向日葵のような輝く君に

和賀ミヲナ

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「す…すみません。ご迷惑おかけしました。」

情けないやら恥ずかしいやらで少し小さくなりながら…椅子にかけて待っていてくれた喜代美先生と原田に謝った。

喜代美先生は優しく微笑んで、

「あら!泥が落ちたらなかなかの男前じゃないの。先生の好みだわ~。」

と冗談なのか本気なのかいまいちよくわからない口調でからかわれてしまった。

「あはは…」

苦笑いをしてもう一度喜代美先生にお礼を言って廊下に出た。

歩きながら、原田が心配そうに俺を覗きこんできた。

「篠原くん、本当に怪我してないの?かなり派手な転び方だったけど…」

「はは…確かにね。でも全然大丈夫♪俺丈夫だしさっ。」

「そう。ならよかった。…でも本当におかしかった~」

さっきのことをまた思い出し笑いをしたのかクスクスと笑う。

「いや…そんなに笑うところか?意外と原田は笑い上戸なんだな。」

「え?あ~そうね。私、実はお笑い好きでさ。毎日お笑い番組も結構欠かさずにみてるの。」

それはますます意外だった。

いつも教室の隅で暗く小難しい本をじ~っと読んでるイメージがあったから…。

「へ~どんなお笑いが好きなの?」

「えっと…いま人気の若手だと急激冷奴とかエゾシカとか。もう大御所だけど、アッちゃんノンちゃんも漫才が最高に面白いよね~」

途端に目を輝かせてお笑いを語る原田に少々面くらいつつも、意外な一面が覗けて俺もなんだか嬉しくなってきた。

「あ、俺、急激冷奴なら姉貴も好きでDVDとか持ってたよ。よかったら貸そうか?」


「え!?本当に?い、いいの?」

「うん。今日迷惑かけたしさ。明日持ってくるよ。」


「ありがとう!楽しみにしてる。」

ニコッと原田が嬉しそうに笑った。

ちょうど校門前に来たのでそこでバイバイと手をふりそれぞれの家路へと別れた。


なんだかとても不思議な感覚だ。

さっき原田と会ったばかりのときは最低最悪な気分だったのに…

いまは原田と話すのが楽しくて明日、原田に会うのを心待ちにしてる自分がいる。
人の印象ってこんなに変わるんだな。
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