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まさかこんな所で
しおりを挟む敵艦を大砲で没してしまうとなると、ソレが何処の所属か分からないと受付嬢は言う。運んでなんぼの商船に、調査に割ける時間は無いそうだ。
「色々助かった。コレ少ないけど取っといて」
そろそろ周りの目が気になりだしたので話を切り上げお礼を渡す。
「これは?」
「甘い果物だよ」
雑木の皿に乗せたドラゴンスケイルを訝しむが、甘いと聞いて目を輝かせた。値段も金貨一枚分だし喜んでくれてそうだ。
「おい!ネリルッ!何時迄そんな野郎の相手してんだ!?」
「そうだそうだ!俺等とっ、俺…等?」
「お前、一人だぞ?」
まさかこんな所でテンプレするとは。そしてこの嬢ネリルと言うのか。背後から来る悪意に反応し、全員分のテンプレを聞かぬままあの世に《転移》させてしまった。もしかしたら重要な話があるかも知れんので話し掛けだった一人は残したが、仲間が居なくなって狼狽えて居る。
「腰巾着は一人だと動けなくなるのな。良い人に拾ってもらえ」
「お前ぇの仕業かっ」
「喧嘩売る相手を間違えたんだな。コッチの話は終わったし、報告するなら退いてやるぞ?ほれ」
「報告書は、コレだ…」
腰巾着は持ち物係。背負い鞄から紙ペラを取り出すとネリルの居るカウンターに乗せた。
「…は、はい。街道周りの魔獣駆除。獲物はもう納めてあるんですよね?」
「お、おう」
「でしたらこの金額で。…あの、其方様、ジャリエンさん達、今迄此処に居た人達は、何処に?」
「死んだよ」
ネリルの問に答えてやり、ギルドを後にした。
夜の部では久しぶりにミストン夫人フィルフィンが来店した。
「王都にて蜂起がありましたでしょ?夫が戻って来なくって…」
「それは心配でしょう。それを知っていればもっと早くに此方から伺いに上がったのに」
「そうね。その分心配を解いてくれて?」
閉店後、居残りのフィルフィンと二人、四つん這いの尻にイボイボのカチカチを突き立てる。
「ああっ、私だけ!私だけのモノおおおっ!!」
「コレで、旦那が居なくてもっ、困らないな?ん!ん!」
「店はっ平気っ!私もおっ、やっ、やっと!楽しめるうはあああっ!!」
食事を摂り、回復し、湯に漬かりながら、数を忘れる程セックスに没頭した。俺は孕ませたかったが、フィルフィンは沢山楽しみたいので頑なに断り、俺の子種を注がれ続けた。
「んもう…、普通の男なら、こんなに出したら孕んでしまうわ…」
「孕ませられなくて残念だよ、んちゅ」
「んっ、はむ、んふ…、ふう。海盗について、探してるの、聞いたわ。ん、お話したいから、ゆっくりね…んはん」
アイツを埋め込み肉布団になるフィルフィンが海盗について話があると言う。抱き締めて尻を揉み揉みアイツをゆっくり蠕動させた。
「何か知ってるのか?」
「カケル様が狙ってるのは、人買いね?」
「よく分かったね」
「商品は女子供だもの、カケル様なら売られる前に攫うくらいはしそうだもの」
「自分では助け出してると思ってるんだけどな」
「そうね、言葉が過ぎたわ。メリダを孕ませたの、妬いてるのよ?」
「これからはもっと来てくれ。夜なら時間外も開けるから」
「嬉しいわ。強く抱き締めて?そう。こうしてるの、好きなのよ…」
フィルフィンに依ると、ヒズラーの一部国家では奴隷売買が盛んで、海外からの輸入が戦時中から戦後に掛けて増え続けていたと言う。戦後である今では減って来てはいるものの、一定の数は入荷があると言う。
「家では扱って無いけれど、誘いの話は幾つもあるのよ。あの人は断っていたけど、影で何人か買っていた筈よ」
「その何人かは王都に?」
「どうかしら。急ぎで人をやっているから王都にある店の状態は近い内に入ると思うけど、個人の事迄は分からないわ」
ギルドに届く文面と、実際人を使った報告では真実味が変わると言う。百聞は…と言うヤツか。フィルフィンの中を畝らせながら、隣国の事を聞いて過ごした。
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