私·····またまた悪役令嬢ですか〜〜

システィーナ

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転生先は悪役令嬢

怖〜い怖い肝試し

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「やった~私の勝ちだ!!!」 
「くそ、負けた·····」
結局チームはラルク様と私ペアとルー兄様とゲルナート様ペアになりました。なんでよりにもよってラルク様と同じチームなのよ!!
「それじゃあレッツゴー、キール君!!!」
「エルサがーエルサ!!!」
ルー兄様うるさい!!
「僕達も行こう、エルサ!!」
「えぇ、行きましょう、ラルク様」

「この屋敷の噂·····知ってる??エルサ·····?」
「知らないわ、そんなのあるのラルク様??」
「あぁ、この屋敷には昔、一人の女性が住んでいたんだ·····でもある日その人は突然亡くなってしまった、それがとても不思議な死に方だったらしい·····だから騎士達は他殺を疑った·····しかし女性が死んだのは鍵の掛けた部屋の中·····でも自殺には見えなかった·····一人の騎士は泊まり込みで調査を始めた、しかしその騎士が女性と同じ死に方をとげてしまった·····それからこの洋館は呪いの洋館と名付けられたらしい·····」
「キャーーー!!!やめて、ラルク様!!」
「さぁ、行こうエルサ!」
「嫌!!行きたいなら一人で行ってよ!!!」
笑顔で行こうとか言わないでよ、あんな怖い話聞かせといて!!!
「やっぱり君は他の女と違うね·····」
「なにか言った??ラルク様??」
「ううん、早く行こう」
そう言って私の腕を掴み、走り出した。
「ラルク様·····エルサに·····触るな!!!」
「キール、それは聞けないな!」 
「私、行きたくなーい!!!」
「楽しそうだな~ほら早く行くよキール!!」
「エルサが行った方向とは逆でしょ、ゲルナート!」
「当たり前でしょ、分かれないとペア分けの意味がない!!」
「嫌だ、こっちに行く!!」
「行かせないよ·····」
「僕を引っ張るな!!」
「楽しんで行こう!!」

怖い怖い怖い怖い·····呪いの洋館なんて怖すぎる!!帰りたいよぉ~
「ラルク様、帰りましょう!!!」
「なんで??」
「怖いから!!」
「私は嬉しいよ!!」
嬉しいって·····何がそんなに嬉しいのよ!!!
ドンッ!!!
「ひゃーー!!」
大きな音が聞こえた!!私はとっさにラルク様の腕を掴んだ。すると、なぜか腕を握り返された。ラルク様も怖かったのかな??
「愛おしい·····」
「何言ったか聞こえませんでしたけど、ラルク様·····帰りましょう!!洋館が、怒ってる感じがします!!」
「大丈夫、もしものときは洋館を燃やして灰にするから」
この人怖すぎません??なにかあったら燃やすって·····
ガサガサ
えっ!?!なんの音??
音がなった方を見るとそこには髪の長い人と背の高い人が浮いていた·····
「キャーーー!!!出たーー!!!」
私は悲鳴をあげたのだった·····




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