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復活のK
1.Kの噂
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申し訳ありませんが、毎日更新ではありません。
なるべく3日に1回くらいは更新できるように頑張ってみます。
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以下本編
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近頃、Kと呼ばれるなんでも屋の噂をよく耳にする。
なんでも屋はなんでも屋でも、おおっぴらに看板を出している便利屋のような商売ではない。
全うな手段では到底解決できないような困りごとや、個人の力ではどうすることもできないような荒事などを専門に扱っている裏社会のなんでも屋だ。
汚い依頼でもその日の調子や依頼人の顔や雰囲気、性別で受けたり受けなかったりする気分屋。
依頼の報酬はどうでもいい頼みごとからとんでもない高額商品、普通に金銭だったりと統一性が無い。
しかしその依頼達成率は驚くことに100パーセントなのだという。
どんな依頼でもKに頼めばなんとかなる。
裏の社会ではそんな噂で持ちきりだ。
まあその肝心の依頼を受けてもらえるかという部分が運頼みに近い部分があるのだが。
「先輩、その噂って本当なんですかね」
「あ?Kが女好きで、女の依頼人には甘くなる傾向にあるってやつか?」
「そうです。Kって裏社会では有名ななんでも屋なんですよね。お金なんてたくさん持ってるんだから、女が好きならお金で愛人の10人や20人囲めばいいと思うんです」
「あくまで噂は噂だからな。変人の考えることなんぞ俺に分かるかよ。まあでも、あのクソ上司はその噂を信じているようだな」
Kには様々な噂がある。
この世のものとは思えないような巨大な鳥を飼っているとか、鎌倉時代から続く忍の一族の生き残りだとか。
日本政府や財界の大物とも懇意だという噂もあったな。
そんな超常の力があり権力を持った奴とコネもあるというのに、なぜ裏社会でなんでも屋なんぞやっているのかは分からない。
だが普通の考え方をする奴ではないということくらいは想像ができる。
たぶん俺達の常識なんぞ通用しないくらいの変人なのだ。
女好きだと分かっている変人のところに同じ大学出身である女の後輩を連れてくるようなことはしたくなかったが、上からの命令では俺に抗う力なんてない。
だが、いざという時は俺の命にかえても可愛い後輩だけは逃がしてみせるさ。
俺は何度目になるか分からないが、さりげなく腋のホルスターに収まった拳銃を確認した。
情けないことに腋汗でホルスターがベトベトしてやがる。
どうやら俺は、自分で思っているよりも緊張しているらしい。
帰ったら銃を整備に出そう。
「来ませんね、K」
「こんなところで待っていても、俺達はKがどんな奴かすら知らねえからな。女好きっていうからには男なんだろうがよ。明日違う情報屋にでも当たってみるか」
「はい……。ん?子供?」
「おいおい、こんな場所にガキがなんの用だってんだ。補導するか?」
「まあまあ、背伸びしたい年頃なんですよ。お酒を頼まないようなら見逃してあげましょう」
ここは繁華街の奥まった場所にあるバーだ。
子供が来ていいような場所ではない。
だが今は夕食時が終わったくらいの時間帯で、後輩が言うように酒を頼まないならば特段気にする必要もないか。
そもそも一応警察官ではあるから補導する権限は持ち合わせていても、それは俺達の仕事ではないからな。
背伸びした子供が安全に店を出るまで軽く見守って、俺達も今日は帰るとするか。
「マスター、ソーセージ盛り合わせと黒ビール」
「あいよ」
「えぇ……何食わぬ顔でお酒注文しましたよ。マスターも普通に出しちゃってますし。明らかに子供なのに」
「しょうがないから所轄に連絡して補導を頼むか」
「一応本人に未成年であることを確認しましょう。さすがに無いと思いますけど、成人している可能性もあります」
「そうだな」
俺達は店の隅の小さなテーブル席から2人して立ち上がり、焼きたてのソーセージを齧ってビールを流し込む少年に話しかけた。
「ちょっと君、お話いいかな」
「へ、なんですか?」
まるで何も悪いことなどしているつもりはないという無邪気な顔だった。
髪や瞳こそ黒いがピンクがかった白い肌は白人のそれだし、その顔立ちは少し彫りが深い。
日本人ではないのかもしれない。
しかし日本に来た以上は日本の法律に従ってもらわなければ秩序が保たれない。
「君、日本の子じゃないの?日本では飲酒は20歳からしかできないって知ってた?」
「へ?お兄さんたち警察の人ですか?ごめんなさい僕こう見えても今年20歳になったんですよ」
「へー、そうなんだね。じゃあ悪いけど、確認のためにお姉さんたちに在留カードとかパスポートとか身分を証明できるものを見せてもらえないかな」
「へ?ざ、在留カード?パスポート?あ、ああ、あれね、あれはどこにやったんだったかな。どこかいっちゃったかも……」
「そんなわけないでしょ。もしそうなら大変なことだよ?外国人が日本で滞在するには絶対に必要なものだからね」
「あ、あはは、どうしよう……」
話していて分かったが、この少年、たぶん不法滞在だ。
パスポートも在留カードも持っていない。
補導のつもりで声をかけたが、面倒なことになった。
やはり所轄を呼んですべて任せてしまうのがいいかもしれない。
「南、所轄に連絡してくれ。悪いけど俺達も職務柄、日本の法律を守らない人を見逃すことはできないんだ。ちょっとこれから来るおまわりさんたちと一緒に警察署まで行ってもらうからね。今晩は警察署で過ごしてもらうことになると思うけど、案外悪いところじゃないから安心して欲しい。酒は出ないけどね」
「そ、そんな……。ぼ、僕がまさか逮捕されることになるなんて。そうだ、ちょ、ちょっと知り合いに連絡してもいいですか?」
「うん?まあ何話すのかは横で聞かせてもらうけど……」
「それでいいです」
このごに及んで、いったいどこに連絡するというのか。
一緒に日本に入り込んでいる仲間がいるのか?
そこに連絡して逃げろとか言うつもりなら、即止めなければならない。
俺は身構えた状態で少年がスマホでどこぞに連絡をとるのを見つめた。
「あ、お母様?もしもし僕だけど。ちょっと今警察に職務質問されちゃって。身分証名できるものを持ってないんだ。ちょっとごめん、持ってきてくれる?そう」
なんだ?在留カードかパスポートでも持ってきてもらうのか?
いや、俺の勘ではこいつはそんなもの持ってない気がする。
だったら何かの隠語なのか?
こいつお母様とか言ってなかったか?
怪しいな。
組織のゴットマザー的な存在のことだったりしないだろうか。
「すみません。ちょっと知り合いがその何とかカードとかパスポートとか持ってきてくれるみたいなんで、ちょっと待っててもらえますか?」
「その知り合いっていう人は、どんな人なんだ?」
「うーん、なんて言ったらいいんだろう。すごい力を持っていて、怖い人?」
やはり、なんらかの組織の女幹部かボスに近い女性だ。
これは思わぬ大物を引きずり出してしまったかもしれないな。
なるべく3日に1回くらいは更新できるように頑張ってみます。
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以下本編
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近頃、Kと呼ばれるなんでも屋の噂をよく耳にする。
なんでも屋はなんでも屋でも、おおっぴらに看板を出している便利屋のような商売ではない。
全うな手段では到底解決できないような困りごとや、個人の力ではどうすることもできないような荒事などを専門に扱っている裏社会のなんでも屋だ。
汚い依頼でもその日の調子や依頼人の顔や雰囲気、性別で受けたり受けなかったりする気分屋。
依頼の報酬はどうでもいい頼みごとからとんでもない高額商品、普通に金銭だったりと統一性が無い。
しかしその依頼達成率は驚くことに100パーセントなのだという。
どんな依頼でもKに頼めばなんとかなる。
裏の社会ではそんな噂で持ちきりだ。
まあその肝心の依頼を受けてもらえるかという部分が運頼みに近い部分があるのだが。
「先輩、その噂って本当なんですかね」
「あ?Kが女好きで、女の依頼人には甘くなる傾向にあるってやつか?」
「そうです。Kって裏社会では有名ななんでも屋なんですよね。お金なんてたくさん持ってるんだから、女が好きならお金で愛人の10人や20人囲めばいいと思うんです」
「あくまで噂は噂だからな。変人の考えることなんぞ俺に分かるかよ。まあでも、あのクソ上司はその噂を信じているようだな」
Kには様々な噂がある。
この世のものとは思えないような巨大な鳥を飼っているとか、鎌倉時代から続く忍の一族の生き残りだとか。
日本政府や財界の大物とも懇意だという噂もあったな。
そんな超常の力があり権力を持った奴とコネもあるというのに、なぜ裏社会でなんでも屋なんぞやっているのかは分からない。
だが普通の考え方をする奴ではないということくらいは想像ができる。
たぶん俺達の常識なんぞ通用しないくらいの変人なのだ。
女好きだと分かっている変人のところに同じ大学出身である女の後輩を連れてくるようなことはしたくなかったが、上からの命令では俺に抗う力なんてない。
だが、いざという時は俺の命にかえても可愛い後輩だけは逃がしてみせるさ。
俺は何度目になるか分からないが、さりげなく腋のホルスターに収まった拳銃を確認した。
情けないことに腋汗でホルスターがベトベトしてやがる。
どうやら俺は、自分で思っているよりも緊張しているらしい。
帰ったら銃を整備に出そう。
「来ませんね、K」
「こんなところで待っていても、俺達はKがどんな奴かすら知らねえからな。女好きっていうからには男なんだろうがよ。明日違う情報屋にでも当たってみるか」
「はい……。ん?子供?」
「おいおい、こんな場所にガキがなんの用だってんだ。補導するか?」
「まあまあ、背伸びしたい年頃なんですよ。お酒を頼まないようなら見逃してあげましょう」
ここは繁華街の奥まった場所にあるバーだ。
子供が来ていいような場所ではない。
だが今は夕食時が終わったくらいの時間帯で、後輩が言うように酒を頼まないならば特段気にする必要もないか。
そもそも一応警察官ではあるから補導する権限は持ち合わせていても、それは俺達の仕事ではないからな。
背伸びした子供が安全に店を出るまで軽く見守って、俺達も今日は帰るとするか。
「マスター、ソーセージ盛り合わせと黒ビール」
「あいよ」
「えぇ……何食わぬ顔でお酒注文しましたよ。マスターも普通に出しちゃってますし。明らかに子供なのに」
「しょうがないから所轄に連絡して補導を頼むか」
「一応本人に未成年であることを確認しましょう。さすがに無いと思いますけど、成人している可能性もあります」
「そうだな」
俺達は店の隅の小さなテーブル席から2人して立ち上がり、焼きたてのソーセージを齧ってビールを流し込む少年に話しかけた。
「ちょっと君、お話いいかな」
「へ、なんですか?」
まるで何も悪いことなどしているつもりはないという無邪気な顔だった。
髪や瞳こそ黒いがピンクがかった白い肌は白人のそれだし、その顔立ちは少し彫りが深い。
日本人ではないのかもしれない。
しかし日本に来た以上は日本の法律に従ってもらわなければ秩序が保たれない。
「君、日本の子じゃないの?日本では飲酒は20歳からしかできないって知ってた?」
「へ?お兄さんたち警察の人ですか?ごめんなさい僕こう見えても今年20歳になったんですよ」
「へー、そうなんだね。じゃあ悪いけど、確認のためにお姉さんたちに在留カードとかパスポートとか身分を証明できるものを見せてもらえないかな」
「へ?ざ、在留カード?パスポート?あ、ああ、あれね、あれはどこにやったんだったかな。どこかいっちゃったかも……」
「そんなわけないでしょ。もしそうなら大変なことだよ?外国人が日本で滞在するには絶対に必要なものだからね」
「あ、あはは、どうしよう……」
話していて分かったが、この少年、たぶん不法滞在だ。
パスポートも在留カードも持っていない。
補導のつもりで声をかけたが、面倒なことになった。
やはり所轄を呼んですべて任せてしまうのがいいかもしれない。
「南、所轄に連絡してくれ。悪いけど俺達も職務柄、日本の法律を守らない人を見逃すことはできないんだ。ちょっとこれから来るおまわりさんたちと一緒に警察署まで行ってもらうからね。今晩は警察署で過ごしてもらうことになると思うけど、案外悪いところじゃないから安心して欲しい。酒は出ないけどね」
「そ、そんな……。ぼ、僕がまさか逮捕されることになるなんて。そうだ、ちょ、ちょっと知り合いに連絡してもいいですか?」
「うん?まあ何話すのかは横で聞かせてもらうけど……」
「それでいいです」
このごに及んで、いったいどこに連絡するというのか。
一緒に日本に入り込んでいる仲間がいるのか?
そこに連絡して逃げろとか言うつもりなら、即止めなければならない。
俺は身構えた状態で少年がスマホでどこぞに連絡をとるのを見つめた。
「あ、お母様?もしもし僕だけど。ちょっと今警察に職務質問されちゃって。身分証名できるものを持ってないんだ。ちょっとごめん、持ってきてくれる?そう」
なんだ?在留カードかパスポートでも持ってきてもらうのか?
いや、俺の勘ではこいつはそんなもの持ってない気がする。
だったら何かの隠語なのか?
こいつお母様とか言ってなかったか?
怪しいな。
組織のゴットマザー的な存在のことだったりしないだろうか。
「すみません。ちょっと知り合いがその何とかカードとかパスポートとか持ってきてくれるみたいなんで、ちょっと待っててもらえますか?」
「その知り合いっていう人は、どんな人なんだ?」
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