話す機会はこれが初めてということになる。
「ああ」
「ごめんなさい。私が間違っていたと思う。人に優しくすることがいい事だって盲信していた。考えることをしていなかった。たぶん、精神の弱さからくる逃げの思想でしかなかった。紅い狂気に囚われていたときに思い知ったの」
シャイルの悲愴な表情の中に、しかしどこか清々しさが垣間見える。
それを見て俺もホッとした。
「いや、謝るのは俺のほうだ。本当にすまなかった。俺がおまえを変えてやるなんて言っておきながら、結局俺には何もできなかった。おまえを変えたのは紅い狂気だったな。すごい荒療治になったろうから、素直によかったとはいえないが」
「いいの。私はよかったと思っているよ」
シャイルが顔を上げて微笑んでみせる。
どう考えても作り笑いだが、未来のことを考えると、どこかに潜む悪意に蹂躙されるよりはいいのかもしれない。
「いまさら言うのもなんだが、おまえのお人好しはおまえの魅力でもあるんだ。本当に困っている奴がいれば助けてやってくれ」
「うん」
先ほどと表情はあまり変わらないが、今度は本物の笑顔だった気がする。
「シャイル、キーラ、リーズ。みんな、一緒にカケラと戦ってくれてありがとな」
俺が礼を言うのが意外だったのか、三人は鳩が豆鉄砲を食らったような顔で互いに見合わせ、ふふっと笑った。
「私はお人好しだからね」
「あったりまえでしょ。強いあたしが戦わなくてどうするの」
「リッヒ家の一人として当然のことですわ」
思わず俺も笑ってしまう。
三人とも変わらないな。俺には友達なんて縁遠い存在だと思っていたが、こいつらだけは友達といっていいだろう。あと、ダースもな。
「エストお兄ちゃん、大丈夫?」
マーリンが俺にしがみついたまま不安げに見上げてくる。
言われて気づくが、やっぱり調子がまだ悪そうだ。
「ん? おお、すまん。少し疲れたかも……」
精神的なものだから、こればっかりは天使のミトンでどうこうできる問題ではない。
マーリンもキーラたちも気を利かせてくれて、俺に休むよう進言してくれた。
しかし俺はもう少しこの楽しげな空気を味わっていたかったから、屋上に上がって一人、柵に腕をかけて打ち上げの様子を眺めることにした。
風が気持ちいい。
三日間ほぼ寝たきりだったから、体力も衰えているのかもしれない。柵に肘をついて寄りかかっているのも疲れてきて、柵に背をもたせかけて座り込む。
床に尻をつけると、いつの間にか隣にエアがいた。
「いたのか。気づかなかった」
「空間把握もバリアもないなんて、エスト、無防備だね」
そう言うと、エアが不意に俺に唇を重ねてきた。
風が吹き抜けて、エアの美しい黒髪と白いワンピースが揺らめく。
「おいおい、今度は何の契約を結ばされたんだ?」
「恋人になる契約だよ。返事、待っていたんでしょ?」
そうだ。俺はエアに告白し、保留にされていた。その返事を待つ間にキーラやリーズにも気持ちを伝えられたが、それでも俺の中の一番はエアだったから、心苦しくも二人の気持ちには応えられなかった。
「いいのか?」
「うん。なんとなく恋愛感情というものが分かった気がするの。でも、まだ恋と愛の違いとかよく分からないから、これからも教えてくれる?」
「ああ、それはいいんだが、実のところ俺もその二つの違いについてはまだよく分かっていないんだ」
俺が照れながらそう言うと、エアはイタズラっぽく笑って言った。
「じゃあ私が先に学んでエストに教えてあげる」
エアが頭を動かすと、ダイヤと金でできた星羽の髪飾りがキラリと光った。
ネアにカケラを倒したという報告も兼ねての訪問だったが、ネアはもうそれを知っているらしく、鳥居の下でマーリンとともに俺を待っていた。
「おかえりなさい」
「ただいま」
俺は駆け寄ってくるマーリンを一度抱きしめ、左手で肩を抱いて右手で頭を撫でながらネアの方を見た。
「お疲れ様。いやはや、大したものだ。カケラを倒してくれてありがとう」
温かく心地良い風がネアの白いシャツや黒い髪を優しく揺らす。
陽は落ちかけているが、とても澄んだ空だ。
「まったくもって、本当に大変だった。なんか褒美とかないの?」
言いながら自分でも不細工なことを言っていると思い、言いながら後悔する。
しかし意外にもネアはニコニコしながら予想外のことを言った。
「あるよ、褒美。ゲス・エスト、君には神が直接会ってくださる。もちろん、それが褒美なんてケチくさいことは言わない。神が直接君の願いを何でも一つだけ叶えてくださる。だから願い事を考えておくといい。一週間後だ。あ、いちおう言っておくけれど、『何でも』というのは神が認める範囲での願い事だからね」
そういえば以前は神に会いたいと思っていたが、いまとなってはどうでもいいと感じている。
苦労してカケラを倒したことで、すっかり毒気を抜かれてしまったのかもしれない。
「そうか。考えておこう。ちなみに、神の認める範囲ってどれくらい融通が利くんだ?」
「神はこの世界を創造した存在だ。倫理にもとることでなければ、たいていのことは叶えてくれると思うよ」
「分かった」
俺はネアに別れを告げ、護神中立国を後にした。
俺は黄昏寮の自室に戻ると、溜まっていた疲労が一気に押し寄せて三日ほど寝込んでしまった。
寝込むといっても熱を出したわけではなく、ただ動きたくなくて一日中布団にこもっていただけだ。体というより心を休めたかった。
四日目にしてようやく動く気になれた。
各国ではカケラを倒した翌日から連日宴が催されていた。
リオン帝国、シミアン王国、ジーヌ共和国の宴に少しずつ顔を出し、世界王としてひと言ふた言の挨拶を贈り、魔導学院へと戻る。
魔導学院ではお疲れ様会なる打ち上げが開かれた。
俺が復活するのを待っていたらしく、俺が戻ったら数人の魔導師がクラッカーを鳴らすみたいに魔法でキラキラと空を彩ってくれた。
「おつかれさまー。みんな頑張ったから、みんなのためのお疲れ様会だけれど、主役はエスト君だよー」
生徒会長のレイジー・デントが俺の肩を叩きながらドリンクを差し出してきた。
「ありがとう」
俺はグイッとそれを飲み干して、グラスを生徒会長に返した。
生徒会長はニコニコして奥へと引っ込んでいった。
俺に視線を向ける者は多いが、話しかけてくる者は少ない。
基本的に俺は嫌われ者だろうし、カケラはみんなの力で倒したわけだから、この一件で俺への印象がガラリと好転するとも思えない。
もっとも、俺にとってはどうでもいいことだ。あんまり人に好かれると好き放題しづらくなるので、これくらいのほうがちょうどいい。
「やあ、エスト。もう元気になったようだね」
そんな中で無遠慮に話しかけてくる者もいる。
これはダース・ホークだ。
「おまえの目は節穴か? 俺はまだぜんぜん元気じゃねーよ。いまならおまえでも俺に勝てるかもしれねえぞ」
「ははは……」
ダースは苦笑する。
俺がダースだったら、「勝てるかも」と聞いて問答無用で攻撃していたかもしれない。そう考えると、ダースが俺より常識人であることは間違いない。
「ダース、ありがとな。今回、すごく助かった」
「え?」
「二度も言わん」
俺はダースの顔を見ずにその場を離れた。
打ち上げは立食パーティ形式だったので、ぶらぶらと歩きながらおいしそうな軽食を少しずつつまんでいく。
そこへ四人組が駆け寄ってきた。
「もう大丈夫なの?」
「ああ、まあな。全快ではないが」
「そう、よかった」
そう言うと、キーラは照れて視線を逸らした。
四人を見渡すと、リーズも視線が合うと慌ててうつむいた。
「マーリン、食べているか? 料理はけっこうおいしいぞ」
「うん。エストお兄ちゃんと一緒に食べたい」
「そうかそうか。一緒に回ろうな」
マーリンが俺の腰にしがみついてきて、俺はマーリンの頭を撫でた。
「ねえ、エスト君。私ね……」
神妙な面持ちで俺に語りかけてきたのはシャイルだった。
シャイルを紅い狂気から取り返してからはそのままカケラ戦だったから、ゆっくり話す機会はこれが初めてということになる。
「ああ」
「ごめんなさい。私が間違っていたと思う。人に優しくすることがいい事だって盲信していた。考えることをしていなかった。たぶん、精神の弱さからくる逃げの思想でしかなかった。紅い狂気に囚われていたときに思い知ったの」
シャイルの悲愴な表情の中に、しかしどこか清々しさが垣間見える。
それを見て俺もホッとした。
「いや、謝るのは俺のほうだ。本当にすまなかった。俺がおまえを変えてやるなんて言っておきながら、結局俺には何もできなかった。おまえを変えたのは紅い狂気だったな。すごい荒療治になったろうから、素直によかったとはいえないが」
「いいの。私はよかったと思っているよ」
シャイルが顔を上げて微笑んでみせる。
どう考えても作り笑いだが、未来のことを考えると、どこかに潜む悪意に蹂躙されるよりはいいのかもしれない。
「いまさら言うのもなんだが、おまえのお人好しはおまえの魅力でもあるんだ。本当に困っている奴がいれば助けてやってくれ」
「うん」
先ほどと表情はあまり変わらないが、今度は本物の笑顔だった気がする。
「シャイル、キーラ、リーズ。みんな、一緒にカケラと戦ってくれてありがとな」
俺が礼を言うのが意外だったのか、三人は鳩が豆鉄砲を食らったような顔で互いに見合わせ、ふふっと笑った。
「私はお人好しだからね」
「あったりまえでしょ。強いあたしが戦わなくてどうするの」
「リッヒ家の一人として当然のことですわ」
思わず俺も笑ってしまう。
三人とも変わらないな。俺には友達なんて縁遠い存在だと思っていたが、こいつらだけは友達といっていいだろう。あと、ダースもな。
「エストお兄ちゃん、大丈夫?」
マーリンが俺にしがみついたまま不安げに見上げてくる。
言われて気づくが、やっぱり調子がまだ悪そうだ。
「ん? おお、すまん。少し疲れたかも……」
精神的なものだから、こればっかりは天使のミトンでどうこうできる問題ではない。
マーリンもキーラたちも気を利かせてくれて、俺に休むよう進言してくれた。
しかし俺はもう少しこの楽しげな空気を味わっていたかったから、屋上に上がって一人、柵に腕をかけて打ち上げの様子を眺めることにした。
風が気持ちいい。
三日間ほぼ寝たきりだったから、体力も衰えているのかもしれない。柵に肘をついて寄りかかっているのも疲れてきて、柵に背をもたせかけて座り込む。
床に尻をつけると、いつの間にか隣にエアがいた。
「いたのか。気づかなかった」
「空間把握もバリアもないなんて、エスト、無防備だね」
そう言うと、エアが不意に俺に唇を重ねてきた。
風が吹き抜けて、エアの美しい黒髪と白いワンピースが揺らめく。
「おいおい、今度は何の契約を結ばされたんだ?」
「恋人になる契約だよ。返事、待っていたんでしょ?」
そうだ。俺はエアに告白し、保留にされていた。その返事を待つ間にキーラやリーズにも気持ちを伝えられたが、それでも俺の中の一番はエアだったから、心苦しくも二人の気持ちには応えられなかった。
「いいのか?」
「うん。なんとなく恋愛感情というものが分かった気がするの。でも、まだ恋と愛の違いとかよく分からないから、これからも教えてくれる?」
「ああ、それはいいんだが、実のところ俺もその二つの違いについてはまだよく分かっていないんだ」
俺が照れながらそう言うと、エアはイタズラっぽく笑って言った。
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