女神に嫌われた俺に与えられたスキルは《逃げる》だった。

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「今日はドアと窓を付けようと思う」

「まずまど」

「最初は何処に付けましょうか?」

玄関、寝室、キッチン、浴室、トイレ。何処に付けても良いのだが、どうするか。
光の入る場所から付けよう、と言う話になったので、玄関右側に付ける事にした。
付け方はドアと変わらない。窓を囲む木枠を作り、壁に穴を開けたら枠と窓を嵌め込んで釘止め。
慣れたもんで十数分で終わった。

「明るくなった」

「換気も良くなりますね。干し肉作りが捗ります」

ドアを付けて開け放てば更に明るく、風通し良くなるぞ。
寝室とキッチンのドアも素早く付けた。寝室は普通に真ん中に、キッチンは追加の窓を考えてやや内側へ。
浴室のドアは枠だけ嵌めて釘止めだけにする。後は浴槽付けてから。

 午後は石切り。イゼッタが料理などしてくれているので、今日はテイカが監視役。
鏨で一つ穴を掘る毎に小休止。谷間で幸せな窒息をして元気を取り戻す。

たがね、たにま、たがね、たにま…。

楔を穴にセットした所でイゼッタが迎えに来たのでお昼休憩しに家に戻った。
前回よりはましだけど疲れたので昼寝して、再び岩を割に行き、何とか一枚割り切った!
前回の割れ目と同じ方向に割れた。後3枚は取れるかな。

「カケル様、お疲れ様でした。汗をお拭きしますね」

 汗を拭き拭きしながらぺろぺろされた。塩味で美味しいそうな。
二度ゴックンして貰い岩を担いで帰宅。
気付いたら筋力が上がってたみたいだ。

「カケル、力持ち」

「素敵ですカケル様」

褒め上手め。湖で三人抱き合いイチャイチャ体を洗っていると、対岸でゴーラが覗いてた。イゼッタが指先一つでキレイに縦に真っ二つにした。
ここから対岸まで、百ハーンくらいあるのですが、世紀末拳法超えてるよ。特撮のビームですか?

「今のはなんだ?」

「ん?風魔法だよ?」

以前俺が水魔法を細く、圧力をかけて…と言う話を受けて、風魔法でそれを試して見たそうな。
どこまでも伸びるワイヤーソーみたいだ。すげえ。

「光魔法でできる?」

「んぬ、光らせるくらいなら…」

光の線が五指から伸びた。ビームだすげー。

「イゼッタ様、キレイですね」

「これで攻撃出来るなら脅威的だな」

目眩し程度にはなりそう、とは言うが、目に入ったら危ないな。お肉を取りに対岸行って、夕飯は焼肉にした。

俺も魔法覚えたい。


 昨日はいろいろ頑張ったので、今日は街に行く日。窓を受け取り、取り付けたら買い出しとお風呂に行く予定。今回もお強請りして来たが、後で行くからと宥めすかしてお留守番させた。
石割りに丸一日掛かるので、とっとと窓を付けちゃいたいのだ。

窓は二枚出来てるので早速受け取り帰ろうとすると門の通りでサミイに会った。
商品の買い付けと行商に出た親が帰って来る日らしい。今日は俺も忙しいので頭を撫でこりして島に帰る。

帰りしな、熊がお食事中だった。
食べてるのが人じゃないのでそのまま帰る。
歯を剥いて食べる熊、怖い。

 家に帰ると抱き着かれた。はいはいよしよし。

「他の女の匂いがする」

ほんとに何もしてないぞ?会ったのは建具屋の親父と門で見掛けたサミイだけだ。

「心配などはしてませんよ。イゼッタ様のも冗談ですから」

「布団屋の娘としなかったの?」

「門の前でたまたま会ったが話をしたくらいだよ」

ズボンを降ろしてパンツも降ろす。

「確認してみな」

「あむ…、ん…、この味良い…」

「あたしも…はむん……凄く良いです…」

この味が良いねと二人が言ったから、そのまま午後まで続行しました。

寝室とキッチンに窓を付けて、急いで街に戻った。お風呂に入ってる間に門が閉まっちゃうじゃないか!

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