時空をも超える想い~翼~

sia

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輪廻転生

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 「いつか、だれだって、年老いるときが来る。生涯のパートナーに、君になって欲しいんだ!」
 「静かに・・。私は、今の生活で十分なのですが。」
 (君は、本当にそういう女だ)
 「僕の人生最大の生きがいであり、幸せになって下さいませんか?」
 如愛は戸惑いの中にいた。彼と結ばれたなら、きっと、人並みの幸せは手に入った。
 「何を迷っているのです?」
 「マラーシスター・・・}
 「済みません、もしも本当に叶うのなら、彼女を僕に下さい!!」
 「いつも、礼拝に来てくださり、ありがとうございます。テレジーシスターを娶りたいと仰るの
 ですね?済みませんが、お引取りを。」
 「僕の幸せは彼女がいないと成り立たないんだ!!どうかお許しをー。」
 スーっ通り過ぎてゆく二人。
 「本当に。テレジーシスターが好きならば、今世では誰も娶らず貫くように。死したときにイエ 
 ス様のご加護があるでしょう。ですが、貫かねば、この縁談は成立しないと出ておりますよ?」
 
 ガーン。
 一世一代の、告白のつもりだったー。
 
 そういう女だ、君は。
 もう何も言えない。幸せにしたかったのに、踏みにじられた。
 
 その後。正冶は、ケーキ修行のため、フランスに行くことになる。
 そして。フランスで彼は念願のお店をオープンし、日本のケーキ、和ケーキは有名店の
 一つに入る。

 如愛は、シスター生活に疑問もなく、時折、正冶の見せた真剣な言葉と態度が頭をよ
 義って消えた。
 
 そうやって時は過ぎ行きー
 
 現世は終わりを告げ、先に戻ったのは、正君だった。

 ムカつくー!! と、如愛、愛君を少し見守る正君。
 もう、愛君は、現世では56歳で、身をまだ守っていた。
 そこは、確かに可愛い。
 そして、彼女のシスターとしての行いにも、仕事ぶりにも敬意が払えた。
 後ろから腕が伸び、妃の一人が抱きついてくる。
 確かに、此の、如愛は自分を見てくれなかった。一緒に行こう!と言ったのに、出会っても、
 つれなかった。だがー。
 きみのおかげで、私は救われたのだからな。恩は返したほうがいい。
 そんな軽い気持ちで、術を使う。
 
 その時。彼女はミサの途中で、跪き、イエスに祈りを捧げていた。
 クラッ。
 そして、命尽きたー。
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