11 / 24
11.青春求む
しおりを挟む
まずは運動部を中心に回っていく。
運動部のほうが女子にもてそうなので、できれば運動部に入っておきたいところだ。
最初は野球部。
野球部は負けたら坊主頭にしなくてはいけないイメージなのでできれば遠慮したいところだが、中村が中学で野球部だったようなので一応寄ってみた次第だ。
中村はよさそうだったら入りたいみたいだけど、俺と雪村は完全なる冷やかしだ。
「どうぞこちらです。ようこそいらっしゃいました。こちらウェルカムドリンクです」
「ウェルカムフルーツです」
「ウェルカムスイーツです」
坊主頭の部員達に案内された部室では、メイドや執事が見学者たちを接待していた。
一番奥のVIP席に通された俺達3人の前には、トロピカルジュースと色とりどりのフルーツやお菓子が並んでいる。
なにやら想像していた部活見学とは少し趣が違うな。
この学園は確かに金持ちばかりが通っていて、学園のいたるところに金がかけられているが、教室や生徒の勉強机は普通の学校となんら変わりないものを使用していた。
そのため俺はいかに金持ちボンボン学園といえども普段の生活では金持ちぶってもしょうがないのでそこらの私立学校とそこまでの差はないと思っていたのだが、どうやらそれは間違いだったようだ。
放課後は結構好き勝手しているらしい。
しかしこの調子で歓待されたらお腹がいっぱいでメイドのご飯が食べられなくなってしまうな。
貧困に苦しむ中村や大食漢の雪村はフルーツやケーキなどをパクパクと食べているが、俺はジュースだけにしておく。
俺と雪村は別にこの部に興味があるわけではないから、適当にジュースでも飲みながら他所のメイドさんの働きなどを眺めておこう。
その間中村は部の成績や、監督の輝かしい経歴、練習内容、練習施設などについて話を聞いている。
練習施設も監督も超一流。
プロ野球の選手だって練習できる環境だが、なぜだか部の成績自体はいまいちだった。
毎年1回戦負けというわけではないけれど、運が悪いと1回戦で負ける。
その程度の強さだ。
きっとハングリーさが足りないんだろう。
箸よりも重いものなど持ったことのないお坊ちゃんばかりを集めて、プロ野球選手の練習施設で一流のコーチが野球を手取り足取りティーチングしてもプロ野球選手のようにうまくはならない。
これは他の運動部も成績は期待できないかもしれないな。
1回戦負けの運動部か…、モテ要素が半減だな。
あれよあれよというままに中村への説明会は終わり、次の部へ。
中村もなんか違うと思ったのか奥歯にスルメでも挟まっていそうな顔をしている。
3人だけになった途端に意見交流会。
「なんか俺のイメージする高校野球と違った」
「まあそう言うな。お坊ちゃまにタイヤ引っぱってランニングとか無理だから」
「そうだね。みんな身体を鍛えるならジム行くからね」
そうなる。
青春したきゃ来る高校間違えてる。
そういうことで次はテニス部だ。
俺のイメージではバスケ部とテニス部、サッカー部あたりはモテ要素が高そうだ。
このへん中心に回るぞ。
「ようこそいらっしゃいました」
こちらはイケメン執事と美人メイドをそろえた思春期のハートキャッチ作戦できたか。
爛れてやがる。
俺的にはテニス部のイメージダウンだ。
部活動は爽やかでクリーンな女子の胸がキュンとなるような、そんなモテ要素が重要なのに。
こんな大学のヤリサーみたいな爛れたイメージ戦略では高校生という限られた時間をエンジョイできないぞ。
「ここは俺の好みじゃないな」
「うーん、僕もちょっと苦手」
「俺もこういうチャラチャラしたのは…」
ということでVIP席に通される前におさらばした。
こんなことではテニス部以上にチャラチャラしてそうなバスケ部、サッカー部はどんなことになってしまっているんだ。
入りたいかどうかは別にして、ちょっとだけ興味ある。
ということでバスケ部。
「いらっしゃい!」
意外なことにも出迎えてくれたのは髪を短く切りそろえたバスケ部の先輩方本人たちだった。
「じゃあ、あっちでジャージ貸し出してるから着替えてきて」
まさかの体験入部だ。
この部、けっこう本気で部活動しておる。
そんなわけで着替えた俺達は先輩たちに混ざって練習しているわけだが、この人たちガチすぎるだろ。
体験入部で体育館30周のランニングから始まるなんて聞いてないよ。
その後、軽く5対5のゲームに混ぜてもらいバスケ部を後にした。
もうへとへと。
「あれじゃ本気の奴しか入らないだろ」
「いや、本来はそっちが正しいんじゃ?」
「そうだね」
それにしても疲れた。
中村は運動神経よさそうだと思っていたけど、雪村も意外なことに運動神経よかった。
俺は別に運動神経悪いわけじゃないんだ。
普通なだけだ。
「次はサッカー部か…。どうする?」
「見るだけ見とくか」
「そうだね。楽しそうな可能性もあるからね」
というわけでサッカー部、行ったけどすぐ帰ってきた。
なんかメイドさんたちの露出が多かったと記憶している。
青少年の育成には多大な悪影響を及ぼすよ、あのおっぱいは。
けしからん。
まったくもってけしからんね。
サッカー部はどこのボールをころころしてるんだろうね。
運動部のほうが女子にもてそうなので、できれば運動部に入っておきたいところだ。
最初は野球部。
野球部は負けたら坊主頭にしなくてはいけないイメージなのでできれば遠慮したいところだが、中村が中学で野球部だったようなので一応寄ってみた次第だ。
中村はよさそうだったら入りたいみたいだけど、俺と雪村は完全なる冷やかしだ。
「どうぞこちらです。ようこそいらっしゃいました。こちらウェルカムドリンクです」
「ウェルカムフルーツです」
「ウェルカムスイーツです」
坊主頭の部員達に案内された部室では、メイドや執事が見学者たちを接待していた。
一番奥のVIP席に通された俺達3人の前には、トロピカルジュースと色とりどりのフルーツやお菓子が並んでいる。
なにやら想像していた部活見学とは少し趣が違うな。
この学園は確かに金持ちばかりが通っていて、学園のいたるところに金がかけられているが、教室や生徒の勉強机は普通の学校となんら変わりないものを使用していた。
そのため俺はいかに金持ちボンボン学園といえども普段の生活では金持ちぶってもしょうがないのでそこらの私立学校とそこまでの差はないと思っていたのだが、どうやらそれは間違いだったようだ。
放課後は結構好き勝手しているらしい。
しかしこの調子で歓待されたらお腹がいっぱいでメイドのご飯が食べられなくなってしまうな。
貧困に苦しむ中村や大食漢の雪村はフルーツやケーキなどをパクパクと食べているが、俺はジュースだけにしておく。
俺と雪村は別にこの部に興味があるわけではないから、適当にジュースでも飲みながら他所のメイドさんの働きなどを眺めておこう。
その間中村は部の成績や、監督の輝かしい経歴、練習内容、練習施設などについて話を聞いている。
練習施設も監督も超一流。
プロ野球の選手だって練習できる環境だが、なぜだか部の成績自体はいまいちだった。
毎年1回戦負けというわけではないけれど、運が悪いと1回戦で負ける。
その程度の強さだ。
きっとハングリーさが足りないんだろう。
箸よりも重いものなど持ったことのないお坊ちゃんばかりを集めて、プロ野球選手の練習施設で一流のコーチが野球を手取り足取りティーチングしてもプロ野球選手のようにうまくはならない。
これは他の運動部も成績は期待できないかもしれないな。
1回戦負けの運動部か…、モテ要素が半減だな。
あれよあれよというままに中村への説明会は終わり、次の部へ。
中村もなんか違うと思ったのか奥歯にスルメでも挟まっていそうな顔をしている。
3人だけになった途端に意見交流会。
「なんか俺のイメージする高校野球と違った」
「まあそう言うな。お坊ちゃまにタイヤ引っぱってランニングとか無理だから」
「そうだね。みんな身体を鍛えるならジム行くからね」
そうなる。
青春したきゃ来る高校間違えてる。
そういうことで次はテニス部だ。
俺のイメージではバスケ部とテニス部、サッカー部あたりはモテ要素が高そうだ。
このへん中心に回るぞ。
「ようこそいらっしゃいました」
こちらはイケメン執事と美人メイドをそろえた思春期のハートキャッチ作戦できたか。
爛れてやがる。
俺的にはテニス部のイメージダウンだ。
部活動は爽やかでクリーンな女子の胸がキュンとなるような、そんなモテ要素が重要なのに。
こんな大学のヤリサーみたいな爛れたイメージ戦略では高校生という限られた時間をエンジョイできないぞ。
「ここは俺の好みじゃないな」
「うーん、僕もちょっと苦手」
「俺もこういうチャラチャラしたのは…」
ということでVIP席に通される前におさらばした。
こんなことではテニス部以上にチャラチャラしてそうなバスケ部、サッカー部はどんなことになってしまっているんだ。
入りたいかどうかは別にして、ちょっとだけ興味ある。
ということでバスケ部。
「いらっしゃい!」
意外なことにも出迎えてくれたのは髪を短く切りそろえたバスケ部の先輩方本人たちだった。
「じゃあ、あっちでジャージ貸し出してるから着替えてきて」
まさかの体験入部だ。
この部、けっこう本気で部活動しておる。
そんなわけで着替えた俺達は先輩たちに混ざって練習しているわけだが、この人たちガチすぎるだろ。
体験入部で体育館30周のランニングから始まるなんて聞いてないよ。
その後、軽く5対5のゲームに混ぜてもらいバスケ部を後にした。
もうへとへと。
「あれじゃ本気の奴しか入らないだろ」
「いや、本来はそっちが正しいんじゃ?」
「そうだね」
それにしても疲れた。
中村は運動神経よさそうだと思っていたけど、雪村も意外なことに運動神経よかった。
俺は別に運動神経悪いわけじゃないんだ。
普通なだけだ。
「次はサッカー部か…。どうする?」
「見るだけ見とくか」
「そうだね。楽しそうな可能性もあるからね」
というわけでサッカー部、行ったけどすぐ帰ってきた。
なんかメイドさんたちの露出が多かったと記憶している。
青少年の育成には多大な悪影響を及ぼすよ、あのおっぱいは。
けしからん。
まったくもってけしからんね。
サッカー部はどこのボールをころころしてるんだろうね。
0
あなたにおすすめの小説
戦場帰りの俺が隠居しようとしたら、最強の美少女たちに囲まれて逃げ場がなくなった件
さん
ファンタジー
戦場で命を削り、帝国最強部隊を率いた男――ラル。
数々の激戦を生き抜き、任務を終えた彼は、
今は辺境の地に建てられた静かな屋敷で、
わずかな安寧を求めて暮らしている……はずだった。
彼のそばには、かつて命を懸けて彼を支えた、最強の少女たち。
それぞれの立場で戦い、支え、尽くしてきた――ただ、すべてはラルのために。
今では彼の屋敷に集い、仕え、そして溺愛している。
「ラルさまさえいれば、わたくしは他に何もいりませんわ!」
「ラル様…私だけを見ていてください。誰よりも、ずっとずっと……」
「ねぇラル君、その人の名前……まだ覚えてるの?」
「ラル、そんなに気にしなくていいよ!ミアがいるから大丈夫だよねっ!」
命がけの戦場より、ヒロインたちの“甘くて圧が強い愛情”のほうが数倍キケン!?
順番待ちの寝床争奪戦、過去の恋の追及、圧バトル修羅場――
ラルの平穏な日常は、最強で一途な彼女たちに包囲されて崩壊寸前。
これは――
【過去の傷を背負い静かに生きようとする男】と
【彼を神のように慕う最強少女たち】が織りなす、
“甘くて逃げ場のない生活”の物語。
――戦場よりも生き延びるのが難しいのは、愛されすぎる日常だった。
※表紙のキャラはエリスのイメージ画です。
クラスのマドンナがなぜか俺のメイドになっていた件について
沢田美
恋愛
名家の御曹司として何不自由ない生活を送りながらも、内気で陰気な性格のせいで孤独に生きてきた裕貴真一郎(ゆうき しんいちろう)。
かつてのいじめが原因で、彼は1年間も学校から遠ざかっていた。
しかし、久しぶりに登校したその日――彼は運命の出会いを果たす。
現れたのは、まるで絵から飛び出してきたかのような美少女。
その瞳にはどこかミステリアスな輝きが宿り、真一郎の心をかき乱していく。
「今日から私、あなたのメイドになります!」
なんと彼女は、突然メイドとして彼の家で働くことに!?
謎めいた美少女と陰キャ御曹司の、予測不能な主従ラブコメが幕を開ける!
カクヨム、小説家になろうの方でも連載しています!
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
JKメイドはご主人様のオモチャ 命令ひとつで脱がされて、触られて、好きにされて――
のぞみ
恋愛
「今日から、お前は俺のメイドだ。ベッドの上でもな」
高校二年生の蒼井ひなたは、借金に追われた家族の代わりに、ある大富豪の家で住み込みメイドとして働くことに。
そこは、まるでおとぎ話に出てきそうな大きな洋館。
でも、そこで待っていたのは、同じ高校に通うちょっと有名な男の子――完璧だけど性格が超ドSな御曹司、天城 蓮だった。
昼間は生徒会長、夜は…ご主人様?
しかも、彼の命令はちょっと普通じゃない。
「掃除だけじゃダメだろ? ご主人様の癒しも、メイドの大事な仕事だろ?」
手を握られるたび、耳元で囁かれるたび、心臓がバクバクする。
なのに、ひなたの体はどんどん反応してしまって…。
怒ったり照れたりしながらも、次第に蓮に惹かれていくひなた。
だけど、彼にはまだ知られていない秘密があって――
「…ほんとは、ずっと前から、私…」
ただのメイドなんかじゃ終わりたくない。
恋と欲望が交差する、ちょっぴり危険な主従ラブストーリー。
百合ランジェリーカフェにようこそ!
楠富 つかさ
青春
主人公、下条藍はバイトを探すちょっと胸が大きい普通の女子大生。ある日、同じサークルの先輩からバイト先を紹介してもらうのだが、そこは男子禁制のカフェ併設ランジェリーショップで!?
ちょっとハレンチなお仕事カフェライフ、始まります!!
※この物語はフィクションであり実在の人物・団体・法律とは一切関係ありません。
表紙画像はAIイラストです。下着が生成できないのでビキニで代用しています。
S級ハッカーの俺がSNSで炎上する完璧ヒロインを助けたら、俺にだけめちゃくちゃ甘えてくる秘密の関係になったんだが…
senko
恋愛
「一緒に、しよ?」完璧ヒロインが俺にだけベタ甘えしてくる。
地味高校生の俺は裏ではS級ハッカー。炎上するクラスの完璧ヒロインを救ったら、秘密のイチャラブ共闘関係が始まってしまった!リアルではただのモブなのに…。
クラスの隅でPCを触るだけが生きがいの陰キャプログラマー、黒瀬和人。
彼にとってクラスの中心で太陽のように笑う完璧ヒロイン・天野光は決して交わることのない別世界の住人だった。
しかしある日、和人は光を襲う匿名の「裏アカウント」を発見してしまう。
悪意に満ちた誹謗中傷で完璧な彼女がひとり涙を流していることを知り彼は決意する。
――正体を隠したまま彼女を救い出す、と。
謎の天才ハッカー『null』として光に接触した和人。
ネットでは唯一頼れる相棒として彼女に甘えられる一方、現実では目も合わせられないただのクラスメイト。
この秘密の二重生活はもどかしくて、だけど最高に甘い。
陰キャ男子と完璧ヒロインの秘密の二重生活ラブコメ、ここに開幕!
天才天然天使様こと『三天美女』の汐崎真凜に勝手に婚姻届を出され、いつの間にか天使の旦那になったのだが...。【動画投稿】
田中又雄
恋愛
18の誕生日を迎えたその翌日のこと。
俺は分籍届を出すべく役所に来ていた...のだが。
「えっと...結論から申し上げますと...こちらの手続きは不要ですね」「...え?どういうことですか?」「昨日、婚姻届を出されているので親御様とは別の戸籍が作られていますので...」「...はい?」
そうやら俺は知らないうちに結婚していたようだった。
「あの...相手の人の名前は?」
「...汐崎真凛様...という方ですね」
その名前には心当たりがあった。
天才的な頭脳、マイペースで天然な性格、天使のような見た目から『三天美女』なんて呼ばれているうちの高校のアイドル的存在。
こうして俺は天使との-1日婚がスタートしたのだった。
罰ゲームから始まった、五人のヒロインと僕の隣の物語
ノン・タロー
恋愛
高校2年の夏……友達同士で行った小テストの点を競う勝負に負けた僕、御堂 彼方(みどう かなた)は、罰ゲームとしてクラスで人気のある女子・風原 亜希(かざはら あき)に告白する。
だが亜希は、彼方が特に好みでもなく、それをあっさりと振る。
それで終わるはずだった――なのに。
ひょんな事情で、彼方は亜希と共に"同居”することに。
さらに新しく出来た、甘えん坊な義妹・由奈(ゆな)。
そして教室では静かに恋を仕掛けてくる寡黙なクラス委員長の柊 澪(ひいらぎ みお)、特に接点の無かった早乙女 瀬玲奈(さおとめ せれな)、おまけに生徒会長の如月(きさらぎ)先輩まで現れて、彼方の周囲は急速に騒がしくなっていく。
由奈は「お兄ちゃん!」と懐き、澪は「一緒に帰らない……?」と静かに距離を詰める。
一方の瀬玲奈は友達感覚で、如月先輩は不器用ながらも接してくる。
そんな中、亜希は「別に好きじゃないし」と言いながら、彼方が誰かと仲良くするたびに心がざわついていく。
罰ゲームから始まった関係は、日常の中で少しずつ形を変えていく。
ツンデレな同居人、甘えたがりな義妹、寡黙な同クラ女子、恋愛に不器用な生徒会長、ギャル気質な同クラ女子……。
そして、無自覚に優しい彼方が、彼女たちの心を少しずつほどいていく。
これは、恋と居場所と感情の距離をめぐる、ちょっと不器用で、でも確かな青春の物語。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる