支援魔術師の俺、美女だらけの仲間と世界を救う

yukataka

文字の大きさ
9 / 31

第8章「四人の絆──チームの完成」

しおりを挟む
セラが加入してから数日が経った。
四人は王都で、新しいチームとしての連携を深めていた。
「はあっ!」
訓練場で、セラが拳を振るう。
砂袋が大きく揺れた。
「すごい威力……」
蓮は感心した。
「セラの身体能力、本当に高いな」
「えへへ、褒められた!」
セラは無邪気に笑った。
「でもさ、あたし、まだまだ強くなれる気がするんだ」
「それは、神谷の支援魔法があるからよ」
リリアが言った。
「あなたの本来の力に、神谷の支援が加わることで、驚異的な力が出るの」
「へえ、そうなんだ」
セラは蓮を見た。
「蓮、すごいね」
「いや、セラが元々強いから……」
「謙遜しないで」
アリシアが微笑んだ。
「神谷さんの支援があるから、私たちは本来以上の力を出せるんです」
「そうだよ!」
セラは蓮の腕に抱きついた。
「蓮は、あたしたちの要なんだから!」
「う、うん……」
蓮は顔を赤らめた。
セラの体は温かく、柔らかい。
それに、無邪気に触れてくるセラに、蓮はどう反応していいかわからない。
「あら、神谷、顔が赤いわよ」
リリアが意地悪そうに笑った。
「そ、そんなことないよ!」
「ふふ、可愛い反応ですね」
アリシアも微笑んだ。

その日の午後、四人はギルドで新しい依頼を探していた。
「何かいい依頼はないかな……」
蓮は掲示板を眺めた。
「これなんてどうですか?」
アリシアが一枚の依頼書を指差した。

【依頼内容】
盗賊団の討伐
王都近郊の街道で商人を襲っている
至急討伐求む
報酬:40シルバー
難易度:C

「盗賊団か……」
「人間相手の戦闘ね」
リリアは眉をひそめた。
「魔物と違って、手加減が必要よ」
「でも、放っておけないわ」
アリシアは真剣な表情を浮かべた。
「商人たちが困っています。助けましょう」
「うん、やろう」
蓮は依頼書を取った。

翌朝、四人は街道へと向かった。
「盗賊団は、この辺りに隠れているらしいわ」
リリアが地図を確認した。
「森の中に、隠れ家があるそうよ」
「じゃあ、探しましょう」
アリシアが言った。
四人は慎重に森の中を進んでいった。

しばらく進むと、粗末な小屋が見えてきた。
「あれかな?」
セラが囁いた。
「おそらく」
蓮は小屋の様子を伺った。
中から、男たちの声が聞こえる。
「よし、今日も稼いだぜ」
「あの商人、いい金持ってたな」
「へへへ、このまま続けりゃ、俺たちも大金持ちだ」
「……最低ね」
リリアは怒りを込めて言った。
「行きましょう」
アリシアは剣を抜いた。

四人は小屋に突入した。
「動くな!」
アリシアが叫んだ。
「な、何だ!?」
盗賊たちは驚いた。
その数、約10人。
それぞれが武器を持っている。
「お前ら、冒険者か!」
盗賊のリーダーらしき男が叫んだ。
「くそっ、やれ!」
盗賊たちが一斉に襲いかかってきた。
「神谷さん!」
「わかった!」
蓮は支援魔法を発動した。
「グランド・サポート!」
三人の体が光り輝いた。
「行きます!」
アリシアが突撃した。
剣の腹で盗賊たちを殴り倒していく。
殺さないように、手加減をしながら。
「はあっ!」
セラも拳を振るった。
盗賊たちが次々と倒れていく。
「うわっ、強い……!」
「逃げろ!」
盗賊たちは逃げようとしたが──
「アイスバインド!」
リリアの魔法が、盗賊たちの足を氷で固めた。
「動けない……!」
「観念しなさい」
アリシアは剣を構えた。
「あなたたちは、王国の法で裁かれます」
「くそっ……」
盗賊たちは諦めて降伏した。

盗賊たちを騎士団に引き渡した後、四人はギルドに戻った。
「お疲れ様でした」
バルトが報酬を渡した。
「よくやった。お前らの連携、完璧だったぞ」
「ありがとうございます」
アリシアは微笑んだ。
「でも、まだまだですね」
「謙遜するな。お前らは、もう一流のパーティだ」
バルトは豪快に笑った。
「これからも頑張れ」
「はい!」
四人は揃って答えた。

その夜、四人は酒場で食事をしていた。
「お疲れ様」
蓮がジョッキを掲げた。
「乾杯」
四人はジョッキを合わせた。
「今日の戦い、みんな素晴らしかったよ」
蓮が言った。
「アリシアの剣技、リリアの魔法、セラの格闘術……全部完璧だった」
「それは、あなたの支援があったからよ」
リリアは言った。
「あなたがいなければ、あそこまでスムーズには戦えなかった」
「そうですよ」
アリシアも頷いた。
「神谷さんは、私たちの要です」
「えへへ、蓮はすごいんだから!」
セラも無邪気に笑った。
「……ありがとう、みんな」
蓮は照れくさそうに笑った。

しばらく歓談していると、セラがふと言った。
「ねえ、みんな」
「うん?」
「あたしたち、すごくいいチームだよね」
セラは笑顔で言った。
「アリシアは強くて優しくて、リリアは賢くて魔法がすごくて、蓮は支援がすごくて優しい」
「あなたもよ、セラ」
リリアが言った。
「あなたの明るさと身体能力は、チームに欠かせないわ」
「えへへ」
セラは嬉しそうに笑った。
「でもさ、あたし思うんだ」
セラは少し真剣な表情になった。
「あたしたち、ただの仲間じゃないよね」
「……どういうこと?」
蓮が尋ねた。
「うーん、何て言うか……家族みたいな感じ?」
セラは首を傾げた。
「一緒にいると、すごく安心するの。あったかい気持ちになる」
「……」
三人は黙って聞いていた。
「あたし、村にいた時は、みんな優しかったけど……どこか距離があったんだ」
セラは遠くを見つめた。
「でも、みんなといると、本当の意味で受け入れられてる気がする」
「セラ……」
「あたし、嬉しいんだ。こんな素敵な仲間に出会えて」
セラは涙ぐんでいた。
「ありがとう、みんな」
「……泣かないで」
リリアは優しく言った。
「私も同じ気持ちよ」
「私もです」
アリシアも微笑んだ。
「私たちは、家族のようなものです」
「俺もそう思う」
蓮も頷いた。
「みんな、大切な仲間だから」
四人は静かに微笑み合った。

だが、その時──
酒場の扉が激しく開かれた。
「助けてくれ!」
一人の商人が飛び込んできた。
「魔物が……魔物が街に入ってきた!」
「何!?」
四人は立ち上がった。
「どこです!?」
アリシアが尋ねた。
「南門だ! 巨大な魔物が……!」
「行きましょう!」
四人は酒場を飛び出した。

南門に到着すると、そこには──
巨大な魔獣が暴れていた。
体長5メートル。
ライオンのような体に、コウモリのような翼。
そして、蛇のような尾。
「キマイラ……!」
アリシアは驚愕した。
「Aランクの魔物……!」
「なんでこんなところに……」
リリアも緊張した表情を浮かべた。
「わからないけど、倒すしかない!」
蓮は叫んだ。
「みんな、行くよ!」
「おう!」
四人は連携して戦った。

蓮は全力で支援魔法を発動した。
「グランド・サポート!」
「バーサーク・ブースト!」
三人の体が光り輝いた。
「行きます!」
アリシアが突撃した。
キマイラの前足に剣を叩き込む。
「ギャアアッ!」
キマイラは咆哮を上げた。
「フレイムランス!」
リリアの炎の槍が、キマイラの胴体に突き刺さる。
「はああっ!」
セラが跳躍し、キマイラの頭部に拳を叩き込んだ。
ドゴォッ!
キマイラは大きく仰け反った。
「今だ!」
アリシアが最後の一撃を放った。
「はああああっ!」
剣がキマイラの首を刎ねた。
ドサッ。
キマイラは倒れた。
「やった……!」
四人は安堵の息を吐いた。

だが、その時──
キマイラの死体から、黒い煙が立ち上った。
「また……?」
蓮は警戒した。
黒い煙は渦を巻き、やがて人型を形成した。
黒いローブを纏った人影。
「お前ら……なかなかやるじゃないか」
低い声が響いた。
「お前は……」
アリシアは剣を構えた。
「魔王軍……!」
「正解だ。俺は魔王軍第五師団長、ダークナイト・ガロン」
黒いローブの男は笑った。
「お前らを試すために、キマイラを放ったんだ」
「試す……?」
「ああ。お前らの実力を見極めるためにな」
ガロンは冷笑した。
「なるほど……噂通り、強いな」
「何が目的だ」
リリアが尋ねた。
「決まっている。魔王様の復活だ」
ガロンは腕を組んだ。
「そして、お前らのような強い奴らを倒すことも、魔王様の力となる」
「させるか!」
アリシアが斬りかかった。
だが──
ガロンの姿が煙のように消えた。
「今日はこれで失礼する」
ガロンの声が、四方から響いた。
「だが、次に会う時は、本気で戦おう」
「待て!」
だが、ガロンは完全に消えた。

「魔王軍……また現れた……」
蓮は呟いた。
「これで二回目ね」
リリアは険しい表情を浮かべた。
「彼らの動きが、活発化している」
「魔王の復活……それが本当なら、大変なことになります」
アリシアも深刻な顔をした。
「どうする?」
セラが尋ねた。
「このままじゃ、まずいんじゃない?」
「……そうね」
リリアは考え込んだ。
「まずは情報収集が必要ね。魔王軍の動き、魔王の復活について……」
「私も、騎士団に報告します」
アリシアが言った。
「国全体で対策を考える必要があります」
「わかった」
蓮は頷いた。
「じゃあ、明日から情報収集を始めよう」
「ええ」
四人は決意を固めた。

その夜、蓮は宿の部屋で考え込んでいた。
「魔王軍……か」
元の世界で読んだ物語では、魔王軍は最終的に主人公たちに倒される存在だった。
だが、この世界では現実に存在し、脅威となっている。
「俺たちに、倒せるのか……?」
不安が胸をよぎる。
だが──
「みんながいる」
蓮は仲間たちの顔を思い浮かべた。
アリシア、リリア、セラ。
強く、優しく、頼もしい仲間たち。
「俺は、みんなを支える」
蓮は決意を新たにした。
「どんな困難が待っていても、俺たちなら乗り越えられる」
窓の外には、星が輝いていた。

翌日、四人はギルドに集まった。
「情報収集の結果、わかったことがあるわ」
リリアが言った。
「魔王軍は、各地で暗躍しているそうよ」
「各地で?」
「ええ。村を襲ったり、魔物を操ったり、人々を恐怖に陥れている」
リリアは地図を広げた。
「おそらく、人々の恐怖や絶望を集めて、魔王の復活に利用しているのよ」
「なるほど……」
蓮は考え込んだ。
「じゃあ、俺たちがすべきことは……」
「魔王軍の計画を阻止することです」
アリシアが言った。
「各地で起きている事件を解決し、人々を守る」
「それが、俺たちにできることだね」
「うん!」
セラは拳を握りしめた。
「あたしたち、頑張ろう!」
「ああ」
四人は決意を固めた。

その日の午後、四人は街を歩いていた。
「ねえ、あそこ見て」
セラが指差した。
露店で、可愛いアクセサリーが売られている。
「可愛い……」
セラは目を輝かせた。
「ねえ、買ってもいい?」
「もちろん」
蓮は笑顔で答えた。
「好きなの選んで」
「やった!」
セラは露店に駆け寄った。
「これ、可愛い!」
セラは髪飾りを手に取った。
青い花をモチーフにした、繊細な髪飾り。
「似合うと思うよ」
蓮が言った。
「本当?」
セラは嬉しそうに笑った。
「じゃあ、これにする!」

髪飾りを買った後、四人は街を散策した。
「こういう時間も大切ですね」
アリシアが言った。
「戦いだけが全てじゃないですから」
「そうね」
リリアも頷いた。
「たまには、こうやってリラックスするのもいいわ」
「うん」
蓮も微笑んだ。
「みんなと一緒にいると、楽しいな」
「あたしも!」
セラは笑顔で言った。
「みんな、大好き!」
セラは三人に抱きついた。
「ちょ、ちょっと、セラ……」
リリアは照れくさそうに言った。
「人目があるわよ……」
「いいじゃん! あたし、嬉しいんだもん!」
セラは無邪気に笑った。
「……もう、仕方ないわね」
リリアは小さく微笑んだ。
四人は笑い合った。

平和な時間。
仲間との絆。
そして、これから待ち受ける試練。
四人のパーティ『トリニティ』は、完成した。
アリシアの剣技。
リリアの魔法。
セラの格闘術。
そして、蓮の支援。
四人が揃えば、どんな困難も乗り越えられる。
だが、彼らの前には、まだ多くの試練が待ち受けている。
魔王軍との戦い。
揺れ動く想い。
そして──運命の分岐点。
物語は、新しい局面へと進んでいく。

その夜、蓮は一人、宿の屋上に立っていた。
星空を見上げながら、これまでの日々を振り返る。
「この世界に来てから、もう二ヶ月か……」
あっという間だった。
だが、充実していた。
「アリシア、リリア、セラ……みんなと出会えて、本当に良かった」
蓮は笑顔で呟いた。
「これから、どんな未来が待っているんだろう」
不安もある。
だが、期待の方が大きい。
「みんなと一緒なら、きっと大丈夫」
蓮は拳を握りしめた。
「俺は、もっと強くなる。もっと、みんなを支えられるように」
星が、静かに輝いていた。
新しい冒険が、また始まろうとしていた。
しおりを挟む
感想 0

あなたにおすすめの小説

無属性魔法使いの下剋上~現代日本の知識を持つ魔導書と契約したら、俺だけが使える「科学魔法」で学園の英雄に成り上がりました~

黒崎隼人
ファンタジー
「お前は今日から、俺の主(マスター)だ」――魔力を持たない“無能”と蔑まれる落ちこぼれ貴族、ユキナリ。彼が手にした一冊の古びた魔導書。そこに宿っていたのは、異世界日本の知識を持つ生意気な魂、カイだった! 「俺の知識とお前の魔力があれば、最強だって夢じゃない」 主従契約から始まる、二人の秘密の特訓。科学的知識で魔法の常識を覆し、落ちこぼれが天才たちに成り上がる! 無自覚に甘い主従関係と、胸がすくような下剋上劇が今、幕を開ける!

レベルアップは異世界がおすすめ!

まったりー
ファンタジー
レベルの上がらない世界にダンジョンが出現し、誰もが装備や技術を鍛えて攻略していました。 そんな中、異世界ではレベルが上がることを記憶で知っていた主人公は、手芸スキルと言う生産スキルで異世界に行ける手段を作り、自分たちだけレベルを上げてダンジョンに挑むお話です。

おいでよ!死にゲーの森~異世界転生したら地獄のような死にゲーファンタジー世界だったが俺のステータスとスキルだけがスローライフゲーム仕様

あけちともあき
ファンタジー
上澄タマルは過労死した。 死に際にスローライフを夢見た彼が目覚めた時、そこはファンタジー世界だった。 「異世界転生……!? 俺のスローライフの夢が叶うのか!」 だが、その世界はダークファンタジーばりばり。 人々が争い、魔が跳梁跋扈し、天はかき曇り地は荒れ果て、死と滅びがすぐ隣りにあるような地獄だった。 こんな世界でタマルが手にしたスキルは、スローライフ。 あらゆる環境でスローライフを敢行するためのスキルである。 ダンジョンを採掘して素材を得、毒沼を干拓して畑にし、モンスターを捕獲して飼いならす。 死にゲー世界よ、これがほんわかスローライフの力だ! タマルを異世界に呼び込んだ謎の神ヌキチータ。 様々な道具を売ってくれ、何でも買い取ってくれる怪しい双子の魔人が経営する店。 世界の異形をコレクションし、タマルのゲットしたモンスターやアイテムたちを寄付できる博物館。 地獄のような世界をスローライフで侵食しながら、タマルのドキドキワクワクの日常が始まる。

【完結】うだつが上がらない底辺冒険者だったオッサンは命を燃やして強くなる

邪代夜叉(ヤシロヤシャ)
ファンタジー
まだ遅くない。 オッサンにだって、未来がある。 底辺から這い上がる冒険譚?! 辺鄙の小さな村に生まれた少年トーマは、幼い頃にゴブリン退治で村に訪れていた冒険者に憧れ、いつか自らも偉大な冒険者となることを誓い、十五歳で村を飛び出した。 しかし現実は厳しかった。 十数年の時は流れてオッサンとなり、その間、大きな成果を残せず“とんまのトーマ”と不名誉なあだ名を陰で囁かれ、やがて採取や配達といった雑用依頼ばかりこなす、うだつの上がらない底辺冒険者生活を続けていた。 そんなある日、荷車の護衛の依頼を受けたトーマは――

スキルはコピーして上書き最強でいいですか~改造初級魔法で便利に異世界ライフ~

深田くれと
ファンタジー
【文庫版2が4月8日に発売されます! ありがとうございます!】 異世界に飛ばされたものの、何の能力も得られなかった青年サナト。街で清掃係として働くかたわら、雑魚モンスターを狩る日々が続いていた。しかしある日、突然仕事を首になり、生きる糧を失ってしまう――。 そこで、サナトの人生を変える大事件が発生する!途方に暮れて挑んだダンジョンにて、ダンジョンを支配するドラゴンと遭遇し、自らを破壊するよう頼まれたのだ。その願いを聞きつつも、ダンジョンの後継者にはならず、能力だけを受け継いだサナト。新たな力――ダンジョンコアとともに、スキルを駆使して異世界で成り上がる!

アルフレッドは平穏に過ごしたい 〜追放されたけど謎のスキル【合成】で生き抜く〜

芍薬甘草湯
ファンタジー
アルフレッドは貴族の令息であったが天から与えられたスキルと家風の違いで追放される。平民となり冒険者となったが、生活するために竜騎士隊でアルバイトをすることに。 ふとした事でスキルが発動。  使えないスキルではない事に気付いたアルフレッドは様々なものを合成しながら密かに活躍していく。 ⭐︎注意⭐︎ 女性が多く出てくるため、ハーレム要素がほんの少しあります。特に苦手な方はご遠慮ください。

私の薬華異堂薬局は異世界につくるのだ

柚木 潤
ファンタジー
 薬剤師の舞は、亡くなった祖父から託された鍵で秘密の扉を開けると、不思議な薬が書いてある古びた書物を見つけた。  そしてその扉の中に届いた異世界からの手紙に導かれその世界に転移すると、そこは人間だけでなく魔人、精霊、翼人などが存在する世界であった。  舞はその世界の魔人の王に見合う女性になる為に、異世界で勉強する事を決断する。  舞は薬師大学校に聴講生として入るのだが、のんびりと学生をしている状況にはならなかった。  以前も現れた黒い影の集合体や、舞を監視する存在が見え隠れし始めたのだ・・・ 「薬華異堂薬局のお仕事は異世界にもあったのだ」の続編になります。  主人公「舞」は異世界に拠点を移し、薬師大学校での学生生活が始まります。  前作で起きた話の説明も間に挟みながら書いていく予定なので、前作を読んでいなくてもわかるようにしていこうと思います。  また、意外なその異世界の秘密や、新たな敵というべき存在も現れる予定なので、前作と合わせて読んでいただけると嬉しいです。  以前の登場人物についてもプロローグのに軽く記載しましたので、よかったら参考にしてください。  

異世界ハズレモノ英雄譚〜無能ステータスと言われた俺が、ざまぁ見せつけながらのし上がっていくってよ!〜

mitsuzoエンターテインメンツ
ファンタジー
【週三日(月・水・金)投稿 基本12:00〜14:00】 異世界にクラスメートと共に召喚された瑛二。 『ハズレモノ』という聞いたこともない称号を得るが、その低スペックなステータスを見て、皆からハズレ称号とバカにされ、それどころか邪魔者扱いされ殺されそうに⋯⋯。 しかし、実は『超チートな称号』であることがわかった瑛二は、そこから自分をバカにした者や殺そうとした者に対して、圧倒的な力を隠しつつ、ざまぁを展開していく。 そして、そのざまぁは図らずも人類の命運を握るまでのものへと発展していくことに⋯⋯。

処理中です...