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~朱雀の章~
第111話日本に移住する鳳凰
結局、鳳凰は御所で飼うことになった。
兄上曰く「吉兆の鳳凰様が我が国に居てくださるなど有難い」との事。
まぁ、兄上が良いなら文句をつける事は出来ない。
でも、鳳凰って何を食べるの?
人と同じ物でいいの?
あれ?
神獣だからやっぱりベジタリアン?
「鳳凰様は、霊泉だけを飲むそうだよ。百年に一度だけ実を結ぶという竹の実だけを食すと書物には書いてあるけど……実際はどうなのかな? 鳳凰様に聞いてみないと本当の処は分からないね」
人間界にない物だよね? それって……。
僕の杞憂はたった一日で終わった。
ぐびぐびぐび。
ぱくぱくぱく。
鳳凰はよく飲んでよく食べた。
酒を飲み、肉と魚を食らう……え? 本当に神獣? 聖なる存在?
「鳳凰様は好き嫌いがないのですね」
ピイ!
「我が国は四季がはっきりしていますからね。その季節ごとに美味しい物が違うんです」
ピイ!
「ありがとうございます。秋は紅葉が美しいですし、外で食事をするのも良いかもしれませんね」
ピイ!
和気藹々と会話してる。
何だろう?
この鳳凰……大陸に帰る気ないな。命を狙われるから逆に帰れないのか。天界も家出?してきてるから帰らないだろうし……。もしかして……もしかしなくてもこのまま居つく気?
え?
それって移住するって事?
え?
良いの? 国際問題にならない?
あ~~。ま、黙ってれば問題ないか。貿易位しか交流ないし。
ピイ!
……今のは僕でも分かった。
鳳凰の移住は決定だね。やれやれ。
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