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復活のK
2.テロリスト
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どんな女が来るのかと待ち構えていた俺達の前に現れたのは、高級車に乗った有名人だった。
真田京子。
旧華族である真田家の女当主。
六文銭グループの総帥で幸村商事の会長。
確か婿をとって子供も2人いたはずだ。
上の子はもう成人していたと思うが、とてもそうとは思えない若々しいその姿はテレビで見たことがある真田京子そのものだった。
なんだってこんな外国人のガキが財界の大物と知り合いなんだよ。
さっきお母様って言ってたな。
まさか……。
「し、失礼しました。真田家の御子息でいらっしゃいましたか」
「へ?違うけど?」
「え?違うの?」
なんなんだいったい。
全くわけが分からないぜ。
いや、直接の親子関係は無くとももしかしたら親同士が懇意でお母様と呼んでいるのかもしれない。
だとすればこのガ……いや、坊ちゃんもどこぞの金持ちの御曹司かもしれねえ。
危ないところだったぜ。
そんな特権階級関わってられねえ。
俺のようなしがねえ公務員が逆らえる相手じゃねえぜ。
「す、すみませんが我々は違う仕事の途中でして。ご身分のほうに問題なさそうなので、これにて失礼します」
「し、失礼します」
南もあれが真田京子だと気が付いたようで俺の後に続く。
だが、そんな俺達を止めたのはほかならぬ真田京子自身だった。
「待ってください」
「は、はい?なんでしょうか」
「いえ、あなた方がクロードさんに職務質問したという警察の方なんですよね。失礼ですが、部署とお名前をお聞きしてもよろしいかしら」
やべえ、これはかなりやべえ。
知り合いの子供に職務質問されて怒ったのか?
警察官僚の中には真田京子にかなり借りがある奴も多いって上司が言ってた気がするぜ。
そんな連中経由で抗議でもされたら、どこの田舎に飛ばされるか分からんぞ。
東京生まれ東京育ちの俺が、僻地勤務に耐えられるとは思えねえ。
「そんなに固くならないでくださいな。私も別に取って食べようと思っているわけではありませんわ。ただ、クロードさんがバーの店内で職務質問されたことを不審に感じました。あなた方、青少年の補導がお仕事では無いですよね。体つきや身のこなしに荒事の匂いがしますよ。ここにはなんのお仕事で?」
「そ、それは……」
「南、もういい。お手上げですよ真田さん。正直にお話します。ここじゃなんなので、どこか静かにお話できる場所に移動してもよろしいでしょうか」
「ありがとうございます。でしたら近くのホテルのスイートルームを年間契約しておりますので、そちらでよろしいでしょうか」
「わかりました」
結局のところ、俺達の力なんてちっぽけなものだ。
だからこそKを頼ってこんなところまで来たんだ。
Kには会えなかったが、ここで真田京子に会えたのは運命かもしれない。
海外にも強力なパイプを持っているこの人ならば、誰かいい人材を紹介してくれるかもしれない。
一縷の望みに賭けて、俺達は真田京子の車に乗り込んだ。
「ふーん、警視庁特殊捜査班。そんな部署があるのね」
「ええ。真田さんなら御存知かもしれませんが、この世には信じられない力を持った存在がいます。特殊能力者と呼ばれるそんな存在が起こす犯罪を専門に取り扱う新部署です。全国から選りすぐりの武闘派警察官を集めて、特殊装備を使って能力者に対抗しようっていう部署なんです」
「確か秋川潤一郎さんと南春香さんでしたね。あなた方2人は、どんな事件を捜査していたのかしら。なぜあの店でクロードさんに職務質問することになったの?」
「い、いえ、それは守秘義務が……」
南は職務規定に従って情報を漏洩することに抵抗があるようだが、俺達は普通の警察官ではないのだから臨機応変にならなければいけない。
そもそも特殊捜査班はできたばかりで人が全然足りねえんだ。
それを期待されてるからどんどん結果を出せとか言われても困るぜ。
民間の手を借りるくらいは許してくれねえと、まともな捜査もできねえ。
「南、いいんだよ。真田さんには話すべきだ」
「で、でも……」
「責任は俺がとる。真田さん、実は我々はある国際的なテロ組織の捜査をしておりまして……」
真田さんに俺の持つすべての情報を吐き出す。
始まりはあるテロ組織が国内に入り込んだという情報が入ったことだった。
そのテロ組織の名前は『ワールドエンド』。
頭のネジが2、3本ぶっ飛んだ危険な連中だ。
そんなヤバイテロリストの中でも輪をかけてヤバイのがその組織のリーダー。
コードネームは『サイボーグ』。
両手両足に鋼鉄の義肢を付けた全身凶器のびっくり人間だ。
発展著しい現代の科学であっても、生身のように動く義肢っていうのはまだ開発されてないはずだ。
だが奴の義肢は生身のように滑らかに動き、人間の稼動域を遥かに超えた超人的な動きとそのパワーによって人間をあっという間に蹂躙する。
白昼の街に突然現れてその鋼鉄の手足で通行人を片っ端から撲殺したり、重要な施設などを身一つで破壊したりする化け物。
なんらかの特殊能力の保有者であることは間違いないだろう。
そんな男が手下を引き連れて秘密裏に日本に入国したという。
テロリストの相手は公安の仕事だが、相手が能力者であれば俺達の縄張りだとばかりに上司はそのテロリストを捕まえて来いと偉そうにふんぞり返った。
しかしそんな危険な連中を相手に少人数の俺達では相手することは難しい。
上司は何を思ったか外部に協力者を作れとか言い出した。
警察や自衛隊にも能力者は少数存在しているが、実は民間のほうが能力者は多いのだ。
上司はどうやら自分たちの仕事は能力者を管理することだと思っているようで、民間の能力者もうちの管轄だとか言い出したのだ。
能力者を捕まえるには能力者。
そしてあわよくば潰し合ってくれれば両方楽に逮捕できるとか下衆なことを口走っていた。
そんなこんなで能力者ではないかと言われている民間人の中でも、比較的有名で具体的な噂が出ているKに依頼することになった。
「そしてKが頻繁に出入りしているというバーで張っていたところ、子供が堂々と酒を注文していたので見過ごせなかったと?」
「ええ、真田さんのお知り合いだとは思わなかったのですが」
「ふふふ。別に私の知り合いじゃなくてもクロードさんはお酒を飲んでも問題ないのですよ?だって本当に20歳なのですから」
「「えぇ!!」」
「そんなに意外かな……」
ありえねえだろ。
どこからどう見てもガキじゃねえか。
真田京子。
旧華族である真田家の女当主。
六文銭グループの総帥で幸村商事の会長。
確か婿をとって子供も2人いたはずだ。
上の子はもう成人していたと思うが、とてもそうとは思えない若々しいその姿はテレビで見たことがある真田京子そのものだった。
なんだってこんな外国人のガキが財界の大物と知り合いなんだよ。
さっきお母様って言ってたな。
まさか……。
「し、失礼しました。真田家の御子息でいらっしゃいましたか」
「へ?違うけど?」
「え?違うの?」
なんなんだいったい。
全くわけが分からないぜ。
いや、直接の親子関係は無くとももしかしたら親同士が懇意でお母様と呼んでいるのかもしれない。
だとすればこのガ……いや、坊ちゃんもどこぞの金持ちの御曹司かもしれねえ。
危ないところだったぜ。
そんな特権階級関わってられねえ。
俺のようなしがねえ公務員が逆らえる相手じゃねえぜ。
「す、すみませんが我々は違う仕事の途中でして。ご身分のほうに問題なさそうなので、これにて失礼します」
「し、失礼します」
南もあれが真田京子だと気が付いたようで俺の後に続く。
だが、そんな俺達を止めたのはほかならぬ真田京子自身だった。
「待ってください」
「は、はい?なんでしょうか」
「いえ、あなた方がクロードさんに職務質問したという警察の方なんですよね。失礼ですが、部署とお名前をお聞きしてもよろしいかしら」
やべえ、これはかなりやべえ。
知り合いの子供に職務質問されて怒ったのか?
警察官僚の中には真田京子にかなり借りがある奴も多いって上司が言ってた気がするぜ。
そんな連中経由で抗議でもされたら、どこの田舎に飛ばされるか分からんぞ。
東京生まれ東京育ちの俺が、僻地勤務に耐えられるとは思えねえ。
「そんなに固くならないでくださいな。私も別に取って食べようと思っているわけではありませんわ。ただ、クロードさんがバーの店内で職務質問されたことを不審に感じました。あなた方、青少年の補導がお仕事では無いですよね。体つきや身のこなしに荒事の匂いがしますよ。ここにはなんのお仕事で?」
「そ、それは……」
「南、もういい。お手上げですよ真田さん。正直にお話します。ここじゃなんなので、どこか静かにお話できる場所に移動してもよろしいでしょうか」
「ありがとうございます。でしたら近くのホテルのスイートルームを年間契約しておりますので、そちらでよろしいでしょうか」
「わかりました」
結局のところ、俺達の力なんてちっぽけなものだ。
だからこそKを頼ってこんなところまで来たんだ。
Kには会えなかったが、ここで真田京子に会えたのは運命かもしれない。
海外にも強力なパイプを持っているこの人ならば、誰かいい人材を紹介してくれるかもしれない。
一縷の望みに賭けて、俺達は真田京子の車に乗り込んだ。
「ふーん、警視庁特殊捜査班。そんな部署があるのね」
「ええ。真田さんなら御存知かもしれませんが、この世には信じられない力を持った存在がいます。特殊能力者と呼ばれるそんな存在が起こす犯罪を専門に取り扱う新部署です。全国から選りすぐりの武闘派警察官を集めて、特殊装備を使って能力者に対抗しようっていう部署なんです」
「確か秋川潤一郎さんと南春香さんでしたね。あなた方2人は、どんな事件を捜査していたのかしら。なぜあの店でクロードさんに職務質問することになったの?」
「い、いえ、それは守秘義務が……」
南は職務規定に従って情報を漏洩することに抵抗があるようだが、俺達は普通の警察官ではないのだから臨機応変にならなければいけない。
そもそも特殊捜査班はできたばかりで人が全然足りねえんだ。
それを期待されてるからどんどん結果を出せとか言われても困るぜ。
民間の手を借りるくらいは許してくれねえと、まともな捜査もできねえ。
「南、いいんだよ。真田さんには話すべきだ」
「で、でも……」
「責任は俺がとる。真田さん、実は我々はある国際的なテロ組織の捜査をしておりまして……」
真田さんに俺の持つすべての情報を吐き出す。
始まりはあるテロ組織が国内に入り込んだという情報が入ったことだった。
そのテロ組織の名前は『ワールドエンド』。
頭のネジが2、3本ぶっ飛んだ危険な連中だ。
そんなヤバイテロリストの中でも輪をかけてヤバイのがその組織のリーダー。
コードネームは『サイボーグ』。
両手両足に鋼鉄の義肢を付けた全身凶器のびっくり人間だ。
発展著しい現代の科学であっても、生身のように動く義肢っていうのはまだ開発されてないはずだ。
だが奴の義肢は生身のように滑らかに動き、人間の稼動域を遥かに超えた超人的な動きとそのパワーによって人間をあっという間に蹂躙する。
白昼の街に突然現れてその鋼鉄の手足で通行人を片っ端から撲殺したり、重要な施設などを身一つで破壊したりする化け物。
なんらかの特殊能力の保有者であることは間違いないだろう。
そんな男が手下を引き連れて秘密裏に日本に入国したという。
テロリストの相手は公安の仕事だが、相手が能力者であれば俺達の縄張りだとばかりに上司はそのテロリストを捕まえて来いと偉そうにふんぞり返った。
しかしそんな危険な連中を相手に少人数の俺達では相手することは難しい。
上司は何を思ったか外部に協力者を作れとか言い出した。
警察や自衛隊にも能力者は少数存在しているが、実は民間のほうが能力者は多いのだ。
上司はどうやら自分たちの仕事は能力者を管理することだと思っているようで、民間の能力者もうちの管轄だとか言い出したのだ。
能力者を捕まえるには能力者。
そしてあわよくば潰し合ってくれれば両方楽に逮捕できるとか下衆なことを口走っていた。
そんなこんなで能力者ではないかと言われている民間人の中でも、比較的有名で具体的な噂が出ているKに依頼することになった。
「そしてKが頻繁に出入りしているというバーで張っていたところ、子供が堂々と酒を注文していたので見過ごせなかったと?」
「ええ、真田さんのお知り合いだとは思わなかったのですが」
「ふふふ。別に私の知り合いじゃなくてもクロードさんはお酒を飲んでも問題ないのですよ?だって本当に20歳なのですから」
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ありえねえだろ。
どこからどう見てもガキじゃねえか。
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