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夫と触手プレイしたら、めちゃくちゃ気持ちよかったので
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#1
「んっ……」
下半身を、何かがぬるぬる這っている。クリスティーナは身体の熱が急に上がっていくのを感じた。夢と現を行き来している間に、刺激は徐々にはっきりとしていく。
「あ……ふ、んん……っ」
ちゅうっと陰核を吸われて、クリスティーナはびくりと身体を震わせ、目を開けた。脚の間に夫のアレンの顔が埋まっている。ぴちゃ、くちゅ、という水音が、カーテンを閉じたままの寝室に響いた。舌はクリスティーナの性器をねっとり舐め回している。薄暗がりから、欲情にぎらついた瞳がクリスティーナを見上げていた。
「おはよ……んむ」
「あぁ……っ」
ぱくりと陰部に食らいつかれ、性器のヒダが温かい口の中で舐め回されているのを感じる。舌はヒダの間に入って上下に動き、膣の入口を舌先でなぞり、膣内に侵入した。じゅる、と愛液を啜りこむ音。いつから舐めていたのか、すっかり膣内は潤っている。
「んっ! あッ……や、激しっ、もっと優しくして……!」
「やだ。ちんたらやって、昨日の夜みたく寝られたら困る」
「え、もう朝?!」
カーテンの隙間から朝日が差し込んでいるのを見て、クリスティーナは冷や汗をかいた。おそるおそる夫をうかがう。欲情した顔つきながらも、いじけた雰囲気があった。
「さんざん煽っておいて寝落ちはねえよ……」
「あっン、ごめん! 寝ちゃったのはリラックスしたからで、あん、気持ちよくなかったわけじゃなくて……っ」
クリスティーナは勢いこんで言葉を重ねたが、夫は半分以上聞いていない様子で、ひたすら激しく陰部を舐め回している。
しばらく夫婦の夜の営みはごぶさただった。互いの仕事が忙しかったせいだ。久々に休みが重なったのが今日で、休みの前日である昨夜は、存分にいちゃいちゃできるはずだった。
夫を風呂に誘ったのはクリスティーナの方だった。もう挿れたいという夫を焦らしながら身体を洗い合い、すぐにベッドに入りたがる夫を、さらに焦らして晩酌に誘った。グラスを口にしては、吐息まじりにささやき声で話し、ワインの香りのする息を耳に吹きかけて挑発した。服を脱がせようとする夫の手をやんわりと払いつつ、膝の上に向かい合わせに乗って、身体に胸を押し付けた。いつもの何倍もじっくり時間をかけて、唇の端から端に舌を這わせて舐め、焦れた夫が激しいキスを仕掛けると、くすくす笑って顔をそむけた。
誘惑しては、するりと交わす。久々の行為を盛り上げるスパイスだとわかっているから、夫も辛抱強く付き合ってくれた。胸元に伸びた手を数回避けたところで、とうとうクリスティーナは抱え上げられ、ベッドに下ろされた。
疲労は、クリスティーナの思う以上にたまっていたらしい。布団の柔らかさを背中が感じた瞬間、まぶたが下りてきた。風呂上りで温まったところへ、アルコールを入れたのも良くなかった。下着を脱がされ、夫の顔が脚の間に近づいてきたところで、意識が途切れている。愛撫に浸った記憶がない。
「んぁ、んぅ、ねぇアレン、ごめんってばぁ、聞いてる? あっ、ね、それ強いぃ……っ」
「強くしてんだよ、寝ねえように」
激しく口淫する夫の髪を撫でながら、クリスティーナの腰がひくひくと動いた。いつの間にかナイトウェアの前が開けられて、裸の乳房を同時に刺激されている。舌先が男性器のように、膣の中に入っては出てを繰り返す。その刺激じたいも快感だが、整った顔立ちをした夫の舌が、あらぬ所を出入りする光景も、強烈に興奮を煽る。目覚めて間もない身体は、最短で絶頂へ押し上げられていく。
「あっ、あっあっ、もうイきそう……」
「ん、イって」
アレンの指が、陰核を包む皮をそっと剥いた。優しい指遣いとは裏腹に、綺麗な形をした唇が、勢いよく吸いついた。
「あぁっ! 待っ、そこダメ……あぁっ!」
陰核が、口の中で激しく吸引されながら、舌先で舐め回されている。強烈な快感に、クリスティーナの全身がのけぞった。腰はがっちり抱えられ、悦楽から逃げられない。あえぐ声が大きく、高く、より甘くなる。夫は満足げに目を細め、クリスティーナの痴態を観察しながら、じゅるじゅる音を立てて陰核を舐めしゃぶった。突き出た喉仏が上下に動いて、あふれでる液を躊躇なく飲み下しているのがわかる。結婚して数年たっても変わらず色香のあふれる表情を見て、クリスティーナは興奮の頂点に達した。
「イく、イくっ、あ……っ!」
腰と背を大きく痙攣させながら、激しい絶頂へ上り詰める。快楽が長く続いて、クリスティーナがひんひんとすすり泣くように喘いでいる間、夫の舌は震える膣の入口のひだを、なだめるように何度も上下になぞった。
#2
落ち着くと、ふたりはベッドに並んで寝そべった。
「昨日、起こしてくれてよかったのに」
「全っ然起きなかったから寝せといた。念のためきくけど、体調悪いわけじゃないよな?」
夫の指がクリスティーナの手首に触れて脈をとる。少し前に退職したが、救急救命魔導士だっただけあって、さすがに手慣れている。
「ちょっと疲れてただけ。ぐっすり寝たからもう大丈夫。ほんとごめんね」
頬にご機嫌とりのキスを送ると、ぎゅっと抱きしめられた。クリスティーナはほっとした。夫は心底怒っているわけではない。朝まで寝かせてくれたことからも、体調を気遣ってくれているとわかる。
「……続き、いい?」
耳元でささやかれ、クリスティーナは頷いた。覆いかぶさる身体に腕を回したところで、ふと気配を感じてクリスティーナは寝室の入口の方へ視線をやった。
ドアの隙間から、大きなタコのようなシルエットがのぞいている。くりくりした瞳と視線が合った。
「やだ、ショウくんが見てる」
「ああ。学習のために、家の中を自由に歩かせてたの忘れてた。ショウくん、おいで」
呼びかけに応じて、ショウくんは数本の触手をウネウネ動かしてベッドの近くまでやってきた。彼は実際に生きているわけではない。夫が触手型モンスターをモデルに開発した、魔法の力で動く疑似生物である。触手をもじってショウくん。安易なネーミングだ。
触手とスライムの成分をベースに作られた、薄紅色のプニプニボディ。大きなまんまるの頭部に、タコの足のような触手で自立し歩行する。頭部に埋め込まれた、エネルギー源代わりの丸い魔石がふたつ、瞳のように並んでいる。透明に見えるボディの内部には数万という魔法陣が組み込まれ、人工的な知能を有し、簡単な命令ならすんなりやってのける。まだ実用化に向けてのテスト中で、学習能力の検証のために夫が一体を連れ帰ってきたのは、つい昨日のことだった。
「ショウくん、おはよう」
クリスティーナが声をかけると、ベッドの傍までやってきたショウくんは、頭をこくりと上下させた。発声器官がないので、身振りで返事をする。クリスティーナはふふっと微笑んで、つるつるぷにぷにの頭を撫でた。アレンが、どうだ可愛いだろうと言わんばかりにクリスティーナに目配せした。
夫からタコに似た異形の魔導生物を紹介されたとき、クリスティーナは内心でちょっと気持ち悪いと思ってしまった。大きな頭部や丸い瞳はともかく、そこから10本以上伸びている太かったり細かったりする様々な触手を、グロテスクに感じたせいだ。だが見慣れるうちに、大きな頭を振ったり、ちょこちょこ歩いたりする様子に、母性をくすぐられはじめた。夫が弟分のように扱っている理由がわかった気がする。
ショウくんはたくさんある触手のうち、吸盤つきの2本を伸ばして、シーツの表面へ吸いつかせた。吸盤を基点に身体を持ち上げようとしては、ベッドからずり落ちる。モタつく姿がいじらしい。
「ベッドに上がりたいの?」
「ティナ、抱き上げてやって」
夫に促され、クリスティーナはショウくんにおそるおそる触れた。意外なことに人の体温くらいのあたたかさがあり、もにょん、と柔らかい感触がした。清潔魔法の魔法陣が内蔵されているおかげで、床を歩いてきたのに、汚れひとつないツヤツヤの肌だ。ボディを掴んで持ち上げた瞬間、シーツの上をさまよっていた触手が、クリスティーナの両腕に絡みついた。ショウくんは絡めた触手を基点に身体を持ち上げ、勢いよくクリスティーナの胸元に飛び込んできた。
「きゃっ、びっくりした。ヤンチャだね」
ショウくんのくりくりの両目を見下ろし、クリスティーナは微笑んだ。膝に抱いてみてわかるが、適度に重みがある。元気いっぱいの小動物みたいだと思った瞬間、指くらいの太さの触手が、クリスティーナのむきだしの乳房に伸びた。2本の触手の先端が、乳首にちゅうっと食らいつく。
「あん! こらっ、ショウくんやめなさい! エッチ!」
「そりゃあ、性処理用の魔導生物だから」
「アレン! ハメたわね!」
クリスティーナの感じている様子に、アレンはしたり顔だ。クリスティーナはむっとした。ショウくんは性具の一種だと聞かされていたのにすっかり忘れて、無垢な動物を愛でる気持ちになってしまい、油断していた。計算高い夫の策にはめられた気がする。
夫のアレンは救急救命魔導隊の職務中に性具を作らされたことがあり、当時は大変すぎてもう二度とやらないと言っていたが、そのときのやりがいが忘れられず、魔導具製作所に転職した。前職の経験を生かした医療・健康器具のほかに、ショウくんのような性具も作る。
ベッドで性具を使いたがるアレンに、クリスティーナが素直に頷くことは少ない。優秀な夫がつくる性具は気持ち良すぎて体力を消耗するし、色々と恥ずかしい思いをさせられるからだ。なんだかんだと本気の拒否はしないので、こうして騙し討ちのように使われることがある。
乳首に被さる触手の先端は、ゾウの鼻のように器用に動いては、絶妙な強さで触手先端の亀裂の奥へと、乳頭を吸いこんだ。ショウくんのつぶらな瞳が見つめる先で、触手がちゅぽっちゅぽっと乳首を吸っては離す。あっという間に乳首が硬く勃ってきた。
クリスティーナはもがいたが、両腕は触手に拘束されたままだ。力をこめれば振りほどけるが、夫が作り上げたものを乱暴に扱うのは気が引けた。
「んぅ、あん、ショウくん、どいて」
「だめだめ。ショウくん、続けて」
クリスティーナの「どいて」に一瞬動きを止めたショウくんは、アレンの「続けて」に頷いて、すぐにちゅうちゅう胸を吸い始めた。クリスティーナは悪びれない夫をジト目で見た。
「頼むよ、ショウくんに続けさせて。可愛い奥さんが、いつもと違う刺激に戸惑いながら気持ち良くなっちゃうところを見るために、俺は毎日仕事してるんだよ」
堂々と変態発言をする夫に、クリスティーナは呆れて首を振った。疑似生物とはいえ、動物に奉仕させているようで抵抗がある。
「ショウくんの開発、ほんっとーにがんばったんだよ俺。ご褒美ほしいなぁ」
アレンは悲しそうに眉を下げた。魔導生物の開発という、難しく大がかりなプロジェクトに取り掛かり、アレンはここまで本当に働き詰めだった。夫はとびきり優秀なだけでなく、結果が出るまで努力し続ける男なのだと、クリスティーナは知っている。ショウくんは販売前だがすでに大きな収益の見込みが立ち、入社したてにも関わらず昇進と昇給の話も出ている。妻としては優秀な夫のささやかな望みくらい、聞いてあげても良いかもしれない。クリスティーナが考えはじめたのを敏感に察知して、アレンはわざとらしく嘆いた。
「昨日の夜もお預けされて、すごーく欲求不満。優しい奥さんは、哀れな夫のワガママをきいてくれないかなぁ~」
昨夜の負い目に、クリスティーナの心が大きく揺れた。断る理由を潰していく方に、思考が傾いていく。今日は休みで特に予定もない。胸への刺激で身体がすっかり火照っている。思い返すと最後に身体を重ねたのは2か月くらい前で、クリスティーナだって欲求不満だ。
「もう、仕方ないなあ」
どうとでもなれという境地で、クリスティーナはベッドに仰向けになった。ショウくんが腹にまで絡みついてくる。アレンは「ありがとう」と良い笑顔で言うなり、クリスティーナから脱ぎかけの衣服を全てはぎ取った。してやられた感が否めないが、クリスティーナの意識は既に快楽に向かっていた。
#3
「ショウくん、ティナの脚を開いて」
吸盤つきの触手が2本、太腿に絡みついてクリスティーナの脚を開かせた。反射的に閉じようとしたが、ショウくんの力の方が強かった。寝起きにたっぷり舐められて、ぬめった性器が、夫の目の前に晒される。にこやかに話していたアレンが、唇を閉じた。黒い瞳がぎらっと光り、夫の意識も快楽へと一気に走り出したのが、目に見えてわかった。
「ショウくん、ティナのおま×こも開いて。優しくだよ」
「あっ……」
今度は指より細い触手が伸びてきて、ぬるつく女性器の周りにそっと吸い付いた。ひだが左右に押し開かれると、淫液が糸を引いて、クチャッと濡れた音がした。何度も身体を重ねた夫とはいえ、ここまで大きく脚も性器も開いた状態だと恥ずかしい。クリスティーナは身じろぎしたが、両腕も両脚も触手が巻き付いて、ほとんど動かなかった。
「あーあ、丸見えだね、ティナ。俺が舐めたときより、もっと濡れてぐちょぐちょ。触手におっぱい吸われて感じちゃったんだ」
「んっ……」
夫の声に艶が乗り、口の端がつり上がるのを見て、クリスティーナは気づいた。夫のサディスティックなスイッチが入ったことに。世話焼きで気遣い上手な夫は、日常生活も普段のセックスも甘く穏やかだが、ごくたまに、ベッドでとことん意地悪くふるまいたがる。
今日はそういうプレイの日ね、とクリスティーナは内心で理解した。すると、夫に何でも遠慮なくあれこれ言う普段の自分が引っ込んで、いやらしい命令に逆らえずひたすら感じているしかない、弱々しく健気な女になってしまうのが、自分でも不思議だった。チューチュー音を立てて胸に吸い付くショウくんの向こうで、じっと脚の間に注がれる夫の視線に、腰が震えた。
「そんなに見ないで、恥ずかしい……」
「見るよ。こんな絶景、ガン見するよ。触ってないのに、クリがびんびんに勃ってきてる。あーマジでエロい」
両腕、両脚、両胸、性器の左右と、2本ずつ計8本の触手が既に絡みついて、クリスティーナはモンスターに襲われる格好そのものだった。甘く低いアレンの声に、嗜虐的な響きが混ざって、背筋がぞくぞくする。はあっとクリスティーナは熱く息をこぼした。
「ショウくん、イソギンチャク型の触手だして」
クリスティーナの腹の上でショウくんの頭がこくりと頷いて、頭の下敷きになっていた、1本の触手を出した。指2本分くらいの太さの触手の先端から、短い突起が房のように生えて、蠢く様子がまさしくイソギンチャクだ。間近でみると、かなり気味が悪い。クリスティーナは顔をそむけた。
「見た目ヤダ……」
「パッと見キモいけど、すごく気持ちいいよ。ショウくん、これでティナのクリトリスをこすって」
「あ、ちょ……ひっ、あぁあっ!」
アレンの命令に、イソギンチャク型触手はすぐに従った。ちゅっと先端でクリトリスに吸い付いたあと、細かな突起が一斉に蠢いた。鋭い刺激が、細く、無数に絡みついてくる感覚。今まで感じたことがない種類の快感に、クリスティーナは腰を大きく跳ねさせたが、太腿に絡みついた触手に押さえつけられた。うぞうぞする気味の悪い触手と、じっくり視姦する夫の顔が、まとめて脚の間にある。異常な光景に戸惑う余裕もないほど、快楽責めは激しい。
「あっあっ! これ、すごっ……! あっ! あっ!」
「ショウくん、クリの皮むいたまま押さえて。そうそう。吸いながら、下から上に優しくなぞるんだよ」
「あっ、やぁ、気持ちいいっ、もう、すぐイく、イクイク……っ! ……あぁぁあぁ!」
クリトリスが熱く、苦しいのか、排尿したいのか、気持ちいいのか、感覚がめちゃくちゃになった。身体がかっとなり、呼吸が苦しい。クリスティーナはベッドにつま先を立てて、腰を高々と上げた。夫の顔の前に性器を突き出し、腰をひくつかせ、大きく絶頂した。膣から一気に淫液があふれだし、尻をつたってベッドに染みを作った。
#4
アレンは一度ショウくんに、イソギンチャク型触手の動きを止めるように命じた。脱力してベッドに崩れ落ちたクリスティーナの枕もとにまわり、クリスティーナの髪をやさしく梳く。
「ティナ、深ぁく、おっきくイっちゃったね。あそこもベッドもびしゃびしゃだよ。気持ち良かった?」
「ん……すごかった……」
手のひらにすりすりと頬を寄せ、夫の膝の上に頭を乗せると、クリスティーナは快楽に潤んだ眼差しで、夫を見上げた。
「もう、ほしい……なかに……」
クリスティーナの顔のすぐそばには、ナイトウェアのズボンごしに夫の硬くなった性器がある。ねだるように見上げる妻に、アレンは愛おしそうに微笑んだだけだった。
「もっと、いつもと違う気持ち良さに浸ってほしいんだ。ショウくん、ティナの腕の触手を外して、おっぱいをやさしく揉んで。乳首はさっきみたく吸って」
ショウくんはこくりと頷き、すぐ命令通りに動いた。クリスティーナの両腕が解放された代わりに、両胸がやわやわ、寄せられたり上下に揺らされたりと、こね回される。両の乳首は、またちゅうちゅうと音を立てて吸われはじめた。数回絶頂したせいか、乳首が先ほどまでより、じんと熱く感じた。
「んぁ……んぅ……」
「ティナ、覚えてる? 前に、乳首だけでイけたことがあったよね。また試してみようか」
クリスティーナはアレンの膝を枕にしたまま、ぼんやりと頷いた。夫が執拗に胸ばかり数時間も愛撫した日に、乳首だけで絶頂したことがある。ただし、その一回だけだ。普段から胸だけでイけるほど敏感な体質ではない。
「んっ、無理だと……思う……」
「まあ、やってみよう。ショウくん、胸をたっぷり濡らして」
乳首にぬるりとした感触があり、クリスティーナはびくりと背を震わせた。乳首についた触手から、とろりとした生ぬるく透明な液体がこぼれて、胸に垂れ落ちている。
「なにこれ……?」
「ショウくんのボディに内蔵のローションだよ。無添加の食べれるやつだから肌に優しいよ、安心して」
とくとくと、触手から分泌されたローションが、胸を揉んでいる触手によって塗り広げられていく。ねちゃ、くちゃ、と粘着質な音が響く。胸を下から上に持ち上げられるたび、腹の奥が熱くなる気がする。クリスティーナの腰が揺れ始めた。
「ショウくん、乳首を吸っている触手の先端に、ローション溜めておける? そうそう、それで乳首を吸って」
「あ、あっ!」
乳首を吸っている触手が、ちゅぽっ、ちゅぽっ、と音を立てはじめた。動くたびに、先端からローションの飛沫を散らす。
「乳首ぬるぬるにされて気持ちいいね、ティナ。ショウくん、もっと音立てて乳首吸ってよ」
「んや、あぁ、んふぅ……っ」
じゅぽ、ちゅるちゅる、という下品な音とともに、乳首への刺激が強くなった。クリスティーナはもうじっとしていられなくなり、ベッドが軋むほど腰を揺らした。膣が熱く、早く欲しくて仕方がない。
「腰へこへこしちゃうくらい、触手におっぱい感じさせられちゃってるティナ、すっごくかわいい! あーエロすぎ、これオカズに次の出張の夜はシコろう」
クリスティーナは顔の横にある夫の性器が、薄いズボンを濡らすほど興奮しているのに気づいた。自由になった腕で、ズボンごしに股間をさすった。その間も、触手によって胸がねっとりと揉み回され、乳首はじゅるじゅる吸われている。どんどん身体が熱くなり、クリスティーナは夫のズボンのウエスト部分に手をかけて下ろしにかかった。今すぐに貫いてほしい。
「チンポ欲しい? じゃあ、ちょっと舐めて」
唇に男性器の先端を当てられるやいなや、クリスティーナはすぐに口の中に招き入れた。舌の上に広がる雄臭い液体を飲み下し、カリ首を口の中に溜めた唾液にすっぽり浸し、舌先でカリ裏を何度もなぞり上げる。ベッドに仰向けになった体勢だと舐めにくい。肘を立てて少し身体を起こすと、アレンが膝立ちになって腰を突き出してきた。クリスティーナは飛びつくように肉茎を口内に飲み込んだ。
「おぉ……あっついね、口の中。ん、そんな強く吸うなって」
「んっ、んっ、んぅ、んんっ」
アレンがなだめるように頭を撫でたが、クリスティーナは唇と舌で肉棒を挟み、たっぷりと唾液を絡めながら、根元から先端までじゅるるる、と強く吸い上げた。陰嚢を両手でやわやわ揉みしだき、今感じている強い快感を分け与えるがごとく、頭を前後に振って、懸命に奉仕する。心地よさそうなため息が、クリスティーナの髪を揺らした。クリスティーナの動きに合わせて、胸と腹の上でショウくんも揺れている。口いっぱいの、この硬いのを、膣の中に入れて、ナカを抉りながら、がんがん突き上げてほしい。唇と舌と手で感じる硬さに興奮しながら、クリスティーナはべったりと唾液に濡れた唇で、夫の性器を懸命にしごいた。
「こら、本気フェラストップ。すぐ出ちゃうだろ。ショウくん、乳首への刺激をもうちょっとだけ強く」
「んんっ……?!」
乳首を吸う音が大きくなり、クリスティーナは夫への奉仕を止めた。再開しようとするも、刺激に集中を乱され、舌の動きがおぼつかなくなってしまう。玉袋を揉む手が汗ばんだ。自分がペニスを吸う音よりも、触手に乳首を吸われる音の方が大きく、じゅぽじゅぽ耳に響く。口の中の肉棒に舌を絡めるも、吸い上げる気力もなくなり、鼻を鳴らしてクリスティーナは喘いだ。
「見て、乳首が真っ赤になって、ぽてっとしてる」
促されて視線を向けると、クリスティーナの乳首が、触手に吸引されて屹立していた。触手に飲み込まれては、ちゅぽんっと音を立てて弾き出される。嬲られる乳首を繰り返し目の当たりにして、クリスティーナの目が潤んだ。注視した触手の動きはグロテスクにも思えるが、今のクリスティーナには、強い興奮しかもたらさない。
アレンは腰を揺らし、クリスティーナの頬の内側にペニスの先端を擦りつけた。舌の上をペニスが擦っていく感覚に、クリスティーナの腰が揺らめく。
「触手が乳輪を舐めたり、揉んだり、乳首の先っぽをコスったりして、すっごく気持ちいいねティナ。チンポみたく硬くなった乳首シコられて、もうすぐイっちゃいそうだね」
「んぅっ……! ふぅんっ……!」
夫の言葉に誘導され、胎の奥がわななく。一度腰が跳ねだすと、止まらなくなった。アレンの手がそっとクリスティーナの後頭部を引き寄せた。頬の内側に強くペニスの先端が当たる。自分で口淫するときとは少し違う、肉棒に舌の上を擦られていく感覚に、ゾクゾクと鳥肌が立つ。
「あー、あったけえ。しゃぶってる顔もかわいいね、ティナ。もうイきそうって顔してるよ」
アレンが息を弾ませ、クリスティーナの後頭部を撫でてから押さえると、腰を振り出した。喉奥に入らないように配慮した、浅い抜き差しではあったが、速く乱暴だ。口からも胸からも水音が響き、やがてその音だけに思考を支配されていく。イっちゃいそうだね、イきそうだねと何度も言われて、口の中と胸への刺激だけで絶頂するわけがないという抵抗が、とろとろ溶けて消えていく。クリスティーナのくぐもった喘ぎが大きくなり、アレンの声も興奮に掠れてきた。
「ああ、ティナ。触手に乳首シコられて、俺に口ま×こ犯されてイっちゃうとこ見せて……!」
「んぅ、んん! んんんーーっ……!」
欲望に艶めく夫の顔に見下ろされ、激しく乳首を吸引され、口内のペニスを咥えたまま、ひくひくとクリスティーナの腰が痙攣した。最初は小さく痙攣していたが、ふーふーと喘ぐクリスティーナの鼻息が落ち着いてきたころ、口内いっぱいに精を吐き出され、もう一度大きくビクンと身体が跳ねた。苦くしょっぱい精の味に、頭がグラグラした。
「くうっ、おっぱいでも口でもイくの可愛いすぎる……! 俺の奥さん最高……!」
激しい快感の名残で呆然としているクリスティーナを、後ろからアレンが抱きしめた。クリスティーナはもはや自分が絶頂したかどうかも、よくわからなくなっていた。全身が敏感になりすぎて、快感と絶頂の境目が曖昧だ。赤く腫れぼったくなったクリスティーナの唇を、アレンの指が撫でさすり、中へ指を挿し入れて、口内に溜まった精を指で掻き出し、清潔魔法で消し去っていく。舌から苦みが消えていき、指の腹で舌を撫でられる感覚に、また震える。
「んぁ」
「ほら、苦いの全部俺の手にペッして。乱暴にしてごめん。喉、苦しくなかった? 嫌じゃなかった?」
「……ううん、よかった。わりと……」
恥ずかしそうに言うクリスティーナの頬に口づけて、アレンは耳に唇を寄せてきた。低く笑いを含んだ声が、耳の中に吹き込まれる。
「だと思った。ティナは無理矢理される感じも好きだから」
「んぁっ」
ぺろりと耳を舐め上げられ、耳の中に熱い息を吹きこまれて、クリスティーナは身体を震わせた。触手の動きを止めるよう指示されたショウくんは、『ぼくの出番は?』と言いたげに、くりくりした瞳で乳繰り合いを見上げている。
#5
クリスティーナを背後から抱き込んだアレンは、ぐったりと頭を横に倒したクリスティーナの露わな首筋を、執拗に舐めた。ちゅうと吸っては、舌先でねっとりと舐め上げる。
「んっ……んんっ……」
「首弱いのもかぁわいい。もっと気持ちいいことしようね」
アレンの手がクリスティーナの膝の裏を持ち上げ、大きく開いた。クリスティーナの身体は柔軟で、アレンの胸に背を預けるようにして骨盤を大きく後ろに傾けると、座っている状態でも自分の恥部が丸見えになった。クリスティーナの耳に、アレンの低いささやき声が吹き込まれる。
「見て、濡れて光ってる。ダラダラ汁垂らしちゃって」
「やだ……恥ずかしい……あっ、ん!」
顔をそむけようとすると、とがめるように耳を甘噛みされた。耳たぶを噛み、しゃぶり、耳穴に吹き込む熱い息と色気のしたたる声が、耳から脳までを震わせる。クリスティーナの快感に浸かった意識は、さらにぼんやりと霞がかっていった。顎をくいと前に向かされて、見るように促された性器は、いやというほど濡れ光っていた。ひだは興奮に赤く厚ぼったくなり、開き気味にヒクついている。アレンの手が、さらにクリスティーナの膝を開かせながら、耳の穴に唇をくっつけながらささやいた。
「ぐっちょぐちょでエロすぎ。チンポほしくてたまんない、エロま×こってすぐわかる」
「や、そこでずっと、あっ、しゃべらな、いで、んっ!」
「耳めちゃくちゃ弱いのもかわいいね。あーもう、ぜんぶかわいいっ」
アレンはちゅっちゅっとクリスティーナの髪や頬や耳や首筋にキスの雨を降らせてから、ショウくんを呼んで、ところどころ吸盤のついた、指ほどの太さの触手を出させて、ローションで触手全体をぬるつかせるように指示した。
「ショウくん、ティナのおま×この中、優しくコスって」
「あ……っ」
アレンの手によって脚を大きく開かれたまま、クリスティーナは膣の中にぬるりとした触手を受け入れた。人の舌の感触に似ていると思ったが、それよりも強く膣内をかきわけて、人の指よりも奥へとどんどん入っていく。ローションのおかげでスムーズに入り込んだ触手が、くちゅんと弱く最奥を突いたとき、クリスティーナはぴくっと身体を震わせた。背後から、焦げ付くような視線が注がれるのを感じる。触手の先端は入口のあたりまで戻っていき、また奥をくちゅんと突く。膣内の壁の、上、下、横など、場所を変えて擦る様子に、クリスティーナは小さく反応を返した。
「ショウくんが、ティナのイイとこを探してる。あ、Gスポット見つけたね」
「あ、あっ、あっ!」
触手の先端が、とんとんと腹側の一点を叩きはじめた。クチュクチュ音を立てて小刻みに膣を出入りする触手の動きは、人の指でほじられる感覚にも、人の舌で舐められる感覚にも似ている気がした。ときおりコリっとした吸盤が膣壁に吸い付いたり、抉ったりする感覚もある。クリスティーナは身をよじり、顎をそらして声を上げた。アレンはじっとクリスティーナの脚を開かせたまま、身じろぎしない。
「ショウくん、2本目の触手も入れて、ティナをもっと気持ちよくして」
「あっ、ああっ!」
激しく動く1本目の触手を押しのけながら、2本目の触手が膣内に入った。腹側の一点を叩く1本目を押しのけ、ぐいぐい進んでいった2本目の先端が、最奥で円を描くように動きはじめた。
「んぁっ…っあ……あぁ、あっ」
「ショウくん、わかってるなー。ティナは奥をトントンされるのも好きなんだよ」
褒められたショウくんは、『ぼく、すごいでしょ』とばかりに得意げに丸い頭を頷かせると、膣の奥を触手の先端で揺すり始めた。膣の腹側と最奥で異なる刺激を与えられ、クリスティーナの声が大きくなってきた。
「あっ、あっ! ああっ、んあっ!」
「触手にズボズボされて、気持ちよくなっちゃうティナもかわいいなぁ」
「あん、もう、言わないで、あぁ……!」
「言った方が興奮するくせに。ほら、また汁溢れてきた。ショウくん、いいなあ。俺も舌がもっと長かったら、ティナのおま×この一番奥まで舐め回せるのに……」
アレンの世迷言にショウくんは『なんて言ったらいいの? ぼく』とばかりに頭をこてんと横に傾けてから、聞き流していいと気づいて、黙々と2本の触手を操り、クリスティーナの膣の性感を高めることに集中した。触手の動きが速くなり、膣から掻き出された淫液が、クリスティーナの尻からシーツに飛び散って染みを作った。
「あん、あっ! あ、もう、もう私っ……!」
「見ててあげるよ。触手にまたイかされるところ」
興奮した息遣いを耳に感じながら、クリスティーナはシーツに足を突っ張り、大きく背筋を反らした。脚が閉じそうになるのを、アレンの手に阻まれ、大きく性器を開いたまま、クリスティーナは絶頂にのぼりつめた。
「んあ、あ、あぁ、あ、あぁあぁ……っ!」
びくっと腰が大きく上下するのと同時に、クリスティーナは脚の間に生ぬるいものが広がるのを感じた。尿道から潮が噴き上がり、脚の間にいたショウくんの頭に、びしゃびしゃ落ちた。あまりの勢いに、クリスティーナは呆然としてしまった。
「すげー噴いたねぇ。そんなに触手が気持ち良かったんだ」
「あ……あ……」
シーツが濡れた範囲が広い。経験したことのない量の液体を漏らしてしまったことへの衝撃が、じわじわとクリスティーナの頬を熱くした。アレンが低い声でささやく。
「いっぱい出ちゃって、恥ずかしいね」
「や……あっ!」
応える前に耳をじゅるっと舐め上げられ、クリスティーナは身をよじらせた。アレンの指示で、まだ膣内にいる触手が動きを再開する。潮まみれになったショウくんのボディは清潔魔法で元の状態を取り戻し、淡々とクリスティーナの膣を犯す。すごく気持ちがいい。気持ちいいが、クリスティーナが普段夫とするセックスとは違う。こんなに身体が高まっているのに、まだ夫の性器が入ってきていないことに、クリスティーナは物足りなさを感じている。クリスティーナは背後のアレンを振り返った。
「ねえ、あん、もう欲しいのっ、アレンっ」
「んー」
「ねえっ……」
クリスティーナの必死のおねだりを、アレンは曖昧に受け流した。焦れたクリスティーナは、背後に手を回し、一度出したとは思えないほどガチガチに硬くなった夫の性器を握って上下にしごいた。息遣いを荒くしながらも、アレンはクリスティーナの脚を開かせたまま、触手が出入りする膣を眺めているだけだ。
「ねえティナ、俺って寝取られ趣味はないと思ってたんだけど、俺以外に感じさせられてるティナを見て、めちゃくちゃ興奮してる。ショウくんは俺が作った、いわば分身みたいなモンだからか?」
「んぁ……っ!」
「もっと見たいんだ、触手に犯されてるティナを」
アレンはさらにクリスティーナを焦らしたいらしい。クリスティーナは握ったペニスから手を離した。自分の膝を開かせているアレンの手をぺちっと叩いて、どけさせる。ひたすら気持ちよくさせられるのも好きだけど、焦らされている時間が長すぎて、そろそろ反撃に出たくなった。
#6
「ティナ?」
「そこで見ていて」
クリスティーナはアレンと向かい合うように寝そべり、大きく脚を広げた。濡れたシーツが気持ち悪かったので、清潔魔法で綺麗にしておく。
ショウくんの触手2本はまだ、水音を立てながら膣を出入りし続けていて、アレンの両目はそこに釘付けになった。クリスティーナはショウくんのつるつるの頭にチュッとキスをした。
「ショウくん、……んっ、おちんちんの形の触手を出して……」
アレンだけでなくクリスティーナも、ショウくんへの指示ができる。犯罪抑止のため、人工知能搭載の魔導具への指示は、特定の個人に限定されず、誰にでも可能なのだと昨夜のうちに説明を受けた。
先端が男性器の形状になっている触手が、クリスティーナの手元に伸びてきた。アレンの視線を感じながら、触手の先端の、男性器の亀頭にあたる部分を、両の手のひらですりすりと愛撫する。その間もずっと膣内を刺激されていて、快感は終わらない。
「ふ、んっ……ショウくん、私が触っている触手の先っぽから、ローションを出して、あっ……」
とろりと滲みだしてきた液体を、触手に塗り広げていく。触手の表面にところどころイボがついていて、手のひらに引っかかる感じがあった。これをナカに挿れたら気持ち良さそうだ。
「あんっ……じょうずにお汁出せたね、……んぅっ、ショウくん、えらいねぇ……」
クリスティーナが褒めると、ショウくんは『ぼく、やっぱりすごいでしょ』と言いたげに頷いた。くちゅくちゅと触手をしごきながら、クリスティーナはアレンをちらりと見た。腹につくほど性器を反り返らせて、クリスティーナの手元と、広げた脚の間に、視線を行き来させている。
「はぁ……っ、ショウくんのおちんちん、かたくてイボイボですごいねぇ。ナカに入ってる触手も、すっごく上手にズボズボしてくれて、ほんとに気持ちいい…っ」
クリスティーナは脚を広げ恥部を見せつけながら、ベッドに横になった。クリスティーナの顔は、あぐらをかいたアレンの股の間、そそり立つ性器の目の前だ。アレンの性器と、クリスティーナがしごいている疑似性器の触手が、くっつきそうなくらい近づいた。クリスティーナはアレンの顔を見上げた。眉をひそめ、頬を紅潮させ、唇を引き結んでいる。触手の先端をちょんちょんつつき、染み出したローションが糸引くのを見ながら、もう片方の手で先端より少し下の部分を上下にしごく。クリスティーナの手が触手を愛撫し続けるそばで、アレンの性器は、触れられてもいないのにピクピク動いて、先端から先走り液をこぼした。
「トロトロおちんちん、舐めちゃおうかなぁ」
クリスティーナは舌をべろりと出した。アレンの性器と、性器の形をした触手の先端の、どちらにもギリギリ触れないところで、舌先を揺らす。アレンの顔を見上げると、瞳が興奮と期待に光っている。ふふっとクリスティーナは笑いながら、舌先でアレンの性器の根元から先端まで、ゆっくりと舐め上げる、ふりをした。舌先は触れていない。うぅ、とアレンの喉から押し殺したような声が漏れ、ペニスはぴくぴく跳ねている。クリスティーナの手はくちゅくちゅ音を立てながら触手をしごいて、舌はアレンの陰嚢から亀頭にかけて、何度も舐めるふりをした。ふう、ふう、とアレンの鼻息が荒くなってきた。クリスティーナは口を開けて、唾液を溜めた口内をアレンにしっかり見せた。
「すっごく舐めたくてヨダレとまんない。いただきまぁす」
あーん、と声を上げ、クリスティーナは大きく開けた口で、性器の先端を大きく頬張った。もちろん、アレンのではなく、触手のを。
「あぁっ……!」
非難じみた呻き声がアレンの喉から上がった。クリスティーナはペニスの形をした触手をぐっと喉奥まで飲み込んでから、じゅるじゅる音を立てて、根元から先端まで唇でしごいていく。
「んふ、ショウくんのおちんちん、美味し……」
「ティナ、俺のも。俺のも舐めて」
触手をフェラチオするクリスティーナの頬に、アレンのペニスが押し付けられたが、クリスティーナは上目遣いでアレンを見上げながら、じゅるると音を立て、触手先端のカリ首を、何度も口から出し入れして、舌全体でカリ裏をねっとり舐め上げた。
「んんっ……アレンのはさっき舐めたし……んちゅっ……ショウくんは自分の分身みたいなもんなんでしょう?」
「うっ。そう言ったけどさぁ」
唇を噛んで引き下がった夫の前で、クリスティーナは伸ばした舌で触手の先端をチロチロ舐めてから、はむっと頬張る。アレンの視線がいよいよ恨みがましくなってきた。
「んっ、んっ、ショウくん……っ、ねぇ、今ナカに入ってる触手、抜いて?」
こくりと頷いたショウくんが、クリスティーナの膣から2本の触手を引き抜いた。とろりとローションと愛液の混じった粘液が零れ落ちる。濡れ光り、赤くヒクつく性器を、クリスティーナは自分の指で広げ、夫に見せつけた。
「ショウくん、セックスしちゃおっか。このおちんちん触手を、ナカにいれて、いっぱいイかせて」
「ショウくん、ストップ」
クリスティーナの指示をすぐにアレンが上書きした。ショウくんの動きがぴたりと止まる。クリスティーナが愛撫していた男性器型の触手は、アレンの手でショウくんごとベッドの端に追いやられた。
「アレン……あっ!」
アレンが近づいてきた、と思ったときには亀頭が膣内に入りこんでいた。すぐさま脚を広げて抱え上げられるのと同時に、ぐちゅ!とペニスが膣の最奥を叩いた。クリスティーナは背筋を反らし、腰をガクガク震わせた。
「ああっ! あぁぁっ……!」
「……っあぁーやっべ、イきかけた……」
予想外の絶頂に襲われたクリスティーナと、ぎゅうぎゅう締まる膣に射精をなんとかやり過ごしたアレンは、抱き合って荒い息をついた。
「急に挿れるなんて。もっと触手に犯されてるところが見たいって言ってたのに……ん!」
噛みつくように口づけられて、クリスティーナはアレンの背に回した手を持ち上げ、髪を撫でた。荒っぽいキスが、性感を煽る濃厚なものに変わり、ふたりの唇がたっぷり濡れたあとで、クリスティーナの腰が浮くほど持ち上げられた。期待と興奮で息が詰まりそうになりながら、クリスティーナは夫の情欲に狂った瞳を見返した。視線のやりとりだけで、了承を得たアレンの腰が猛然と打ち付けられる。
「あっ! あぁっ! 激しっ!」
「く、締まるっ……」
触手よりも太くて硬い、膣内の良いところを知り尽くした夫の性器が、愛液を飛び散らせながらクリスティーナの中を激しく穿つ。じっくり高まっていた膣に、手加減なしの刺激を与えられてはひとたまりもない。クリスティーナは空中に放り出されたつま先に力をこめて悲鳴を上げた。
「やっ、あぁっ、こんなの、すぐイくっ……!」
「……っう、ああもう、俺も……っ!」
さらに腰の動きが速くなり、ペニスの先端が強く膣の最奥に押し付けられ、精をたっぷり吐き出した。いつもからは考えられないほど早い射精だった。しばらくふたりは絶頂の余韻に息を弾ませながら抱きしめあった。
#7
アレンがクリスティーナの首筋に頬を寄せ、小さな声で呟く。
「前言撤回します。やっぱり俺に寝取られ趣味はないみたいです……」
殊勝な物言いに、クリスティーナはくすくす笑い、アレンの髪を撫でた。アレンはクリスティーナの胸を両手で揉みしだき、首筋に唇をつけブツブツと愚痴を吐いた。
「俺が操る触手にエロいことされるティナはいいんだけど、俺そっちのけでショウくんを可愛がったり褒めたりするのは嫌だ。チンコ触手にヤられるティナを、指くわえて見てるなんて絶対無理」
「ふふ。ヤキモチやいちゃったんだ」
「妬かされちゃったな。ティナにはかなわないよ」
「アレン、かわいい」
「可愛くはねえだろ、ガキっぽいだけで」
「かわいいよ? ね、こっち向いて」
クリスティーナは夫の顔を両手でそっと挟み、深く口づけた。拗ねてキスに応じないアレンの舌を、クリスティーナの舌がこすり、絡みつき、さすって絆していく。膣内に入りっぱなしのペニスが、射精でやや萎んでいたことなど無かったように、あっという間に勃ち上がった。
キスの合間の息継ぎ中に、クリスティーナとショウくんの目が合った。ベッドの端で、触手を持ち上げた姿勢のまま固まっている。ふたりが激しく抱き合っている間、すっかり存在を忘れ去られ、どこか所在なさげに見えた。男性器を模した触手がブラブラ揺れているのが哀愁を誘う。
「ショウくんごめんね。放ったらかしにしちゃったね」
クリスティーナが声をかけると、ショウくんは『ぼくは平気』とでも言うように、ふるふるっと頭を横に振った。魔導生物とは実に健気だ、とクリスティーナは思った。そこに意思や感情があるように見えるだけで実際はそうでないと、頭ではわかっている。でも、一度ショウくんは本当に生きているのだと錯覚すると、そうとしか思えないのだ。最初は気持ち悪いと思った見た目も今は可愛いとしか思えないし、触手で奉仕してくれることにも既に抵抗はない。
ショウくんを見つめるクリスティーナを目の当たりにして、アレンはため息を零した。入れっぱなしだった性器を膣から抜いて、頭痛をこらえるように、眉間を指で揉んだ。
「ティナがここまで気に入るとは計算外だった。……わかったよ。ショウくん、こっち来な」
ショウくんがシーツの上を、触手でのそのそと歩いてくる間、アレンは清潔魔法でシーツやふたりの身体やらを綺麗にした。素っ裸のふたりの元まできたショウくんを、アレンは腕組みして見下ろした。
「いいかショウくん。お前は、最高に可愛くてエッチな人妻に愛でられて、とてつもなくラッキーな触手なんだ」
ショウくんはこくこくと頷いた。魔石の瞳が『ぼくラッキー!』とでも言うように、きらきら光った。
「お前はイチから俺が作ったんだから、ティナから愛されるのは当然だが、自分がティナの一番だと勘違いするなよ。夫は俺で、一番愛されているのも俺だ。わきまえておけ」
クリスティーナは余計な口を挟まずに見守っていたが、魔導生物相手にマウントを取る夫の姿に、つい噴き出しそうになった。ここで笑うと夫が本格的に拗ねてしまうので、必死でこらえる。ショウくんは『わかった!』とばかりに2度頷いた。
アレンはなんともいえない表情で、クリスティーナに向き直った。
「……あのさ。すげえバカなこと言うけど」
「うん」
「俺がいないときに、ショウくんとふたりきりでイチャつかないって、約束してくれるか?」
「もちろん。そんなの不倫みたいだものね」
「いや、その理屈でいうと、今まで3Pしてたことになるんだが……」
「私とショウくんと3Pしたかったんじゃないの?」
「違うよ。……いや、うーん、違わないのか……?」
指示待ちのショウくんは3Pという単語に反応して、男性器の形の触手をウネウネと動かし、『ぼくのちんちん、いつでもいけるよ!』とアピールした。アレンはクリスティーナとショウくんを見比べて、少しためらった後、口を開いた。
「ショウくん、チンコ触手はしまえ。イソギンチャク型の触手を全部出して、全力でティナに奉仕しな」
大雑把な指示を出すなり、アレンはクリスティーナの身体をベッドに押し付け、唇を重ねた。クリスティーナはキスに応じながら、ぬめぬめした触手が、胸と足の間に伸びてくるのを感じて、びくりと身体を震わせた。夫の舌に口内を舐め回され、細かい触手に乳首とクリトリスをくすぐられながら、指で膣内をほじられる。
「んっ、あっ、ほんとに3Pしてるね、私達……」
クリスティーナはうっとりと喘ぎながら、すぐ隣にやってきたショウくんの頭を撫でた。アレンは眉をひそめ、クリスティーナの舌先を強く吸った。
「こら、ショウくんばっかり構うなよ」
「んん、わかってる。昨日からいっぱい焦らしたり、ヤキモチやかせちゃったりしてごめんね」
「……うん」
「一番はアレンだよ。だいすき」
「俺も。俺も、大好きだよ」
クリスティーナがアレンの首筋に両腕を絡ませて抱きつくと、満足げな返事とともに、ペニスが膣内に入ってきた。イソギンチャク型の触手の先端からローションがこぼれ出て、ぬるついた乳首を細かい触手で撫で上げ、揉みこみながら吸い、同じくぬるぬるになったクリトリスを、数十本もの細い触手で刺激した。
「あっ! あぁっ! アレン、すごく硬いっ……」
「ショウくんに負けてらんないから」
アレンがクリスティーナの膝裏を掴んで押し、上向いた膣に限界まで腰を押し付けて、最奥にぐりぐりと硬い先端を押し付けた。腰を回す動きに、クリスティーナは顎を反らして喘ぎ、震えた。アレンの腕の合間を縫って伸びた触手は、クリスティーナの乳首とクリトリスに吸い付いたままで、ふたりが激しく動いても離れない。ショウくんの触手は、クリスティーナを何度も絶頂に追いやった動きを確実に学習している。優しく細かくクリトリスを振動させ、勃起してくると皮を剥いて、剥き出しになった肉の芽を包むように、触手の口で食らいついて吸い上げた。鋭い刺激に、膣がきゅっと収縮した。
「あん、あぅっ! 気持ち、いいよぉ……!」
「く、ふぅ、締め付けヤバ……っ」
狭い膣をかきわけるように、アレンが腰を打ち付ける。クリスティーナが快感に胸を反らすと、吸い付いた触手の先端の中に、より深く乳首が入りこんだ。細かい触手でちまちま乳頭を突かれながら胸を吸引されると、クリスティーナの腰の痙攣が強くなった。
「あ、あ、だめ、ショウくん、クリ吸うの強すぎ……ん!」
ショウくんに刺激を弱めるよう指示しかけたクリスティーナの口を、アレンが唇で塞いだ。キスと同時に激しく腰が打ち付けられる。敏感な性感帯を全て擦られ吸われ、視界がぼやけて潤むほどの快楽で、全身に力が入らない。クリスティーナの尿道から、粗相したように潮が漏れはじめたが、本人は快楽に必死で気づかない。クリスティーナは声も出せないまま、すぐ目の前にきていた絶頂へと、一気に押し上げられた。
「んっ! んん! んぅんっ……! っ……!」
アレンの両手はクリスティーナの尻を抱え、これ以上入らない最奥に男性器の先端を押し付けながら、子宮を激しく揺らす。塞がれた唇の端から細く高い悲鳴を上げながら、クリスティーナは涙を流し、潮を噴きながらガクガクと絶頂した。
#8
「……っはぁ、はぁ……あぁ……あっ?!」
クリスティーナの息が整いきらないうちに、ふたたびアレンが腰を振りはじめた。触手の動きも止まっていない。
「ま、待って。あっ、あん、アレン、ショウくんも……」
「ショウくん、ティナの口を塞げ」
「んむ!」
ショウくんの触手が、クリスティーナの口元に巻き付いた。鼻で息はできるが、気持ち良すぎるから刺激を弱めてほしいというお願いはできなくなった。
クリスティーナは、そういえば今日のアレンはサディスティックなスイッチが入っていたんだった、と思い出した。口を塞ぐ触手も、性感帯を刺激する触手も、数回タップすれば身体から離れるという、魔導生物共通の事故・犯罪防止の仕様があるはずだが、クリスティーナはそうしなかった。ただ、シーツを握って、ベッドの上を這って逃げようとした。尻を左右に振り、濡れる女性器を見せつけながら。
「ん゙ん……!」
クリスティーナの腰はアレンに引っ掴まれ、後ろから一気に挿入された。膣奥を硬い性器の先端で、熱く重く穿たれる。ショウくんはクリスティーナの身体の下敷きになって潰れかけているが、アレンの「触手で奉仕しろ」の指示を忠実に守り続けて、クリスティーナの口をふさいだまま、乳首とクリトリスを嬲り続けている。
強すぎる快楽の予感に、クリスティーナは身をよじって夫を振り返った。アレンは微笑んだ。瞳は欲に燃え、唇に妖しい色気が滴っていた。
「いっぱいヤキモチやかされて、散々煽られた分、もう少し俺のしたいことに付き合ってよ」
アレンはクリスティーナの脚を伸ばさせ、尻をむんずと掴むと、上から叩きつけるように激しく性器を出入りさせた。体重を乗せた抽挿が、ベッドに縫い留めながら胎を抉り、重く子宮を震わせる。
「んふぅっ……ん、ん゙んんっ! んぐ、ん゙、ん゙ぅう……っ!」
「すげえ声出てんね。大好きな寝バックで犯されて興奮してるんだ」
アレンの言う通り、口を塞がれて、背後から激しく犯されている状況に、背筋がゾクゾクしてしまう。鼻でしか息ができず、呼吸が苦しくなってきた。苦しいのに、快感が膨れ上がっていく。クリスティーナが手足をばたつかせると、アレンが低く笑った。
「ショウくん、ティナの手足を押さえろ」
手首に巻きついた触手が、クリスティーナの腕をシーツの上に固定する。同時にアレンの手でうつぶせのまま膝を大きく開かされ、足を尻側に曲げた状態にされると、足首と太腿をまとめて触手が縛り上げた。
「あーあ、これでまったく動けないね。ティナの無防備ま×こ、俺に犯されるしかないね」
「ん゙ぅ、ん゙ぅうう……っ!」
「縛られて嬉しい? ぐっちょぐちょで締まってる」
パン、パン、とクリスティーナの尻とアレンの腰がぶつかる音が響く。苦しげにもがくクリスティーナの声に甘さが混じり、ろくに動かせない身体から、さらに力が抜けていく。アレンは構わず尻をこねながら強く速く腰を打ち付け、結合部からは愛液が飛び散った。
「ん゙ん! ん゙! ふっ、ん゙――っ……!」
「ティナはよく俺のこと変態っていうけどさ、ティナも縛られて興奮して、触手と3Pして感じまくる変態だよ?」
手加減なく感じる場所ばかりを男性器で突かれ、こねまわされ続ける。乳房の下で潰れているショウくんの頭をどかしてやりたいが、そんな余裕も自由もない。クリスティーナはアレンと触手の思うままに貪られ、感じまくるしかなかった。腰が、縛られた手足が、ヒクヒク痙攣しはじめる。
「んぐ、ん゙ぅー! ん゙っふ、ふぅゔう……!」
「犯されま×こ、ずっと甘イキしてるっ……。触手に口塞がれて、おっぱいとクリ吸われて、縛られて悦んで、本当変態だな……っ。変態で、エロくて、かわいい……っ!」
アレンは息切れしながら、ひたすら腰を打ち付け続けた。抽挿に振るい落されないよう、触手の吸引は強まり、下向きになった乳房の先端を激しく吸っては離し、クリトリス全体に被さるように食らいついては吸い上げた。くぐもった喘ぎ声が悲鳴のように高く、長く響き、拘束されて自由にならないクリスティーナの身体が、動かせる限界まで反っていく。
「ほら、イきなよ……っ。触手に縛られて吸われながら、夫に犯されて感じまくる、変態ま×こでイっちゃえ!」
「ん゙ん、ん゙ぅっ! ん゙ん! ん゙っ……! ……っ!」
激しい絶頂に、クリスティーナの鼻にかかった甘え声が途切れた。ぶるっ、ぶるっ、と尻肉を震わせ、快感に胸を反らし、縛られた手足を泳ぐようにばたつかせた。クリスティーナの陰部からは勢いよく潮が噴き出した。ふたりの下半身も、ショウくんの身体全体もぐっしょり濡れ、シーツに大きな染みができたが、気にする余裕があるはずもなく、深い絶頂に溺れた。アレンは濡れ締まる膣の奥、子宮の入口に性器の先端をぐりぐり押し付けながら、大量の精を長く吐き出した。出しきるまで長い時間がかかり、執拗に子宮口を性器の先端で嬲り、子種を塗りつけた。
アレンの指示でショウくんの触手を全部ひっこむと、ふたりは汗まみれで抱き合い、口づけ合った。寝室には汗と性のにおいが充満している。絶頂の余韻に浸り、互いの体液で濡れ合い、舌を絡めたキスをしながら、ぼんやり視線を交わした。言葉はないが、凄まじい快感を共有したよろこびが、ふたりを包んでいた。
クリスティーナはふと、自分達の間に挟まって潰れているショウくんに気づいた。『くるしいよー』と言ってるように見えたので、抱き上げて頭をよしよしと撫でた。アレンも、ちょっとためらった後で、ガシガシ撫でた。乱暴な仕草だったので、ショウくんの頭が左右に揺れる。
「ショウくん、すっごく気持ち良かったよ。ありがとね」
ショウくんは触手をウネウネさせて、『えっへん!』と何度も頷いた。
「あんまり調子に乗らせるなよ」
アレンがぼやき、クリスティーナはケラケラ笑ってしまった。
#
「ショウくんは知能と性能と可愛げがありすぎて、カップルで使うと破局する可能性が高い」とアレンが本気で危惧したため、製品化にあたり、知能を大きく下げ、瞳にあたる魔石の部分は外側から見えないように仕様変更された。
しかし、アレンとクリスティーナの家のショウくんは当初の姿のまま、毎日の家事を手伝ったり、時折夫婦の営みに参加したりと、すっかり家族の一員となったのだった。
夫と触手プレイしたら、めちゃくちゃ気持ちよかったので、触手を愛で過ぎてヤキモチをやかせちゃったけど、色々あって仲良し家族になったので、めでたしめでたし。
「んっ……」
下半身を、何かがぬるぬる這っている。クリスティーナは身体の熱が急に上がっていくのを感じた。夢と現を行き来している間に、刺激は徐々にはっきりとしていく。
「あ……ふ、んん……っ」
ちゅうっと陰核を吸われて、クリスティーナはびくりと身体を震わせ、目を開けた。脚の間に夫のアレンの顔が埋まっている。ぴちゃ、くちゅ、という水音が、カーテンを閉じたままの寝室に響いた。舌はクリスティーナの性器をねっとり舐め回している。薄暗がりから、欲情にぎらついた瞳がクリスティーナを見上げていた。
「おはよ……んむ」
「あぁ……っ」
ぱくりと陰部に食らいつかれ、性器のヒダが温かい口の中で舐め回されているのを感じる。舌はヒダの間に入って上下に動き、膣の入口を舌先でなぞり、膣内に侵入した。じゅる、と愛液を啜りこむ音。いつから舐めていたのか、すっかり膣内は潤っている。
「んっ! あッ……や、激しっ、もっと優しくして……!」
「やだ。ちんたらやって、昨日の夜みたく寝られたら困る」
「え、もう朝?!」
カーテンの隙間から朝日が差し込んでいるのを見て、クリスティーナは冷や汗をかいた。おそるおそる夫をうかがう。欲情した顔つきながらも、いじけた雰囲気があった。
「さんざん煽っておいて寝落ちはねえよ……」
「あっン、ごめん! 寝ちゃったのはリラックスしたからで、あん、気持ちよくなかったわけじゃなくて……っ」
クリスティーナは勢いこんで言葉を重ねたが、夫は半分以上聞いていない様子で、ひたすら激しく陰部を舐め回している。
しばらく夫婦の夜の営みはごぶさただった。互いの仕事が忙しかったせいだ。久々に休みが重なったのが今日で、休みの前日である昨夜は、存分にいちゃいちゃできるはずだった。
夫を風呂に誘ったのはクリスティーナの方だった。もう挿れたいという夫を焦らしながら身体を洗い合い、すぐにベッドに入りたがる夫を、さらに焦らして晩酌に誘った。グラスを口にしては、吐息まじりにささやき声で話し、ワインの香りのする息を耳に吹きかけて挑発した。服を脱がせようとする夫の手をやんわりと払いつつ、膝の上に向かい合わせに乗って、身体に胸を押し付けた。いつもの何倍もじっくり時間をかけて、唇の端から端に舌を這わせて舐め、焦れた夫が激しいキスを仕掛けると、くすくす笑って顔をそむけた。
誘惑しては、するりと交わす。久々の行為を盛り上げるスパイスだとわかっているから、夫も辛抱強く付き合ってくれた。胸元に伸びた手を数回避けたところで、とうとうクリスティーナは抱え上げられ、ベッドに下ろされた。
疲労は、クリスティーナの思う以上にたまっていたらしい。布団の柔らかさを背中が感じた瞬間、まぶたが下りてきた。風呂上りで温まったところへ、アルコールを入れたのも良くなかった。下着を脱がされ、夫の顔が脚の間に近づいてきたところで、意識が途切れている。愛撫に浸った記憶がない。
「んぁ、んぅ、ねぇアレン、ごめんってばぁ、聞いてる? あっ、ね、それ強いぃ……っ」
「強くしてんだよ、寝ねえように」
激しく口淫する夫の髪を撫でながら、クリスティーナの腰がひくひくと動いた。いつの間にかナイトウェアの前が開けられて、裸の乳房を同時に刺激されている。舌先が男性器のように、膣の中に入っては出てを繰り返す。その刺激じたいも快感だが、整った顔立ちをした夫の舌が、あらぬ所を出入りする光景も、強烈に興奮を煽る。目覚めて間もない身体は、最短で絶頂へ押し上げられていく。
「あっ、あっあっ、もうイきそう……」
「ん、イって」
アレンの指が、陰核を包む皮をそっと剥いた。優しい指遣いとは裏腹に、綺麗な形をした唇が、勢いよく吸いついた。
「あぁっ! 待っ、そこダメ……あぁっ!」
陰核が、口の中で激しく吸引されながら、舌先で舐め回されている。強烈な快感に、クリスティーナの全身がのけぞった。腰はがっちり抱えられ、悦楽から逃げられない。あえぐ声が大きく、高く、より甘くなる。夫は満足げに目を細め、クリスティーナの痴態を観察しながら、じゅるじゅる音を立てて陰核を舐めしゃぶった。突き出た喉仏が上下に動いて、あふれでる液を躊躇なく飲み下しているのがわかる。結婚して数年たっても変わらず色香のあふれる表情を見て、クリスティーナは興奮の頂点に達した。
「イく、イくっ、あ……っ!」
腰と背を大きく痙攣させながら、激しい絶頂へ上り詰める。快楽が長く続いて、クリスティーナがひんひんとすすり泣くように喘いでいる間、夫の舌は震える膣の入口のひだを、なだめるように何度も上下になぞった。
#2
落ち着くと、ふたりはベッドに並んで寝そべった。
「昨日、起こしてくれてよかったのに」
「全っ然起きなかったから寝せといた。念のためきくけど、体調悪いわけじゃないよな?」
夫の指がクリスティーナの手首に触れて脈をとる。少し前に退職したが、救急救命魔導士だっただけあって、さすがに手慣れている。
「ちょっと疲れてただけ。ぐっすり寝たからもう大丈夫。ほんとごめんね」
頬にご機嫌とりのキスを送ると、ぎゅっと抱きしめられた。クリスティーナはほっとした。夫は心底怒っているわけではない。朝まで寝かせてくれたことからも、体調を気遣ってくれているとわかる。
「……続き、いい?」
耳元でささやかれ、クリスティーナは頷いた。覆いかぶさる身体に腕を回したところで、ふと気配を感じてクリスティーナは寝室の入口の方へ視線をやった。
ドアの隙間から、大きなタコのようなシルエットがのぞいている。くりくりした瞳と視線が合った。
「やだ、ショウくんが見てる」
「ああ。学習のために、家の中を自由に歩かせてたの忘れてた。ショウくん、おいで」
呼びかけに応じて、ショウくんは数本の触手をウネウネ動かしてベッドの近くまでやってきた。彼は実際に生きているわけではない。夫が触手型モンスターをモデルに開発した、魔法の力で動く疑似生物である。触手をもじってショウくん。安易なネーミングだ。
触手とスライムの成分をベースに作られた、薄紅色のプニプニボディ。大きなまんまるの頭部に、タコの足のような触手で自立し歩行する。頭部に埋め込まれた、エネルギー源代わりの丸い魔石がふたつ、瞳のように並んでいる。透明に見えるボディの内部には数万という魔法陣が組み込まれ、人工的な知能を有し、簡単な命令ならすんなりやってのける。まだ実用化に向けてのテスト中で、学習能力の検証のために夫が一体を連れ帰ってきたのは、つい昨日のことだった。
「ショウくん、おはよう」
クリスティーナが声をかけると、ベッドの傍までやってきたショウくんは、頭をこくりと上下させた。発声器官がないので、身振りで返事をする。クリスティーナはふふっと微笑んで、つるつるぷにぷにの頭を撫でた。アレンが、どうだ可愛いだろうと言わんばかりにクリスティーナに目配せした。
夫からタコに似た異形の魔導生物を紹介されたとき、クリスティーナは内心でちょっと気持ち悪いと思ってしまった。大きな頭部や丸い瞳はともかく、そこから10本以上伸びている太かったり細かったりする様々な触手を、グロテスクに感じたせいだ。だが見慣れるうちに、大きな頭を振ったり、ちょこちょこ歩いたりする様子に、母性をくすぐられはじめた。夫が弟分のように扱っている理由がわかった気がする。
ショウくんはたくさんある触手のうち、吸盤つきの2本を伸ばして、シーツの表面へ吸いつかせた。吸盤を基点に身体を持ち上げようとしては、ベッドからずり落ちる。モタつく姿がいじらしい。
「ベッドに上がりたいの?」
「ティナ、抱き上げてやって」
夫に促され、クリスティーナはショウくんにおそるおそる触れた。意外なことに人の体温くらいのあたたかさがあり、もにょん、と柔らかい感触がした。清潔魔法の魔法陣が内蔵されているおかげで、床を歩いてきたのに、汚れひとつないツヤツヤの肌だ。ボディを掴んで持ち上げた瞬間、シーツの上をさまよっていた触手が、クリスティーナの両腕に絡みついた。ショウくんは絡めた触手を基点に身体を持ち上げ、勢いよくクリスティーナの胸元に飛び込んできた。
「きゃっ、びっくりした。ヤンチャだね」
ショウくんのくりくりの両目を見下ろし、クリスティーナは微笑んだ。膝に抱いてみてわかるが、適度に重みがある。元気いっぱいの小動物みたいだと思った瞬間、指くらいの太さの触手が、クリスティーナのむきだしの乳房に伸びた。2本の触手の先端が、乳首にちゅうっと食らいつく。
「あん! こらっ、ショウくんやめなさい! エッチ!」
「そりゃあ、性処理用の魔導生物だから」
「アレン! ハメたわね!」
クリスティーナの感じている様子に、アレンはしたり顔だ。クリスティーナはむっとした。ショウくんは性具の一種だと聞かされていたのにすっかり忘れて、無垢な動物を愛でる気持ちになってしまい、油断していた。計算高い夫の策にはめられた気がする。
夫のアレンは救急救命魔導隊の職務中に性具を作らされたことがあり、当時は大変すぎてもう二度とやらないと言っていたが、そのときのやりがいが忘れられず、魔導具製作所に転職した。前職の経験を生かした医療・健康器具のほかに、ショウくんのような性具も作る。
ベッドで性具を使いたがるアレンに、クリスティーナが素直に頷くことは少ない。優秀な夫がつくる性具は気持ち良すぎて体力を消耗するし、色々と恥ずかしい思いをさせられるからだ。なんだかんだと本気の拒否はしないので、こうして騙し討ちのように使われることがある。
乳首に被さる触手の先端は、ゾウの鼻のように器用に動いては、絶妙な強さで触手先端の亀裂の奥へと、乳頭を吸いこんだ。ショウくんのつぶらな瞳が見つめる先で、触手がちゅぽっちゅぽっと乳首を吸っては離す。あっという間に乳首が硬く勃ってきた。
クリスティーナはもがいたが、両腕は触手に拘束されたままだ。力をこめれば振りほどけるが、夫が作り上げたものを乱暴に扱うのは気が引けた。
「んぅ、あん、ショウくん、どいて」
「だめだめ。ショウくん、続けて」
クリスティーナの「どいて」に一瞬動きを止めたショウくんは、アレンの「続けて」に頷いて、すぐにちゅうちゅう胸を吸い始めた。クリスティーナは悪びれない夫をジト目で見た。
「頼むよ、ショウくんに続けさせて。可愛い奥さんが、いつもと違う刺激に戸惑いながら気持ち良くなっちゃうところを見るために、俺は毎日仕事してるんだよ」
堂々と変態発言をする夫に、クリスティーナは呆れて首を振った。疑似生物とはいえ、動物に奉仕させているようで抵抗がある。
「ショウくんの開発、ほんっとーにがんばったんだよ俺。ご褒美ほしいなぁ」
アレンは悲しそうに眉を下げた。魔導生物の開発という、難しく大がかりなプロジェクトに取り掛かり、アレンはここまで本当に働き詰めだった。夫はとびきり優秀なだけでなく、結果が出るまで努力し続ける男なのだと、クリスティーナは知っている。ショウくんは販売前だがすでに大きな収益の見込みが立ち、入社したてにも関わらず昇進と昇給の話も出ている。妻としては優秀な夫のささやかな望みくらい、聞いてあげても良いかもしれない。クリスティーナが考えはじめたのを敏感に察知して、アレンはわざとらしく嘆いた。
「昨日の夜もお預けされて、すごーく欲求不満。優しい奥さんは、哀れな夫のワガママをきいてくれないかなぁ~」
昨夜の負い目に、クリスティーナの心が大きく揺れた。断る理由を潰していく方に、思考が傾いていく。今日は休みで特に予定もない。胸への刺激で身体がすっかり火照っている。思い返すと最後に身体を重ねたのは2か月くらい前で、クリスティーナだって欲求不満だ。
「もう、仕方ないなあ」
どうとでもなれという境地で、クリスティーナはベッドに仰向けになった。ショウくんが腹にまで絡みついてくる。アレンは「ありがとう」と良い笑顔で言うなり、クリスティーナから脱ぎかけの衣服を全てはぎ取った。してやられた感が否めないが、クリスティーナの意識は既に快楽に向かっていた。
#3
「ショウくん、ティナの脚を開いて」
吸盤つきの触手が2本、太腿に絡みついてクリスティーナの脚を開かせた。反射的に閉じようとしたが、ショウくんの力の方が強かった。寝起きにたっぷり舐められて、ぬめった性器が、夫の目の前に晒される。にこやかに話していたアレンが、唇を閉じた。黒い瞳がぎらっと光り、夫の意識も快楽へと一気に走り出したのが、目に見えてわかった。
「ショウくん、ティナのおま×こも開いて。優しくだよ」
「あっ……」
今度は指より細い触手が伸びてきて、ぬるつく女性器の周りにそっと吸い付いた。ひだが左右に押し開かれると、淫液が糸を引いて、クチャッと濡れた音がした。何度も身体を重ねた夫とはいえ、ここまで大きく脚も性器も開いた状態だと恥ずかしい。クリスティーナは身じろぎしたが、両腕も両脚も触手が巻き付いて、ほとんど動かなかった。
「あーあ、丸見えだね、ティナ。俺が舐めたときより、もっと濡れてぐちょぐちょ。触手におっぱい吸われて感じちゃったんだ」
「んっ……」
夫の声に艶が乗り、口の端がつり上がるのを見て、クリスティーナは気づいた。夫のサディスティックなスイッチが入ったことに。世話焼きで気遣い上手な夫は、日常生活も普段のセックスも甘く穏やかだが、ごくたまに、ベッドでとことん意地悪くふるまいたがる。
今日はそういうプレイの日ね、とクリスティーナは内心で理解した。すると、夫に何でも遠慮なくあれこれ言う普段の自分が引っ込んで、いやらしい命令に逆らえずひたすら感じているしかない、弱々しく健気な女になってしまうのが、自分でも不思議だった。チューチュー音を立てて胸に吸い付くショウくんの向こうで、じっと脚の間に注がれる夫の視線に、腰が震えた。
「そんなに見ないで、恥ずかしい……」
「見るよ。こんな絶景、ガン見するよ。触ってないのに、クリがびんびんに勃ってきてる。あーマジでエロい」
両腕、両脚、両胸、性器の左右と、2本ずつ計8本の触手が既に絡みついて、クリスティーナはモンスターに襲われる格好そのものだった。甘く低いアレンの声に、嗜虐的な響きが混ざって、背筋がぞくぞくする。はあっとクリスティーナは熱く息をこぼした。
「ショウくん、イソギンチャク型の触手だして」
クリスティーナの腹の上でショウくんの頭がこくりと頷いて、頭の下敷きになっていた、1本の触手を出した。指2本分くらいの太さの触手の先端から、短い突起が房のように生えて、蠢く様子がまさしくイソギンチャクだ。間近でみると、かなり気味が悪い。クリスティーナは顔をそむけた。
「見た目ヤダ……」
「パッと見キモいけど、すごく気持ちいいよ。ショウくん、これでティナのクリトリスをこすって」
「あ、ちょ……ひっ、あぁあっ!」
アレンの命令に、イソギンチャク型触手はすぐに従った。ちゅっと先端でクリトリスに吸い付いたあと、細かな突起が一斉に蠢いた。鋭い刺激が、細く、無数に絡みついてくる感覚。今まで感じたことがない種類の快感に、クリスティーナは腰を大きく跳ねさせたが、太腿に絡みついた触手に押さえつけられた。うぞうぞする気味の悪い触手と、じっくり視姦する夫の顔が、まとめて脚の間にある。異常な光景に戸惑う余裕もないほど、快楽責めは激しい。
「あっあっ! これ、すごっ……! あっ! あっ!」
「ショウくん、クリの皮むいたまま押さえて。そうそう。吸いながら、下から上に優しくなぞるんだよ」
「あっ、やぁ、気持ちいいっ、もう、すぐイく、イクイク……っ! ……あぁぁあぁ!」
クリトリスが熱く、苦しいのか、排尿したいのか、気持ちいいのか、感覚がめちゃくちゃになった。身体がかっとなり、呼吸が苦しい。クリスティーナはベッドにつま先を立てて、腰を高々と上げた。夫の顔の前に性器を突き出し、腰をひくつかせ、大きく絶頂した。膣から一気に淫液があふれだし、尻をつたってベッドに染みを作った。
#4
アレンは一度ショウくんに、イソギンチャク型触手の動きを止めるように命じた。脱力してベッドに崩れ落ちたクリスティーナの枕もとにまわり、クリスティーナの髪をやさしく梳く。
「ティナ、深ぁく、おっきくイっちゃったね。あそこもベッドもびしゃびしゃだよ。気持ち良かった?」
「ん……すごかった……」
手のひらにすりすりと頬を寄せ、夫の膝の上に頭を乗せると、クリスティーナは快楽に潤んだ眼差しで、夫を見上げた。
「もう、ほしい……なかに……」
クリスティーナの顔のすぐそばには、ナイトウェアのズボンごしに夫の硬くなった性器がある。ねだるように見上げる妻に、アレンは愛おしそうに微笑んだだけだった。
「もっと、いつもと違う気持ち良さに浸ってほしいんだ。ショウくん、ティナの腕の触手を外して、おっぱいをやさしく揉んで。乳首はさっきみたく吸って」
ショウくんはこくりと頷き、すぐ命令通りに動いた。クリスティーナの両腕が解放された代わりに、両胸がやわやわ、寄せられたり上下に揺らされたりと、こね回される。両の乳首は、またちゅうちゅうと音を立てて吸われはじめた。数回絶頂したせいか、乳首が先ほどまでより、じんと熱く感じた。
「んぁ……んぅ……」
「ティナ、覚えてる? 前に、乳首だけでイけたことがあったよね。また試してみようか」
クリスティーナはアレンの膝を枕にしたまま、ぼんやりと頷いた。夫が執拗に胸ばかり数時間も愛撫した日に、乳首だけで絶頂したことがある。ただし、その一回だけだ。普段から胸だけでイけるほど敏感な体質ではない。
「んっ、無理だと……思う……」
「まあ、やってみよう。ショウくん、胸をたっぷり濡らして」
乳首にぬるりとした感触があり、クリスティーナはびくりと背を震わせた。乳首についた触手から、とろりとした生ぬるく透明な液体がこぼれて、胸に垂れ落ちている。
「なにこれ……?」
「ショウくんのボディに内蔵のローションだよ。無添加の食べれるやつだから肌に優しいよ、安心して」
とくとくと、触手から分泌されたローションが、胸を揉んでいる触手によって塗り広げられていく。ねちゃ、くちゃ、と粘着質な音が響く。胸を下から上に持ち上げられるたび、腹の奥が熱くなる気がする。クリスティーナの腰が揺れ始めた。
「ショウくん、乳首を吸っている触手の先端に、ローション溜めておける? そうそう、それで乳首を吸って」
「あ、あっ!」
乳首を吸っている触手が、ちゅぽっ、ちゅぽっ、と音を立てはじめた。動くたびに、先端からローションの飛沫を散らす。
「乳首ぬるぬるにされて気持ちいいね、ティナ。ショウくん、もっと音立てて乳首吸ってよ」
「んや、あぁ、んふぅ……っ」
じゅぽ、ちゅるちゅる、という下品な音とともに、乳首への刺激が強くなった。クリスティーナはもうじっとしていられなくなり、ベッドが軋むほど腰を揺らした。膣が熱く、早く欲しくて仕方がない。
「腰へこへこしちゃうくらい、触手におっぱい感じさせられちゃってるティナ、すっごくかわいい! あーエロすぎ、これオカズに次の出張の夜はシコろう」
クリスティーナは顔の横にある夫の性器が、薄いズボンを濡らすほど興奮しているのに気づいた。自由になった腕で、ズボンごしに股間をさすった。その間も、触手によって胸がねっとりと揉み回され、乳首はじゅるじゅる吸われている。どんどん身体が熱くなり、クリスティーナは夫のズボンのウエスト部分に手をかけて下ろしにかかった。今すぐに貫いてほしい。
「チンポ欲しい? じゃあ、ちょっと舐めて」
唇に男性器の先端を当てられるやいなや、クリスティーナはすぐに口の中に招き入れた。舌の上に広がる雄臭い液体を飲み下し、カリ首を口の中に溜めた唾液にすっぽり浸し、舌先でカリ裏を何度もなぞり上げる。ベッドに仰向けになった体勢だと舐めにくい。肘を立てて少し身体を起こすと、アレンが膝立ちになって腰を突き出してきた。クリスティーナは飛びつくように肉茎を口内に飲み込んだ。
「おぉ……あっついね、口の中。ん、そんな強く吸うなって」
「んっ、んっ、んぅ、んんっ」
アレンがなだめるように頭を撫でたが、クリスティーナは唇と舌で肉棒を挟み、たっぷりと唾液を絡めながら、根元から先端までじゅるるる、と強く吸い上げた。陰嚢を両手でやわやわ揉みしだき、今感じている強い快感を分け与えるがごとく、頭を前後に振って、懸命に奉仕する。心地よさそうなため息が、クリスティーナの髪を揺らした。クリスティーナの動きに合わせて、胸と腹の上でショウくんも揺れている。口いっぱいの、この硬いのを、膣の中に入れて、ナカを抉りながら、がんがん突き上げてほしい。唇と舌と手で感じる硬さに興奮しながら、クリスティーナはべったりと唾液に濡れた唇で、夫の性器を懸命にしごいた。
「こら、本気フェラストップ。すぐ出ちゃうだろ。ショウくん、乳首への刺激をもうちょっとだけ強く」
「んんっ……?!」
乳首を吸う音が大きくなり、クリスティーナは夫への奉仕を止めた。再開しようとするも、刺激に集中を乱され、舌の動きがおぼつかなくなってしまう。玉袋を揉む手が汗ばんだ。自分がペニスを吸う音よりも、触手に乳首を吸われる音の方が大きく、じゅぽじゅぽ耳に響く。口の中の肉棒に舌を絡めるも、吸い上げる気力もなくなり、鼻を鳴らしてクリスティーナは喘いだ。
「見て、乳首が真っ赤になって、ぽてっとしてる」
促されて視線を向けると、クリスティーナの乳首が、触手に吸引されて屹立していた。触手に飲み込まれては、ちゅぽんっと音を立てて弾き出される。嬲られる乳首を繰り返し目の当たりにして、クリスティーナの目が潤んだ。注視した触手の動きはグロテスクにも思えるが、今のクリスティーナには、強い興奮しかもたらさない。
アレンは腰を揺らし、クリスティーナの頬の内側にペニスの先端を擦りつけた。舌の上をペニスが擦っていく感覚に、クリスティーナの腰が揺らめく。
「触手が乳輪を舐めたり、揉んだり、乳首の先っぽをコスったりして、すっごく気持ちいいねティナ。チンポみたく硬くなった乳首シコられて、もうすぐイっちゃいそうだね」
「んぅっ……! ふぅんっ……!」
夫の言葉に誘導され、胎の奥がわななく。一度腰が跳ねだすと、止まらなくなった。アレンの手がそっとクリスティーナの後頭部を引き寄せた。頬の内側に強くペニスの先端が当たる。自分で口淫するときとは少し違う、肉棒に舌の上を擦られていく感覚に、ゾクゾクと鳥肌が立つ。
「あー、あったけえ。しゃぶってる顔もかわいいね、ティナ。もうイきそうって顔してるよ」
アレンが息を弾ませ、クリスティーナの後頭部を撫でてから押さえると、腰を振り出した。喉奥に入らないように配慮した、浅い抜き差しではあったが、速く乱暴だ。口からも胸からも水音が響き、やがてその音だけに思考を支配されていく。イっちゃいそうだね、イきそうだねと何度も言われて、口の中と胸への刺激だけで絶頂するわけがないという抵抗が、とろとろ溶けて消えていく。クリスティーナのくぐもった喘ぎが大きくなり、アレンの声も興奮に掠れてきた。
「ああ、ティナ。触手に乳首シコられて、俺に口ま×こ犯されてイっちゃうとこ見せて……!」
「んぅ、んん! んんんーーっ……!」
欲望に艶めく夫の顔に見下ろされ、激しく乳首を吸引され、口内のペニスを咥えたまま、ひくひくとクリスティーナの腰が痙攣した。最初は小さく痙攣していたが、ふーふーと喘ぐクリスティーナの鼻息が落ち着いてきたころ、口内いっぱいに精を吐き出され、もう一度大きくビクンと身体が跳ねた。苦くしょっぱい精の味に、頭がグラグラした。
「くうっ、おっぱいでも口でもイくの可愛いすぎる……! 俺の奥さん最高……!」
激しい快感の名残で呆然としているクリスティーナを、後ろからアレンが抱きしめた。クリスティーナはもはや自分が絶頂したかどうかも、よくわからなくなっていた。全身が敏感になりすぎて、快感と絶頂の境目が曖昧だ。赤く腫れぼったくなったクリスティーナの唇を、アレンの指が撫でさすり、中へ指を挿し入れて、口内に溜まった精を指で掻き出し、清潔魔法で消し去っていく。舌から苦みが消えていき、指の腹で舌を撫でられる感覚に、また震える。
「んぁ」
「ほら、苦いの全部俺の手にペッして。乱暴にしてごめん。喉、苦しくなかった? 嫌じゃなかった?」
「……ううん、よかった。わりと……」
恥ずかしそうに言うクリスティーナの頬に口づけて、アレンは耳に唇を寄せてきた。低く笑いを含んだ声が、耳の中に吹き込まれる。
「だと思った。ティナは無理矢理される感じも好きだから」
「んぁっ」
ぺろりと耳を舐め上げられ、耳の中に熱い息を吹きこまれて、クリスティーナは身体を震わせた。触手の動きを止めるよう指示されたショウくんは、『ぼくの出番は?』と言いたげに、くりくりした瞳で乳繰り合いを見上げている。
#5
クリスティーナを背後から抱き込んだアレンは、ぐったりと頭を横に倒したクリスティーナの露わな首筋を、執拗に舐めた。ちゅうと吸っては、舌先でねっとりと舐め上げる。
「んっ……んんっ……」
「首弱いのもかぁわいい。もっと気持ちいいことしようね」
アレンの手がクリスティーナの膝の裏を持ち上げ、大きく開いた。クリスティーナの身体は柔軟で、アレンの胸に背を預けるようにして骨盤を大きく後ろに傾けると、座っている状態でも自分の恥部が丸見えになった。クリスティーナの耳に、アレンの低いささやき声が吹き込まれる。
「見て、濡れて光ってる。ダラダラ汁垂らしちゃって」
「やだ……恥ずかしい……あっ、ん!」
顔をそむけようとすると、とがめるように耳を甘噛みされた。耳たぶを噛み、しゃぶり、耳穴に吹き込む熱い息と色気のしたたる声が、耳から脳までを震わせる。クリスティーナの快感に浸かった意識は、さらにぼんやりと霞がかっていった。顎をくいと前に向かされて、見るように促された性器は、いやというほど濡れ光っていた。ひだは興奮に赤く厚ぼったくなり、開き気味にヒクついている。アレンの手が、さらにクリスティーナの膝を開かせながら、耳の穴に唇をくっつけながらささやいた。
「ぐっちょぐちょでエロすぎ。チンポほしくてたまんない、エロま×こってすぐわかる」
「や、そこでずっと、あっ、しゃべらな、いで、んっ!」
「耳めちゃくちゃ弱いのもかわいいね。あーもう、ぜんぶかわいいっ」
アレンはちゅっちゅっとクリスティーナの髪や頬や耳や首筋にキスの雨を降らせてから、ショウくんを呼んで、ところどころ吸盤のついた、指ほどの太さの触手を出させて、ローションで触手全体をぬるつかせるように指示した。
「ショウくん、ティナのおま×この中、優しくコスって」
「あ……っ」
アレンの手によって脚を大きく開かれたまま、クリスティーナは膣の中にぬるりとした触手を受け入れた。人の舌の感触に似ていると思ったが、それよりも強く膣内をかきわけて、人の指よりも奥へとどんどん入っていく。ローションのおかげでスムーズに入り込んだ触手が、くちゅんと弱く最奥を突いたとき、クリスティーナはぴくっと身体を震わせた。背後から、焦げ付くような視線が注がれるのを感じる。触手の先端は入口のあたりまで戻っていき、また奥をくちゅんと突く。膣内の壁の、上、下、横など、場所を変えて擦る様子に、クリスティーナは小さく反応を返した。
「ショウくんが、ティナのイイとこを探してる。あ、Gスポット見つけたね」
「あ、あっ、あっ!」
触手の先端が、とんとんと腹側の一点を叩きはじめた。クチュクチュ音を立てて小刻みに膣を出入りする触手の動きは、人の指でほじられる感覚にも、人の舌で舐められる感覚にも似ている気がした。ときおりコリっとした吸盤が膣壁に吸い付いたり、抉ったりする感覚もある。クリスティーナは身をよじり、顎をそらして声を上げた。アレンはじっとクリスティーナの脚を開かせたまま、身じろぎしない。
「ショウくん、2本目の触手も入れて、ティナをもっと気持ちよくして」
「あっ、ああっ!」
激しく動く1本目の触手を押しのけながら、2本目の触手が膣内に入った。腹側の一点を叩く1本目を押しのけ、ぐいぐい進んでいった2本目の先端が、最奥で円を描くように動きはじめた。
「んぁっ…っあ……あぁ、あっ」
「ショウくん、わかってるなー。ティナは奥をトントンされるのも好きなんだよ」
褒められたショウくんは、『ぼく、すごいでしょ』とばかりに得意げに丸い頭を頷かせると、膣の奥を触手の先端で揺すり始めた。膣の腹側と最奥で異なる刺激を与えられ、クリスティーナの声が大きくなってきた。
「あっ、あっ! ああっ、んあっ!」
「触手にズボズボされて、気持ちよくなっちゃうティナもかわいいなぁ」
「あん、もう、言わないで、あぁ……!」
「言った方が興奮するくせに。ほら、また汁溢れてきた。ショウくん、いいなあ。俺も舌がもっと長かったら、ティナのおま×この一番奥まで舐め回せるのに……」
アレンの世迷言にショウくんは『なんて言ったらいいの? ぼく』とばかりに頭をこてんと横に傾けてから、聞き流していいと気づいて、黙々と2本の触手を操り、クリスティーナの膣の性感を高めることに集中した。触手の動きが速くなり、膣から掻き出された淫液が、クリスティーナの尻からシーツに飛び散って染みを作った。
「あん、あっ! あ、もう、もう私っ……!」
「見ててあげるよ。触手にまたイかされるところ」
興奮した息遣いを耳に感じながら、クリスティーナはシーツに足を突っ張り、大きく背筋を反らした。脚が閉じそうになるのを、アレンの手に阻まれ、大きく性器を開いたまま、クリスティーナは絶頂にのぼりつめた。
「んあ、あ、あぁ、あ、あぁあぁ……っ!」
びくっと腰が大きく上下するのと同時に、クリスティーナは脚の間に生ぬるいものが広がるのを感じた。尿道から潮が噴き上がり、脚の間にいたショウくんの頭に、びしゃびしゃ落ちた。あまりの勢いに、クリスティーナは呆然としてしまった。
「すげー噴いたねぇ。そんなに触手が気持ち良かったんだ」
「あ……あ……」
シーツが濡れた範囲が広い。経験したことのない量の液体を漏らしてしまったことへの衝撃が、じわじわとクリスティーナの頬を熱くした。アレンが低い声でささやく。
「いっぱい出ちゃって、恥ずかしいね」
「や……あっ!」
応える前に耳をじゅるっと舐め上げられ、クリスティーナは身をよじらせた。アレンの指示で、まだ膣内にいる触手が動きを再開する。潮まみれになったショウくんのボディは清潔魔法で元の状態を取り戻し、淡々とクリスティーナの膣を犯す。すごく気持ちがいい。気持ちいいが、クリスティーナが普段夫とするセックスとは違う。こんなに身体が高まっているのに、まだ夫の性器が入ってきていないことに、クリスティーナは物足りなさを感じている。クリスティーナは背後のアレンを振り返った。
「ねえ、あん、もう欲しいのっ、アレンっ」
「んー」
「ねえっ……」
クリスティーナの必死のおねだりを、アレンは曖昧に受け流した。焦れたクリスティーナは、背後に手を回し、一度出したとは思えないほどガチガチに硬くなった夫の性器を握って上下にしごいた。息遣いを荒くしながらも、アレンはクリスティーナの脚を開かせたまま、触手が出入りする膣を眺めているだけだ。
「ねえティナ、俺って寝取られ趣味はないと思ってたんだけど、俺以外に感じさせられてるティナを見て、めちゃくちゃ興奮してる。ショウくんは俺が作った、いわば分身みたいなモンだからか?」
「んぁ……っ!」
「もっと見たいんだ、触手に犯されてるティナを」
アレンはさらにクリスティーナを焦らしたいらしい。クリスティーナは握ったペニスから手を離した。自分の膝を開かせているアレンの手をぺちっと叩いて、どけさせる。ひたすら気持ちよくさせられるのも好きだけど、焦らされている時間が長すぎて、そろそろ反撃に出たくなった。
#6
「ティナ?」
「そこで見ていて」
クリスティーナはアレンと向かい合うように寝そべり、大きく脚を広げた。濡れたシーツが気持ち悪かったので、清潔魔法で綺麗にしておく。
ショウくんの触手2本はまだ、水音を立てながら膣を出入りし続けていて、アレンの両目はそこに釘付けになった。クリスティーナはショウくんのつるつるの頭にチュッとキスをした。
「ショウくん、……んっ、おちんちんの形の触手を出して……」
アレンだけでなくクリスティーナも、ショウくんへの指示ができる。犯罪抑止のため、人工知能搭載の魔導具への指示は、特定の個人に限定されず、誰にでも可能なのだと昨夜のうちに説明を受けた。
先端が男性器の形状になっている触手が、クリスティーナの手元に伸びてきた。アレンの視線を感じながら、触手の先端の、男性器の亀頭にあたる部分を、両の手のひらですりすりと愛撫する。その間もずっと膣内を刺激されていて、快感は終わらない。
「ふ、んっ……ショウくん、私が触っている触手の先っぽから、ローションを出して、あっ……」
とろりと滲みだしてきた液体を、触手に塗り広げていく。触手の表面にところどころイボがついていて、手のひらに引っかかる感じがあった。これをナカに挿れたら気持ち良さそうだ。
「あんっ……じょうずにお汁出せたね、……んぅっ、ショウくん、えらいねぇ……」
クリスティーナが褒めると、ショウくんは『ぼく、やっぱりすごいでしょ』と言いたげに頷いた。くちゅくちゅと触手をしごきながら、クリスティーナはアレンをちらりと見た。腹につくほど性器を反り返らせて、クリスティーナの手元と、広げた脚の間に、視線を行き来させている。
「はぁ……っ、ショウくんのおちんちん、かたくてイボイボですごいねぇ。ナカに入ってる触手も、すっごく上手にズボズボしてくれて、ほんとに気持ちいい…っ」
クリスティーナは脚を広げ恥部を見せつけながら、ベッドに横になった。クリスティーナの顔は、あぐらをかいたアレンの股の間、そそり立つ性器の目の前だ。アレンの性器と、クリスティーナがしごいている疑似性器の触手が、くっつきそうなくらい近づいた。クリスティーナはアレンの顔を見上げた。眉をひそめ、頬を紅潮させ、唇を引き結んでいる。触手の先端をちょんちょんつつき、染み出したローションが糸引くのを見ながら、もう片方の手で先端より少し下の部分を上下にしごく。クリスティーナの手が触手を愛撫し続けるそばで、アレンの性器は、触れられてもいないのにピクピク動いて、先端から先走り液をこぼした。
「トロトロおちんちん、舐めちゃおうかなぁ」
クリスティーナは舌をべろりと出した。アレンの性器と、性器の形をした触手の先端の、どちらにもギリギリ触れないところで、舌先を揺らす。アレンの顔を見上げると、瞳が興奮と期待に光っている。ふふっとクリスティーナは笑いながら、舌先でアレンの性器の根元から先端まで、ゆっくりと舐め上げる、ふりをした。舌先は触れていない。うぅ、とアレンの喉から押し殺したような声が漏れ、ペニスはぴくぴく跳ねている。クリスティーナの手はくちゅくちゅ音を立てながら触手をしごいて、舌はアレンの陰嚢から亀頭にかけて、何度も舐めるふりをした。ふう、ふう、とアレンの鼻息が荒くなってきた。クリスティーナは口を開けて、唾液を溜めた口内をアレンにしっかり見せた。
「すっごく舐めたくてヨダレとまんない。いただきまぁす」
あーん、と声を上げ、クリスティーナは大きく開けた口で、性器の先端を大きく頬張った。もちろん、アレンのではなく、触手のを。
「あぁっ……!」
非難じみた呻き声がアレンの喉から上がった。クリスティーナはペニスの形をした触手をぐっと喉奥まで飲み込んでから、じゅるじゅる音を立てて、根元から先端まで唇でしごいていく。
「んふ、ショウくんのおちんちん、美味し……」
「ティナ、俺のも。俺のも舐めて」
触手をフェラチオするクリスティーナの頬に、アレンのペニスが押し付けられたが、クリスティーナは上目遣いでアレンを見上げながら、じゅるると音を立て、触手先端のカリ首を、何度も口から出し入れして、舌全体でカリ裏をねっとり舐め上げた。
「んんっ……アレンのはさっき舐めたし……んちゅっ……ショウくんは自分の分身みたいなもんなんでしょう?」
「うっ。そう言ったけどさぁ」
唇を噛んで引き下がった夫の前で、クリスティーナは伸ばした舌で触手の先端をチロチロ舐めてから、はむっと頬張る。アレンの視線がいよいよ恨みがましくなってきた。
「んっ、んっ、ショウくん……っ、ねぇ、今ナカに入ってる触手、抜いて?」
こくりと頷いたショウくんが、クリスティーナの膣から2本の触手を引き抜いた。とろりとローションと愛液の混じった粘液が零れ落ちる。濡れ光り、赤くヒクつく性器を、クリスティーナは自分の指で広げ、夫に見せつけた。
「ショウくん、セックスしちゃおっか。このおちんちん触手を、ナカにいれて、いっぱいイかせて」
「ショウくん、ストップ」
クリスティーナの指示をすぐにアレンが上書きした。ショウくんの動きがぴたりと止まる。クリスティーナが愛撫していた男性器型の触手は、アレンの手でショウくんごとベッドの端に追いやられた。
「アレン……あっ!」
アレンが近づいてきた、と思ったときには亀頭が膣内に入りこんでいた。すぐさま脚を広げて抱え上げられるのと同時に、ぐちゅ!とペニスが膣の最奥を叩いた。クリスティーナは背筋を反らし、腰をガクガク震わせた。
「ああっ! あぁぁっ……!」
「……っあぁーやっべ、イきかけた……」
予想外の絶頂に襲われたクリスティーナと、ぎゅうぎゅう締まる膣に射精をなんとかやり過ごしたアレンは、抱き合って荒い息をついた。
「急に挿れるなんて。もっと触手に犯されてるところが見たいって言ってたのに……ん!」
噛みつくように口づけられて、クリスティーナはアレンの背に回した手を持ち上げ、髪を撫でた。荒っぽいキスが、性感を煽る濃厚なものに変わり、ふたりの唇がたっぷり濡れたあとで、クリスティーナの腰が浮くほど持ち上げられた。期待と興奮で息が詰まりそうになりながら、クリスティーナは夫の情欲に狂った瞳を見返した。視線のやりとりだけで、了承を得たアレンの腰が猛然と打ち付けられる。
「あっ! あぁっ! 激しっ!」
「く、締まるっ……」
触手よりも太くて硬い、膣内の良いところを知り尽くした夫の性器が、愛液を飛び散らせながらクリスティーナの中を激しく穿つ。じっくり高まっていた膣に、手加減なしの刺激を与えられてはひとたまりもない。クリスティーナは空中に放り出されたつま先に力をこめて悲鳴を上げた。
「やっ、あぁっ、こんなの、すぐイくっ……!」
「……っう、ああもう、俺も……っ!」
さらに腰の動きが速くなり、ペニスの先端が強く膣の最奥に押し付けられ、精をたっぷり吐き出した。いつもからは考えられないほど早い射精だった。しばらくふたりは絶頂の余韻に息を弾ませながら抱きしめあった。
#7
アレンがクリスティーナの首筋に頬を寄せ、小さな声で呟く。
「前言撤回します。やっぱり俺に寝取られ趣味はないみたいです……」
殊勝な物言いに、クリスティーナはくすくす笑い、アレンの髪を撫でた。アレンはクリスティーナの胸を両手で揉みしだき、首筋に唇をつけブツブツと愚痴を吐いた。
「俺が操る触手にエロいことされるティナはいいんだけど、俺そっちのけでショウくんを可愛がったり褒めたりするのは嫌だ。チンコ触手にヤられるティナを、指くわえて見てるなんて絶対無理」
「ふふ。ヤキモチやいちゃったんだ」
「妬かされちゃったな。ティナにはかなわないよ」
「アレン、かわいい」
「可愛くはねえだろ、ガキっぽいだけで」
「かわいいよ? ね、こっち向いて」
クリスティーナは夫の顔を両手でそっと挟み、深く口づけた。拗ねてキスに応じないアレンの舌を、クリスティーナの舌がこすり、絡みつき、さすって絆していく。膣内に入りっぱなしのペニスが、射精でやや萎んでいたことなど無かったように、あっという間に勃ち上がった。
キスの合間の息継ぎ中に、クリスティーナとショウくんの目が合った。ベッドの端で、触手を持ち上げた姿勢のまま固まっている。ふたりが激しく抱き合っている間、すっかり存在を忘れ去られ、どこか所在なさげに見えた。男性器を模した触手がブラブラ揺れているのが哀愁を誘う。
「ショウくんごめんね。放ったらかしにしちゃったね」
クリスティーナが声をかけると、ショウくんは『ぼくは平気』とでも言うように、ふるふるっと頭を横に振った。魔導生物とは実に健気だ、とクリスティーナは思った。そこに意思や感情があるように見えるだけで実際はそうでないと、頭ではわかっている。でも、一度ショウくんは本当に生きているのだと錯覚すると、そうとしか思えないのだ。最初は気持ち悪いと思った見た目も今は可愛いとしか思えないし、触手で奉仕してくれることにも既に抵抗はない。
ショウくんを見つめるクリスティーナを目の当たりにして、アレンはため息を零した。入れっぱなしだった性器を膣から抜いて、頭痛をこらえるように、眉間を指で揉んだ。
「ティナがここまで気に入るとは計算外だった。……わかったよ。ショウくん、こっち来な」
ショウくんがシーツの上を、触手でのそのそと歩いてくる間、アレンは清潔魔法でシーツやふたりの身体やらを綺麗にした。素っ裸のふたりの元まできたショウくんを、アレンは腕組みして見下ろした。
「いいかショウくん。お前は、最高に可愛くてエッチな人妻に愛でられて、とてつもなくラッキーな触手なんだ」
ショウくんはこくこくと頷いた。魔石の瞳が『ぼくラッキー!』とでも言うように、きらきら光った。
「お前はイチから俺が作ったんだから、ティナから愛されるのは当然だが、自分がティナの一番だと勘違いするなよ。夫は俺で、一番愛されているのも俺だ。わきまえておけ」
クリスティーナは余計な口を挟まずに見守っていたが、魔導生物相手にマウントを取る夫の姿に、つい噴き出しそうになった。ここで笑うと夫が本格的に拗ねてしまうので、必死でこらえる。ショウくんは『わかった!』とばかりに2度頷いた。
アレンはなんともいえない表情で、クリスティーナに向き直った。
「……あのさ。すげえバカなこと言うけど」
「うん」
「俺がいないときに、ショウくんとふたりきりでイチャつかないって、約束してくれるか?」
「もちろん。そんなの不倫みたいだものね」
「いや、その理屈でいうと、今まで3Pしてたことになるんだが……」
「私とショウくんと3Pしたかったんじゃないの?」
「違うよ。……いや、うーん、違わないのか……?」
指示待ちのショウくんは3Pという単語に反応して、男性器の形の触手をウネウネと動かし、『ぼくのちんちん、いつでもいけるよ!』とアピールした。アレンはクリスティーナとショウくんを見比べて、少しためらった後、口を開いた。
「ショウくん、チンコ触手はしまえ。イソギンチャク型の触手を全部出して、全力でティナに奉仕しな」
大雑把な指示を出すなり、アレンはクリスティーナの身体をベッドに押し付け、唇を重ねた。クリスティーナはキスに応じながら、ぬめぬめした触手が、胸と足の間に伸びてくるのを感じて、びくりと身体を震わせた。夫の舌に口内を舐め回され、細かい触手に乳首とクリトリスをくすぐられながら、指で膣内をほじられる。
「んっ、あっ、ほんとに3Pしてるね、私達……」
クリスティーナはうっとりと喘ぎながら、すぐ隣にやってきたショウくんの頭を撫でた。アレンは眉をひそめ、クリスティーナの舌先を強く吸った。
「こら、ショウくんばっかり構うなよ」
「んん、わかってる。昨日からいっぱい焦らしたり、ヤキモチやかせちゃったりしてごめんね」
「……うん」
「一番はアレンだよ。だいすき」
「俺も。俺も、大好きだよ」
クリスティーナがアレンの首筋に両腕を絡ませて抱きつくと、満足げな返事とともに、ペニスが膣内に入ってきた。イソギンチャク型の触手の先端からローションがこぼれ出て、ぬるついた乳首を細かい触手で撫で上げ、揉みこみながら吸い、同じくぬるぬるになったクリトリスを、数十本もの細い触手で刺激した。
「あっ! あぁっ! アレン、すごく硬いっ……」
「ショウくんに負けてらんないから」
アレンがクリスティーナの膝裏を掴んで押し、上向いた膣に限界まで腰を押し付けて、最奥にぐりぐりと硬い先端を押し付けた。腰を回す動きに、クリスティーナは顎を反らして喘ぎ、震えた。アレンの腕の合間を縫って伸びた触手は、クリスティーナの乳首とクリトリスに吸い付いたままで、ふたりが激しく動いても離れない。ショウくんの触手は、クリスティーナを何度も絶頂に追いやった動きを確実に学習している。優しく細かくクリトリスを振動させ、勃起してくると皮を剥いて、剥き出しになった肉の芽を包むように、触手の口で食らいついて吸い上げた。鋭い刺激に、膣がきゅっと収縮した。
「あん、あぅっ! 気持ち、いいよぉ……!」
「く、ふぅ、締め付けヤバ……っ」
狭い膣をかきわけるように、アレンが腰を打ち付ける。クリスティーナが快感に胸を反らすと、吸い付いた触手の先端の中に、より深く乳首が入りこんだ。細かい触手でちまちま乳頭を突かれながら胸を吸引されると、クリスティーナの腰の痙攣が強くなった。
「あ、あ、だめ、ショウくん、クリ吸うの強すぎ……ん!」
ショウくんに刺激を弱めるよう指示しかけたクリスティーナの口を、アレンが唇で塞いだ。キスと同時に激しく腰が打ち付けられる。敏感な性感帯を全て擦られ吸われ、視界がぼやけて潤むほどの快楽で、全身に力が入らない。クリスティーナの尿道から、粗相したように潮が漏れはじめたが、本人は快楽に必死で気づかない。クリスティーナは声も出せないまま、すぐ目の前にきていた絶頂へと、一気に押し上げられた。
「んっ! んん! んぅんっ……! っ……!」
アレンの両手はクリスティーナの尻を抱え、これ以上入らない最奥に男性器の先端を押し付けながら、子宮を激しく揺らす。塞がれた唇の端から細く高い悲鳴を上げながら、クリスティーナは涙を流し、潮を噴きながらガクガクと絶頂した。
#8
「……っはぁ、はぁ……あぁ……あっ?!」
クリスティーナの息が整いきらないうちに、ふたたびアレンが腰を振りはじめた。触手の動きも止まっていない。
「ま、待って。あっ、あん、アレン、ショウくんも……」
「ショウくん、ティナの口を塞げ」
「んむ!」
ショウくんの触手が、クリスティーナの口元に巻き付いた。鼻で息はできるが、気持ち良すぎるから刺激を弱めてほしいというお願いはできなくなった。
クリスティーナは、そういえば今日のアレンはサディスティックなスイッチが入っていたんだった、と思い出した。口を塞ぐ触手も、性感帯を刺激する触手も、数回タップすれば身体から離れるという、魔導生物共通の事故・犯罪防止の仕様があるはずだが、クリスティーナはそうしなかった。ただ、シーツを握って、ベッドの上を這って逃げようとした。尻を左右に振り、濡れる女性器を見せつけながら。
「ん゙ん……!」
クリスティーナの腰はアレンに引っ掴まれ、後ろから一気に挿入された。膣奥を硬い性器の先端で、熱く重く穿たれる。ショウくんはクリスティーナの身体の下敷きになって潰れかけているが、アレンの「触手で奉仕しろ」の指示を忠実に守り続けて、クリスティーナの口をふさいだまま、乳首とクリトリスを嬲り続けている。
強すぎる快楽の予感に、クリスティーナは身をよじって夫を振り返った。アレンは微笑んだ。瞳は欲に燃え、唇に妖しい色気が滴っていた。
「いっぱいヤキモチやかされて、散々煽られた分、もう少し俺のしたいことに付き合ってよ」
アレンはクリスティーナの脚を伸ばさせ、尻をむんずと掴むと、上から叩きつけるように激しく性器を出入りさせた。体重を乗せた抽挿が、ベッドに縫い留めながら胎を抉り、重く子宮を震わせる。
「んふぅっ……ん、ん゙んんっ! んぐ、ん゙、ん゙ぅう……っ!」
「すげえ声出てんね。大好きな寝バックで犯されて興奮してるんだ」
アレンの言う通り、口を塞がれて、背後から激しく犯されている状況に、背筋がゾクゾクしてしまう。鼻でしか息ができず、呼吸が苦しくなってきた。苦しいのに、快感が膨れ上がっていく。クリスティーナが手足をばたつかせると、アレンが低く笑った。
「ショウくん、ティナの手足を押さえろ」
手首に巻きついた触手が、クリスティーナの腕をシーツの上に固定する。同時にアレンの手でうつぶせのまま膝を大きく開かされ、足を尻側に曲げた状態にされると、足首と太腿をまとめて触手が縛り上げた。
「あーあ、これでまったく動けないね。ティナの無防備ま×こ、俺に犯されるしかないね」
「ん゙ぅ、ん゙ぅうう……っ!」
「縛られて嬉しい? ぐっちょぐちょで締まってる」
パン、パン、とクリスティーナの尻とアレンの腰がぶつかる音が響く。苦しげにもがくクリスティーナの声に甘さが混じり、ろくに動かせない身体から、さらに力が抜けていく。アレンは構わず尻をこねながら強く速く腰を打ち付け、結合部からは愛液が飛び散った。
「ん゙ん! ん゙! ふっ、ん゙――っ……!」
「ティナはよく俺のこと変態っていうけどさ、ティナも縛られて興奮して、触手と3Pして感じまくる変態だよ?」
手加減なく感じる場所ばかりを男性器で突かれ、こねまわされ続ける。乳房の下で潰れているショウくんの頭をどかしてやりたいが、そんな余裕も自由もない。クリスティーナはアレンと触手の思うままに貪られ、感じまくるしかなかった。腰が、縛られた手足が、ヒクヒク痙攣しはじめる。
「んぐ、ん゙ぅー! ん゙っふ、ふぅゔう……!」
「犯されま×こ、ずっと甘イキしてるっ……。触手に口塞がれて、おっぱいとクリ吸われて、縛られて悦んで、本当変態だな……っ。変態で、エロくて、かわいい……っ!」
アレンは息切れしながら、ひたすら腰を打ち付け続けた。抽挿に振るい落されないよう、触手の吸引は強まり、下向きになった乳房の先端を激しく吸っては離し、クリトリス全体に被さるように食らいついては吸い上げた。くぐもった喘ぎ声が悲鳴のように高く、長く響き、拘束されて自由にならないクリスティーナの身体が、動かせる限界まで反っていく。
「ほら、イきなよ……っ。触手に縛られて吸われながら、夫に犯されて感じまくる、変態ま×こでイっちゃえ!」
「ん゙ん、ん゙ぅっ! ん゙ん! ん゙っ……! ……っ!」
激しい絶頂に、クリスティーナの鼻にかかった甘え声が途切れた。ぶるっ、ぶるっ、と尻肉を震わせ、快感に胸を反らし、縛られた手足を泳ぐようにばたつかせた。クリスティーナの陰部からは勢いよく潮が噴き出した。ふたりの下半身も、ショウくんの身体全体もぐっしょり濡れ、シーツに大きな染みができたが、気にする余裕があるはずもなく、深い絶頂に溺れた。アレンは濡れ締まる膣の奥、子宮の入口に性器の先端をぐりぐり押し付けながら、大量の精を長く吐き出した。出しきるまで長い時間がかかり、執拗に子宮口を性器の先端で嬲り、子種を塗りつけた。
アレンの指示でショウくんの触手を全部ひっこむと、ふたりは汗まみれで抱き合い、口づけ合った。寝室には汗と性のにおいが充満している。絶頂の余韻に浸り、互いの体液で濡れ合い、舌を絡めたキスをしながら、ぼんやり視線を交わした。言葉はないが、凄まじい快感を共有したよろこびが、ふたりを包んでいた。
クリスティーナはふと、自分達の間に挟まって潰れているショウくんに気づいた。『くるしいよー』と言ってるように見えたので、抱き上げて頭をよしよしと撫でた。アレンも、ちょっとためらった後で、ガシガシ撫でた。乱暴な仕草だったので、ショウくんの頭が左右に揺れる。
「ショウくん、すっごく気持ち良かったよ。ありがとね」
ショウくんは触手をウネウネさせて、『えっへん!』と何度も頷いた。
「あんまり調子に乗らせるなよ」
アレンがぼやき、クリスティーナはケラケラ笑ってしまった。
#
「ショウくんは知能と性能と可愛げがありすぎて、カップルで使うと破局する可能性が高い」とアレンが本気で危惧したため、製品化にあたり、知能を大きく下げ、瞳にあたる魔石の部分は外側から見えないように仕様変更された。
しかし、アレンとクリスティーナの家のショウくんは当初の姿のまま、毎日の家事を手伝ったり、時折夫婦の営みに参加したりと、すっかり家族の一員となったのだった。
夫と触手プレイしたら、めちゃくちゃ気持ちよかったので、触手を愛で過ぎてヤキモチをやかせちゃったけど、色々あって仲良し家族になったので、めでたしめでたし。
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