女神に嫌われた俺に与えられたスキルは《逃げる》だった。

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魔王

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 風呂は外にでも作ってやるとして、巣はこんなモンで良いだろう。

「男の方はこれで良いな」

「お手伝い、出来ませんでした」

「リュネが作るのは男共には勿体無いよ」

謁見の間に戻り、メイドに男を巣に入れろと命令する。ゾロゾロ向かうメイドの一人を捕まえて、魔族の女と交代した。

「まだ…するのか…」

「挿れてないと落ち着かなくてな」

「私が居るのにぃ」

「リュネとはもっと落ち着いてしたいんだ。後でな」

メイドとヌポヌポし、何人か部屋の外にいる女と交代していると漸くメイド達が帰って来た。男共の搬入が終わったようだ。

「今度は東だ」

魔族の女に再びアイツを捩じ込む。喘ぎ声の返事を返す女を浮かせて部屋を出た。

 街の東は大きめの家があり、庭もある。高級住宅街って所か。西側と同様に《収納》し、今度は二つの部屋のある建物にした。二つの部屋は行き来出来無いので入口も二つだ。

「これは何の建物だ?」

「お風呂だよ。リュネ、水と火の魔石を頼む」

「光と浄化」

「それも要るな。ネーヴェ、頼めるか?」

「ん」

部屋の中に浴槽を作り、内壁の上に魔石を置く凹みを開ける。排水口は各部屋一ヶ所に穴を開け、浄化の属性魔石を安置した。落ちないように穴の空いた蓋を被せとこう。

 リュネとネーヴェの魔石が光り、お湯が浴槽を満たしてく。雑木の洗面器とタオルを大量に設置して、何時も忘れがちな脱衣場の棚を作ったら風呂の完成である。

「風呂が出来たぞ?嬉しかろう」

「あはっ、ひゅ、ひゅごいれふ…ふはっ!ああん!」

「すっかり骨抜きにされちゃって…」

「俺の子、孕みたいか?」

「は、はらみゅ…。らめ…らめぇ…」

「俺の子を産めば此処を任せても良い。お前等のやりたい事には口出しする気は無いしな。但し!略奪やっ!戦争っ!世界っ征服っなんて事っしったっらっ!…………分かってるな?」

「ふぁっ!ふあいっ、ひゃい!ひましぇん!ちゃいりくらけれ!まんじょくひましゅ!!」

「俺の子、孕むよな?」

「ふぁ、はい…。ぁあたはまの、こらね、いたらきまひゅ…」

「良い子だ」

腰を振りながらキスをする。女は抵抗無く受け入れて、舌を出す。動きは緩慢だがしっかりと俺の口の中に舌を入れ、俺の舌を舐っていた。そこからは優しく抱いて、スキルと共に孕み汁を流し込む。全身で抱き着き俺の子種を受け入れる女を抱き返しながら城に戻った。

 部屋に入ってメイド達に告げる。

「街の東に風呂を作った。男女分けてあるので別々に入るように。掃除や洗濯、そして食事の支度はお前達と市民の女でやるように。男の食事は巣に持って行って食わせろ」

「「「「はい」」」」

最初に指名した三人のメイドを残し、皆は仕事に向かって行った。

「貴族の女を全員連れて来い」

「「「はい」」」

「ま、まだ…するのか」

「貴族は真面に働けないからな。せめて使ってやらんと」

「カケルさぁん、もうすぐお昼ですよ?」

「え?ああ。もうそんな時間かぁ」

「カラクレナイの飯がある。私は先に戻るぞ」

「でしたら私も。早く帰って来て下さいね?次は私の番ですからっ」

「約束だな?分かった」

「私もかえる」

皆が帰ると言うので見送って、リュネの転移で消えて行った。

「貴方、人なのよね?」

貴族の女を抱いていると、魔族の女が口を開いた。回復魔法が使えるようだな。

「まあな。俺一人なら何とかなるって思ってる?」

「思ってるわ。けど、もう良いわ…。貴方を殺したらこの大陸無くなっちゃうでしょう?」

「大陸だけで済めば良いけどな」

「…愛されてるのね」

「相思相愛だと言ってくれ。で、お前の目的は何だったんだ?」

「魔王様の復活。なんて言ったら、私の事、殺す?」

「魔王か、一度だけ聞いた事があるよ。魔王が居ないのに勇者が居ても意味が無いってな」

「貴方、勇者なの?」

「まさか。俺は女好きな冒険者だよ」

やっぱり、魔王って居るんだな。
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