女神に嫌われた俺に与えられたスキルは《逃げる》だった。

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男は男湯、女は女湯

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 冒険者ギルドの中は閑散としていて、職員の姿も数える程しか居ない。何故か?それは男は自警団、女は生活活動と指示してあるので動ける男は全て街の巡回に出ているのだ。なのでギルドの中に居るのは掃除をしてる女だけとなる。
制服着てるし、多分ギルド職員だろうが、ギルマスの居場所は多分分からないだろうな。
夕飯の時には全員集まるだろうし、その時を狙ってみるか。

「カケルさん、この街には公共浴場があるようです」

「なら男の巣だけ作れば良さそうだな」

「お任せ下さぁい」

張り切ったリュネが作ったのは、壁だった。街を囲う壁、その中に空間を作って部屋としたのだ。

「デカイな…」

「頑張りましたっ」

「トイレとマット、置いてくるわ…」

「妹よ、大き過ぎるのも困り物だな」

百ハーン置きにトイレを設置して、四百と少し。浄化の属性魔石が数える程しか残らなかった。

「疲れた…」

「疲れた旦那様にはおっぱいを吸わせると良い…、テイカ殿が言っていたな。さあ、吸うが良い」

「ばぶ」

ぽろりしたミネパイに吸い付いて、疲れを癒す。リュネがグルグル言ってるが今はミーネの番だぞ?

「私、頑張ったのにぃ」

「張り切るのは良いが加減を知れ、と言う事だな。旦那様、こっちも吸うが良い」

夕飯の時間までミーネのおっぱいを舐り、住民達の集まる街の中心に向かった。

「貴族とメイドとギルマスは集まりなさい」

ちょっと不貞腐れめのリュネが一声発すると、人集りの中から如何にもなギルマス達がやって来た。

「ギルマスは明日から職員と共にギルドの業務をしなさい。職員への連絡も忘れずに」

「「「はい」」」

マッチョハゲと爺さん二人が返事をする。爺さんの一人はローブ姿で、きっと魔法ギルドか何かだろう。もう一人は平服だし、商業ギルドかな?

「貴族とメイド。今夜はお前達の館に泊まります。食事が終えたら部屋を用意なさい」

「「「「はい」」」」

返事をした面々は食事に戻って行く。次に呼ばれたのは冒険者達だ。軍属では無いので男が多いな。

「お前達は明日から冒険者活動をしなさい」

「「「「はい」」」」

一先ずはこれで良い。後は男は巣に寝泊まりさせ、傷病者を治して食事に参加した。

「冒険者やギルドがあると指示が面倒だよな」

「潰してしまえば良かろう」

「世界に蔓延るギルドを潰すと余計に面倒が起きそうでな」

「成程な」

「カケルさん、私、頑張りましたよ?」

「分かってる。リュネが居ないと俺は普通の人でしか無い。とても助かってるよ」

「あは~ん、カケルさぁ~ん」

飯食ってるんだけど、撫であやすしか無い。よしよしよしよし…。


 夕飯を終えてメイド達が領主館に戻ってく。暫く掛かるだろうし、折角だからこの街の公共浴場を見に行こう。問題があるなら作り直さないとならんしな。
男湯と女湯で分けられた入口へと、住民が入って行く。男は男湯、女は女湯。リュネ達は女湯へ。俺も当然、女湯へ…。
浴室等のチェックの為なので脱衣せず、浴室に入ってく…。女達の裸体しか無い空間はとても素晴らしいのだが、湯が汚いな。浴室の外で沸かしたお湯を柄杓かバケツで浴槽に流してるようだ。廃水は浴室の穴から排水されてるので掛け流しだろうが、掛け流す水量が足りてない。少し改良が必要だ。

「リュネ、お湯の為の属性魔石を頼む」

「お任せ下さい!」

魔石がトカゲのしか無いが仕方無い。リュネに渡すと魔力を吸い切って、真っ二つに切っていた。

「そう言う使い方も出来るのか」

「空にしないと砕けるのです」

半分にしたのを更に半分にして、二つを返して来た。《集結》しろって事だな。
小さくして魔力を込める。ミズゲルの核よりだいぶ沢山入るな…。ボーリングの球サイズに縮んだ魔石が光を放ち、リュネの付与で火と水の属性魔石となった。
男湯と女湯の浴槽が離れているので、壁の上の方に穴を開け、煉瓦で作った湯溜りと湯道を各浴槽へ繋げた。








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