夜更けにほどける想い

遊鷹太

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第5章「見えない線」

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週末、目が覚めると雨が降っていた。
カーテンを開けると、灰色の空。窓ガラスに、雨粒が斜めに走っている。
時計を見ると、八時半。いつもより遅い。
昨夜、なかなか眠れなかった。
陸との約束。もう一度やり直すという約束。
嬉しい。でも、同時に不安もある。
本当にうまくいくのだろうか。
私はもう四十四歳。仕事も忙しい。母のこともある。
彼との時間を、ちゃんと作れるだろうか。
スマホを手に取った。
陸からメッセージが来ていた。朝七時のもの。
「おはよう。今日は雨だね」
返信しようとして、やめた。
何て書けばいいのだろう。
普通に「おはよう」でいいのか。それとも、もっと何か気の利いたことを言うべきなのか。
考えすぎている。
でも、指が動かない。
結局、スマホを置いて、キッチンへ向かった。
コーヒーを淹れて、トーストを焼く。
ソファに座って、朝食を取りながら、また考える。
昨日まで、彼とメッセージをやり取りするのは自然だった。
でも、今は違う。
付き合うことを決めた。
それは、関係が変わったということだ。
何かを期待されているような気がする。
でも、何を期待されているのかわからない。
コーヒーを飲み終わって、また スマホを手に取った。
陸のメッセージを開く。
返信する。
「おはよう。起きるの遅くなっちゃった」
送信。
すぐに既読がついた。
返信が来るのを待つ。
一分。二分。三分。
返信が来ない。
既読なのに。
もしかして、何か変なこと言っただろうか。
いや、普通の返事だ。
でも、彼は何か期待していたのかもしれない。
もっと可愛い返事とか。
私は何を考えているんだろう。
高校生じゃあるまいし。
スマホを裏返しにして、テーブルに置いた。
シャワーを浴びて、着替える。
洗濯物を干して、掃除機をかけて、キッチンを片付ける。
時計を見ると、もう十時半。
スマホを見る。
陸から返信が来ていた。十時のもの。
「ゆっくり休めた? 昨日、疲れてたみたいだったから」
ほっとした。
何でもない返事。
私が勝手に気にしすぎていただけだ。
「うん。おかげさまで。久我くんは?」
また送信。
今度は、すぐに返信が来た。
「俺も今起きたところ。今日は何してる?」
「掃除とか洗濯とか。久我くんは?」
「同じ。あと、買い物行こうと思ってる」
「雨なのに大変だね」
「まあね。でも、冷蔵庫空っぽだから」
「わかる」
会話が続く。
でも、何か違和感がある。
昨日までと同じようなやり取り。
でも、何かが変わった。
見えない線が、引かれた気がする。
この線を越えていいのか、越えてはいけないのか。
どこまで近づいていいのか、わからない。

午後、母から電話があった。
「もしもし」
「夕、今大丈夫?」
「うん。どうしたの?」
「この前のお礼。ちゃんと言ってなかったから」
「お礼なんていいよ」
「いや、言わせて。ありがとう」
母の声が、優しい。
「それでね、元気になったから安心して」
「本当に?」
「本当。薬もちゃんと飲んでるし、散歩も始めたし」
「無理しないでね」
「わかってる」
少し間があってから、母が言った。
「あの人と、どうなったの?」
心臓が跳ねた。
「……付き合うことにした」
「そう」
母は嬉しそうに笑った。
「よかったわね」
「うん」
「でも、不安そうな声」
「そんなことない」
「嘘。お母さんにはわかるのよ」
私は何も言えなかった。
「夕、怖がらないで」
「怖がってない」
「怖がってる」
母の声が、優しくなった。
「あのね、誰かを好きになるって、怖いことなのよ。傷つくかもしれないし、うまくいかないかもしれない」
「うん」
「でもね、それでも前に進むことが大事なの」
母の言葉が、胸に染みた。
「わかった」
「素直になりなさい。あなたの気持ちを、ちゃんと伝えなさい」
「うん」
電話を切って、ソファに座り込んだ。
素直になる。
簡単に言うけれど、難しい。
何を伝えればいいのか。
どう伝えればいいのか。
わからない。

日曜日、真紀から連絡が来た。
「夕ちゃん、ランチしない?」
「いいよ。いつ?」
「今日、これから」
「急だね」
「暇だから。駅前のイタリアンで」
「わかった。一時でいい?」
「オッケー」
準備をして、家を出た。
駅前のイタリアンレストラン。真紀が先に来ていた。
「久しぶり」
「一週間ぶりくらい?」
席に座って、メニューを開く。
「で、どうなの?」
真紀が聞いた。
「何が?」
「久我くんと」
「……付き合うことにした」
「やった!」
真紀は嬉しそうに拍手した。
「おめでとう」
「ありがとう」
「でも、浮かない顔してるね」
「そんなことない」
「嘘。何かあった?」
ウェイターが来て、注文を取る。
パスタとサラダ。ワインも頼んだ。
「あのね」
私は口を開いた。
「付き合うことにしたのはいいんだけど、何か距離感がわからなくて」
「距離感?」
「うん。どこまで近づいていいのか、わからない」
真紀は笑った。
「夕ちゃんらしいね」
「え?」
「考えすぎなんだよ。好きなら好きでいいじゃん」
「でも」
「でもじゃない」
真紀はワインを一口飲んだ。
「あのね、夕ちゃん。恋愛に正解なんてないの」
「そうだけど」
「二人で作っていくものなの。距離感も、ペースも」
真紀の言葉に、少し気持ちが楽になった。
「ありがとう」
「それに、久我くんもきっと同じこと考えてるよ」
「え?」
「だって、久しぶりの恋愛でしょ。お互い探り探りなんだよ」
「そうかな」
「そうだって」
パスタが運ばれてきた。
フォークを持って、食べ始める。
「美味しい」
「でしょ」
真紀は笑った。
「あのね、夕ちゃん。もっとリラックスしなよ」
「リラックス?」
「うん。完璧にやろうとしなくていいの。失敗してもいいし、迷ってもいい」
「でも」
「大人だからって、全部うまくやらなきゃいけないわけじゃないの。むしろ、大人だからこそ、ゆっくり進めばいいんだよ」
真紀の言葉が、心に響いた。
「ありがとう」
「どういたしまして」
ランチを食べ終わって、コーヒーを飲む。
「そういえば、真紀は旦那さんとうまくいってるの?」
「まあまあ。相変わらず会話少ないけどね」
「大変だね」
「でも、これはこれでいいのかなって思ってる」
真紀は笑った。
「完璧な関係なんてないからね」
「そうだね」
会計を済ませて、店を出る。
「じゃあ、また連絡するね」
「うん。ありがとう」
真紀と別れて、家に帰る。
部屋に入って、ソファに座る。
スマホを見ると、陸からメッセージが来ていた。
「今日は何してた?」
「真紀とランチしてたよ」
すぐに返信が来た。
「楽しかった?」
「うん」
「よかった」
会話が途切れた。
私は画面を見つめた。
もっと何か書きたい。
でも、何を書けばいいのかわからない。
結局、何も送らずにスマホを置いた。

月曜日、仕事が始まった。
プロジェクトは佳境に入っている。
クライアントとの打ち合わせ、チームミーティング、資料作成。
息つく暇もない。
昼休み、デスクでおにぎりを食べながら、スマホを見た。
陸からメッセージが来ていた。朝のもの。
「おはよう。今日も頑張って」
返信していなかった。
既読をつけるべきか、迷う。
既読をつけたら、返信しなければならない。
でも、今は忙しい。
ちゃんとした返信ができない。
結局、既読をつけずにスマホを置いた。
午後、会議が続く。
気がつけば、もう六時を過ぎていた。
でも、仕事は終わらない。
八時、九時、十時。
ようやく一区切りついて、会社を出た。
電車の中でスマホを見る。
陸からのメッセージ。未読のまま。
既読をつける。
「ごめん、今日すごく忙しくて」
すぐに返信が来た。
「大丈夫。無理しないでね」
「ありがとう」
「もう帰るの?」
「うん。今電車」
「お疲れ様。ゆっくり休んでね」
「ありがとう。おやすみ」
「おやすみ」
スマホを閉じて、窓の外を見た。
暗闇の中を、電車が走っている。
陸は、優しい。
いつも私を気遣ってくれる。
でも、私は何もできていない。
ちゃんと向き合えていない。
仕事ばかり優先して、彼のことは後回し。
こんなんで、本当に付き合っていけるのだろうか。

火曜日も、水曜日も、忙しかった。
陸とのメッセージは続いていた。
でも、内容は当たり障りのないもの。
朝の挨拶。夜の「おやすみ」。
それだけ。
木曜日の夜、仕事を終えて会社を出ると、陸から電話がかかってきた。
「もしもし」
「篠原さん、今大丈夫?」
「うん」
「今週、忙しそうだね」
「うん。ごめんね」
「謝らなくていいよ」
陸の声が、優しい。
「でも、ちゃんと話せてないから」
「大丈夫。仕事、大事だから」
「ありがとう」
少し沈黙。
「あのね」
陸が言った。
「なに?」
「今週末、会えない?」
心臓が跳ねた。
「会いたい」
陸の声が、少し切なげだった。
「私も」
「土曜日は?」
手帳アプリを確認する。土曜日は、プロジェクトの締切前。おそらく出勤が必要だ。
「土曜日、たぶん仕事なんだ」
「そっか」
「日曜日は?」
「日曜日、俺が出張なんだ」
「そうなんだ」
お互いに黙った。
「じゃあ、来週」
陸が言った。
「うん」
「待ってる」
「ごめんね」
「謝らないで。仕方ないから」
でも、陸の声は、少し寂しそうだった。
電話を切って、駅へ向かう。
胸が痛かった。
会いたいと言ってくれた。
でも、私は仕事を優先した。
これでいいのだろうか。

金曜日、プロジェクトの大きな山場を迎えた。
クライアントへのプレゼン。
朝から準備をして、午後にプレゼン。
なんとか、無事に終わった。
クライアントからも好評価をもらえた。
「お疲れ様でした」
チームのみんなで、ほっとした顔を見合わせる。
「篠原さん、今日は早く帰っていいですよ」
上司が言った。
「ありがとうございます」
デスクを片付けて、会社を出る。
時計を見ると、六時半。
久しぶりに早い時間だ。
スマホを見ると、陸からメッセージが来ていた。
「プレゼン、どうだった?」
そういえば、プレゼンのことを話していた。
「無事終わったよ。うまくいった」
すぐに返信が来た。
「おめでとう! よかったね」
「ありがとう」
「お祝いしたいな」
心臓が跳ねた。
「今から会える?」
少し迷ってから、返信した。
「会いたい」
「じゃあ、いつものビストロで」
「七時でいい?」
「大丈夫。待ってる」
急いで駅へ向かった。

ビストロに着くと、陸がもう来ていた。
「お疲れ様」
「ありがとう」
席に座る。
陸は笑顔だった。
「プレゼン、成功したんだって」
「うん。みんなで頑張った」
「篠原さん、すごいね」
「そんなことない」
ウェイターが来て、注文を取る。
今日はシャンパンを頼んだ。
「お祝いだね」
陸が言った。
「うん」
グラスが運ばれてきて、乾杯する。
「おめでとう」
「ありがとう」
一口飲む。泡が、舌の上で弾ける。
「美味しい」
「よかった」
料理が運ばれてくる。
会話が弾む。
プロジェクトのこと。仕事のこと。
でも、いつもと何かが違う。
陸の笑顔が、少し寂しそうに見える。
「久我くん」
「なに?」
「この前は、ごめんね」
「え?」
「会えなくて」
陸は首を振った。
「謝らないで。仕事、忙しかったんでしょ」
「でも」
「いいんだよ」
陸は優しく笑った。
でも、その笑顔の奥に、何か寂しさがある気がした。
「あのね」
私は口を開いた。
「私、ちゃんと向き合えてない気がする」
「向き合えてないって?」
「久我くんと。仕事ばかり優先して、久我くんのことは後回しにして」
陸は黙って聞いていた。
「でも、仕事も大事だし、お母さんのこともあるし。時間が全然足りなくて」
「わかってるよ」
陸が言った。
「篠原さんが忙しいのは、わかってる」
「でも」
「でも、じゃない」
陸は私の手を取った。
「俺は、待てるから」
「待てるって」
「篠原さんのペースでいいよ。急がなくていい」
その言葉に、涙が出そうになった。
「ありがとう」
「俺も、仕事あるし。出張も多いし。お互い様だよ」
陸は笑った。
「だから、会えるときに会えればいい。それでいいんだよ」
私は頷いた。
「でも、寂しくない?」
「寂しいよ」
陸は素直に言った。
「でも、それも含めて、大人の恋愛なんじゃないかな」
その言葉に、胸が温かくなった。
「そうだね」
料理を食べながら、また会話が続く。
今度は、もっと自然に。
お互いの仕事のこと。趣味のこと。小さな日常のこと。
時計を見ると、もう九時を過ぎていた。
「そろそろ帰ろうか」
陸が言った。
「うん」
会計を済ませて、店を出る。
外は冷え込んでいた。
「寒いね」
「うん」
陸は私の手を取った。
「行こう」
手を繋いで、駅へ向かう。
改札前で立ち止まった。
「また連絡するね」
陸が言った。
「うん」
「無理しないで」
「久我くんも」
陸は私を抱きしめた。
温かかった。
「おやすみ」
「おやすみなさい」
お互いに改札へ向かった。
電車の中で、スマホを見た。
陸からメッセージが来ていた。
「今日は会えて嬉しかった」
「私も」
「ゆっくりでいいから、一緒に歩いていこうね」
その言葉に、また涙が出そうになった。
「ありがとう」
「おやすみ」
「おやすみなさい」
窓の外を見る。
暗闇の中を、電車が走っている。
久我陸。
彼は、私のペースを尊重してくれる。
急かさない。待ってくれる。
それが、どれだけありがたいか。
私は、こんなに優しい人に出会えたんだ。
だから、今度は私が、ちゃんと向き合わなければ。
少しずつでいい。
ゆっくりでいい。
二人で、一緒に歩いていこう。

週末、母に電話をした。
「もしもし」
「お母さん、元気?」
「元気よ。夕は?」
「うん。仕事、一段落した」
「よかったわね」
少し間があってから、私は言った。
「あのね、久我くんと会ってきた」
「そう。どうだった?」
「優しい人」
「よかったわね」
母の声が、嬉しそうだった。
「でも、私、ちゃんと向き合えてるか不安で」
「どうして?」
「仕事ばかり優先して、彼のことは後回しにしちゃうから」
母は少し笑った。
「夕、それでいいのよ」
「え?」
「完璧にやろうとしなくていいの。仕事も大事。家族も大事。でも、それとバランスを取りながら、少しずつ関係を築いていけばいいの」
「そうかな」
「そうよ。急がなくていい。ゆっくり、お互いを知っていけばいいのよ」
母の言葉が、心に染みた。
「ありがとう」
「それに、彼も理解してくれてるんでしょう」
「うん」
「なら、大丈夫よ」
電話を切って、ソファに座った。
みんな、同じことを言う。
ゆっくりでいい。
急がなくていい。
完璧じゃなくていい。
そうだ。
私は、完璧にやろうとしすぎている。
仕事も、家族も、恋愛も。
全部うまくやろうとして、自分を追い込んでいる。
でも、それは無理なんだ。
人間だもの。
できないこともある。
だから、できる範囲で。
ゆっくりと。
少しずつ。
それでいいんだ。
スマホを開いて、陸にメッセージを送った。
「ありがとう。いつも優しくしてくれて」
すぐに返信が来た。
「こちらこそ。篠原さんと一緒にいられて、幸せだよ」
その言葉に、笑顔になった。
「私も」
「また会おうね」
「うん。楽しみにしてる」
画面を閉じて、窓の外を見た。
空が、青く晴れている。
これから、どうなるかわからない。
うまくいくかもしれないし、いかないかもしれない。
でも、それでもいい。
大切なのは、今、この瞬間。
陸と繋がっている、この瞬間。
それを、大事にしていこう。
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