女神に嫌われた俺に与えられたスキルは《逃げる》だった。

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男の約束

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「ああ、兄上もご無事で」

「ロデュローン、何処と無くキレイになったわね」

「兄様、お顔の傷がありません!」「にせものです!」

「そこに居るカケル殿に治してもらったのだ」

 妹達ちっちゃい子は兄の事も好きなようで、リアのたわわに包まれると直ぐに兄貴に抱き着きに行く。俺なら勘違いしてしまうぜ。

「カケルさぁん?」

「家族の再会を微笑ましく見ているだけだろうに」

「貴方様?」

テラスでも見て居よう。家族水入らずの話もあるだろうしな…。一人外に出て、椅子を取り出し夜空を眺める。
おやつの甘納豆と水を飲み飲み過ごしていると、義父と義兄がこっち来た。女の話に着いて行けなくなったな?

「カケル王よ」

「カケルで良いよ義父殿」

「貴殿が王籍で無ければ手打ちにする所だが、まあ良い。娘に、子があると言うたな」

「可愛い女の子だよ」

「名は。名は何と申す」

「アーティエルだ。見たいか?」

「「見たい」に決まっておる!」

「やっとあんよが上手になった頃だからあまり外には出したく「では此方から出向くとしよう」…まあ、近い内にな。今回のが落ち着いたら」

「そう言って逃げるのでは無かろうな?」「ギルドを使って調べさてくれせよう」

「やる事終わったらちゃんと見せに行くよ。男の約束だ」

「男の、約束か…。破れば切り落としても構わんのであろうな?」「玉も抜くべきかと」

男の約束を破ると女の子になっちゃうのか。それは困るな。
男同士でやんやしていると、女達の談議も一段落着いたようでリアの妹らしき少女が呼びに来た。

「お父様、お兄様、お母様達が入って来て良いって。そちらの人も」

「どうも、カケルだ」

食べ掛けの甘納豆を皆でお食べと袋で渡し、ちょっと不穏な空気の部屋に戻る。

「カケル王と言ったな」

一番に口を開いたのは多分姉だろう美女。少し吊り目がちで髪のふわ感を増し増しにしたリアって感じ。勿論たわわはリア並で…痛いっ!

「カケルさぁん?」

「コレで二度目だな。私の肢体に欲情出来るは夫になった者だけぞ。国の危機に尽力したとは言え個人的には許さん」

「なら甲冑でも身に着けて居てくれ。欲情とか関係無く、どうしても目が行っちゃうモンなんだ」

「ならその目を潰してくれようか」

「姉上、私に免じてその辺で。貴方様も、女は敏感なのですから、お気を付けあそばせ?」

随分と暴れん坊なお姫様のようだ。取り敢えず今日はもう遅いし、ゴタゴタが片付いたらまた来ると言う話をして島に戻ろうとする俺とリアに妹達がしがみ付く。

「姉様っ行かないでーっ」「連れてっちゃやーっ」

「「甘いのもっとーーっ」」

「甘いの?エルステイン、甘いのとは何だ?」

「これっ、カケルにもらったのよ?」「変な色だけどすっごく甘いのっ」

「貴様、毒ではあるまいな…」

「自分のおやつに毒入れる程馬鹿では無いぞ?」

「姉様にもあげるから」「逃がさないでー」

このまま島に《転移》したら逆賊になりそうだし動けん。俺がディスられると何時もキレてくれるリュネも茶番として付き合ってる感じ。否助けてくれよ。

「貴方様って、何時もアマナットをお持ちですね」

「それで女を釣るのですねぇ~」

「アマナットと言うのね。エル、クラス、次に来た時はまた持って来て下さるわ。今宵は許しておあげなさい」

「また来る?」「持って来て」

これは断れん。リアと二人、苦笑いで了承した。せざるを得なかった。

「孫も連れて来るのだぞ!?」

義父殿の声を聞き流し、島へと帰った。

「パワフルな家族だった…」

「元気で無くては政等こなせませんので」

取り敢えず、風呂入って寝よ。リアとリュネのたわわを堪能し、朝方寝た。

 あんまり寝た気がしないがカロへの報告もあるので朝食前にカロ邸宅へ。丁度家を出る所だったのでシンクを抱いてギルドへ同行しながら報告した。

『出世するわね、パパ』

『もう王だし、出世は無いだろ』

『だったらママを寿退社させたげなさいよ』

カロは必要なんだよ。






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