支援魔術師の俺、美女だらけの仲間と世界を救う

yukataka

文字の大きさ
5 / 31

第4章「三人の絆──ゴブリンの群れの真実」

しおりを挟む
ベヒモス討伐から一週間が経った。
蓮、アリシア、リリアの三人は、王都に戻ってからも一緒に行動するようになっていた。
「三人でパーティを組みませんか?」
ある日、アリシアが提案した。
ギルドの食堂で、三人は昼食を取っていた。
「パーティ……」
蓮は驚いた。
「ええ。私たち、相性がいいと思うんです」
アリシアは微笑んだ。
「神谷さんの支援があれば、私の剣技はさらに活かせる。リリアさんの魔法も、威力が増す」
「確かにね」
リリアはスープを飲みながら頷いた。
「あなたの支援魔法は、私が今まで見た中で最高レベルよ」
「でも、俺なんかでいいのか?」
蓮は不安そうに言った。
「俺、まだEランクだし……」
「ランクなんて関係ないわ」
リリアは断言した。
「実力があれば、ランクは後からついてくる」
「リリアの言う通りです。それに……」
アリシアは真剣な目で蓮を見た。
「私は、神谷さんと一緒に戦いたいんです」
「アリシア……」
「私も同じよ」
リリアも頷いた。
「あなたがいれば、私たちはもっと強くなれる」
蓮は二人の顔を見た。
真剣な眼差し。
信頼の証。
「……わかりました。俺で良ければ」
蓮は笑顔で答えた。
「よろしくお願いします」
「こちらこそ」
三人は手を重ねた。
新しいパーティの誕生だった。

その日の午後、三人はギルドの受付に向かった。
「パーティ登録をお願いします」
アリシアが言った。
受付嬢のミラは驚いた表情を浮かべた。
「え、アリシア様が?」
「はい。この三人でパーティを組みます」
「わかりました。パーティ名はどうされますか?」
「パーティ名……」
三人は顔を見合わせた。
「何かいい名前はありますか?」
アリシアが尋ねた。
「うーん……」
蓮は考え込んだ。
「トリニティとかどうですか? 三人だから」
「トリニティ……悪くないわね」
リリアは頷いた。
「じゃあ、それでお願いします」
「かしこまりました。パーティ『トリニティ』、登録完了です」
ミラは登録証を手渡した。

【パーティ登録証】
パーティ名:トリニティ
メンバー:
- 神谷蓮(支援術師・Eランク)
- アリシア(騎士・Bランク)
- リリア(魔術師・Bランク)
登録日:×月×日

「よし、これで正式にパーティだ」
蓮は嬉しそうに笑った。
「じゃあ、早速依頼を受けましょう」
アリシアが掲示板に向かった。

掲示板には、様々な依頼が貼られていた。
「これなんてどうですか?」
アリシアが一枚の依頼書を指差した。

【依頼内容】
北の森でゴブリンの大群が出現
村への襲撃の恐れあり
至急討伐求む
報酬:30シルバー
難易度:C

「ゴブリンの大群……」
蓮は依頼書を読んだ。
「通常、ゴブリンは10匹程度の群れで行動します」
アリシアが説明した。
「でも、この依頼では『大群』となっている。おそらく50匹以上いるはずです」
「50匹……それは多いわね」
リリアは眉をひそめた。
「でも、三人ならいけるはずよ」
「そうですね。受けましょう」
アリシアが依頼書を取った。

翌朝、三人は北の森へと向かった。
「ゴブリンの大群なんて、普通じゃないわね」
リリアが歩きながら言った。
「ゴブリンは基本的に臆病な魔物。大群で行動するのは異常よ」
「何か理由があるんでしょうか?」
蓮が尋ねた。
「おそらく、誰かが統率しているのよ」
「統率……?」
「ゴブリンキングやゴブリンシャーマンのような、知能の高い個体がいる可能性があるわ」
リリアの推測に、アリシアも頷いた。
「確かに。単なるゴブリン退治ではなさそうですね」
「警戒しないと」
三人は慎重に森の奥へと進んでいった。

しばらく進むと、開けた場所に出た。
そこには──
無数のゴブリンが集まっていた。
「うわ……」
蓮は息を呑んだ。
ゴブリンの数は、優に100匹を超えている。
そして、その中央には──
巨大なゴブリンが玉座に座っていた。
体長2メートル以上。
筋骨隆々の体。
そして、知性を感じさせる鋭い目つき。
「ゴブリンロード……!」
アリシアは驚愕した。
「Bランクの魔物……!」
「これは……厄介ね」
リリアも緊張した表情を浮かべた。
「どうします?」
蓮が尋ねた。
「戦うしかありません。このまま放置すれば、村が襲われます」
アリシアは剣を抜いた。
「わかったわ。全力で行くわよ」
リリアも杖を構えた。
「神谷さん、支援をお願いします」
「わかった!」
蓮は深呼吸をした。
「グランド・サポート!」
三人の体が、眩い光に包まれた。
「行きます!」
アリシアが突撃した。

アリシアは凄まじい速さでゴブリンの群れに突っ込んだ。
「はああっ!」
剣を振るうたびに、複数のゴブリンが倒れていく。
「フレイムウォール!」
リリアが炎の壁を生み出し、ゴブリンたちを分断した。
「アイスランス!」
氷の槍が次々とゴブリンを貫く。
「すごい……」
蓮は二人の戦いぶりに見惚れた。
支援強化によって、二人の力は通常の2倍以上。
まるで嵐のように、ゴブリンたちを蹴散らしていく。
「グオオオッ!」
ゴブリンロードが立ち上がった。
巨大な斧を振り上げ、アリシアに向かって振り下ろす。
「っ!」
アリシアは剣で受け止めたが、衝撃で後退した。
「強い……!」
「援護するわ!」
リリアが魔法を放った。
「サンダーボルト!」
雷がゴブリンロードを直撃する──が、
「グオッ!」
ゴブリンロードは耐えた。
「硬い……!」
「くっ……」
アリシアは再び斬りかかった。
だが、ゴブリンロードは巨大な斧で迎撃する。
剣と斧が激しくぶつかり合う。
「このままじゃ……」
蓮は焦った。
MPはまだ残っている。
もっと何かできることがあるはずだ。
「そうだ……」
蓮は新しいスキルを思い出した。
バーサーク・ブースト。
攻撃力と速度を2倍にするが、防御力が半減する諸刃の剣。
だが、今のアリシアには支援強化がかかっている。
防御力が半減しても、まだ十分に戦える。
「アリシア!」
蓮は叫んだ。
「バーサーク・ブースト!」
アリシアの体が赤い光に包まれた。
「この力……!」
アリシアの目が鋭く光った。
体中に、さらなる力が漲る。
「はあああっ!」
アリシアは一気に踏み込んだ。
その速さは、もはや目で追えないほど。
一瞬で、ゴブリンロードの懐に入り込んだ。
「はっ!」
剣がゴブリンロードの首を刎ねた。
「グ……オ……」
ゴブリンロードは倒れた。
「やった……!」
リーダーを失ったゴブリンたちは、恐怖に駆られて逃げ出した。
「追わなくていいわ」
リリアが言った。
「リーダーを失えば、ゴブリンたちはバラバラになる。もう脅威じゃないわ」
「そうですね」
アリシアは剣を納めた。

戦いが終わり、三人は一息ついた。
「お疲れ様です」
蓮が二人に水筒を渡した。
「ありがとう」
アリシアは水を飲んだ。
「神谷さんの支援、本当にすごいです」
「そうね。私の魔法も、通常の2倍以上の威力が出たわ」
リリアも頷いた。
「あなたがいれば、私たちはどんな敵にも勝てる気がするわ」
「そんな……俺は支援しただけで……」
「謙遜しないで」
アリシアは蓮の肩に手を置いた。
「あなたは私たちの要です。あなたがいなければ、私たちはここまで戦えなかった」
「アリシア……」
「これからも、よろしくお願いします」
「こちらこそ」
蓮は笑顔で答えた。

だが、その時──
ゴブリンロードの死体から、黒い煙が立ち上った。
「何……?」
三人は警戒した。
黒い煙は渦を巻き、やがて人型を形成した。
黒いローブを纏った、人影。
「誰!?」
アリシアは剣を抜いた。
「クク……まさか、ゴブリンロードが倒されるとはな」
低い声が響いた。
「お前ら、なかなかやるじゃないか」
「あなたは……」
リリアは眉をひそめた。
「この魔力……人間じゃない……」
「正解だ。俺は魔王軍第七師団長、ダークメイジ・ゼロス」
黒いローブの男は笑った。
「魔王軍……!」
アリシアは驚愕した。
「このゴブリンの群れ、お前が……」
「ああ。俺が操っていたのさ」
ゼロスは冷笑した。
「この辺りの村々を襲わせ、恐怖を植え付ける。それが俺の任務だった」
「何のために……!」
「決まっている。魔王様の復活のためだ」
ゼロスは腕を広げた。
「人々の恐怖と絶望が、魔王様の力となる。そして──」
ゼロスは三人を見据えた。
「お前らのような強い奴らを倒すことも、魔王様の糧となる」
「させません!」
アリシアが斬りかかった。
だが──
ゼロスの姿が煙のように消えた。
「残念だったな」
ゼロスの声が、四方から響いた。
「今日のところは引いてやる。だが──」
「次に会う時は、お前らを殺す」
黒い煙が完全に消え、ゼロスの姿は消えた。

「魔王軍……」
蓮は呟いた。
「ついに、出てきたか……」
アリシアは険しい表情を浮かべた。
「これは、予想以上に深刻な事態ね」
リリアも同意した。
「このことは、すぐにギルドに報告しないと」
「ええ」
三人は急いで王都へと戻った。

ギルドに戻ると、バルトが待っていた。
「おお、無事だったか」
「ギルド長、大変なことが……」
アリシアは息を切らしながら報告した。
「魔王軍の幹部が現れました」
「何だと!?」
バルトは驚愕した。
三人は、ゼロスとの遭遇について詳しく説明した。
「……そうか。魔王軍が動き始めたか」
バルトは深刻な表情を浮かべた。
「これは、王国全体の問題だ。すぐに騎士団と連携を取る」
「私も、騎士団に報告します」
アリシアは言った。
「頼む」
バルトは頷いた。
「神谷、リリア。お前たちも油断するな」
「はい」
二人は頷いた。

その夜、蓮は宿の部屋で考え込んでいた。
「魔王軍……か」
元の世界で読んだライトノベルやアニメでは、魔王軍は物語の敵役だった。
だが、この世界では現実に存在する。
「これから、もっと危険な戦いになるんだろうな……」
蓮は拳を握りしめた。
「でも、俺にはアリシアとリリアがいる」
二人の顔を思い浮かべる。
強く、優しく、信頼できる仲間。
「俺が二人を支えて、一緒に戦っていく」
蓮は決意を新たにした。
窓の外には、星が輝いていた。
「これから、どんな困難が待っているんだろう……」
不安と期待が入り混じる。
だが──
「大丈夫。俺たちなら、きっと乗り越えられる」
蓮は笑顔で呟いた。
パーティ『トリニティ』の冒険は、ここから本格的に始まる。
魔王軍との戦い。
仲間との絆。
そして──
「これから、俺はもっと強くなる」
蓮は空を見上げた。
満月が、静かに輝いていた。

翌朝、三人は再びギルドに集まった。
「おはよう」
「おはようございます」
「今日はどうする?」
リリアが尋ねた。
「少し休憩しませんか?」
アリシアが提案した。
「昨日は激戦でしたし」
「そうね」
「じゃあ、街を散策でもしましょうか」
蓮が言った。
「いいわね」
三人は街へと繰り出した。
市場を見て回り、美味しい食事を楽しみ、笑い合った。
「こういう時間も大切ですね」
アリシアは微笑んだ。
「そうね。たまには息抜きも必要よ」
リリアも頷いた。
「俺、こういう時間が好きだな」
蓮は笑顔で言った。
「みんなと一緒にいると、楽しい」
「私も」
「私もよ」
三人は笑い合った。
パーティとしてだけでなく、友人としても絆を深めていく。
これが、トリニティの日常だった。
だが、彼らの前には、まだ多くの試練が待ち受けている。
魔王軍との戦い。
新たな仲間との出会い。
そして──揺れ動く想い。
物語は、まだ始まったばかりだった。
しおりを挟む
感想 0

あなたにおすすめの小説

無属性魔法使いの下剋上~現代日本の知識を持つ魔導書と契約したら、俺だけが使える「科学魔法」で学園の英雄に成り上がりました~

黒崎隼人
ファンタジー
「お前は今日から、俺の主(マスター)だ」――魔力を持たない“無能”と蔑まれる落ちこぼれ貴族、ユキナリ。彼が手にした一冊の古びた魔導書。そこに宿っていたのは、異世界日本の知識を持つ生意気な魂、カイだった! 「俺の知識とお前の魔力があれば、最強だって夢じゃない」 主従契約から始まる、二人の秘密の特訓。科学的知識で魔法の常識を覆し、落ちこぼれが天才たちに成り上がる! 無自覚に甘い主従関係と、胸がすくような下剋上劇が今、幕を開ける!

レベルアップは異世界がおすすめ!

まったりー
ファンタジー
レベルの上がらない世界にダンジョンが出現し、誰もが装備や技術を鍛えて攻略していました。 そんな中、異世界ではレベルが上がることを記憶で知っていた主人公は、手芸スキルと言う生産スキルで異世界に行ける手段を作り、自分たちだけレベルを上げてダンジョンに挑むお話です。

おいでよ!死にゲーの森~異世界転生したら地獄のような死にゲーファンタジー世界だったが俺のステータスとスキルだけがスローライフゲーム仕様

あけちともあき
ファンタジー
上澄タマルは過労死した。 死に際にスローライフを夢見た彼が目覚めた時、そこはファンタジー世界だった。 「異世界転生……!? 俺のスローライフの夢が叶うのか!」 だが、その世界はダークファンタジーばりばり。 人々が争い、魔が跳梁跋扈し、天はかき曇り地は荒れ果て、死と滅びがすぐ隣りにあるような地獄だった。 こんな世界でタマルが手にしたスキルは、スローライフ。 あらゆる環境でスローライフを敢行するためのスキルである。 ダンジョンを採掘して素材を得、毒沼を干拓して畑にし、モンスターを捕獲して飼いならす。 死にゲー世界よ、これがほんわかスローライフの力だ! タマルを異世界に呼び込んだ謎の神ヌキチータ。 様々な道具を売ってくれ、何でも買い取ってくれる怪しい双子の魔人が経営する店。 世界の異形をコレクションし、タマルのゲットしたモンスターやアイテムたちを寄付できる博物館。 地獄のような世界をスローライフで侵食しながら、タマルのドキドキワクワクの日常が始まる。

【完結】うだつが上がらない底辺冒険者だったオッサンは命を燃やして強くなる

邪代夜叉(ヤシロヤシャ)
ファンタジー
まだ遅くない。 オッサンにだって、未来がある。 底辺から這い上がる冒険譚?! 辺鄙の小さな村に生まれた少年トーマは、幼い頃にゴブリン退治で村に訪れていた冒険者に憧れ、いつか自らも偉大な冒険者となることを誓い、十五歳で村を飛び出した。 しかし現実は厳しかった。 十数年の時は流れてオッサンとなり、その間、大きな成果を残せず“とんまのトーマ”と不名誉なあだ名を陰で囁かれ、やがて採取や配達といった雑用依頼ばかりこなす、うだつの上がらない底辺冒険者生活を続けていた。 そんなある日、荷車の護衛の依頼を受けたトーマは――

スキルはコピーして上書き最強でいいですか~改造初級魔法で便利に異世界ライフ~

深田くれと
ファンタジー
【文庫版2が4月8日に発売されます! ありがとうございます!】 異世界に飛ばされたものの、何の能力も得られなかった青年サナト。街で清掃係として働くかたわら、雑魚モンスターを狩る日々が続いていた。しかしある日、突然仕事を首になり、生きる糧を失ってしまう――。 そこで、サナトの人生を変える大事件が発生する!途方に暮れて挑んだダンジョンにて、ダンジョンを支配するドラゴンと遭遇し、自らを破壊するよう頼まれたのだ。その願いを聞きつつも、ダンジョンの後継者にはならず、能力だけを受け継いだサナト。新たな力――ダンジョンコアとともに、スキルを駆使して異世界で成り上がる!

アルフレッドは平穏に過ごしたい 〜追放されたけど謎のスキル【合成】で生き抜く〜

芍薬甘草湯
ファンタジー
アルフレッドは貴族の令息であったが天から与えられたスキルと家風の違いで追放される。平民となり冒険者となったが、生活するために竜騎士隊でアルバイトをすることに。 ふとした事でスキルが発動。  使えないスキルではない事に気付いたアルフレッドは様々なものを合成しながら密かに活躍していく。 ⭐︎注意⭐︎ 女性が多く出てくるため、ハーレム要素がほんの少しあります。特に苦手な方はご遠慮ください。

私の薬華異堂薬局は異世界につくるのだ

柚木 潤
ファンタジー
 薬剤師の舞は、亡くなった祖父から託された鍵で秘密の扉を開けると、不思議な薬が書いてある古びた書物を見つけた。  そしてその扉の中に届いた異世界からの手紙に導かれその世界に転移すると、そこは人間だけでなく魔人、精霊、翼人などが存在する世界であった。  舞はその世界の魔人の王に見合う女性になる為に、異世界で勉強する事を決断する。  舞は薬師大学校に聴講生として入るのだが、のんびりと学生をしている状況にはならなかった。  以前も現れた黒い影の集合体や、舞を監視する存在が見え隠れし始めたのだ・・・ 「薬華異堂薬局のお仕事は異世界にもあったのだ」の続編になります。  主人公「舞」は異世界に拠点を移し、薬師大学校での学生生活が始まります。  前作で起きた話の説明も間に挟みながら書いていく予定なので、前作を読んでいなくてもわかるようにしていこうと思います。  また、意外なその異世界の秘密や、新たな敵というべき存在も現れる予定なので、前作と合わせて読んでいただけると嬉しいです。  以前の登場人物についてもプロローグのに軽く記載しましたので、よかったら参考にしてください。  

異世界ハズレモノ英雄譚〜無能ステータスと言われた俺が、ざまぁ見せつけながらのし上がっていくってよ!〜

mitsuzoエンターテインメンツ
ファンタジー
【週三日(月・水・金)投稿 基本12:00〜14:00】 異世界にクラスメートと共に召喚された瑛二。 『ハズレモノ』という聞いたこともない称号を得るが、その低スペックなステータスを見て、皆からハズレ称号とバカにされ、それどころか邪魔者扱いされ殺されそうに⋯⋯。 しかし、実は『超チートな称号』であることがわかった瑛二は、そこから自分をバカにした者や殺そうとした者に対して、圧倒的な力を隠しつつ、ざまぁを展開していく。 そして、そのざまぁは図らずも人類の命運を握るまでのものへと発展していくことに⋯⋯。

処理中です...