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最愛
秘密の隠し場所 1 ☆
あれから何回達して、何回注がれたか分からない。
「ぁ……っ。んっ、あ……」
ずっと嬌声をあげ続けていたから、フィオレンツィアの声が上手く出なくなってしまっている。それでも離れたくなくて、縋るようにアドルフォードを見上げた。
「喉がつらいだろうから、少し水を飲もうか」
「っ! ぁ――っ!」
アドルフォードの手が背中に回ってフィオレアの上半身を起こす。そうするとそれまでとは全く違う場所をこすられて胎内がうねった。
浅くとは言え簡単に達したことで弛緩する身体を抱き支えた体勢のまま、アドルフォードはサイドテーブルに手を伸ばした。潤滑油の入った瓶の向こうに、果実水を入れたウォーターポットが置かれている。口で奉仕した後に飲んだものと同じだ。
「フィオレア、飲める?」
「や……」
果実水を注いだグラスを差し出されてフィオレンツィアはふるふるとかぶりを振った。
自分で飲めないわけではないけれど、飲ませてとねだる。甘えた仕草にアドルフォードは愛おしげに目を細め、果実水を口に含むと顔を寄せた。
口移しで注がれた果実水はもうとっくにぬるくなっている。けれどぬるくなっているからこそ、荒れた喉と疲れ切った身体に優しく染み込んで行くようだった。
「っ、ふ……」
果実水を嚥下する度、下腹部を串刺しにする剛直の存在を強く感じる。それはずっと硬度を変えず屹立したままフィオレンツィアの中にあった。すでに痛みはどこにもなく、快楽だけが満たしている。
グラス一杯分の果実水を飲み、もういらないと首を振るとアドルフォードはグラスを戻した。
「また、可愛い声をたくさん聞かせて」
再び横たえようとするのにも首を振って拒む。
「どうしたのフィオレア」
いやいやと拒絶ばかりを続けるから心配させてしまったのだろう。
フィオレンツィアは手を伸ばしてアドルフォードの首に縋りついた。身体をさらに密着させると、より奥を串刺しにされる。胎内が新しい悦びを得て打ち震えた。
「お兄様、ぎゅって、して……」
「この体勢が気に入った?」
気に入った、ということなのだろうか。
分からないけれど、甘えてしがみつくことができるのは好きだと思った。
「ん……。好き……っ」
「そう、好きなんだ」
どこか嬉しそうに笑うアドルフォードの後頭部に両手を添え、顔を引き寄せる。自ら舌を差し出すとすぐに熱い舌先が絡められ、彼の口の中へと誘い込まれた。
二つの場所で繋がるのは、とても好きだ。
下腹部が甘く疼き、すでにたくさんの白濁液で満たされた胎内がなおもうごめく。挿入されている限りは貪欲なまでに搾り取ろうという本能的な動きだった。
「んっ、あ……っ。は……」
突き上げられ、腰が揺れる。足のつけ根に息づく蕾は快楽を孕んで膨らみ、揺さぶられる度に大きく捏ねられることでさらに快楽をもたらした。
何をされたってもう全てが気持ちイイ。
啼き声を思うままあげられない代わりに、強くしがみついた。重ね合わせられる場所の全てを重ね、小さな身体を絶頂に震わせる。
「あ……。おに、さま……兄様ぁ……」
「今度はちゃんと、可愛い声を聞かせて」
横たえられて穿たれ、か細い啼き声があがった。
そろそろ夜明けが近いのだろう。カーテンの隙間から陽の光が差し込みはじめてようやく、一つになっていた二人の身体は数時間振りに二つの身体に戻った。
「フィオレア、疲れただろうから眠っていいよ」
まぶたをとろんとさせたフィオレンツィアに腕枕をしてやりながら、アドルフォードがこめかみに口づけを落とす。けれどフィオレンツィアは胸元に頬をすり寄せると、小さく首を振ってその提案を受け入れなかった。
今眠ってしまったら、次に目が覚める時はきっとお昼近くになってしまう。
夕方には帰らないといけない。アドルフォードの元にいると連絡を入れてくれてはいるけれど、ブレアドール侯爵家に行くと言って出掛けたきり帰って来ないフィオレンツィアを、みんな心配しているだろう。
"二人だけの秘密"を守る為に、フィオレンツィアが眠っている間にアドルフォードが出て行ってしまう可能性だってあるのだ。
だから、帰るまではできるだけ一緒にいたかった。
「疲れて、ないもの」
「そうかな」
アドルフォードは眠りを促すよう頭を優しく撫でる。心地良さに眠ってしまいそうで、けれど何とか耐えて目を開けた。
「眠ったら、お兄様いなくなっちゃう……」
「僕はそんなに信用がない? 眠ってる君を一人にするような無責任な男だと思ってる?」
「ちが、そうじゃ、ないの」
「ああごめんね、泣かないで僕の可愛いフィオレア」
「ぁ……っ。んっ、あ……」
ずっと嬌声をあげ続けていたから、フィオレンツィアの声が上手く出なくなってしまっている。それでも離れたくなくて、縋るようにアドルフォードを見上げた。
「喉がつらいだろうから、少し水を飲もうか」
「っ! ぁ――っ!」
アドルフォードの手が背中に回ってフィオレアの上半身を起こす。そうするとそれまでとは全く違う場所をこすられて胎内がうねった。
浅くとは言え簡単に達したことで弛緩する身体を抱き支えた体勢のまま、アドルフォードはサイドテーブルに手を伸ばした。潤滑油の入った瓶の向こうに、果実水を入れたウォーターポットが置かれている。口で奉仕した後に飲んだものと同じだ。
「フィオレア、飲める?」
「や……」
果実水を注いだグラスを差し出されてフィオレンツィアはふるふるとかぶりを振った。
自分で飲めないわけではないけれど、飲ませてとねだる。甘えた仕草にアドルフォードは愛おしげに目を細め、果実水を口に含むと顔を寄せた。
口移しで注がれた果実水はもうとっくにぬるくなっている。けれどぬるくなっているからこそ、荒れた喉と疲れ切った身体に優しく染み込んで行くようだった。
「っ、ふ……」
果実水を嚥下する度、下腹部を串刺しにする剛直の存在を強く感じる。それはずっと硬度を変えず屹立したままフィオレンツィアの中にあった。すでに痛みはどこにもなく、快楽だけが満たしている。
グラス一杯分の果実水を飲み、もういらないと首を振るとアドルフォードはグラスを戻した。
「また、可愛い声をたくさん聞かせて」
再び横たえようとするのにも首を振って拒む。
「どうしたのフィオレア」
いやいやと拒絶ばかりを続けるから心配させてしまったのだろう。
フィオレンツィアは手を伸ばしてアドルフォードの首に縋りついた。身体をさらに密着させると、より奥を串刺しにされる。胎内が新しい悦びを得て打ち震えた。
「お兄様、ぎゅって、して……」
「この体勢が気に入った?」
気に入った、ということなのだろうか。
分からないけれど、甘えてしがみつくことができるのは好きだと思った。
「ん……。好き……っ」
「そう、好きなんだ」
どこか嬉しそうに笑うアドルフォードの後頭部に両手を添え、顔を引き寄せる。自ら舌を差し出すとすぐに熱い舌先が絡められ、彼の口の中へと誘い込まれた。
二つの場所で繋がるのは、とても好きだ。
下腹部が甘く疼き、すでにたくさんの白濁液で満たされた胎内がなおもうごめく。挿入されている限りは貪欲なまでに搾り取ろうという本能的な動きだった。
「んっ、あ……っ。は……」
突き上げられ、腰が揺れる。足のつけ根に息づく蕾は快楽を孕んで膨らみ、揺さぶられる度に大きく捏ねられることでさらに快楽をもたらした。
何をされたってもう全てが気持ちイイ。
啼き声を思うままあげられない代わりに、強くしがみついた。重ね合わせられる場所の全てを重ね、小さな身体を絶頂に震わせる。
「あ……。おに、さま……兄様ぁ……」
「今度はちゃんと、可愛い声を聞かせて」
横たえられて穿たれ、か細い啼き声があがった。
そろそろ夜明けが近いのだろう。カーテンの隙間から陽の光が差し込みはじめてようやく、一つになっていた二人の身体は数時間振りに二つの身体に戻った。
「フィオレア、疲れただろうから眠っていいよ」
まぶたをとろんとさせたフィオレンツィアに腕枕をしてやりながら、アドルフォードがこめかみに口づけを落とす。けれどフィオレンツィアは胸元に頬をすり寄せると、小さく首を振ってその提案を受け入れなかった。
今眠ってしまったら、次に目が覚める時はきっとお昼近くになってしまう。
夕方には帰らないといけない。アドルフォードの元にいると連絡を入れてくれてはいるけれど、ブレアドール侯爵家に行くと言って出掛けたきり帰って来ないフィオレンツィアを、みんな心配しているだろう。
"二人だけの秘密"を守る為に、フィオレンツィアが眠っている間にアドルフォードが出て行ってしまう可能性だってあるのだ。
だから、帰るまではできるだけ一緒にいたかった。
「疲れて、ないもの」
「そうかな」
アドルフォードは眠りを促すよう頭を優しく撫でる。心地良さに眠ってしまいそうで、けれど何とか耐えて目を開けた。
「眠ったら、お兄様いなくなっちゃう……」
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