時空をも超える想い~翼~

sia

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思いがけない失恋

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 じっと、見つめられてしまう。二人きりで、まるで恋人同士の時が流れてゆく
  「殿方様なら、いえ、どなたでも、この星で生きる人々は、夢を持って、皆様生きて
  おります。正冶様も、夢を絶やさずに、諦めないで頑張ろうとしておられます。」
  「ありがとう、これからの事はまだ決めていないけれど、君の優しい言葉で、随分元気
   になれました。これからを検討したいと思います。」
  「あなた様に大いなる幸が舞い降りますことを・・・」
  クロスのペンダントを掲げ、聖なる施しをうける正冶。
  「また、相談や、悩み事、ありましたら、此処に来ても良いですか?」
  「もちろんです、イエス様は、万人に、幸せとありとあやうることを約束して下さっております」

  正冶は、長くて艶やかな、彼女の黒髪に触れたい衝動にかられた。

  「電話、待ってる。待っています。」

  手作りの名刺、名前と携帯電話番号、そして、君に会いたい。とだけ書いている。
  
   彼女は、少ししてから、思っても見ないことを口にする。
 
  「お気持ちだけ受け取らせていただきます。」
  「シスターは、恋愛をしてはいけないのですか?」
  (そんなはずは)
  「私は、イエスキリスト様にお仕えする身。その・・・ご遠慮ください。」
  ガ-ン。
  今まで、女性に逃げられたことがない正冶。
  (・・・いつまでも、まさか神に仕える気でいるんじゃないだろうな・・・)

  二人の出会いは、何から何まで前途多難な恋だった。

  
  「ねぇ、正~、次のデートの予約したいんだけど。」
  「ありがとう。ボトル、入ります。どこがいい?」
  「そうだなぁ、ジェイルモールでお買い物デート、でどう?」
  「ああ、彼氏に貢物か?」
  「そうそう、拓、お洒落で、女の私のセンスよりも、正のセンスの方がいいもの選べそうだし。」
  「それだけじゃないだろう?君の服もついでに選んであげるよ。二人揃ってのデートに見栄え  
  する物。」
  「うーん、でも、欲を言えば正、あなたの方がカッコいいんだよね、ああ、正目当てでここに
  来ているけど、あたしはどぅ?」
  ミニスカートに薄着でお色気満点で攻めてくる。
  「良く言う!!俺に指名する前は速人ばっかりだったじゃん」
  「え~!?そっちこそ良く言う!!今は正だけ指名してんじゃん!!」
  「ありがとうございます。」
  優雅にお辞儀する正。
  「なんだか、最近様子違うよね。正。前は暗い雰囲気もまたミステリアスかと思っていたけど。」
  「何を言う、俺は至って普通さ。」
  「そんなことないない、正って、ほんとカッコいいよぉ!!」
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