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20.武器
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称号の転生者の効果なのか俺のダンジョンコアに表示されるポイント交換品リストにはあちらの世界のものも多い。
銃とかどうだろうか。
FPSプレイヤーやら猟師やらが異世界に銃を持ち込んで無双するというWEB小説を読んだことがある。
俺は銃を撃ったことは無いが、実は才能があって持った瞬間覚醒するという可能性も無きにしもあらず。
魔王の身体能力で銃を撃つのが簡単という可能性だってある。
俺は試しに自衛隊で使われているという9ミリ拳銃なるものを20ポイントで買ってみる。
「意外にずっしり来る」
マッドブラックに塗装されていておもちゃみたいに軽そうな見た目なのに、持ってみるとやはり武器なのだという現実的な重さを感じる。
たぶん1キロもないだろうが、500ミリペットボトルよりは重いだろう。
こんなものを構えて腕を水平に保つには、やはり訓練が必要だろうな。
ダメもとで撃ってみるか。
俺は再び副コアを操作し、9ミリパラベラム弾というのを100発ほど買う。
空飛ぶ船の乗組員たちも、さすがにさっきの今でここまでは来ないだろう。
彼らの移動方法が分からないからなんとも言えないが、歩きやすい外周部を進むなら島の裏側からここまで約50キロ。
大人数を引き連れての行軍ではここまで来るのに2、3日の時間が必要になるだろう距離だ。
自動車のように速度の速い乗り物に乗っていれば悪路も考えて1時間といったところか。
射撃の練習には全然足らないが、1、2発撃ってみるだけなら十分だな。
俺はウッドデッキに出て中身の入った炭酸飲料の缶を柵の上に置いた。
9ミリ拳銃の弾数は9発。
グリップの中に収まっている弾倉に9発の弾丸を入れることができる。
どうやって弾倉を取り出すのかも映画の知識で知っている。
確かこのグリップと引き金の間にあるボタンを押すと出てくるんだ。
「お、出た」
弾倉を取り出し、カチカチと弾を込めていく。
「そういえば1発装填してからもう1回弾を込めると1発多く入るって映画でやってたな」
俺は9発入った弾倉を9ミリ拳銃に差し込み、スライドを引いて装填する。
「このガチャリってやつやってみたかったんだよな」
映画とかでよく見る銃ガチャリに少し興奮するが、現在拳銃が発射できる状態になっているので扱いはそっとだ。
安全装置をかけてから再度弾倉を抜き、1発弾丸を込めてまた差し込む。
これでもう撃つ準備が完了したわけだ。
「あとは目を保護するためのゴーグルと、銃声から鼓膜を守るための耳あてが必要だな」
それらもダンジョンポイントで購入して身につける。
なんだか金属加工業者みたいだ。
ゴーグルを色つきのかっこいいやつに変える。
薄暗い荒天で色つきメガネは視界を悪くするだけだが、モチベーションのためには仕方が無い。
俺は炭酸飲料の缶から15メートルほど離れた位置に立ち、拳銃を構える。
どう構えたらいいかも分からないので映画の真似だ。
たぶんブ〇ース・ウィリスの構えは正しいだろ。
彼は左利きだったから右利きの俺の場合右手と左手が反対になるのかな。
利き手側を少しだけ引いて身体を斜めにし、左手を被せるように構えていたはず。
安全装置を外し、なんとなくで照準を合わせる。
なかなか手がピタリとは止まらないものだな。
ここだと決めても銃口がゆらゆらと少し泳いでいる気がする。
まあ最初はこんなものだろう。
俺はゆっくりと引き金を引いた。
銃弾は暗い空に消えていった。
「よし、銃はやめよう」
結局護身用の武器は水がドバドバ出る水精の短剣というマジックアイテムにした。
銃とかどうだろうか。
FPSプレイヤーやら猟師やらが異世界に銃を持ち込んで無双するというWEB小説を読んだことがある。
俺は銃を撃ったことは無いが、実は才能があって持った瞬間覚醒するという可能性も無きにしもあらず。
魔王の身体能力で銃を撃つのが簡単という可能性だってある。
俺は試しに自衛隊で使われているという9ミリ拳銃なるものを20ポイントで買ってみる。
「意外にずっしり来る」
マッドブラックに塗装されていておもちゃみたいに軽そうな見た目なのに、持ってみるとやはり武器なのだという現実的な重さを感じる。
たぶん1キロもないだろうが、500ミリペットボトルよりは重いだろう。
こんなものを構えて腕を水平に保つには、やはり訓練が必要だろうな。
ダメもとで撃ってみるか。
俺は再び副コアを操作し、9ミリパラベラム弾というのを100発ほど買う。
空飛ぶ船の乗組員たちも、さすがにさっきの今でここまでは来ないだろう。
彼らの移動方法が分からないからなんとも言えないが、歩きやすい外周部を進むなら島の裏側からここまで約50キロ。
大人数を引き連れての行軍ではここまで来るのに2、3日の時間が必要になるだろう距離だ。
自動車のように速度の速い乗り物に乗っていれば悪路も考えて1時間といったところか。
射撃の練習には全然足らないが、1、2発撃ってみるだけなら十分だな。
俺はウッドデッキに出て中身の入った炭酸飲料の缶を柵の上に置いた。
9ミリ拳銃の弾数は9発。
グリップの中に収まっている弾倉に9発の弾丸を入れることができる。
どうやって弾倉を取り出すのかも映画の知識で知っている。
確かこのグリップと引き金の間にあるボタンを押すと出てくるんだ。
「お、出た」
弾倉を取り出し、カチカチと弾を込めていく。
「そういえば1発装填してからもう1回弾を込めると1発多く入るって映画でやってたな」
俺は9発入った弾倉を9ミリ拳銃に差し込み、スライドを引いて装填する。
「このガチャリってやつやってみたかったんだよな」
映画とかでよく見る銃ガチャリに少し興奮するが、現在拳銃が発射できる状態になっているので扱いはそっとだ。
安全装置をかけてから再度弾倉を抜き、1発弾丸を込めてまた差し込む。
これでもう撃つ準備が完了したわけだ。
「あとは目を保護するためのゴーグルと、銃声から鼓膜を守るための耳あてが必要だな」
それらもダンジョンポイントで購入して身につける。
なんだか金属加工業者みたいだ。
ゴーグルを色つきのかっこいいやつに変える。
薄暗い荒天で色つきメガネは視界を悪くするだけだが、モチベーションのためには仕方が無い。
俺は炭酸飲料の缶から15メートルほど離れた位置に立ち、拳銃を構える。
どう構えたらいいかも分からないので映画の真似だ。
たぶんブ〇ース・ウィリスの構えは正しいだろ。
彼は左利きだったから右利きの俺の場合右手と左手が反対になるのかな。
利き手側を少しだけ引いて身体を斜めにし、左手を被せるように構えていたはず。
安全装置を外し、なんとなくで照準を合わせる。
なかなか手がピタリとは止まらないものだな。
ここだと決めても銃口がゆらゆらと少し泳いでいる気がする。
まあ最初はこんなものだろう。
俺はゆっくりと引き金を引いた。
銃弾は暗い空に消えていった。
「よし、銃はやめよう」
結局護身用の武器は水がドバドバ出る水精の短剣というマジックアイテムにした。
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