女神に嫌われた俺に与えられたスキルは《逃げる》だった。

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疲れてないけど疲れとく

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 ドラゴンやトカゲモドキを見た事無くても、魔物と対峙した者は多分解るのだろう。カラクレナイの秘めた強さを。動けないと言うよりは、どう逃げようかと考えてるように見える。

「落ち着けエメラルダス。従魔登録したんだが、騎龍は着飾るもんだとカロに言われてな。討伐されたら適わんのでなる早で頼みたい。で、見ての通りサミイに装備されてるんだが、手を離しても良いようにハーネスが欲しいんだ」

「装備って…、まあハーネスなら直ぐ作れるね。かららさま?の装備は可動域が必要だろうし、採寸させてね。そこからデザイン考えるから」

「よろしく頼む。カラクレナイ、サミイから降りてこっちにおいで」

「クアックアー!」

カラクレナイを抱き締めてる隙に採寸を終わらせてもらおう。メジャーでピッピと測って板に数値を書いている。

「見た感じ、背中を通すハーネスはダメだね。首と胴体を通すのが良いかも?首は金属で締まらないようにして、胴体は呼吸もあるから皮で作るか」

「小手と具足も頼むわ」

「海竜の鞣し皮で作ろうか?後は金属で首輪を作るだけだし」

「皮なら今あるから出すよ。何枚だ?」

「一枚で充分よ」

《収納》から鞣し皮を一枚渡し、裏庭で食事させてもらい店を出た。
ここからはテイカが食材を買うので別行動。サミイとイゼッタを引き連れ建具屋に向かう。此処でもやはりサミイの顔が広い。考えてみれば新品を扱う寝具店はサミイの所しか無いそうだし、言わば独占企業。今後ともどうぞよろしく。
頼んでいたミズゲルの核は一ナリ袋二つになった。多分二千個位入ってる。こんなに入ってたったの千ヤン。ギルドの売値の一割だ。すげー。
数が安定しないのでこの値段なのだそうな。最近は核の無いのも居るので更に数が安定しないかもと言われた。何となく察しは着くので今後ともどうぞよろしくと伝えた。

 核が四千個程手に入ったので、暫くはこれを加工するのに注力しよう。カロ邸に戻り、素材を確認。ちゃんと洗われている。この手間が無いだけで金を払った価値があるな。
借り物のバケツにジャラジャラ流し入れて、掻き混ぜながら《集結》で小さく圧して行く。《伸縮》でも良さそうだが魔力を注ぐ時になって何故か砕け散るのだ。粒子の密度が違うのかも知れない。
十分掛からず凡そ四千個の魔石が出来上がり、一ナリ袋に収まった。

「お疲れ」

「疲れた。おっぱい」

「はいはい」

疲れてないけど疲れとく。イゼッタもイチャイチャしたいだけな様子だし。
おっぱいに吸い付く時間は至高である。否、言い直そう。おっぱいちゅーちゅーれろれろしあわせ。

「只今戻りま…ちたよ、カケルちゃま」

しあわせがふえた。
暫くちゅぱちゅぱしていたが、夕餉の支度をすると言うので解放し、一人になってしまった。因みにサミイは実家の夕飯の支度があると一旦戻り、カラクレナイはお昼寝中。絶賛暇である。魔石に魔力を込めたいが、チャージ状態で放置するテストをしてないし、《収納》してスキルが付与されてしまったら困る。金の匂いがプンプンするが、今は納期を守らなくてはならないからな。
大人しくしていよう…zzz

 夜になり、カロが帰って来たそうで夕飯となった。気付いたら俺の膝の上で丸くなってた。甘えん坊さんめ。メイド達が作った少しボリューミーな夕飯を食べ、風呂に入ったら睡魔に誘われ意識を手放した。
昼寝して、早寝したせいで目覚めたのは夜明け前。そっと飛んで部屋を出て、アルネスの部屋に忍び込む。

「おはようアルネス。今からするぞ?」

「んぇ?カケルさま…」

寝ぼけ眼のアルネスに、朝の濃いのを流し込んだ。







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