箱入り令嬢と秘蜜の遊戯 -無垢な令嬢は王太子の溺愛で甘く蕩ける-

瀬月 ゆな

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最愛

一つになる心と身体 2  ☆

「フィオレア……そんなに僕を煽って、後悔して泣いてももう止めてあげられないよ」
「いい……の。お兄様だけが、欲し……あ、ああっ!」

 言葉が終わる前に確かな意思を持って突き込まれ、フィオレンツィアは嬌声をあげた。
 指を受け入れている時とは比較にならないほど、そこがうごめいているのを自分でも感じる。華奢な身体を穿つ剛直に吸いつくようにうねり、先端やその少し下の張り出した部分に中をこすられると歓喜にわなないて強く締めつけた。

「あ……っ! ん、あっ、あ、お兄様ぁっ……! や、っあ!」
「指を挿れた時も、どうなることかと思ったけど……やっぱり君の中は、すごいね」
「すご……い……? あっ、すごっ、深い……っ!」
「熱くて僕を締めつけて来て、すごく……気持ちイイよ」

 揺さぶられる度、先程までの痛みが嘘だったかのように繋がった場所が甘く解けて行く。全身が蕩けてしまいそうな感覚に包まれ、どんどん何も考えられなくなって与えられる快楽にただ夢中で溺れた。

 今までだって愛撫だけで何度も達してしまっていたし、とても気持ちが良かった。けれど身体が繋がっている、たったそれだけのことで頭が真っ白になるくらい気持ちイイ。

 いや、それだけのことではないのだ。
 本当の意味で身体が繋がることを、フィオレンツィアもずっと望んでいた。ずっと――指ではなく剛直を挿れて欲しかった。
 そうして身も心も深く強く繋がって気持ち良くならないはずがない。

「お兄様、お兄、様ぁ……っ!」
「フィオレア、つらくない?」
「ん、平、気……。おに、さま、気持ちイイの。奥いっぱい、入って……おかしく、なっちゃ……っ!」

 啼き声をあげながら、必死に両手でアドルフォードの首筋に縋りつく。密着した状態になりアドルフォードの動きを制限する形になったが、これまでの抽送運動とはまた違う、先端で胎内の奥を抉るような動きはフィオレンツィアに新しい快楽をもたらした。

「あんっ! おに、さま、それすき……っ」
「奥を突かれると気持ちイイの? 敏感で、可愛いね」
「ん、あ、あぁ……っ!」

 耳元に熱い吐息と共に甘く囁かれ、下腹部が切なさを訴える。時折目の前に白い光が瞬いた。首筋に縋りつく手に上手く力が入らなくなって、緩みはじめたところを一気に大きく突き上げられる。そのまま狭い胎内を無遠慮なほど激しくかき混ぜる動きを追いかけるよう、ぎこちなくではあったけれど腰が揺らめいてしまう。

「フィオレア……愛してる。僕の、僕だけの小さな花」
「お兄、様……っ! 私、も、好き、お兄様……。一緒がいい、一緒、に」

 フィオレンツィアはもう何度も達してしまってはいるけれど、最も大きな快楽を迎えることが近いと悟ってアドルフォードにねだった。さすがにアドルフォードも限界が近いのだろう。両足を持ち上げると肩に担ぎ、抽送の動きを早める。

「あ、あっ、深いの、いっちゃ……!」

 目を開けているはずなのに、目の前がちかちかと白一色に染まった。
 感じたことのない大きなうねりが、下腹部を中心にして全身へと広がって行く。
 小さな身体ではとても、その快楽を受け止められそうにない。

「気持ち、い……! お兄様、あっ、あ、あ――っ!」

 我慢出来ずに背中がのけぞった。絶頂を迎え、本能が吐精されることを強く欲する。激しく蠕動させ、よりいっそうと搾り取る為に締め上げる。と同時にアドルフォードの剛直が脈打ち、胎内のいちばん奥深い場所に熱い塊が注がれた。
 それは咥内で受け止めたものと同じであるはずなのに、同じものとは思えないほど熱かった。

 アドルフォードの指先が下腹部をそっとなぞる。その仕草はこの奥に白濁を注いだと教えているようで――いや、実際にそういう意図なのだろう――子供が出来ないと分かってはいても、フィオレンツィアはその全てを胎内の奥深くへと誘うよう無意識に腰を揺らした。

「おに……さまぁ……」

 吐精が終わっても繋がったまま唇を重ね、舌を絡ませ合う。熱は身体中に燻ったまま、一向に引いて行く気配を見せない。

 胎内に挿れられたアドルフォードの剛直もまた、フィオレンツィアの内側からその大きさと形とを教え込ませるかのように質量を何ら失ってはいなかった。

 熱杭に貫かれたまま視線を落とすと、呼吸に合わせて上下するふくらみが見えた。
 白い肌の上には小さな赤い花が散り散りに咲いている。いつの間にこれだけの数をつけられたのか。全く心当たりがなくて、それほどまでに自分は激しく乱れていたのだろうかと頬が赤らむ。

 ふくらみをアドルフォードの両手が包み込んだ。
 弾力や肌のなめらかさを味わうようにやわやわと揉みしだき、乳首を優しく指で押しつぶす。

 ――そんな風に、されたら。

「フィオレア……もっと、抱きたい」

 額に口づけを落としたアドルフォードの熱を帯びた艶やかな表情に、フィオレンツィアは切なく潤んだ瞳で頷くことしかできなかった。

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