翼を持ちし者<愛>

sia

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愛の惑星で。

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パッ。ステージに明かりがつき、少女が純白のワンピース姿で登場した。

その少女の姿、眩し過ぎて・・・
(僕はどうしてしまったんだろう)
誠一の方に気づき、小雪が手を振る。
会場はこじんまりとしていて皆小雪のほうを見ている。
(なんだか暖かい・・・)
会場の雰囲気に心地よさを感じる誠一。

「皆様、本日は貴重な時間を此処、わたくし木下小雪の愛のチャリティーコンサート、「愛の家」に来てくださりありがとうございます!」

ワァァァーッ
沸きあがる歓声。
気づかずに誠一まで拍手をしていた。
(すごいな・・・、何だ、有名なのか?)
「皆様、一人ひとり、各々にそれぞれの道があって・・。その中で苦しみ、悲しみ、いえ、時には寂しさ、抱え、私達は此の星で共に生きております。でも、それと同じ程の喜びも経験して・・。どうか、自分だけでなく、他の人を思いやる心、どんな時も、どんなに苦しくても持ち続けてください。どうかどんな絶望の淵に立たされても、愛する人と分かち合い、乗り越えられるよう・・。わたくしの歌が、皆様の輝く勇気になれる、道標になれるよう・・・。祈りを込めて歌いたいと思います。どうぞ、わたくしに皆様達のために歌わせてください、私の「愛」の歌をー!!」

ワァァァッー!!!!

誠一はその場に立ち竦み、静かに彼女の歌を全身全霊で聴いた。

そして静かに涙を流したー。

(君はなんて美しい素晴らしい女性なんだ!!)

私達は 一人じゃない

同じ 触れ合える 手と手

見つめ合える 瞳と瞳 持っている

どうか忘れないで 皆 此の 愛の惑星で生きている

時に 涙 流そうとも それは 明日へと翔ける 虹にもなれる

そう きっと・・・

ステージでは小雪が 一生懸命心を込めて歌っている

(君を・・・守りたい!!)
その小雪を見るまなざしは、崇拝と賞賛を含んでいたー。
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