転生したら高校生になっていたので青春を歩みます。

千葉隆太

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俺のテスト

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「なぁザクー!」
「……僕のこと?」
「お前以外誰がいんだよ~全く。
でさ、いきなりなんだけど来週の定期テストで赤点取ったら、俺1週間前部活禁止になんだよ…来月には大事な大会があるから、のんびりしてられねえんだ。」
「それで教えろって…」
「おう!いいか??」

クラスメイトの田中。
いつの間にかあだ名が付けられていた。嬉しいけどなんかダサい!
それはともかく、定期テストか。
学生時代を思い出す。と言っても、やはりトラウマしか無かった。

 高校時代

(やった!また1位だっ!)

「おぉ~い佐藤ぉー」
「な、なに、木村くん。」
「お前、カンニングしてんだろ??」
「えっ、僕が、カンニングだって!?」
「その反応はやっぱりなぁ。
さっき先公にチクってやったぜ。」
「しょ、証拠なんてないだろ!?」
「あるさ、お前、前は後ろから数えた方が早かったじゃねえか。」
「だ、だからなんだよ。」
「ここんとこ成績上がってきてるし、隣の席は学年トップで俺のダチの西園寺だぜ?
カンニングしてるに決まってんだろ。」
「なっ、僕は自分で努力をしt」

「テメェの努力なんざ知らねえんだよ!!」
「ビクッ)」
「西園寺が腹立ててんだよ…
また2位だってよォ…このままじゃ…俺も終わりなんだよ!!!
テメェがカンニングしてるかしてないだろうが関係ねぇ…
とっとと先公に自分で言ってこいよ!!」


「僕はカンニングなんてしてません!!」
「で、でもなあ、木村はー、そのぉー…。お父様が教育委員会のお偉いさん…で、なぁ…ははは…」
「ッ…でもっ!」
「それに、西園寺だって、由緒正しき西園寺グループの一人息子で、本人も素晴らしい成績を残している。
その2人が言うんなら…なぁ…??」
「ぐ。。。。」





俺は2人に勝てず、反省文と1週間の停学を食らった。
と、残念な思い出しか残っていない。
そんな俺が、再び高校のテスト?バカバカしい。
残念な思い出があろうと、俺は入学当初は下の方だったけど、たくさん勉強して毎回1位になれたんだ。



「いいよ」

俺は難なく返事をし、それを聞いた田中は顔を明るくし、
「じゃあ、放課後、喫茶店でな!」
「オッケー」







「~~で、ここはABとGHの角度を…」
「うーん…ピンとこねえ…」
「じゃあ教科書の問題を解いてみよう。後ろに解説もあるから分かりやすいと思うよ。」
「ふむふむ…………。……おぉ、こういうことか!!」
「そういうこと!人は何でもいっぺんにやろうとするから失敗しやすいんだ。大抵の人間は同時に何かをやることは不可能。だから、一歩一歩確実に。出来ないなら、出来るまでやる。それが僕の考えさ。」
「な、なんかかっけぇ…✨」
「そう?そうでもないと思うけどね(にこ)」
(フッフッフ…高校時代、サッカー部の成績優秀スポーツ万能のイケメン先輩が言ってたんだよ…
ちょっと耳立てただけでこんなに役立つなんて。)

俺はドヤ顔気味に笑い、それを見ていた店員さんが、
「テスト勉強?大変だねえ。」
と、声をかけてきた。
「あ、ハイ。僕が教えてるんです。」
(ふむ…結構イケメンだな…。)
「へえ、君身長高いし、運動神経良さそう。
それに加えて、成績がいいなんて羨ましいなあ」
「いえいえ、そんなことはないですよ(にこ)」
「君の笑顔、やっぱりかっこいいね(にこ)」
「そちらこそ(にこ)」
「ふふふ(にこ)」


なんなんだこいつ…
見たところ同い年…だよな。

「あの、年齢お聞きしても?」
「あぁ、高校2年生だから、同い年だね。」
「へえ…どこの高校だ…ですか?」
「タメ口でいいよ(にこ)
王帝学院だよ。」
「王帝学院って…日本有数の名門の!?」
「そうだよ」
「すっごいね!
君頭いいんだ」
「いやあ、それほどでも。」

なんだよ!あのエリート私立の奴か!!
道理で顔が整ってると思ったよ。あの高校は試験にルックスも入ってるからな。
てか、さっき羨ましいとか言ってたけど、俺よりよっぽど凄いんじゃん。
上から目線で見てた俺バカすぎ…はっず…

「…君の名前は?」
「朱雀刃琉。刃琉でいいよ」
「分かった、刃琉くん。
僕は佐伯徹。よろしくね」
「佐伯くんか、よろしく。」






そして1週間後…



「これからテストを始める。
1限目は現代文だ。しっかりと書き込むように。」












「2限目は数学と理科だ。
計算ミスに気をつけろよ。」










「3限目は英語だ。
単語を忘れずにな。」











「4限目は世界史だ。
言うことは何もないが、問題をよく読めよ。」












「5限目は日本史だ。
織田信長とか甘ったるい問題じゃないからなー。」





























翌週








「よーし、テスト返すぞー」


「秋山ー」
「井口ー」
「上田ー」
「遠藤ー」
「尾崎ー」
「木崎ー」
「今野ー」
「沢村ー」
「佐野ー」
「鈴木ー」
「曽我部ー」






「田中ー」

「ハイッッ!」
「よく頑張ったなー。
赤点無しだぞー。」
「よっ…しゃァァァァァァ!」


「ただし」
「えっ」

「出席番号順分かったが、名前おかしいから0点な(ニコっっっっ)」
「…………」



田中の書いた名前は、『たなかしげはる♡』であった。

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