女神に嫌われた俺に与えられたスキルは《逃げる》だった。

もる

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獣人をダメにすりゅやつー!

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 空中抱っこで二回出し、眼下には森に囲まれた穴が一つ。呼吸を整えお股と衣服を《洗浄》したら再装備。よし。

「下、見えるな?」

「気配も匂いも感じるよ。ケブの巣だね。しかしよく見付けたな」

「感知能力は人以上ドラゴン以下なんだ」

「大雑把だろ。しかし数が多いな…」

「問題無いさ。ドラゴン以下の感知能力を見せてやろう」

《感知》にて、敵の位置と穴の構造、拉致された人やお宝の在り処等を把握する。ケブ総数百二十八で外には居ない。…苗床一人発見。お宝多少あり。

「良し。穴の中からケブが出て来るから殴ってくれ。疲れたら交代だ」

「まあ、大丈夫だよ」

雪の上に降り立ち、《集結》にてケブを集めると、暫くしてゾロゾロと歩いて来た。ほぼ無抵抗の雑魚共を目の前に多少気が抜けたように見えるワーリンだが、手は抜かずに屠り捲ってる。俺は煉瓦の土台を敷いて、火の鉄板とお鍋で湯を沸かす。鍋もコップも、お玉も煉瓦製だ。お茶っ葉は昨日道具屋で買って来た。

「ダメ!!ソレダメ!!」

「ソレってどれだ?」

「そのお茶!獣人をダメにすりゅやつー!」

ダメになり掛けても必死に戦うワーリンは健気だ。

「お茶っ葉を入れる前で良かったよ。帰って来ーい」

「あう~ん!」

「お湯飲んで休んでな」

此処からは俺のターン!ケブを一箇所に《集結》!ケブの周りの空気を一気に《散開》!終了!ドヤ!?

「わぅーん」

床にゴロゴロ体を擦り付けてました。《抵抗》!《強化》!

「へぁ?何か、治まった…」

「美味いと言われて買ったんだが、そんな効果があったとは知らなかった、すまん」

「お前になら、良いぞ?」

「是非!…と言いたい所だが夜まで取っといてくれ。中にお宝と苗床が居るんだ」

「苗床…、行こう」

女の顔が戦士の顔に変わり、穴に突入した。灯りも持たずに。わん娘なら匂いで分かるのかな?

「お前…さん、灯りある?」

うっかりさんめ。
光の棒は探検に便利だ。片手が塞がるけど俺は浮かせられるしな。

「先ずはお宝からな。要救護者は外に出すと野獣に襲われかねん」

「わかった」

《感知》でお宝の位置を見ながら《収納》で回収して行く。彼奴等なら外からでも回収出来るって思うと歯痒い気持ちになる。精進しなければ…。お宝を全て回収し、苗床の元へ。裸の女と思われる、汚れた人型が四肢を縄で張られて腹這いになっていた。

「生きてるかー?」

「…ぁ……しに、そ」

ブチブチと素手で縄をぶっ千切り、自分のマントを掛けてやるワーリンは良い子だな。そっと浮かせて外に出た。

「お前さん、もしかしてこのお湯ってこの為に?」

「まあな、俺の《洗浄》は冷水だから…、あ、風呂作れば良いか」

少し浅めの煉瓦の箱を素早く作り、中に水と鉄板を入れて加熱した。湯が温まるまで回復されながらお湯でも飲んでておくれ。

「ありがとう。冷水でも良いから《洗浄》ってのしてくれない?臭いし汚いし中にまだ入ってるし」

「因みに避妊魔法は受けてるよな?」

「冒険者だからね。後、お願いがあるんだけど…。私の装備、返してくれたら嬉しい。服は確か破られてたから、杖とリングとギルド証」

「構わんぞ?所で名前を聞いても良いか?掲示板に救助依頼とか出てたら嬉しいし」

「そう言うのは多分、無いかなー。私はキュルケス、魔術師よ」

「オレはワーリン、拳闘士だ」

「俺はカケル、女好きだ」

「え?私の裸で反応したの?」

「さっきまでオレとしてたのにー」

「コレで勃つなら、上書きして」

汚い子種に泥をまぶした汚らしいまんこをくぱぁすると、中から黄色味を帯びたどろどろが垂れ出して来る。臭い。

「《洗浄》して湯に浸かったら病気になってないか診てやるよ。その後でコイツを納めてもらうな」

ペニスケを外してアイツを外気に晒した。
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