女神に嫌われた俺に与えられたスキルは《逃げる》だった。

もる

文字の大きさ
513 / 1,519

旅館オナホ

しおりを挟む


 オナホの宿に帰って来たら、テーブルと思しき膨らみの上に、お椀が三つ並んでた。汁椀の中には樹液と思しき液体が入ってる。飲めと?そして菓子椀の中には果物が。お茶にお茶請けだなこれ。オナホの宿は旅館オナホになったようだ。有難く頂くが、エージャもお客様の一人として認められたと言う事にちょっとびっくり。一緒にエッチしたからかな?

「私だけこんな良い物を頂くのは、他の皆さんに悪い気がします」

「俺のを半分やるよ。こんなに飲み切れないからな。お前のはママ上殿への土産にすると良い」

魔剣や魔装より、甘味の方が貰い物としてのグレードは上らしい。雑木でスプーンを作ってやるとエロい顔でレロレロしてた。俺はソーサーを焼こう。薄焼きソーサーに塗り塗りして食べた。甘くて美味いが満腹中枢が刺激されて三枚も食べたらご馳走様になってしまったよ。果物も地上のより甘くて美味い。黄緑色の皮の中は酸味と甘みの調和が取れたゼリーが詰まってた。菓子椀には六つも入っているが、トマト程の大きさがあるのでこれも一個で充分だ。残りはエージャがお食べ。

 飯風呂寝るで、多分朝。目覚めると床から伸びるオナホに宿賃徴収されてた。魔力が欲しいのかと思ったら、俺が目覚めたら床に戻って行った。まさかのモーニングコールである。せめて一回出させてくれ。

「エージャ、起きろ。射精したい」

「んん…。無理矢理に、捩じ込んでくだされば良いのに…」

「樹液たっぷりのちんぽ、要らないなら帰る支度をするぞ」

「頂きます」

スッキリして旅館オナホを出る。昨日のお茶請けが効いてるのか、朝から頗る元気だ。ササッと雑魚を蹴散らして、外に出るとまだ暗かった。時差ボケしそうだぜ…。二の鐘が鳴る前だったおかげで追加料金が安く済んで良かったが、列成す冒険者共に凄く見られた。

「確かに朝帰りの方が狩り草は増えるな…」

「採取専門なら一日くらい寝なくても…」

「飯はどうせ食っちまうし、俺達もやってみるか…」

金の匂いに敏感な奴等がヒソヒソとしているのを横目に、どうしようかと途方に暮れる。彼奴等まだ寝てるだろうし、忍び入るのも忍びない。

「あ、カケル様!おはようございます」

「「「おはようございます」」」

冒険者の朝は早いな。心配が杞憂に終わった。彼女等はこれから並ぶらしい。俺とエージャはやる事も無いので一緒に並んで話でもしようか。

「おはよう。皆はこれから潜るのか?」

「はい。実戦での確認が主なので稼ぎは度返しですけどね」

「二十二階なら充分食えるだろ?」

「彼処には、彼奴が居るから…」

「それこそ偶には会いに行ってやれよ」

「ん…、そうだね。私くらいは彼奴の事、忘れないで居てあげなきゃね!」

「今日は泊まりにはしない予定なんだけど、そこまで潜るなら泊まる?」

「やだ」「ダメ」「日帰りよ!」

サスーンの一言は他の女達から尽く否定された。俺は察する事の出来る男だ。

「だったらどうすんだい!?」

「良い方法があるぞ。四十階まで降りてボス狩りするとかな」

「ああ~、そこまでは灯りが要らないんだったね」

「詳しくは今夜教えてやろう。此処では耳が多過ぎる。だから無事に戻れよ?」

「「「「はーい」」」」

「そこの皮鎧!受付けしてないなら並ぶな!」

「出て来たばっかりだからもう入らんよ。女達にちょっかい掛けてただけだ」

衛兵に注意されちゃったのでそろそろ行こう。ある程度金も欲しいのでギルドにでも行くか。十本槍の七人に、行ってらっしゃいのキスをしてその場を後にした。

 ギルドは随分空いている。Cランク以上の冒険者の殆どがダンジョンに行ってしまうので掲示板の周りも数える程しか人が居ない。更にこの時間が一番暇な買取りカウンターに向かい、要らない装備を売り払った。カウンターに居た三人を忙しくしてしまったが、働ける事に文句を言ってはいけないぞ?


しおりを挟む
感想 6

あなたにおすすめの小説

目を覚ますと雑魚キャラになっていたけど、何故か最強なんです・・・

Seabolt
ファンタジー
目を覚ますと雑魚キャラに何の因果か知らないけど、俺は最強の超能力者だった・・・ 転生した世界の主流は魔力であって、中にはその魔力で貴族にまでなっている奴もいるという。 そんな世界をこれから冒険するんだけど、俺は何と雑魚キャラ。設定は村人となっている。 <script src="//accaii.com/genta/script.js" async></script><noscript><img src="//accaii.com/genta/script?guid=on"></noscript>

【完結】幼馴染にフラれて異世界ハーレム風呂で優しく癒されてますが、好感度アップに未練タラタラなのが役立ってるとは気付かず、世界を救いました。

三矢さくら
ファンタジー
【本編完結】⭐︎気分どん底スタート、あとはアガるだけの異世界純情ハーレム&バトルファンタジー⭐︎ 長年思い続けた幼馴染にフラれたショックで目の前が全部真っ白になったと思ったら、これ異世界召喚ですか!? しかも、フラれたばかりのダダ凹みなのに、まさかのハーレム展開。まったくそんな気分じゃないのに、それが『シキタリ』と言われては断りにくい。毎日混浴ですか。そうですか。赤面しますよ。 ただ、召喚されたお城は、落城寸前の風前の灯火。伝説の『マレビト』として召喚された俺、百海勇吾(18)は、城主代行を任されて、城に襲い掛かる謎のバケモノたちに立ち向かうことに。 といっても、発現するらしいチートは使えないし、お城に唯一いた呪術師の第4王女様は召喚の呪術の影響で、眠りっ放し。 とにかく、俺を取り囲んでる女子たちと、お城の皆さんの気持ちをまとめて闘うしかない! フラれたばかりで、そんな気分じゃないんだけどなぁ!

つまらなかった乙女ゲームに転生しちゃったので、サクッと終わらすことにしました

蒼羽咲
ファンタジー
つまらなかった乙女ゲームに転生⁈ 絵に惚れ込み、一目惚れキャラのためにハードまで買ったが内容が超つまらなかった残念な乙女ゲームに転生してしまった。 絵は超好みだ。内容はご都合主義の聖女なお花畑主人公。攻略イケメンも顔は良いがちょろい対象ばかり。てこたぁ逆にめちゃくちゃ住み心地のいい場所になるのでは⁈と気づき、テンションが一気に上がる!! 聖女など面倒な事はする気はない!サクッと攻略終わらせてぐーたら生活をGETするぞ! ご都合主義ならチョロい!と、野望を胸に動き出す!! +++++ ・重複投稿・土曜配信 (たま~に水曜…不定期更新)

レベルアップは異世界がおすすめ!

まったりー
ファンタジー
レベルの上がらない世界にダンジョンが出現し、誰もが装備や技術を鍛えて攻略していました。 そんな中、異世界ではレベルが上がることを記憶で知っていた主人公は、手芸スキルと言う生産スキルで異世界に行ける手段を作り、自分たちだけレベルを上げてダンジョンに挑むお話です。

貧民街の元娼婦に育てられた孤児は前世の記憶が蘇り底辺から成り上がり世界の救世主になる。

黒ハット
ファンタジー
【完結しました】捨て子だった主人公は、元貴族の側室で騙せれて娼婦だった女性に拾われて最下層階級の貧民街で育てられるが、13歳の時に崖から川に突き落とされて意識が無くなり。気が付くと前世の日本で物理学の研究生だった記憶が蘇り、周りの人たちの善意で底辺から抜け出し成り上がって世界の救世主と呼ばれる様になる。 この作品は小説書き始めた初期の作品で内容と書き方をリメイクして再投稿を始めました。感想、応援よろしくお願いいたします。

【完結】ポーションが不味すぎるので、美味しいポーションを作ったら

七鳳
ファンタジー
※毎日8時と18時に更新中! ※いいねやお気に入り登録して頂けると励みになります! 気付いたら異世界に転生していた主人公。 赤ん坊から15歳まで成長する中で、異世界の常識を学んでいくが、その中で気付いたことがひとつ。 「ポーションが不味すぎる」 必需品だが、みんなが嫌な顔をして買っていく姿を見て、「美味しいポーションを作ったらバカ売れするのでは?」 と考え、試行錯誤をしていく…

スライムすら倒せない底辺冒険者の俺、レベルアップしてハーレムを築く(予定)〜ユニークスキル[レベルアップ]を手に入れた俺は最弱魔法で無双する

カツラノエース
ファンタジー
ろくでもない人生を送っていた俺、海乃 哲也は、 23歳にして交通事故で死に、異世界転生をする。 急に異世界に飛ばされた俺、もちろん金は無い。何とか超初級クエストで金を集め武器を買ったが、俺に戦いの才能は無かったらしく、スライムすら倒せずに返り討ちにあってしまう。 完全に戦うということを諦めた俺は危険の無い薬草集めで、何とか金を稼ぎ、ひもじい思いをしながらも生き繋いでいた。 そんな日々を過ごしていると、突然ユニークスキル[レベルアップ]とやらを獲得する。 最初はこの胡散臭過ぎるユニークスキルを疑ったが、薬草集めでレベルが2に上がった俺は、好奇心に負け、ダメ元で再びスライムと戦う。 すると、前までは歯が立たなかったスライムをすんなり倒せてしまう。 どうやら本当にレベルアップしている模様。 「ちょっと待てよ?これなら最強になれるんじゃね?」 最弱魔法しか使う事の出来ない底辺冒険者である俺が、レベルアップで高みを目指す物語。 他サイトにも掲載しています。

最低のEランクと追放されたけど、実はEXランクの無限増殖で最強でした。

みこみこP
ファンタジー
高校2年の夏。 高木華音【男】は夏休みに入る前日のホームルーム中にクラスメイトと共に異世界にある帝国【ゼロムス】に魔王討伐の為に集団転移させれた。 地球人が異世界転移すると必ずDランクからAランクの固有スキルという世界に1人しか持てないレアスキルを授かるのだが、華音だけはEランク・【ムゲン】という存在しない最低ランクの固有スキルを授かったと、帝国により死の森へ捨てられる。 しかし、華音の授かった固有スキルはEXランクの無限増殖という最強のスキルだったが、本人は弱いと思い込み、死の森を生き抜く為に無双する。

処理中です...