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2.異世界
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「ようこそおいでくださいました勇者様」
「はい?」
異世界召喚、それは異なる世界から魔法やらなんやらの超常の力によって召喚されて戦わされるという荒唐無稽な話だ。
異世界やパラレルワールドの存在は近年では実在するのではないかと科学者は机上の空論を並べているが、これは科学の力で飛ばされたのではなく全くのファンタジーな要素によっての召喚。
いわゆる異世界モノの小説のような話だ。
魔王が現れたから異世界から勇者を召喚して戦ってもらおうという物語の中のような他力本願極まりない話なのだという。
当然俺のようなおっさんが物語の主人公になれるはずもなく。
「あなたはこちらへ」
「はぁ……」
4人組とは別の部屋に連れて行かれる。
「申し訳ありませんが、あなたは巻き込まれてしまった一般人のようです」
「まあそうだとは思いましたね」
申し訳なさそうに話すちょっと頭が寂しい感じのする初老の男。
だけど巻き込んだのはおそらくあなた方ではなくエイジ君だ。
あのとき俺の腕をエイジ君が放してくれれば俺は召喚に巻き込まれることはなかっただろう。
向こうが申し訳なさそうにしているうちは俺の扱いも悪くなさそうだから口には出さないけどな。
「一応聞いておきますが、魔王との戦いには……」
「ちょっと無理ですよね。魔王とか戦いの余波だけで死んでしまいそうです」
「ですよね」
この世界の一般人が戦えなさそうだから異世界から勇者を呼んだのに、異世界から来た一般人を戦わせても意味なんて無いはずだ。
向こうの世界に帰る方法は今のところ無いようだし、こちらの世界で生きていくためにこの男からはなるべく譲歩を引き出さなくては。
「我々がこんなことを聞くのはなんなのですが、これからどうなさりますか。我々にできるだけの援助はいたします。お呼びしてしまった責任がありますから」
「そうですか。では、一生遊んで暮らせるくらいの金を」
「わかりました。ご用意いたします。金貨5千枚もあれば平民であれば10回は人生を送れますでしょう」
「へ?あ、はい、お願いします」
まさか本当に用意してくれるとは。
金貨の5千枚程度は国にとっては大したことの無いものだったということか。
もう少し吹っかければよかったな。
まずは高めの要求を突きつけて、譲歩した風を装って本命の要求を出すというサバゲー仲間から教わった営業テクニックが役に立たなかった。
まあこれで金に困ることは無いだろう。
「他に、何かございますでしょうか」
「そういえば、この世界には魔法があるのですよね」
「ええ、魔法は我々の生活の根幹を成す技術でございます」
「へぇ、魔法を中心とした文化か。俺達からしたら全くの異文化ですので、大変興味深いです。何かそういった知識を勉強させていただくことはできませんかね」
「わかりました。教師役をご用意いたします」
「ありがとうございます」
一生遊んで暮らせるだけの金が手に入って、この世界のことが勉強できるのなら悪くない結果だ。
むしろ良い。
なんだかそう思うと楽しくなってきた。
あちらの世界ではコンビニでアルバイトして、日々の生活に追われる毎日だった。
こちらでは働く必要はない。
毎日好きなことをして過ごすことができる。
これはこれでありだな。
エイジ君に感謝しなくては。
「初めましてイズミ様。私教師役を務めさせていただきますラズリーと申します。以後よろしくお願いいたします」
お城の一室の豪華なベッドで一夜を明かして次の日、俺にこの世界のことを教えてくれる教師役のラズリーさんが挨拶に来た。
ラズリーさんは肩くらいで切りそろえられたゆるふわの銀髪と空色の瞳を持つ小柄な女性だ。
とりあえず怖そうな人じゃなくて安心だ。
「まずは、神殿に行きましょうか」
「へ?」
ラズリーさんは有無を言わさず俺の腕を掴んでずんずんと進んでいった。
意外と力が強い。
「さあ、こちらの石版に触れてください」
「はぁ」
俺は言われたとおり神殿の最奥に安置された石版に手を載せた。
こんな歴史的価値の高そうなものに手袋もせずに触れてもいいのかなと思ったけれど、周りを固める神官っぽい爺さんたちが何も言わないのでいいんだろう。
石版は、俺の手が触れるとぼんやり金色に光りなにやら文字を映し出す。
すごい、これどうなってんだ。
名 前:カズトヨ・イズミ
性 別:男
年 齢:35歳
称 号:【異世界人】【巻き込まれた一般人】
魔力値:12
属 性:全
固有スキル:【お前の代わりはいくらでもいる】
スキル:【言語理解】【アイテムボックス】【鑑定】【格闘術】【短剣術】【短槍術】【精密射撃】【速射】【隠密】【索敵】
「これは原初の石版と呼ばれる神器のひとつです。神様がお造りになられたといわれている魔道具の一種ですね。触れた人のステータスを表示してくれます」
魔力値とかスキルとか、なんかゲームみたいだ。
ゲームならいつでも見ることができるのだろうが、この世界ではここに来なければ見ることができないんだな。
ご丁寧に称号に巻き込まれた一般人って書いてある。
これを見て昨日あの頭の寂しい初老の人は俺を巻き込まれた一般人だと判断したのかもしれない。
「あれ、でもこれってここでしか……」
「どうされましたか?」
「いえ、ステータスってここでしか見ることができないんですよね」
「いいえ、魔力値だけやスキルだけ、称号だけなど別々に見るだけならば他にももっと手軽に見る方法がございます。それに、スキルの中にも他人のステータスを見ることができるものがございます。異世界人の方が全員持っていらっしゃる鑑定のスキルもそういったスキルでございます」
なるほど、じゃああの初老の人はそれ系のスキルで俺のステータスを見たのか。
ファンタジー世界はプライバシーとか無いのか。
まああのときはステータスのことなんか知らなかったし、個人情報がどうとか言うつもりはないさ。
しかしこの気恥ずかしいような気持ちはなんなのだろうか。
独特なネーミングの固有スキルがあるからだろうか。
あのスキルは俺の人生を体言しているようで見られたくなかったな。
「はい?」
異世界召喚、それは異なる世界から魔法やらなんやらの超常の力によって召喚されて戦わされるという荒唐無稽な話だ。
異世界やパラレルワールドの存在は近年では実在するのではないかと科学者は机上の空論を並べているが、これは科学の力で飛ばされたのではなく全くのファンタジーな要素によっての召喚。
いわゆる異世界モノの小説のような話だ。
魔王が現れたから異世界から勇者を召喚して戦ってもらおうという物語の中のような他力本願極まりない話なのだという。
当然俺のようなおっさんが物語の主人公になれるはずもなく。
「あなたはこちらへ」
「はぁ……」
4人組とは別の部屋に連れて行かれる。
「申し訳ありませんが、あなたは巻き込まれてしまった一般人のようです」
「まあそうだとは思いましたね」
申し訳なさそうに話すちょっと頭が寂しい感じのする初老の男。
だけど巻き込んだのはおそらくあなた方ではなくエイジ君だ。
あのとき俺の腕をエイジ君が放してくれれば俺は召喚に巻き込まれることはなかっただろう。
向こうが申し訳なさそうにしているうちは俺の扱いも悪くなさそうだから口には出さないけどな。
「一応聞いておきますが、魔王との戦いには……」
「ちょっと無理ですよね。魔王とか戦いの余波だけで死んでしまいそうです」
「ですよね」
この世界の一般人が戦えなさそうだから異世界から勇者を呼んだのに、異世界から来た一般人を戦わせても意味なんて無いはずだ。
向こうの世界に帰る方法は今のところ無いようだし、こちらの世界で生きていくためにこの男からはなるべく譲歩を引き出さなくては。
「我々がこんなことを聞くのはなんなのですが、これからどうなさりますか。我々にできるだけの援助はいたします。お呼びしてしまった責任がありますから」
「そうですか。では、一生遊んで暮らせるくらいの金を」
「わかりました。ご用意いたします。金貨5千枚もあれば平民であれば10回は人生を送れますでしょう」
「へ?あ、はい、お願いします」
まさか本当に用意してくれるとは。
金貨の5千枚程度は国にとっては大したことの無いものだったということか。
もう少し吹っかければよかったな。
まずは高めの要求を突きつけて、譲歩した風を装って本命の要求を出すというサバゲー仲間から教わった営業テクニックが役に立たなかった。
まあこれで金に困ることは無いだろう。
「他に、何かございますでしょうか」
「そういえば、この世界には魔法があるのですよね」
「ええ、魔法は我々の生活の根幹を成す技術でございます」
「へぇ、魔法を中心とした文化か。俺達からしたら全くの異文化ですので、大変興味深いです。何かそういった知識を勉強させていただくことはできませんかね」
「わかりました。教師役をご用意いたします」
「ありがとうございます」
一生遊んで暮らせるだけの金が手に入って、この世界のことが勉強できるのなら悪くない結果だ。
むしろ良い。
なんだかそう思うと楽しくなってきた。
あちらの世界ではコンビニでアルバイトして、日々の生活に追われる毎日だった。
こちらでは働く必要はない。
毎日好きなことをして過ごすことができる。
これはこれでありだな。
エイジ君に感謝しなくては。
「初めましてイズミ様。私教師役を務めさせていただきますラズリーと申します。以後よろしくお願いいたします」
お城の一室の豪華なベッドで一夜を明かして次の日、俺にこの世界のことを教えてくれる教師役のラズリーさんが挨拶に来た。
ラズリーさんは肩くらいで切りそろえられたゆるふわの銀髪と空色の瞳を持つ小柄な女性だ。
とりあえず怖そうな人じゃなくて安心だ。
「まずは、神殿に行きましょうか」
「へ?」
ラズリーさんは有無を言わさず俺の腕を掴んでずんずんと進んでいった。
意外と力が強い。
「さあ、こちらの石版に触れてください」
「はぁ」
俺は言われたとおり神殿の最奥に安置された石版に手を載せた。
こんな歴史的価値の高そうなものに手袋もせずに触れてもいいのかなと思ったけれど、周りを固める神官っぽい爺さんたちが何も言わないのでいいんだろう。
石版は、俺の手が触れるとぼんやり金色に光りなにやら文字を映し出す。
すごい、これどうなってんだ。
名 前:カズトヨ・イズミ
性 別:男
年 齢:35歳
称 号:【異世界人】【巻き込まれた一般人】
魔力値:12
属 性:全
固有スキル:【お前の代わりはいくらでもいる】
スキル:【言語理解】【アイテムボックス】【鑑定】【格闘術】【短剣術】【短槍術】【精密射撃】【速射】【隠密】【索敵】
「これは原初の石版と呼ばれる神器のひとつです。神様がお造りになられたといわれている魔道具の一種ですね。触れた人のステータスを表示してくれます」
魔力値とかスキルとか、なんかゲームみたいだ。
ゲームならいつでも見ることができるのだろうが、この世界ではここに来なければ見ることができないんだな。
ご丁寧に称号に巻き込まれた一般人って書いてある。
これを見て昨日あの頭の寂しい初老の人は俺を巻き込まれた一般人だと判断したのかもしれない。
「あれ、でもこれってここでしか……」
「どうされましたか?」
「いえ、ステータスってここでしか見ることができないんですよね」
「いいえ、魔力値だけやスキルだけ、称号だけなど別々に見るだけならば他にももっと手軽に見る方法がございます。それに、スキルの中にも他人のステータスを見ることができるものがございます。異世界人の方が全員持っていらっしゃる鑑定のスキルもそういったスキルでございます」
なるほど、じゃああの初老の人はそれ系のスキルで俺のステータスを見たのか。
ファンタジー世界はプライバシーとか無いのか。
まああのときはステータスのことなんか知らなかったし、個人情報がどうとか言うつもりはないさ。
しかしこの気恥ずかしいような気持ちはなんなのだろうか。
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