39 / 130
~アクア王国編~
5.メイドside
しおりを挟む
この国の王太子殿下は、バカでした。
それも、ただのバカではなく「大」だつく馬鹿。すなわち、「大バカ野郎」でした。
しかも女を見る目がない「クソ野郎」です。
王族には孤児院の視察が公務に組み込まれております。
そこで、男爵令嬢であったミレイ・マルテスと出会い、恋に落ちたとのこと。
なにが、「ドレスや宝石よりも子供達が毎日お腹いっぱいになる方が私は嬉しいです」ですか! なら自分の手持ちの宝飾品を寄付しろよ!! と叫びたいところですわね。
であったばかりの未婚の女性にドレスやら宝飾品をプレゼントするバカ殿下もそうですが、それを喜々として受け取るアホ令嬢にも呆れました。
だってそうでしょう?
調査には、オーダーメイドのドレスをプレゼントされたとあります。それを断わることも無く身にまとう令嬢。もうお察しという感じでございますよね。
本当に孤児たちの事を思うなら、まずは自分が着るドレスなど売り払ってそのお金を孤児たちに渡せばいいのです。そして寄付すればいいのです。
なのに、それすらしていない。
口先女だという事は明白でしょう。
それに気付かず、言葉だけ立派な女の言い分を真に受けるとは……。
王太子として国を継ぐ者として、どうなのかと思います。
私が殿下の親ならこんな馬鹿息子を表に出す事はできませんわね。恥ずかし過ぎます。周囲の反対を押し切って側妃にしたものの、一部の人間を除いてミレイ側妃を歓迎する者はいません。当然ですね。
いくら王太子とはいえ、あまりにも考え無しすぎますもの。
そんな殿下の行動を咎めない国王陛下もどうかと思いますわ。
亡き王妃殿下の忘れ形見。
息子が可愛いのは解りますが甘やかしすぎでしょう。
この落とし前、きっちりとつけていただきます!
私は早速、帝国にいらっしゃいます旦那様宛に手紙を出しました。
それも、ただのバカではなく「大」だつく馬鹿。すなわち、「大バカ野郎」でした。
しかも女を見る目がない「クソ野郎」です。
王族には孤児院の視察が公務に組み込まれております。
そこで、男爵令嬢であったミレイ・マルテスと出会い、恋に落ちたとのこと。
なにが、「ドレスや宝石よりも子供達が毎日お腹いっぱいになる方が私は嬉しいです」ですか! なら自分の手持ちの宝飾品を寄付しろよ!! と叫びたいところですわね。
であったばかりの未婚の女性にドレスやら宝飾品をプレゼントするバカ殿下もそうですが、それを喜々として受け取るアホ令嬢にも呆れました。
だってそうでしょう?
調査には、オーダーメイドのドレスをプレゼントされたとあります。それを断わることも無く身にまとう令嬢。もうお察しという感じでございますよね。
本当に孤児たちの事を思うなら、まずは自分が着るドレスなど売り払ってそのお金を孤児たちに渡せばいいのです。そして寄付すればいいのです。
なのに、それすらしていない。
口先女だという事は明白でしょう。
それに気付かず、言葉だけ立派な女の言い分を真に受けるとは……。
王太子として国を継ぐ者として、どうなのかと思います。
私が殿下の親ならこんな馬鹿息子を表に出す事はできませんわね。恥ずかし過ぎます。周囲の反対を押し切って側妃にしたものの、一部の人間を除いてミレイ側妃を歓迎する者はいません。当然ですね。
いくら王太子とはいえ、あまりにも考え無しすぎますもの。
そんな殿下の行動を咎めない国王陛下もどうかと思いますわ。
亡き王妃殿下の忘れ形見。
息子が可愛いのは解りますが甘やかしすぎでしょう。
この落とし前、きっちりとつけていただきます!
私は早速、帝国にいらっしゃいます旦那様宛に手紙を出しました。
398
あなたにおすすめの小説
白い結婚の末、離婚を選んだ公爵夫人は二度と戻らない』
鍛高譚
恋愛
白い結婚の末、「白い結婚」の末、私は冷遇され、夫は愛人を溺愛していた――ならば、もう要らないわ」
公爵令嬢 ジェニファー・ランカスター は、王弟 エドワード・クラレンス公爵 のもとへ政略結婚として嫁ぐ。
だが、その結婚生活は冷たく空虚なものだった。夫は愛人 ローザ・フィッツジェラルド に夢中になり、公爵夫人であるジェニファーは侮辱され、無視され続ける日々。
――それでも、貴族の娘は耐えなければならないの?
何の愛もなく、ただ飾り物として扱われる結婚に見切りをつけたジェニファーは 「離婚」 を決意する。
しかし、王弟であるエドワードとの離婚は容易ではない。実家のランカスター家は猛反対し、王宮の重臣たちも彼女の決断を 「公爵家の恥」 と揶揄する。
それでも、ジェニファーは負けない。弁護士と協力し、着々と準備を進めていく。
そんな折、彼女は北方の大国 ヴォルフ公国の大公、アレクサンダー・ヴォルフ と出会う。
温かく誠実な彼との交流を通じて、ジェニファーは 「本当に大切にされること」 を知る。
そして、彼女の決断は、王都の社交界に大きな波紋を呼ぶこととなる――。
「公爵夫人を手放したことを、いつか後悔しても遅いわ」
「私はもう、あなたたちの飾り人形じゃない」
離婚を巡る策略、愛人の凋落、元夫の後悔――。
そして、新たな地で手にした 「愛される結婚」。
(完)貴女は私の全てを奪う妹のふりをする他人ですよね?
青空一夏
恋愛
公爵令嬢の私は婚約者の王太子殿下と優しい家族に、気の合う親友に囲まれ充実した生活を送っていた。それは完璧なバランスがとれた幸せな世界。
けれど、それは一人の女のせいで歪んだ世界になっていくのだった。なぜ私がこんな思いをしなければならないの?
中世ヨーロッパ風異世界。魔道具使用により現代文明のような便利さが普通仕様になっている異世界です。
そちらから縁を切ったのですから、今更頼らないでください。
木山楽斗
恋愛
伯爵家の令嬢であるアルシエラは、高慢な妹とそんな妹ばかり溺愛する両親に嫌気が差していた。
ある時、彼女は父親から縁を切ることを言い渡される。アルシエラのとある行動が気に食わなかった妹が、父親にそう進言したのだ。
不安はあったが、アルシエラはそれを受け入れた。
ある程度の年齢に達した時から、彼女は実家に見切りをつけるべきだと思っていた。丁度いい機会だったので、それを実行することにしたのだ。
伯爵家を追い出された彼女は、商人としての生活を送っていた。
偶然にも人脈に恵まれた彼女は、着々と力を付けていき、見事成功を収めたのである。
そんな彼女の元に、実家から申し出があった。
事情があって窮地に立たされた伯爵家が、支援を求めてきたのだ。
しかしながら、そんな義理がある訳がなかった。
アルシエラは、両親や妹からの申し出をきっぱりと断ったのである。
※8話からの登場人物の名前を変更しました。1話の登場人物とは別人です。(バーキントン→ラナキンス)
婚約破棄の代償
nanahi
恋愛
「あの子を放って置けないんだ。ごめん。婚約はなかったことにしてほしい」
ある日突然、侯爵令嬢エバンジェリンは婚約者アダムスに一方的に婚約破棄される。破局に追い込んだのは婚約者の幼馴染メアリという平民の儚げな娘だった。
エバンジェリンを差し置いてアダムスとメアリはひと時の幸せに酔うが、婚約破棄の代償は想像以上に大きかった。
婚約破棄のあと、あなたのことだけ思い出せない
柴田はつみ
恋愛
伯爵令嬢セシリアは、王宮の舞踏会で王太子レイヴンから公開の場で婚約破棄を言い渡され、その場で倒れた。
目覚めた彼女は、礼儀も常識も覚えているのに――ただ一つ、レイヴンだけを思い出せない。
「あなたは、どなたですか?」
その一言に、彼の瞳は壊れた。
けれどレイヴンは何も語らず、セシリアを遠ざける。彼女を守るために、あの日婚約を捨てたのだと告げられないまま。
セシリアは過去を断ち切り、王宮の侍女として新しい生活を始める。
優しく手を差し伸べる護衛騎士アデルと心を通わせていくほど、レイヴンの胸は嫉妬と後悔で焼けていった。
――守るために捨てたはずなのに。忘れられたまま、他の男に笑う彼女を見ていられない。
一方、王宮では“偽聖女”の陰謀と、セシリアの血に眠る秘密が動き出す。
記憶を取り戻せば、彼女は狙われる。取り戻さなければ、二人は永遠に届かない。
これは、忘れてしまった令嬢と、忘れられてなお愛を捨てられない王太子が、もう一度“選び直す”恋の物語。
婚約者の態度が悪いので婚約破棄を申し出たら、えらいことになりました
神村 月子
恋愛
貴族令嬢アリスの婚約者は、毒舌家のラウル。
彼と会うたびに、冷たい言葉を投げつけられるし、自分よりも妹のソフィといるほうが楽しそうな様子を見て、アリスはとうとう心が折れてしまう。
「それならば、自分と妹が婚約者を変わればいいのよ」と思い付いたところから、えらいことになってしまうお話です。
登場人物たちの不可解な言動の裏に何があるのか、謎解き感覚でお付き合いください。
※当作品は、「小説家になろう」、「カクヨム」にも掲載しています
【完結】婿入り予定の婚約者は恋人と結婚したいらしい 〜そのひと爵位継げなくなるけどそんなに欲しいなら譲ります〜
早奈恵
恋愛
【完結】ざまぁ展開あります⚫︎幼なじみで婚約者のデニスが恋人を作り、破談となってしまう。困ったステファニーは急遽婿探しをする事になる。⚫︎新しい相手と婚約発表直前『やっぱりステファニーと結婚する』とデニスが言い出した。⚫︎辺境伯になるにはステファニーと結婚が必要と気が付いたデニスと辺境伯夫人になりたかった恋人ブリトニーを前に、ステファニーは新しい婚約者ブラッドリーと共に対抗する。⚫︎デニスの恋人ブリトニーが不公平だと言い、デニスにもチャンスをくれと縋り出す。⚫︎そしてデニスとブラッドが言い合いになり、決闘することに……。
真実の愛を見つけた王太子殿下、婚約破棄の前に10年分の王家運営費1.5億枚を精算して頂けます?
ぱすた屋さん
恋愛
「エルゼ、婚約を破棄する! 私は真実の愛を見つけたのだ!」
建国記念祭の夜会、王太子アルフォンスに断罪された公爵令嬢エルゼ。
だが彼女は泣き崩れるどころか、事務的に一枚の書類を取り出した。
「承知いたしました。では、我が家が立て替えた10年分の王家運営費――金貨1億5800万枚の精算をお願いします」
宝石代、夜会費、そして城の維持費。
すべてを公爵家の「融資」で賄っていた王家に、返済能力などあるはずもない。
「支払えない? では担保として、王都の魔力供給と水道、食料搬入路の使用を差し止めます。あ、殿下が今履いている靴も我が家の備品ですので、今すぐ脱いでくださいね?」
暗闇に沈む王城で、靴下姿で這いつくばる元婚約者。
下着同然の姿で震える「自称・聖女」。
「ゴミの分別は、淑女の嗜みですわ」
沈みゆく泥舟(王国)を捨て、彼女を「財務卿」として熱望する隣国の帝国へと向かう、爽快な論理的ざまぁ短編!
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる