4 / 8
01
思いがけない失恋
しおりを挟む
じっと、見つめられてしまう。二人きりで、まるで恋人同士の時が流れてゆく
「殿方様なら、いえ、どなたでも、この星で生きる人々は、夢を持って、皆様生きて
おります。正冶様も、夢を絶やさずに、諦めないで頑張ろうとしておられます。」
「ありがとう、これからの事はまだ決めていないけれど、君の優しい言葉で、随分元気
になれました。これからを検討したいと思います。」
「あなた様に大いなる幸が舞い降りますことを・・・」
クロスのペンダントを掲げ、聖なる施しをうける正冶。
「また、相談や、悩み事、ありましたら、此処に来ても良いですか?」
「もちろんです、イエス様は、万人に、幸せとありとあやうることを約束して下さっております」
正冶は、長くて艶やかな、彼女の黒髪に触れたい衝動にかられた。
「電話、待ってる。待っています。」
手作りの名刺、名前と携帯電話番号、そして、君に会いたい。とだけ書いている。
彼女は、少ししてから、思っても見ないことを口にする。
「お気持ちだけ受け取らせていただきます。」
「シスターは、恋愛をしてはいけないのですか?」
(そんなはずは)
「私は、イエスキリスト様にお仕えする身。その・・・ご遠慮ください。」
ガ-ン。
今まで、女性に逃げられたことがない正冶。
(・・・いつまでも、まさか神に仕える気でいるんじゃないだろうな・・・)
二人の出会いは、何から何まで前途多難な恋だった。
「ねぇ、正~、次のデートの予約したいんだけど。」
「ありがとう。ボトル、入ります。どこがいい?」
「そうだなぁ、ジェイルモールでお買い物デート、でどう?」
「ああ、彼氏に貢物か?」
「そうそう、拓、お洒落で、女の私のセンスよりも、正のセンスの方がいいもの選べそうだし。」
「それだけじゃないだろう?君の服もついでに選んであげるよ。二人揃ってのデートに見栄え
する物。」
「うーん、でも、欲を言えば正、あなたの方がカッコいいんだよね、ああ、正目当てでここに
来ているけど、あたしはどぅ?」
ミニスカートに薄着でお色気満点で攻めてくる。
「良く言う!!俺に指名する前は速人ばっかりだったじゃん」
「え~!?そっちこそ良く言う!!今は正だけ指名してんじゃん!!」
「ありがとうございます。」
優雅にお辞儀する正。
「なんだか、最近様子違うよね。正。前は暗い雰囲気もまたミステリアスかと思っていたけど。」
「何を言う、俺は至って普通さ。」
「そんなことないない、正って、ほんとカッコいいよぉ!!」
「殿方様なら、いえ、どなたでも、この星で生きる人々は、夢を持って、皆様生きて
おります。正冶様も、夢を絶やさずに、諦めないで頑張ろうとしておられます。」
「ありがとう、これからの事はまだ決めていないけれど、君の優しい言葉で、随分元気
になれました。これからを検討したいと思います。」
「あなた様に大いなる幸が舞い降りますことを・・・」
クロスのペンダントを掲げ、聖なる施しをうける正冶。
「また、相談や、悩み事、ありましたら、此処に来ても良いですか?」
「もちろんです、イエス様は、万人に、幸せとありとあやうることを約束して下さっております」
正冶は、長くて艶やかな、彼女の黒髪に触れたい衝動にかられた。
「電話、待ってる。待っています。」
手作りの名刺、名前と携帯電話番号、そして、君に会いたい。とだけ書いている。
彼女は、少ししてから、思っても見ないことを口にする。
「お気持ちだけ受け取らせていただきます。」
「シスターは、恋愛をしてはいけないのですか?」
(そんなはずは)
「私は、イエスキリスト様にお仕えする身。その・・・ご遠慮ください。」
ガ-ン。
今まで、女性に逃げられたことがない正冶。
(・・・いつまでも、まさか神に仕える気でいるんじゃないだろうな・・・)
二人の出会いは、何から何まで前途多難な恋だった。
「ねぇ、正~、次のデートの予約したいんだけど。」
「ありがとう。ボトル、入ります。どこがいい?」
「そうだなぁ、ジェイルモールでお買い物デート、でどう?」
「ああ、彼氏に貢物か?」
「そうそう、拓、お洒落で、女の私のセンスよりも、正のセンスの方がいいもの選べそうだし。」
「それだけじゃないだろう?君の服もついでに選んであげるよ。二人揃ってのデートに見栄え
する物。」
「うーん、でも、欲を言えば正、あなたの方がカッコいいんだよね、ああ、正目当てでここに
来ているけど、あたしはどぅ?」
ミニスカートに薄着でお色気満点で攻めてくる。
「良く言う!!俺に指名する前は速人ばっかりだったじゃん」
「え~!?そっちこそ良く言う!!今は正だけ指名してんじゃん!!」
「ありがとうございます。」
優雅にお辞儀する正。
「なんだか、最近様子違うよね。正。前は暗い雰囲気もまたミステリアスかと思っていたけど。」
「何を言う、俺は至って普通さ。」
「そんなことないない、正って、ほんとカッコいいよぉ!!」
0
あなたにおすすめの小説
敵に貞操を奪われて癒しの力を失うはずだった聖女ですが、なぜか前より漲っています
藤谷 要
恋愛
サルサン国の聖女たちは、隣国に征服される際に自国の王の命で殺されそうになった。ところが、侵略軍将帥のマトルヘル侯爵に助けられた。それから聖女たちは侵略国に仕えるようになったが、一か月後に筆頭聖女だったルミネラは命の恩人の侯爵へ嫁ぐように国王から命じられる。
結婚披露宴では、陛下に側妃として嫁いだ旧サルサン国王女が出席していたが、彼女は侯爵に腕を絡めて「陛下の手がつかなかったら一年後に妻にしてほしい」と頼んでいた。しかも、侯爵はその手を振り払いもしない。
聖女は愛のない交わりで神の加護を失うとされているので、当然白い結婚だと思っていたが、初夜に侯爵のメイアスから体の関係を迫られる。彼は命の恩人だったので、ルミネラはそのまま彼を受け入れた。
侯爵がかつての恋人に似ていたとはいえ、侯爵と孤児だった彼は全く別人。愛のない交わりだったので、当然力を失うと思っていたが、なぜか以前よりも力が漲っていた。
※全11話 2万字程度の話です。
アルバートの屈辱
プラネットプラント
恋愛
妻の姉に恋をして妻を蔑ろにするアルバートとそんな夫を愛するのを諦めてしまった妻の話。
『詰んでる不憫系悪役令嬢はチャラ男騎士として生活しています』の10年ほど前の話ですが、ほぼ無関係なので単体で読めます。
王妃そっちのけの王様は二人目の側室を娶る
家紋武範
恋愛
王妃は自分の人生を憂いていた。国王が王子の時代、彼が六歳、自分は五歳で婚約したものの、顔合わせする度に喧嘩。
しかし王妃はひそかに彼を愛していたのだ。
仲が最悪のまま二人は結婚し、結婚生活が始まるが当然国王は王妃の部屋に来ることはない。
そればかりか国王は側室を持ち、さらに二人目の側室を王宮に迎え入れたのだった。
完結 「愛が重い」と言われたので尽くすのを全部止めたところ
音爽(ネソウ)
恋愛
アルミロ・ルファーノ伯爵令息は身体が弱くいつも臥せっていた。財があっても自由がないと嘆く。
だが、そんな彼を幼少期から知る婚約者ニーナ・ガーナインは献身的につくした。
相思相愛で結ばれたはずが健気に尽くす彼女を疎ましく感じる相手。
どんな無茶な要望にも応えていたはずが裏切られることになる。
貴方なんて大嫌い
ララ愛
恋愛
婚約をして5年目でそろそろ結婚の準備の予定だったのに貴方は最近どこかの令嬢と
いつも一緒で私の存在はなんだろう・・・2人はむつまじく愛し合っているとみんなが言っている
それなら私はもういいです・・・貴方なんて大嫌い
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる