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5.ホームレス生活の終わり
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あれからさらに1月ほどが経っただろうか。
ぶよぶよだった俺の身体は健康的に痩せ、今ではうっすら筋肉が浮き出て見えるほどだ。
これだけ痩せても筋肉がうっすらとしか見えないとかケルビムさん絶対冒険者に向いてないんだけど。
ケルビムさんの記憶では子供の頃から剣術レベル1のスキルを持っていたようだからきっと才能はあったんだろう。
だが才能に胡坐をかいたものの末路はこの全く鍛えられていない身体が知っている。
痛かったなぁあれは。
俺は食いちぎられて新しく生えてきた腕と脚を優しくなでる。
ケルビムさんの魂と一緒に、この身体からは剣術スキルが失われている。
俺は何を武器にして戦おうか。
異世界に来たらやっぱり冒険しないといけないだろう。
やっぱり剣か?それとも間合いが広い槍か?
はたまたもっと遠距離から攻撃できる弓か?
どれも全く使える気はしないけれど、スキルを取得すれば始めて弓を持つのに達人級ということも可能だろう。
だけどそんなことをして、俺は本当に努力の末に強くなった人と目を合わせて話せるだろうか。
俺だけズルしているという状況に耐えられるのだろうか。
無理だ。
どう頑張っても引け目を感じてしまう。
きっと耐えられずに目の前から逃げ出してしまう。
この世界の人と同じステージに立って、同じ力を振るうかぎり俺はどこかに後ろめたさを感じてしまうだろう。
けれど、良心の呵責という理由のみでチートを使わないのも馬鹿だ。
つまりは、この世界の人たちと同じステージに立たないようにチートを使えばいい。
ようは普通のスキルを取得しなければいいわけだ。
普通じゃないスキル、例えばモンスターの使うようなスキルばかりを取得すればいいのだ。
モンスター相手なら努力がどうだの良心の呵責がどうだの考えなくても済む。
すまんなゴブリンの一言で済む。
幸いにも超再生もパイロキネシスも人間で持っているものは多分いないだろう。
鑑定は持っている人がいるかもしれないがそれは生まれつきだろうから別にどうということもない。
俺の異世界での冒険の方針は決まった。
あとはおっぱいを揉みまくるだけだな。
それからさらに半月ほど経ったある日。
突然この生活は終わりを告げたのだ。
王都の方面から街道をまっすぐに走ってくる騎馬が一騎。
そう、衛兵だ。
「困るよあんた。こんなところで寝泊りされちゃ。街道の治安が悪くなるでしょうが。この街道を通った行商から何件か苦情が来たよ。物乞いするのなら王都のスラムに行ってくれないか」
ああ、いつかはこんな日が来ると思っていた。
日本でもホームレスは行政の大掃除で住処を追われていたからな。
仕方が無い。
俺は本当は物乞いではないのだけれど、今の自分の格好はどう見ても浮浪者にしか見えない。
おっぱいポイントによる物資で結構満ち足りた生活を送っているが、この衛兵さんにはそんなことはわかるまい。
「わかりました。今日中に移動します」
「ああ、そうしてくれ」
それだけ言うと、衛兵さんは馬を反転させて王都のほうへ去っていった。
ふ、若いな。
「俺もそろそろ若返りますかな」
俺はここを離れた後、強いモンスターがうようよいる辺境に向かうつもりだ。
王都には今までのケルビムさんを知っている人もいるし、いきなり若返ったり強くなったりしたら変に思われるだろう。
強くなって名を上げるならば辺境だ。
一度王都まで行き、そこから街道沿いにまっすぐ北へ1月ほど歩けば王国辺境領に着く。
だが金はないのでそこまでずっと歩きと野宿の繰り返しだ。
46歳の身体にはいささか堪える。
若返って旅の準備をするとしよう。
俺はおっぱいディスプレイを呼び出し、若返り薬を交換する。
む?よく見たらこれ、1日1本しか飲めないじゃないか。
薬も過ぎたるは毒になるという。
若返り薬の鑑定結果には、1日1本100mg服用厳守と明記されている。
古今東西、鑑定スキルの結果に従わなかったやつの末路は破滅と決まっている。
ここはおとなしく従おう。
1日1本で、現在のポイント残量だと15本というところか。
15日で15年も若返ることができるのだ、何の問題もない。
しかしそこから先、若返るかどうか悩むな。
46歳から15年若返って31歳。
前世の俺と同じ年齢だ。
現代日本だったらそのくらいが一番いい時期だろう。
男の31歳は働き盛り、結婚適齢期だ。
それなりのところに就職していれば金もそこそこ持っている頃。
正直20代よりも30代のほうが女にはもてるのではないだろうか。
しかし20代の若さも捨てがたい。
これはとても贅沢な悩みだとはわかっているのだが、どうしても20代の楽しみと30代の楽しみを天秤にかけてしまう。
両方楽しい時期だよな。
両方楽しめる方法はないものか。
考えても俺の矮小な脳みそではいい考えは浮かばない。
これは今後の宿題にするとして、さっさと旅の準備を進めよう。
浮浪者のような格好のまま旅をするわけにはいくまい。
俺はとりあえず髭を剃り、髪を整えた。
まだビリビリの服のままだから浮浪者感は拭えないけれど、顔はなかなかいいのではないだろうか。
おじさま好きの女性だったらおっぱいの一つも揉ませてくれそうな可能性を感じさせてくれる顔だ。
これはいけるぞ。
今は少しマニアックなジャンルに属しているけれど、若返れば万人向けのイケメンになれる気がする。
俺は意気揚々と服を脱ぎ捨て、水場から汲み上げた水を浴びる。
身奇麗にしておかないといつお誘いがあるかわからないからな。
俺は下半身の汚れが溜まりやすい場所も念入りに洗った。
やっぱケルビムのマグナムでけぇ。
洗い終わった俺は、おっぱいポイントで交換した清潔な服を身に纏った。
国内をぶらぶらしていても不審に思われない服装を選んだが、なかなかいけている。
丈夫な生地に飾り縫いが施されたズボンと、質素だが清潔感のあるシャツ。
それに少し遊び心がある金の刺繍が入った暖色のベスト。
これでどこからどう見ても浮浪者には見えないだろう。
少し裕福な商人くらいに見えるんじゃないだろうか。
あとは手ぶらで旅というのも変なので重そうなリュックを背負っておく。
中身は発泡スチロールでも詰めておけばいいだろう。
いざ出発。
ぶよぶよだった俺の身体は健康的に痩せ、今ではうっすら筋肉が浮き出て見えるほどだ。
これだけ痩せても筋肉がうっすらとしか見えないとかケルビムさん絶対冒険者に向いてないんだけど。
ケルビムさんの記憶では子供の頃から剣術レベル1のスキルを持っていたようだからきっと才能はあったんだろう。
だが才能に胡坐をかいたものの末路はこの全く鍛えられていない身体が知っている。
痛かったなぁあれは。
俺は食いちぎられて新しく生えてきた腕と脚を優しくなでる。
ケルビムさんの魂と一緒に、この身体からは剣術スキルが失われている。
俺は何を武器にして戦おうか。
異世界に来たらやっぱり冒険しないといけないだろう。
やっぱり剣か?それとも間合いが広い槍か?
はたまたもっと遠距離から攻撃できる弓か?
どれも全く使える気はしないけれど、スキルを取得すれば始めて弓を持つのに達人級ということも可能だろう。
だけどそんなことをして、俺は本当に努力の末に強くなった人と目を合わせて話せるだろうか。
俺だけズルしているという状況に耐えられるのだろうか。
無理だ。
どう頑張っても引け目を感じてしまう。
きっと耐えられずに目の前から逃げ出してしまう。
この世界の人と同じステージに立って、同じ力を振るうかぎり俺はどこかに後ろめたさを感じてしまうだろう。
けれど、良心の呵責という理由のみでチートを使わないのも馬鹿だ。
つまりは、この世界の人たちと同じステージに立たないようにチートを使えばいい。
ようは普通のスキルを取得しなければいいわけだ。
普通じゃないスキル、例えばモンスターの使うようなスキルばかりを取得すればいいのだ。
モンスター相手なら努力がどうだの良心の呵責がどうだの考えなくても済む。
すまんなゴブリンの一言で済む。
幸いにも超再生もパイロキネシスも人間で持っているものは多分いないだろう。
鑑定は持っている人がいるかもしれないがそれは生まれつきだろうから別にどうということもない。
俺の異世界での冒険の方針は決まった。
あとはおっぱいを揉みまくるだけだな。
それからさらに半月ほど経ったある日。
突然この生活は終わりを告げたのだ。
王都の方面から街道をまっすぐに走ってくる騎馬が一騎。
そう、衛兵だ。
「困るよあんた。こんなところで寝泊りされちゃ。街道の治安が悪くなるでしょうが。この街道を通った行商から何件か苦情が来たよ。物乞いするのなら王都のスラムに行ってくれないか」
ああ、いつかはこんな日が来ると思っていた。
日本でもホームレスは行政の大掃除で住処を追われていたからな。
仕方が無い。
俺は本当は物乞いではないのだけれど、今の自分の格好はどう見ても浮浪者にしか見えない。
おっぱいポイントによる物資で結構満ち足りた生活を送っているが、この衛兵さんにはそんなことはわかるまい。
「わかりました。今日中に移動します」
「ああ、そうしてくれ」
それだけ言うと、衛兵さんは馬を反転させて王都のほうへ去っていった。
ふ、若いな。
「俺もそろそろ若返りますかな」
俺はここを離れた後、強いモンスターがうようよいる辺境に向かうつもりだ。
王都には今までのケルビムさんを知っている人もいるし、いきなり若返ったり強くなったりしたら変に思われるだろう。
強くなって名を上げるならば辺境だ。
一度王都まで行き、そこから街道沿いにまっすぐ北へ1月ほど歩けば王国辺境領に着く。
だが金はないのでそこまでずっと歩きと野宿の繰り返しだ。
46歳の身体にはいささか堪える。
若返って旅の準備をするとしよう。
俺はおっぱいディスプレイを呼び出し、若返り薬を交換する。
む?よく見たらこれ、1日1本しか飲めないじゃないか。
薬も過ぎたるは毒になるという。
若返り薬の鑑定結果には、1日1本100mg服用厳守と明記されている。
古今東西、鑑定スキルの結果に従わなかったやつの末路は破滅と決まっている。
ここはおとなしく従おう。
1日1本で、現在のポイント残量だと15本というところか。
15日で15年も若返ることができるのだ、何の問題もない。
しかしそこから先、若返るかどうか悩むな。
46歳から15年若返って31歳。
前世の俺と同じ年齢だ。
現代日本だったらそのくらいが一番いい時期だろう。
男の31歳は働き盛り、結婚適齢期だ。
それなりのところに就職していれば金もそこそこ持っている頃。
正直20代よりも30代のほうが女にはもてるのではないだろうか。
しかし20代の若さも捨てがたい。
これはとても贅沢な悩みだとはわかっているのだが、どうしても20代の楽しみと30代の楽しみを天秤にかけてしまう。
両方楽しい時期だよな。
両方楽しめる方法はないものか。
考えても俺の矮小な脳みそではいい考えは浮かばない。
これは今後の宿題にするとして、さっさと旅の準備を進めよう。
浮浪者のような格好のまま旅をするわけにはいくまい。
俺はとりあえず髭を剃り、髪を整えた。
まだビリビリの服のままだから浮浪者感は拭えないけれど、顔はなかなかいいのではないだろうか。
おじさま好きの女性だったらおっぱいの一つも揉ませてくれそうな可能性を感じさせてくれる顔だ。
これはいけるぞ。
今は少しマニアックなジャンルに属しているけれど、若返れば万人向けのイケメンになれる気がする。
俺は意気揚々と服を脱ぎ捨て、水場から汲み上げた水を浴びる。
身奇麗にしておかないといつお誘いがあるかわからないからな。
俺は下半身の汚れが溜まりやすい場所も念入りに洗った。
やっぱケルビムのマグナムでけぇ。
洗い終わった俺は、おっぱいポイントで交換した清潔な服を身に纏った。
国内をぶらぶらしていても不審に思われない服装を選んだが、なかなかいけている。
丈夫な生地に飾り縫いが施されたズボンと、質素だが清潔感のあるシャツ。
それに少し遊び心がある金の刺繍が入った暖色のベスト。
これでどこからどう見ても浮浪者には見えないだろう。
少し裕福な商人くらいに見えるんじゃないだろうか。
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