7 / 10
俺のテスト
しおりを挟む
「なぁザクー!」
「……僕のこと?」
「お前以外誰がいんだよ~全く。
でさ、いきなりなんだけど来週の定期テストで赤点取ったら、俺1週間前部活禁止になんだよ…来月には大事な大会があるから、のんびりしてられねえんだ。」
「それで教えろって…」
「おう!いいか??」
クラスメイトの田中。
いつの間にかあだ名が付けられていた。嬉しいけどなんかダサい!
それはともかく、定期テストか。
学生時代を思い出す。と言っても、やはりトラウマしか無かった。
高校時代
(やった!また1位だっ!)
「おぉ~い佐藤ぉー」
「な、なに、木村くん。」
「お前、カンニングしてんだろ??」
「えっ、僕が、カンニングだって!?」
「その反応はやっぱりなぁ。
さっき先公にチクってやったぜ。」
「しょ、証拠なんてないだろ!?」
「あるさ、お前、前は後ろから数えた方が早かったじゃねえか。」
「だ、だからなんだよ。」
「ここんとこ成績上がってきてるし、隣の席は学年トップで俺のダチの西園寺だぜ?
カンニングしてるに決まってんだろ。」
「なっ、僕は自分で努力をしt」
「テメェの努力なんざ知らねえんだよ!!」
「ビクッ)」
「西園寺が腹立ててんだよ…
また2位だってよォ…このままじゃ…俺も終わりなんだよ!!!
テメェがカンニングしてるかしてないだろうが関係ねぇ…
とっとと先公に自分で言ってこいよ!!」
「僕はカンニングなんてしてません!!」
「で、でもなあ、木村はー、そのぉー…。お父様が教育委員会のお偉いさん…で、なぁ…ははは…」
「ッ…でもっ!」
「それに、西園寺だって、由緒正しき西園寺グループの一人息子で、本人も素晴らしい成績を残している。
その2人が言うんなら…なぁ…??」
「ぐ。。。。」
俺は2人に勝てず、反省文と1週間の停学を食らった。
と、残念な思い出しか残っていない。
そんな俺が、再び高校のテスト?バカバカしい。
残念な思い出があろうと、俺は入学当初は下の方だったけど、たくさん勉強して毎回1位になれたんだ。
「いいよ」
俺は難なく返事をし、それを聞いた田中は顔を明るくし、
「じゃあ、放課後、喫茶店でな!」
「オッケー」
「~~で、ここはABとGHの角度を…」
「うーん…ピンとこねえ…」
「じゃあ教科書の問題を解いてみよう。後ろに解説もあるから分かりやすいと思うよ。」
「ふむふむ…………。……おぉ、こういうことか!!」
「そういうこと!人は何でもいっぺんにやろうとするから失敗しやすいんだ。大抵の人間は同時に何かをやることは不可能。だから、一歩一歩確実に。出来ないなら、出来るまでやる。それが僕の考えさ。」
「な、なんかかっけぇ…✨」
「そう?そうでもないと思うけどね(にこ)」
(フッフッフ…高校時代、サッカー部の成績優秀スポーツ万能のイケメン先輩が言ってたんだよ…
ちょっと耳立てただけでこんなに役立つなんて。)
俺はドヤ顔気味に笑い、それを見ていた店員さんが、
「テスト勉強?大変だねえ。」
と、声をかけてきた。
「あ、ハイ。僕が教えてるんです。」
(ふむ…結構イケメンだな…。)
「へえ、君身長高いし、運動神経良さそう。
それに加えて、成績がいいなんて羨ましいなあ」
「いえいえ、そんなことはないですよ(にこ)」
「君の笑顔、やっぱりかっこいいね(にこ)」
「そちらこそ(にこ)」
「ふふふ(にこ)」
なんなんだこいつ…
見たところ同い年…だよな。
「あの、年齢お聞きしても?」
「あぁ、高校2年生だから、同い年だね。」
「へえ…どこの高校だ…ですか?」
「タメ口でいいよ(にこ)
王帝学院だよ。」
「王帝学院って…日本有数の名門の!?」
「そうだよ」
「すっごいね!
君頭いいんだ」
「いやあ、それほどでも。」
なんだよ!あのエリート私立の奴か!!
道理で顔が整ってると思ったよ。あの高校は試験にルックスも入ってるからな。
てか、さっき羨ましいとか言ってたけど、俺よりよっぽど凄いんじゃん。
上から目線で見てた俺バカすぎ…はっず…
「…君の名前は?」
「朱雀刃琉。刃琉でいいよ」
「分かった、刃琉くん。
僕は佐伯徹。よろしくね」
「佐伯くんか、よろしく。」
そして1週間後…
「これからテストを始める。
1限目は現代文だ。しっかりと書き込むように。」
「2限目は数学と理科だ。
計算ミスに気をつけろよ。」
「3限目は英語だ。
単語を忘れずにな。」
「4限目は世界史だ。
言うことは何もないが、問題をよく読めよ。」
「5限目は日本史だ。
織田信長とか甘ったるい問題じゃないからなー。」
翌週
「よーし、テスト返すぞー」
「秋山ー」
「井口ー」
「上田ー」
「遠藤ー」
「尾崎ー」
「木崎ー」
「今野ー」
「沢村ー」
「佐野ー」
「鈴木ー」
「曽我部ー」
「田中ー」
「ハイッッ!」
「よく頑張ったなー。
赤点無しだぞー。」
「よっ…しゃァァァァァァ!」
「ただし」
「えっ」
「出席番号順分かったが、名前おかしいから0点な(ニコっっっっ)」
「…………」
田中の書いた名前は、『たなかしげはる♡』であった。
「……僕のこと?」
「お前以外誰がいんだよ~全く。
でさ、いきなりなんだけど来週の定期テストで赤点取ったら、俺1週間前部活禁止になんだよ…来月には大事な大会があるから、のんびりしてられねえんだ。」
「それで教えろって…」
「おう!いいか??」
クラスメイトの田中。
いつの間にかあだ名が付けられていた。嬉しいけどなんかダサい!
それはともかく、定期テストか。
学生時代を思い出す。と言っても、やはりトラウマしか無かった。
高校時代
(やった!また1位だっ!)
「おぉ~い佐藤ぉー」
「な、なに、木村くん。」
「お前、カンニングしてんだろ??」
「えっ、僕が、カンニングだって!?」
「その反応はやっぱりなぁ。
さっき先公にチクってやったぜ。」
「しょ、証拠なんてないだろ!?」
「あるさ、お前、前は後ろから数えた方が早かったじゃねえか。」
「だ、だからなんだよ。」
「ここんとこ成績上がってきてるし、隣の席は学年トップで俺のダチの西園寺だぜ?
カンニングしてるに決まってんだろ。」
「なっ、僕は自分で努力をしt」
「テメェの努力なんざ知らねえんだよ!!」
「ビクッ)」
「西園寺が腹立ててんだよ…
また2位だってよォ…このままじゃ…俺も終わりなんだよ!!!
テメェがカンニングしてるかしてないだろうが関係ねぇ…
とっとと先公に自分で言ってこいよ!!」
「僕はカンニングなんてしてません!!」
「で、でもなあ、木村はー、そのぉー…。お父様が教育委員会のお偉いさん…で、なぁ…ははは…」
「ッ…でもっ!」
「それに、西園寺だって、由緒正しき西園寺グループの一人息子で、本人も素晴らしい成績を残している。
その2人が言うんなら…なぁ…??」
「ぐ。。。。」
俺は2人に勝てず、反省文と1週間の停学を食らった。
と、残念な思い出しか残っていない。
そんな俺が、再び高校のテスト?バカバカしい。
残念な思い出があろうと、俺は入学当初は下の方だったけど、たくさん勉強して毎回1位になれたんだ。
「いいよ」
俺は難なく返事をし、それを聞いた田中は顔を明るくし、
「じゃあ、放課後、喫茶店でな!」
「オッケー」
「~~で、ここはABとGHの角度を…」
「うーん…ピンとこねえ…」
「じゃあ教科書の問題を解いてみよう。後ろに解説もあるから分かりやすいと思うよ。」
「ふむふむ…………。……おぉ、こういうことか!!」
「そういうこと!人は何でもいっぺんにやろうとするから失敗しやすいんだ。大抵の人間は同時に何かをやることは不可能。だから、一歩一歩確実に。出来ないなら、出来るまでやる。それが僕の考えさ。」
「な、なんかかっけぇ…✨」
「そう?そうでもないと思うけどね(にこ)」
(フッフッフ…高校時代、サッカー部の成績優秀スポーツ万能のイケメン先輩が言ってたんだよ…
ちょっと耳立てただけでこんなに役立つなんて。)
俺はドヤ顔気味に笑い、それを見ていた店員さんが、
「テスト勉強?大変だねえ。」
と、声をかけてきた。
「あ、ハイ。僕が教えてるんです。」
(ふむ…結構イケメンだな…。)
「へえ、君身長高いし、運動神経良さそう。
それに加えて、成績がいいなんて羨ましいなあ」
「いえいえ、そんなことはないですよ(にこ)」
「君の笑顔、やっぱりかっこいいね(にこ)」
「そちらこそ(にこ)」
「ふふふ(にこ)」
なんなんだこいつ…
見たところ同い年…だよな。
「あの、年齢お聞きしても?」
「あぁ、高校2年生だから、同い年だね。」
「へえ…どこの高校だ…ですか?」
「タメ口でいいよ(にこ)
王帝学院だよ。」
「王帝学院って…日本有数の名門の!?」
「そうだよ」
「すっごいね!
君頭いいんだ」
「いやあ、それほどでも。」
なんだよ!あのエリート私立の奴か!!
道理で顔が整ってると思ったよ。あの高校は試験にルックスも入ってるからな。
てか、さっき羨ましいとか言ってたけど、俺よりよっぽど凄いんじゃん。
上から目線で見てた俺バカすぎ…はっず…
「…君の名前は?」
「朱雀刃琉。刃琉でいいよ」
「分かった、刃琉くん。
僕は佐伯徹。よろしくね」
「佐伯くんか、よろしく。」
そして1週間後…
「これからテストを始める。
1限目は現代文だ。しっかりと書き込むように。」
「2限目は数学と理科だ。
計算ミスに気をつけろよ。」
「3限目は英語だ。
単語を忘れずにな。」
「4限目は世界史だ。
言うことは何もないが、問題をよく読めよ。」
「5限目は日本史だ。
織田信長とか甘ったるい問題じゃないからなー。」
翌週
「よーし、テスト返すぞー」
「秋山ー」
「井口ー」
「上田ー」
「遠藤ー」
「尾崎ー」
「木崎ー」
「今野ー」
「沢村ー」
「佐野ー」
「鈴木ー」
「曽我部ー」
「田中ー」
「ハイッッ!」
「よく頑張ったなー。
赤点無しだぞー。」
「よっ…しゃァァァァァァ!」
「ただし」
「えっ」
「出席番号順分かったが、名前おかしいから0点な(ニコっっっっ)」
「…………」
田中の書いた名前は、『たなかしげはる♡』であった。
0
あなたにおすすめの小説
お飾りの妻として嫁いだけど、不要な妻は出ていきます
菻莅❝りんり❞
ファンタジー
貴族らしい貴族の両親に、売られるように愛人を本邸に住まわせている其なりの爵位のある貴族に嫁いだ。
嫁ぎ先で私は、お飾りの妻として別棟に押し込まれ、使用人も付けてもらえず、初夜もなし。
「居なくていいなら、出ていこう」
この先結婚はできなくなるけど、このまま一生涯過ごすよりまし
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
クラス転移したけど、皆さん勘違いしてません?
青いウーパーと山椒魚
ファンタジー
加藤あいは高校2年生。
最近ネット小説にハマりまくっているごく普通の高校生である。
普通に過ごしていたら異世界転移に巻き込まれた?
しかも弱いからと森に捨てられた。
いやちょっとまてよ?
皆さん勘違いしてません?
これはあいの不思議な日常を書いた物語である。
本編完結しました!
相変わらず話ごちゃごちゃしていると思いますが、楽しんでいただけると嬉しいです!
1話は1000字くらいなのでササッと読めるはず…
妻からの手紙~18年の後悔を添えて~
Mio
ファンタジー
妻から手紙が来た。
妻が死んで18年目の今日。
息子の誕生日。
「お誕生日おめでとう、ルカ!愛してるわ。エミリア・シェラード」
息子は…17年前に死んだ。
手紙はもう一通あった。
俺はその手紙を読んで、一生分の後悔をした。
------------------------------
冤罪で辺境に幽閉された第4王子
satomi
ファンタジー
主人公・アンドリュート=ラルラは冤罪で辺境に幽閉されることになったわけだが…。
「辺境に幽閉とは、辺境で生きている人間を何だと思っているんだ!辺境は不要な人間を送る場所じゃない!」と、辺境伯は怒っているし当然のことだろう。元から辺境で暮している方々は決して不要な方ではないし、‘辺境に幽閉’というのはなんとも辺境に暮らしている方々にしてみれば、喧嘩売ってんの?となる。
辺境伯の娘さんと婚約という話だから辺境伯の主人公へのあたりも結構なものだけど、娘さんは美人だから万事OK。
後日譚追加【完結】冤罪で追放された俺、真実の魔法で無実を証明したら手のひら返しの嵐!! でももう遅い、王都ごと見捨てて自由に生きます
なみゆき
ファンタジー
魔王を討ったはずの俺は、冤罪で追放された。 功績は奪われ、婚約は破棄され、裏切り者の烙印を押された。 信じてくれる者は、誰一人いない——そう思っていた。
だが、辺境で出会った古代魔導と、ただ一人俺を信じてくれた彼女が、すべてを変えた。 婚礼と処刑が重なるその日、真実をつきつけ、俺は、王都に“ざまぁ”を叩きつける。
……でも、もう復讐には興味がない。 俺が欲しかったのは、名誉でも地位でもなく、信じてくれる人だった。
これは、ざまぁの果てに静かな勝利を選んだ、元英雄の物語。
他人の寿命が視える俺は理を捻じ曲げる。学園一の美令嬢を助けたら凄く優遇されることに
千石
ファンタジー
【第17回ファンタジー小説大賞 奨励賞受賞】
魔法学園4年生のグレイ・ズーは平凡な平民であるが、『他人の寿命が視える』という他の人にはない特殊な能力を持っていた。
ある日、学園一の美令嬢とすれ違った時、グレイは彼女の余命が本日までということを知ってしまう。
グレイは自分の特殊能力によって過去に周りから気味悪がられ、迫害されるということを経験していたためひたすら隠してきたのだが、
「・・・知ったからには黙っていられないよな」
と何とかしようと行動を開始する。
そのことが切っ掛けでグレイの生活が一変していくのであった。
他の投稿サイトでも掲載してます。
※表紙の絵はAIが生成したものであり、著作権に関する最終的な責任は負いかねます。
友人(勇者)に恋人も幼馴染も取られたけど悔しくない。 だって俺は転生者だから。
石のやっさん
ファンタジー
パーティでお荷物扱いされていた魔法戦士のセレスは、とうとう勇者でありパーティーリーダーのリヒトにクビを宣告されてしまう。幼馴染も恋人も全部リヒトの物で、居場所がどこにもない状態だった。
だが、此の状態は彼にとっては『本当の幸せ』を掴む事に必要だった
何故なら、彼は『転生者』だから…
今度は違う切り口からのアプローチ。
追放の話しの一話は、前作とかなり似ていますが2話からは、かなり変わります。
こうご期待。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる