夜更けにほどける想い

遊鷹太

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第9章「辞令」

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十二月の半ば、冬の寒さが本格的になった。
朝、吐く息が白い。
手袋なしでは、外を歩けない。
仕事は年末に向けて、さらに忙しくなっていた。
でも、陸との時間は、私の支えになっていた。
あの日から、二人の関係は変わった。
より深く。
より近く。
週に一度は、陸の部屋に行くようになった。
一緒に食事を作り、映画を見て、話をして。
そして、体を重ねる。
それは、いつも優しい時間だった。
陸は、私のことを大切にしてくれる。
焦らせない。
無理をさせない。
私のペースに合わせてくれる。
だから、安心できた。

金曜日の夜、仕事を終えて会社を出た。
陸と会う約束をしている。
駅前のイタリアンレストランで、七時。
少し早めに着いて、店の前で待つ。
七時ちょうど、陸が来た。
「お待たせ」
「ううん。私も今来たところ」
店に入る。
予約していた席に案内される。
窓際の二人席。
「何飲む?」
「赤ワインがいいな」
「じゃあ、俺も」
ウェイターにオーダーして、メニューを開く。
「何食べたい?」
「パスタと、あと何か前菜」
「じゃあ、カプレーゼとバーニャカウダ頼もう」
「いいね」
注文を済ませて、ワインが運ばれてくる。
「乾杯」
グラスを合わせる。
「今週、どうだった?」
陸が聞いた。
「忙しかった。年末進行で」
「お疲れ様」
「久我くんは?」
「俺も忙しかった。来週、また出張なんだ」
「どこへ?」
「名古屋。三日間」
「そうなんだ」
少し寂しかった。
でも、陸の仕事だから仕方がない。
「寂しい?」
陸が聞いた。
「……ちょっと」
「俺も」
陸は私の手を握った。
「でも、すぐ帰ってくるから」
「うん」
料理が運ばれてくる。
カプレーゼ。トマトとモッツァレラチーズ。
バーニャカウダ。温かいソースで野菜を食べる。
「美味しい」
「うん」
会話が続く。
仕事のこと。週末の予定。クリスマスのこと。
「クリスマス、どうする?」
陸が聞いた。
「何も予定ないけど」
「じゃあ、一緒に過ごさない?」
「いいの?」
「もちろん。俺の部屋で、ゆっくりしよう」
「嬉しい」
「ご馳走作るよ」
「楽しみ」
パスタが運ばれてきた。
私はボロネーゼ、陸はカルボナーラ。
「ちょっと食べてみる?」
「いいの?」
小皿に取り分けてくれたパスタを、ひと口食べる。
「美味しい」
「篠原さんのも食べていい?」
「どうぞ」
陸がボロネーゼを食べる。
「こっちも美味しい」
二人で笑った。
「ねえ」
陸が言った。
「なに?」
「最近、幸せ」
「私も」
「篠原さんと一緒にいると、全部うまくいく気がする」
その言葉に、胸が温かくなった。
「ありがとう」
「こちらこそ」
食事を終えて、デザートを注文した。
ティラミス。
スプーンですくって、口に運ぶ。
甘くて、ほろ苦い。
「美味しいね」
「うん」
陸は少し真面目な顔になった。
「篠原さん」
「なに?」
「あのね」
陸は言葉を選ぶように、ゆっくりと話し始めた。
「来週、出張って言ったでしょ」
「うん」
「その時に、上司と面談があるんだ」
「面談?」
「うん。今後の配置について」
心臓が、嫌な予感で跳ねた。
「配置?」
「まだ決まってないんだけど。もしかしたら、地方転勤の話が出るかもしれない」
時間が止まった。
「地方転勤?」
「うん。大阪か、福岡」
声が出なかった。
陸は私の手を握った。
「まだ決まってないから。ただ、可能性があるって話」
「……いつ?」
「もし本当なら、年明けすぐ」
一月。
あと一ヶ月もない。
「どれくらい?」
「たぶん、二年くらい」
二年。
長い。
「篠原さん」
陸の声が、不安そうだった。
「大丈夫?」
「大丈夫」
そう答えたけれど、声が震えていた。
「ごめん」
「謝らないで。久我くんの仕事だから」
「でも」
「大丈夫」
私は笑顔を作った。
でも、心臓は早く打っていた。
会計を済ませて、店を出た。
外は、冷え込んでいた。
「寒いね」
「うん」
陸は私の手を取った。
「駅まで送るよ」
「ありがとう」
並んで歩く。
でも、何を話せばいいのかわからなかった。
地方転勤。
それは、遠距離になるということだ。
会えなくなる。
いや、会えなくなるわけじゃない。
でも、今みたいに、週に一度会うのは難しくなる。
駅の改札前に着いた。
「篠原さん」
陸が言った。
「なに?」
「まだ決まってないから」
「うん」
「でも、もし本当に転勤になっても」
陸は私の顔を見た。
「俺、篠原さんのこと、離さない」
その言葉に、涙が出そうになった。
「ありがとう」
「遠距離になっても、続けたい」
「私も」
陸は私を抱きしめた。
「愛してる」
「私も」
抱擁を解いて、お互いに改札へ向かった。
電車に乗って、窓際の席に座る。
スマホを見ると、陸からメッセージが来ていた。
「今日は、変な話してごめん」
「謝らないで」
「でも、心配させちゃった」
「大丈夫。まだ決まってないんでしょ」
「うん。でも、可能性はある」
「じゃあ、その時はその時で考えよう」
「ありがとう」
「おやすみなさい」
「おやすみ。愛してる」
「私も愛してる」
スマホを閉じて、窓の外を見た。
暗闇の中を、電車が走っている。
地方転勤。
遠距離。
それは、怖い。
でも、陸は言った。
「離さない」と。
だから、私も。
信じよう。

週末、真紀と会った。
駅前のカフェで、ランチ。
「久しぶり」
「二週間ぶりくらい?」
席に座って、メニューを開く。
「何食べる?」
「パスタセットにしようかな」
「じゃあ、私も」
注文を済ませて、コーヒーを飲む。
「で、どうなの?」
真紀が聞いた。
「何が?」
「久我くんと」
「……順調だよ」
「本当? 顔、曇ってるけど」
真紀は鋭い。
「実は」
私は話した。
陸の転勤の可能性のこと。
遠距離になるかもしれないこと。
真紀は黙って聞いていた。
「そっか」
「うん」
「で、夕ちゃんはどうしたいの?」
「どうしたいって」
「続けたいの? それとも、終わりにしたいの?」
「続けたいよ」
即答していた。
「じゃあ、答え出てるじゃん」
真紀は笑った。
「でも、遠距離って大変だよ」
「そうだね」
「でも、できないことじゃない」
「本当?」
「うん。私の友達にもいるよ。遠距離で結婚した人」
「そうなんだ」
「大事なのは、お互いの気持ちだよ」
真紀はコーヒーを一口飲んだ。
「距離があっても、気持ちが繋がってれば大丈夫」
「ありがとう」
「頑張れ」
パスタが運ばれてきた。
フォークを持って、食べ始める。
「美味しい」
「うん」
「あのね、夕ちゃん」
真紀が言った。
「なに?」
「久我くんのこと、本当に好きなんだね」
「……うん」
「よかった」
真紀は優しく笑った。
「夕ちゃんが幸せそうで、嬉しいよ」
「ありがとう」
ランチを食べ終わって、デザートを注文した。
「そういえば、真紀は旦那さんとどう?」
「相変わらず。でも、最近ちょっと話すようになった」
「よかったね」
「うん。子どもが受験だから、それで協力しなきゃいけなくて」
「大変だね」
「まあね。でも、こういうのも悪くないかなって」
真紀は笑った。
「完璧な関係なんてないからね」
「そうだね」
デザートを食べて、コーヒーを飲む。
「じゃあ、そろそろ行こうか」
「うん」
会計を済ませて、店を出る。
「また連絡するね」
「うん。ありがとう」
真紀と別れて、家に帰る。

日曜日、母から電話があった。
「もしもし」
「夕、今大丈夫?」
「うん」
「あのね、来週、娘ちゃんと会うんでしょう」
「うん。楽しみだね」
「私もよ」
母の声が、嬉しそうだった。
「それでね、何か作っていこうと思うんだけど、何がいいかしら」
「お母さんの煮物がいいな」
「煮物ね。わかった」
「ありがとう」
少し間があってから、母が言った。
「夕、何か悩んでない?」
心臓が跳ねた。
「どうして?」
「声でわかるのよ」
私は何も言えなかった。
「話してごらん」
「……陸くんが、転勤になるかもしれないの」
「そう」
「大阪か、福岡」
「遠いわね」
「うん」
母は少し黙ってから、言った。
「それで、どうしたいの?」
「続けたい」
「じゃあ、続ければいいじゃない」
「でも、遠距離って大変でしょう」
「大変よ」
母は笑った。
「お父さんと、若い頃は遠距離だったから」
「そうだったの?」
「うん。お父さん、地方勤務だったから。月に一度しか会えなかった」
「大変だったでしょう」
「大変だったわ。でもね、だからこそ、会えた時が嬉しかった」
母の声が、優しい。
「遠距離は、確かに大変。でも、乗り越えられないことじゃない」
「ありがとう」
「それに、今はメールもあるし、ビデオ通話もできるじゃない」
「そうだね」
「大丈夫よ。お互いの気持ちがあれば」
母の言葉が、心に染みた。
「頑張ってね」
「うん」
電話を切って、ソファに座った。
みんな、同じことを言う。
お互いの気持ちがあれば、大丈夫だと。
そうだ。
距離は、関係ない。
大事なのは、気持ち。
陸を信じよう。
そして、自分も頑張ろう。

月曜日、陸が名古屋へ出張に行った。
朝、メッセージが来ていた。
「今から新幹線。三日間、頑張ってくる」
「気をつけてね」
「ありがとう。また連絡するね」
「待ってる」
仕事に集中しようとしたけれど、気持ちが落ち着かなかった。
陸は今頃、上司と面談しているのだろうか。
転勤の話は、出ているのだろうか。
昼休み、デスクでおにぎりを食べながら、スマホを見た。
陸からのメッセージはない。
当たり前だ。仕事中だから。
午後、会議が続いた。
でも、内容が頭に入ってこない。
気がつけば、もう六時を過ぎていた。
スマホを見る。
陸から、メッセージが来ていた。三十分前のもの。
「今、ホテルに戻った。疲れた」
「お疲れ様。ゆっくり休んでね」
すぐに返信が来た。
「ありがとう。今日、上司と話した」
心臓が跳ねた。
「転勤の話?
「うん」
「どうだった?」
「電話してもいい?」
「いいよ」
すぐに電話がかかってきた。
「もしもし」
「篠原さん、今大丈夫?」
「うん」
陸の声が、疲れている。
「上司と話したんだ」
「うん」
「やっぱり、転勤の話が出た」
息が詰まった。
「大阪、二年間」
「……そうなんだ」
「年明け、一月の中旬から」
「早いね」
「うん」
沈黙。
「篠原さん」
「なに?」
「ごめん」
「謝らないで」
「でも」
「久我くんの仕事だから。仕方ないよ」
陸は少し黙ってから、言った。
「俺、行きたくない」
「え?」
「篠原さんと離れたくない」
その言葉に、涙が出そうになった。
「でも、仕事だから」
「わかってる。わかってるけど」
陸の声が、切なげだった。
「俺、やっと篠原さんと一緒にいられるようになったのに」
「久我くん」
「ごめん。弱音吐いて」
「いいよ。私も、同じ気持ちだから」
「ありがとう」
少し間があってから、陸が言った。
「でも、続けたい」
「私も」
「遠距離になっても、篠原さんのこと、離さない」
「うん」
「信じてくれる?」
「信じる」
「ありがとう」
陸の声が、少し明るくなった。
「じゃあ、頑張ろう。二人で」
「うん」
「また連絡するね」
「待ってる」
「おやすみ」
「おやすみなさい」
電話が切れた。
私はデスクに座ったまま、動けなかった。
転勤。
大阪。
二年間。
それは、現実になった。
でも、陸は言った。
「離さない」と。
だから、私も。
負けない。

火曜日、水曜日と、仕事に没頭した。
考えないように。
不安にならないように。
陸とのメッセージは続いていた。
朝の挨拶。仕事の合間の近況報告。夜の「おやすみ」。
それだけで、少し安心できた。
水曜日の夜、陸から電話があった。
「もしもし」
「篠原さん、明日帰るよ」
「お疲れ様」
「会える?」
「会いたい」
「じゃあ、夜、俺の部屋に来ない?」
「いいの?」
「もちろん。話したいこともあるし」
「わかった。何時に行けばいい?」
「七時くらいでいい?」
「大丈夫」
「待ってる」
「うん」
電話を切って、カレンダーを見た。
明日、木曜日。
陸に会える。
それが、唯一の楽しみだった。

木曜日、仕事を早めに切り上げた。
六時に会社を出て、陸のマンションへ向かう。
七時ちょうどに到着。
インターホンを押す。
「はい」
「篠原です」
「今、開けるね」
エレベーターで三階へ上がる。
ドアが開いた。
「お帰り」
「ただいま」
そう言って、中に入る。
陸は少し痩せたように見えた。
「疲れてる?」
「ちょっとね」
「大丈夫?」
「大丈夫。篠原さんに会えたから」
陸は笑った。
コートを脱いで、ソファに座る。
「お茶、淹れるね」
「ありがとう」
陸がキッチンへ行く。
お湯を沸かす音が聞こえる。
少しして、陸が湯呑みを持ってきた。
「はい」
「ありがとう」
一口飲む。温かい。
陸も隣に座った。
「出張、どうだった?」
「忙しかったけど、なんとか」
「お疲れ様」
「ありがとう」
少し沈黙。
「あのね」
陸が言った。
「なに?」
「転勤、正式に決まったんだ」
心臓が、重く沈んだ。
「そうなんだ」
「一月十五日から、大阪」
「早いね」
「うん。もう一ヶ月もない」
陸は私の手を取った。
「でも、俺、決めたんだ」
「何を?」
「遠距離になっても、篠原さんと続けるって」
「私も」
「本当?」
「本当」
陸は嬉しそうに笑った。
「よかった」
「でも、大変だよ」
「わかってる。でも、乗り越えられると思う」
「どうして?」
「だって、俺、篠原さんのこと、愛してるから」
その言葉に、涙が出そうになった。
「私も、愛してる」
陸は私を抱きしめた。
「ありがとう」
「こちらこそ」
「これから、いろいろ大変になると思う。会えない時間も長くなる。でも、頑張りたい」
「私も」
「一緒に、乗り越えよう」
「うん」
抱擁を解いて、お互いに顔を見つめ合った。
「今日、泊まっていく?」
陸が聞いた。
「いいの?」
「もちろん。一緒にいたい」
「私も」
陸は立ち上がって、キッチンへ行った。
「お腹空いてるでしょ。何か作るよ」
「手伝う」
「ありがとう」
二人でキッチンに立って、料理を作り始めた。
冷蔵庫にある材料で、簡単な炒め物とスープ。
ご飯も炊いた。
「できた」
テーブルに料理を並べて、二人で座る。
「いただきます」
「いただきます」
箸を持って、食べ始める。
「美味しい」
「よかった」
会話が弾む。
出張の話。仕事の話。大阪のこと。
「大阪、どんなところに住むの?」
「会社が用意してくれるマンション。駅から近いらしい」
「いいね」
「まだ見てないけどね」
「今度、見せて」
「うん。写真撮るよ」
食事を終えて、お茶を飲む。
「ねえ」
陸が言った。
「なに?」
「クリスマス、一緒に過ごそうって言ったでしょ」
「うん」
「まだ、大丈夫?」
「もちろん」
「よかった。楽しみにしてたから」
「私も」
片付けを手伝って、また二人でソファに座った。
陸は私を抱き寄せた。
「今日、疲れてない?」
「大丈夫」
「嘘」
陸は笑った。
「少し休んだら?」
「でも、久我くんと一緒にいたい」
「俺も」
陸は私の髪を撫でた。
「じゃあ、このままでいよう」
「うん」
陸の腕の中で、目を閉じる。
温かい。
安心する。
「篠原さん」
「なに?」
「愛してる」
「私も」
「大阪に行っても、変わらないから」
「わかってる」
「信じてくれる?」
「信じる」
陸は私を抱きしめた。
「ありがとう」
時間が、ゆっくりと流れた。
外は真っ暗で、街の明かりだけが見える。
「ねえ」
私が言った。
「なに?」
「今夜、一緒にいてもいい?」
「もちろん」
陸は立ち上がって、手を差し伸べた。
「行こう」
手を取って、立ち上がる。
ベッドルームへ向かう。
二人で、横たわる。
抱き合う。
キスをする。
優しく。
ゆっくりと。
「愛してる」
「私も」
その夜、二人はまた一つになった。
優しく。
深く。
お互いを確かめ合うように。

翌朝、目が覚めると、陸はまだ寝ていた。
穏やかな寝顔。
そっと、髪を撫でる。
陸が目を開けた。
「おはよう」
「おはよう」
陸は私を抱き寄せた。
「昨日は、ありがとう」
「こちらこそ」
「幸せだった」
「私も」
少し間があってから、陸が言った。
「これから、離れ離れになるけど」
「うん」
「でも、気持ちは一緒だから」
「わかってる」
陸は私の額にキスをした。
「頑張ろうね」
「うん」
二人で起き上がって、朝食を作った。
トーストとコーヒー。
シンプルだけれど、幸せな時間。
「今日、仕事?」
「うん」
「じゃあ、そろそろ準備しないと」
「そうだね」
支度をして、玄関へ向かう。
「気をつけてね」
「うん」
「また連絡するね」
「待ってる」
陸は私を抱きしめた。
「愛してる」
「私も」
「おやすみ」
「おやすみなさい」
陸は、もう一度キスをした。
ドアを開けて、廊下に出る。
振り返ると、陸がまだドアの前に立っていた。
手を振ると、陸も振り返してくれた。
エレベーターに乗って、一階へ降りる。
マンションを出て、駅へ向かう。
空が、青く晴れている。
陸の転勤まで、あと一ヶ月。
それまで、たくさん一緒にいよう。
たくさん話そう。
たくさん思い出を作ろう。
そして、離れても。
繋がっていよう。
心で。
スマホを見ると、陸からメッセージが来ていた。
「行ってらっしゃい。今日も頑張って」
「ありがとう。久我くんも」
「愛してる」
「私も愛してる」
スマホを閉じて、駅へ向かった。
新しい一日が、始まる。
陸と離れる日まで、あと少し。
でも、それは終わりじゃない。
新しい始まり。
遠距離という、新しい挑戦の始まり。
二人で、乗り越えていこう。
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