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旅に出ましたが…
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さてさて、村を出る日になりました。村の皆が見送りに来てくれてうっかり泣きそうです。
「ユエル、身体に気をつけて、ご両親の墓は任せておきなさい」
「すみません、お願いします。」
旅に出るにあたって、心配な事があった。両親の墓はこの村にあるのだ、だけどこの村の教会を管理してる牧師様が両親の墓を管理してくださるとの事だったので安心してお任せした。
姉のいる街までは馬車でおよそ2日くらいの場所で、帰ろうと思えば帰れない事もないので定期的にまた墓参りには戻るつもりである。
「これを持っておいき」
隣のおばさんが餞別にと籠に入れた果物とパンを持たせてくれた。私の好物のものばかりだ。ありがとうおばさん!
みんなに手を振り森を抜けていざ出発!馬車で2日の行程だが今回は徒歩である。馬や馬車はこの世界、めっちゃ高い。正直 平民の家が1個建つくらいには高い。それ位高いのは馬が希少なのもあるが、騎士団や貴族の乗り物として使われているせいもある。ちなみにアルノルトさんが言うには魔界は馬はいないため、天馬か小さな竜が乗り物として使うのが主流なんだとか。なんだそれ乗ってみたい
と話をしたら
「今度魔界に遊びに行くかい?私の屋敷もあるから泊まりにおいで?」
って誘ってもらった。行きたい、非常に行きたい。そんな話を私とアデールさん、アルノルトさんと3人で歩きながらしていたら勇者が突然割り込んできた。
「ダメだよ、絶対ダメ」
「キールには言われてないだろ?」
「ていうか旅行とかずるい僕も行く」
「…えー…」
すっごく嫌そうな顔をした私に勇者は涙を拭うような仕草をしながら私に訴える。
「ユエル、あからさまに嫌そうな顔しない、もっと薄絹に包んで!」
「キール様にはできるだけストレートに直球に正確な感情表現をするように心掛けてますから大体薄絹に包もうが風呂敷に包もうが同じじゃないですかね」
勇者に対しての扱い方を学んだ私は初日で彼に対しての扱いを改めた。
誤解させる表現はよくない、変質者にはキチンとはっきり言わなくてはいけないと。
「ユエル、数日でキールに対して扱いが雑になったよね、明らかに」
「まあ命の恩人にこの態度良くないと最初は思ってました」
ほんとにほんとに最初だけな?
「でも流石に魔力と実力駆使して夜中に家に忍び込んでくるストーカー相手に遠慮はいらないかなって」
「僕だとわかっててフライパンで殴りに来るユエルも凄いよな」
「黙れ変質者」
バシンとすごい音で勇者を殴るアデールさん。だが悪びれる様子はない勇者にその場にいた全員(勇者以外)からため息が漏れた。
「旅の間は私とユエルは一緒に寝るからキールは夜近づくの禁止ね」
と言い渡された勇者はしばらく放心状態だった。
アデールさんありがとう。
「ユエル、身体に気をつけて、ご両親の墓は任せておきなさい」
「すみません、お願いします。」
旅に出るにあたって、心配な事があった。両親の墓はこの村にあるのだ、だけどこの村の教会を管理してる牧師様が両親の墓を管理してくださるとの事だったので安心してお任せした。
姉のいる街までは馬車でおよそ2日くらいの場所で、帰ろうと思えば帰れない事もないので定期的にまた墓参りには戻るつもりである。
「これを持っておいき」
隣のおばさんが餞別にと籠に入れた果物とパンを持たせてくれた。私の好物のものばかりだ。ありがとうおばさん!
みんなに手を振り森を抜けていざ出発!馬車で2日の行程だが今回は徒歩である。馬や馬車はこの世界、めっちゃ高い。正直 平民の家が1個建つくらいには高い。それ位高いのは馬が希少なのもあるが、騎士団や貴族の乗り物として使われているせいもある。ちなみにアルノルトさんが言うには魔界は馬はいないため、天馬か小さな竜が乗り物として使うのが主流なんだとか。なんだそれ乗ってみたい
と話をしたら
「今度魔界に遊びに行くかい?私の屋敷もあるから泊まりにおいで?」
って誘ってもらった。行きたい、非常に行きたい。そんな話を私とアデールさん、アルノルトさんと3人で歩きながらしていたら勇者が突然割り込んできた。
「ダメだよ、絶対ダメ」
「キールには言われてないだろ?」
「ていうか旅行とかずるい僕も行く」
「…えー…」
すっごく嫌そうな顔をした私に勇者は涙を拭うような仕草をしながら私に訴える。
「ユエル、あからさまに嫌そうな顔しない、もっと薄絹に包んで!」
「キール様にはできるだけストレートに直球に正確な感情表現をするように心掛けてますから大体薄絹に包もうが風呂敷に包もうが同じじゃないですかね」
勇者に対しての扱い方を学んだ私は初日で彼に対しての扱いを改めた。
誤解させる表現はよくない、変質者にはキチンとはっきり言わなくてはいけないと。
「ユエル、数日でキールに対して扱いが雑になったよね、明らかに」
「まあ命の恩人にこの態度良くないと最初は思ってました」
ほんとにほんとに最初だけな?
「でも流石に魔力と実力駆使して夜中に家に忍び込んでくるストーカー相手に遠慮はいらないかなって」
「僕だとわかっててフライパンで殴りに来るユエルも凄いよな」
「黙れ変質者」
バシンとすごい音で勇者を殴るアデールさん。だが悪びれる様子はない勇者にその場にいた全員(勇者以外)からため息が漏れた。
「旅の間は私とユエルは一緒に寝るからキールは夜近づくの禁止ね」
と言い渡された勇者はしばらく放心状態だった。
アデールさんありがとう。
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