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第2章「復興の女神」
第18話「結婚式前夜」
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結婚式まで、あと三日。
城は、準備に大わらわだった。
「エリシア様、ドレスの最終調整です!」
仕立て屋のマダム・ローザが、叫んだ。
「エリシア様、料理のメニュー確認を!」
料理長のジャンが、書類を持ってくる。
「エリシア様、招待客のリストが――」
「待って、待って!」
私は、頭を抱えた。
「一度に言われても……」
「大変そうだね」
ミラが、笑いながらお茶を持ってきた。
「休憩しなよ」
「ありがとう」
私は、椅子に座り込んだ。
「結婚式って、こんなに大変なのね……」
「当たり前だよ。ノルディア史上最大の式なんだから」
ミラが、窓の外を指差した。
街中が、飾り付けられている。
花、リボン、旗――。
「みんな、張り切ってるわ」
「だって、エリシアとルシアン様の結婚だもん」
ミラが、嬉しそうに言った。
「街中が、お祭り騒ぎだよ」
その時――。
「エリシア様!」
衛兵が、駆け込んできた。
「王都から、馬車が!」
「王都?」
嫌な予感がした。
「また、圧力……?」
「いえ、どうも違うようです」
衛兵が、言った。
「ハーランド家の紋章が――」
「ハーランド家!?」
私は、立ち上がった。
「まさか――」
城門に駆けつけると――。
馬車から、見覚えのある姿が降りてきた。
「お姉様!」
金色の髪、青い瞳。
「ラウラ!」
私の妹、ラウラが立っていた。
「お姉様!」
ラウラが、私に駆け寄ってきた。
そして、抱きついた。
「会いたかった……!」
「私も……」
私も、妹を強く抱きしめた。
「よく来てくれたわ」
「当たり前です」
ラウラが、涙を流しながら笑った。
「お姉様の結婚式、絶対に出席したかったんです」
「でも、王都は許可を――」
「こっそり抜け出してきました」
ラウラが、舌を出した。
「叱られるかもしれないけど、構いません」
「ラウラ……」
妹の成長に、胸が熱くなった。
城の客室で、ラウラと二人きりになった。
「お姉様、幸せそう」
ラウラが、微笑んだ。
「顔色も良いし、目も輝いてる」
「そう?」
「はい。王都にいた頃より、ずっと」
ラウラは、私の手を取った。
「本当に、良かった」
「ありがとう」
私も、妹の手を握った。
「でも、王都の様子は?」
ラウラの表情が、曇った。
「……正直に言います」
「何?」
「お姉様の結婚を、快く思っていない人たちがいます」
「やはり……」
「特に、元・王妃派の貴族たち」
ラウラが、小声で言った。
「彼らは、お姉様がノルディアで力を持つことを恐れています」
「恐れる?」
「はい。お姉様は、もう民衆の英雄です。しかも、辺境王と結婚すれば――」
「政治的な力も得る」
「その通りです」
ラウラは、懐から書類を取り出した。
「これを」
「何?」
「密書の写しです。王妃派が、密かに通信している内容」
私は、書類を読んだ。
そこには――。
「『エリシアを排除する計画』……?」
背筋が凍った。
「排除って、まさか――」
「暗殺かもしれません」
ラウラの声が、震えていた。
「詳細は不明ですが、結婚式の日に何か起こる可能性が」
「くそ……」
私は、拳を握った。
「まだ、諦めていないのね」
「お姉様」
ラウラが、私の手を握った。
「私、怖いです」
「大丈夫よ」
私は、妹を抱きしめた。
「私には、ルシアンがいる。仲間もいる」
「でも――」
「それに」
私は、ラウラの目を見た。
「あなたが、情報を持ってきてくれた」
「お姉様……」
「ありがとう、ラウラ。あなたのおかげで、準備ができる」
ラウラが、涙を流した。
「お姉様、無事で……」
「絶対に、無事よ」
私は、微笑んだ。
「だって、幸せな結婚式を挙げなきゃいけないんだから」
その夜、ルシアンに報告した。
「暗殺の可能性……」
ルシアンの顔が、険しくなった。
「警備を、三倍にする」
「お願いします」
「それに――」
彼は、私の肩を抱いた。
「私が、お前の傍にいる」
「ルシアン……」
「何があっても、守る」
彼の目が、真剣だった。
「お前を、失うわけにはいかない」
私も、彼を抱きしめた。
「私も、あなたを失いたくない」
「なら、二人で生き延びよう」
ルシアンが、私の額にキスをした。
「そして、幸せな未来を掴もう」
「はい」
二人で、しばらく抱き合っていた。
温かい沈黙。
「エリシア」
「はい」
「不安か?」
「……少し」
私は、正直に答えた。
「でも、後悔はしていません」
「そうか」
ルシアンが、私の髪を撫でた。
「お前は、強いな」
「あなたがいるからです」
私は、彼を見上げた。
「一人だったら、もっと怖かったと思います」
「私も、だ」
ルシアンが、微笑んだ。
「お前がいなければ、今の私はない」
彼の手が、私の頬に触れた。
「愛している」
「私も」
私は、彼の手に自分の手を重ねた。
「あなたを、愛しています」
二人の唇が、触れ合った。
優しく、深いキス。
時間が、止まったようだった。
結婚式前日。
リハーサルが行われた。
「では、新婦入場から」
司祭が、指示を出す。
私は、白いドレスを着て――まだ練習用だけど――バージンロードを歩いた。
「お姉様、綺麗……」
ラウラが、涙を流している。
「ミラも泣いてる」
ミラが、ハンカチで目を拭いている。
「まだ練習なのに……」
「だって、感動するんだもん」
祭壇の前には、ルシアンが立っていた。
正装した彼は――。
「かっこいい……」
思わず、呟いてしまった。
ルシアンの顔が、赤くなった。
「お、お前……」
周囲から、笑い声が起こった。
「ええい、エリシア様ったら」
マダム・ローザが、笑っている。
「もう、新婚夫婦みたい」
「まだ結婚してないですから!」
私も、顔が赤くなった。
温かい空気が、会場を包んでいた。
リハーサルが終わり、皆が帰っていく。
「明日は、本番だね」
ミラが、ワクワクした顔で言った。
「緊張する?」
「すごく」
私は、正直に答えた。
「でも、楽しみでもあるわ」
「絶対、素敵な式になるよ」
ミラが、私の手を握った。
「エリシアなら、大丈夫」
「ありがとう」
その夜、一人で礼拝堂にいた。
「明日……」
小さく呟く。
結婚式。
新しい人生の始まり。
「大丈夫かな……」
不安がないわけじゃない。
暗殺の可能性。王都からの圧力。
でも――。
「私は、選んだんだ」
この道を、この人生を。
「後悔、しない」
その決意を、神に誓った。
「エリシア」
後ろから、声がした。
振り向くと――ルシアンが立っていた。
「眠れないのか?」
「ええ、少し」
「私も、だ」
彼は、隣に座った。
「明日が、楽しみで」
「私も」
二人で、祭壇を見つめた。
「ルシアン」
「何だ」
「幸せにしてくれますか?」
「当然だ」
ルシアンが、私の手を取った。
「一生、お前を幸せにする」
「私も、あなたを幸せにします」
「ああ」
彼は、私を抱き寄せた。
「二人で、幸せになろう」
星明かりが、礼拝堂を照らしていた。
静かな、神聖な空間。
「あと数時間で、夫婦になるんだな」
ルシアンが、呟いた。
「不思議な気分です」
「私も、だ」
彼は、私の頭に自分の頭を押し当てた。
「でも、嬉しい」
「私も」
二人で、しばらくそうしていた。
時間が、ゆっくりと流れる。
「そろそろ、戻るか」
「はい」
立ち上がろうとした時――。
ルシアンが、私の手を引いた。
「待て」
「何ですか?」
彼は、私の目を見た。
「もう一度、だけ」
そして、キスをした。
深く、愛に満ちたキス。
「……おやすみ」
ルシアンは、照れたように去っていった。
私は――。
「もう……」
頬に手を当てた。
まだ、熱い。
「明日が、楽しみ」
小さく笑って、私も礼拝堂を出た。
部屋に戻る途中、窓から空を見上げた。
満月。
明日は、晴れるだろう。
「良い日になりますように」
祈りながら、部屋に入った。
ベッドに横になると――。
不思議と、不安は消えていた。
「大丈夫」
小さく呟いた。
明日、私は――。
愛する人と、結ばれる。
新しい人生が、始まる。
「楽しみ……」
その思いを胸に、目を閉じた。
深い、安らかな眠りに落ちていった。
夢の中では――。
白いドレスを着て、ルシアンの隣を歩いている。
幸せな夢。
明日、現実になる夢。
長い夜が、静かに明けようとしていた。
ノルディアの空に、朝日が昇り始める。
結婚式の日が――。
今、始まろうとしていた。
城は、準備に大わらわだった。
「エリシア様、ドレスの最終調整です!」
仕立て屋のマダム・ローザが、叫んだ。
「エリシア様、料理のメニュー確認を!」
料理長のジャンが、書類を持ってくる。
「エリシア様、招待客のリストが――」
「待って、待って!」
私は、頭を抱えた。
「一度に言われても……」
「大変そうだね」
ミラが、笑いながらお茶を持ってきた。
「休憩しなよ」
「ありがとう」
私は、椅子に座り込んだ。
「結婚式って、こんなに大変なのね……」
「当たり前だよ。ノルディア史上最大の式なんだから」
ミラが、窓の外を指差した。
街中が、飾り付けられている。
花、リボン、旗――。
「みんな、張り切ってるわ」
「だって、エリシアとルシアン様の結婚だもん」
ミラが、嬉しそうに言った。
「街中が、お祭り騒ぎだよ」
その時――。
「エリシア様!」
衛兵が、駆け込んできた。
「王都から、馬車が!」
「王都?」
嫌な予感がした。
「また、圧力……?」
「いえ、どうも違うようです」
衛兵が、言った。
「ハーランド家の紋章が――」
「ハーランド家!?」
私は、立ち上がった。
「まさか――」
城門に駆けつけると――。
馬車から、見覚えのある姿が降りてきた。
「お姉様!」
金色の髪、青い瞳。
「ラウラ!」
私の妹、ラウラが立っていた。
「お姉様!」
ラウラが、私に駆け寄ってきた。
そして、抱きついた。
「会いたかった……!」
「私も……」
私も、妹を強く抱きしめた。
「よく来てくれたわ」
「当たり前です」
ラウラが、涙を流しながら笑った。
「お姉様の結婚式、絶対に出席したかったんです」
「でも、王都は許可を――」
「こっそり抜け出してきました」
ラウラが、舌を出した。
「叱られるかもしれないけど、構いません」
「ラウラ……」
妹の成長に、胸が熱くなった。
城の客室で、ラウラと二人きりになった。
「お姉様、幸せそう」
ラウラが、微笑んだ。
「顔色も良いし、目も輝いてる」
「そう?」
「はい。王都にいた頃より、ずっと」
ラウラは、私の手を取った。
「本当に、良かった」
「ありがとう」
私も、妹の手を握った。
「でも、王都の様子は?」
ラウラの表情が、曇った。
「……正直に言います」
「何?」
「お姉様の結婚を、快く思っていない人たちがいます」
「やはり……」
「特に、元・王妃派の貴族たち」
ラウラが、小声で言った。
「彼らは、お姉様がノルディアで力を持つことを恐れています」
「恐れる?」
「はい。お姉様は、もう民衆の英雄です。しかも、辺境王と結婚すれば――」
「政治的な力も得る」
「その通りです」
ラウラは、懐から書類を取り出した。
「これを」
「何?」
「密書の写しです。王妃派が、密かに通信している内容」
私は、書類を読んだ。
そこには――。
「『エリシアを排除する計画』……?」
背筋が凍った。
「排除って、まさか――」
「暗殺かもしれません」
ラウラの声が、震えていた。
「詳細は不明ですが、結婚式の日に何か起こる可能性が」
「くそ……」
私は、拳を握った。
「まだ、諦めていないのね」
「お姉様」
ラウラが、私の手を握った。
「私、怖いです」
「大丈夫よ」
私は、妹を抱きしめた。
「私には、ルシアンがいる。仲間もいる」
「でも――」
「それに」
私は、ラウラの目を見た。
「あなたが、情報を持ってきてくれた」
「お姉様……」
「ありがとう、ラウラ。あなたのおかげで、準備ができる」
ラウラが、涙を流した。
「お姉様、無事で……」
「絶対に、無事よ」
私は、微笑んだ。
「だって、幸せな結婚式を挙げなきゃいけないんだから」
その夜、ルシアンに報告した。
「暗殺の可能性……」
ルシアンの顔が、険しくなった。
「警備を、三倍にする」
「お願いします」
「それに――」
彼は、私の肩を抱いた。
「私が、お前の傍にいる」
「ルシアン……」
「何があっても、守る」
彼の目が、真剣だった。
「お前を、失うわけにはいかない」
私も、彼を抱きしめた。
「私も、あなたを失いたくない」
「なら、二人で生き延びよう」
ルシアンが、私の額にキスをした。
「そして、幸せな未来を掴もう」
「はい」
二人で、しばらく抱き合っていた。
温かい沈黙。
「エリシア」
「はい」
「不安か?」
「……少し」
私は、正直に答えた。
「でも、後悔はしていません」
「そうか」
ルシアンが、私の髪を撫でた。
「お前は、強いな」
「あなたがいるからです」
私は、彼を見上げた。
「一人だったら、もっと怖かったと思います」
「私も、だ」
ルシアンが、微笑んだ。
「お前がいなければ、今の私はない」
彼の手が、私の頬に触れた。
「愛している」
「私も」
私は、彼の手に自分の手を重ねた。
「あなたを、愛しています」
二人の唇が、触れ合った。
優しく、深いキス。
時間が、止まったようだった。
結婚式前日。
リハーサルが行われた。
「では、新婦入場から」
司祭が、指示を出す。
私は、白いドレスを着て――まだ練習用だけど――バージンロードを歩いた。
「お姉様、綺麗……」
ラウラが、涙を流している。
「ミラも泣いてる」
ミラが、ハンカチで目を拭いている。
「まだ練習なのに……」
「だって、感動するんだもん」
祭壇の前には、ルシアンが立っていた。
正装した彼は――。
「かっこいい……」
思わず、呟いてしまった。
ルシアンの顔が、赤くなった。
「お、お前……」
周囲から、笑い声が起こった。
「ええい、エリシア様ったら」
マダム・ローザが、笑っている。
「もう、新婚夫婦みたい」
「まだ結婚してないですから!」
私も、顔が赤くなった。
温かい空気が、会場を包んでいた。
リハーサルが終わり、皆が帰っていく。
「明日は、本番だね」
ミラが、ワクワクした顔で言った。
「緊張する?」
「すごく」
私は、正直に答えた。
「でも、楽しみでもあるわ」
「絶対、素敵な式になるよ」
ミラが、私の手を握った。
「エリシアなら、大丈夫」
「ありがとう」
その夜、一人で礼拝堂にいた。
「明日……」
小さく呟く。
結婚式。
新しい人生の始まり。
「大丈夫かな……」
不安がないわけじゃない。
暗殺の可能性。王都からの圧力。
でも――。
「私は、選んだんだ」
この道を、この人生を。
「後悔、しない」
その決意を、神に誓った。
「エリシア」
後ろから、声がした。
振り向くと――ルシアンが立っていた。
「眠れないのか?」
「ええ、少し」
「私も、だ」
彼は、隣に座った。
「明日が、楽しみで」
「私も」
二人で、祭壇を見つめた。
「ルシアン」
「何だ」
「幸せにしてくれますか?」
「当然だ」
ルシアンが、私の手を取った。
「一生、お前を幸せにする」
「私も、あなたを幸せにします」
「ああ」
彼は、私を抱き寄せた。
「二人で、幸せになろう」
星明かりが、礼拝堂を照らしていた。
静かな、神聖な空間。
「あと数時間で、夫婦になるんだな」
ルシアンが、呟いた。
「不思議な気分です」
「私も、だ」
彼は、私の頭に自分の頭を押し当てた。
「でも、嬉しい」
「私も」
二人で、しばらくそうしていた。
時間が、ゆっくりと流れる。
「そろそろ、戻るか」
「はい」
立ち上がろうとした時――。
ルシアンが、私の手を引いた。
「待て」
「何ですか?」
彼は、私の目を見た。
「もう一度、だけ」
そして、キスをした。
深く、愛に満ちたキス。
「……おやすみ」
ルシアンは、照れたように去っていった。
私は――。
「もう……」
頬に手を当てた。
まだ、熱い。
「明日が、楽しみ」
小さく笑って、私も礼拝堂を出た。
部屋に戻る途中、窓から空を見上げた。
満月。
明日は、晴れるだろう。
「良い日になりますように」
祈りながら、部屋に入った。
ベッドに横になると――。
不思議と、不安は消えていた。
「大丈夫」
小さく呟いた。
明日、私は――。
愛する人と、結ばれる。
新しい人生が、始まる。
「楽しみ……」
その思いを胸に、目を閉じた。
深い、安らかな眠りに落ちていった。
夢の中では――。
白いドレスを着て、ルシアンの隣を歩いている。
幸せな夢。
明日、現実になる夢。
長い夜が、静かに明けようとしていた。
ノルディアの空に、朝日が昇り始める。
結婚式の日が――。
今、始まろうとしていた。
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