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4-3 聖域
しおりを挟む政務に就いて二年が経ち、ようやく魔術師らしい仕事ができた。とは言え魔道具の開発に携わる職務なので技師の観が否めない。
魔法を行使する基礎を魔道具内でも応用できるよう試みてみたのだ。結果として得たのは、魔道具における「魔素からエネルギーへの変換効率」を若干上げるという地味な功績だ。やはり魔素の吸収効率はその物自体が有する魔素との親和性、「純度」に比例するらしい。つまり、静物は動物に敵わない。
政務機関や宮殿内部に入って分かったことは、噂に聞いていた以上に上層部及び機関の構成員は転生者が多く占めているということである。およそ三万超もの上層民の内情を把握することは不可能だが、少なくとも政務に関わる各機関の大半が転生者だ。与えられた借家の近隣、この二年の間に関わった仕事以外の住民もほとんどがそれである。
その他の住民は、上層内での雑用、例えば官吏の世話、施設内の清掃、書類整理、炊事等の雑務を行っている。雑用をする人の中にはヒューム以外の種族も見られるが、政務に関わる人員はヒュームかエリンと決まっている。中層、下層ほどあからさまな種族的差別はない。しかし、たとえ同じ転生者であっても種族によって知能の差があるという見解、偏見から、ヒュームやエリンより他の種族が上役に収まることはない。これと言った決まり事はないものの、暗黙の内に、ヒュームから外見が離れるほどその傾向にあるようだ。
実際、官吏に求められる仕事はさほど難しいものではない。官吏ごとに担当地区の中層経理、下層労働強制、税収管理し書類に纏めればよいのだ。安定した税収を行うため、時に街へ直接趣き商売や労働斡旋について助言することもあるが、大抵は一日中机に向かって過ごすことが多い。要するに、我々の仕事は自分たち上層が効率良く生きるために街を管理することである。外見や種族の特性によって差別化するのはそのためだ。何かしらの序列を作らなければ、一方的に利益を得、管理することが困難なのだ。
職務中、下層地区では時折錯乱した暴漢に襲われることもあるが、滅多なことがない限り危険を伴うことはない。
皆、上層を恐れているのだ。正確には上層の中心である宮殿から官吏に下される命令、「罰」を恐れている。罰を下すのは衛兵ではなく専門の官吏であり、その内容を知る者は、罰を受ける者と下す者、命令する司祭のみとなっている。それ以外の官吏は、罰を受けた証拠としての書類――内容の記載なし――を見るか、いつの間にか戸籍から抹消されたことに気付くことで、何となく罰の重みのようなものを察することができる。無論庶民が知る術はない。
「ズィンイ君。その腕を見込んで是非とも見てもらいたいものがあるのだが」
司祭お抱えの魔術師――罰を下すことのできる数少ない官吏――の一人が話し掛けてきた。秘書に加え、魔道具に関する事業にも携わる彼らは、魔法に覚えのある私に度々助言を求めることがある。魔法に関しては齧った程度にしか知識のない私でも、ここでは精通者として扱われるようだ。彼の見てもらいたいものとは、恐らくは以前話題に上った魔素抽出機構の試作のことだろう。
官吏の中でも上位の者だけが宮殿への出入りが許されている。内部では政務における機密事項を取り扱う執務室や、島全体の祭事を司る聖域が置かれているためだ。聖域については――政務全般に言える話だが――私のような下位の官吏が詳細を知ることはない。時折上位の魔術師に伴って宮殿を訪れた際に、聖域と呼ばれる「中央の間」の重厚な扉を横目に見る程度である。
今回も例のように聖域を通り越して、その大分先にある隣の研究室に向かうものと思っていた。予想に反して彼の足は聖域の扉の前で止まり、何故かと逡巡する余地も無いままに衛兵に促され彼の後を追った。
巨大な絢爛が広がっていた。瞬時に飛び込んできた空間は私の認識を狂わせた。そこにあるのはまさしく「楽園」。滞りなく天から差す日の光、柔らかな草木で埋め尽くされた大地に樹木が密生し、滾々と湧き立つ泉の水が張り巡らせた石造りの脈に沿って絶えず流れ出している。見え隠れする水路、壁や円柱には金銀、あらゆる宝石が施され、天蓋に誇張された光によってより一層輝いている。
隣の研究室で見るような無骨な壁や器具で埋め尽くされた場所を想定した私は、斯様な光景を前に圧倒された。
「楽園」が作り物であるが故に、自身が抱く想像上の理想に迷い込んだかのような錯覚に襲われたのだ。そしてそれは時間の経過と共に一つの畏怖へと至らせた――資源の乏しいこの島の、この街で、一体どこからこれだけの財を見出すことができたのか。
方や貧困に喘ぐ虚構の中心で、何故ここまで肥え膨らむことができるのか。
恐ろしい。どこまでも洗練されていく人の業が怖ろしくて堪らない。
「これを見てどう思った?」
耳元で女性が尋ねる。眼前の虚構が突然動き出したかのように思われた。
唐突過ぎる。驚きの余り手足が跳ねてしまったほどだ。すぐ横には小柄なエリン族の女性が微笑のまま立っている。腰よりも伸びた長い銀髪に光沢のある繻子の織物が目を引く。枝のように細い四肢、衣服から覗く肌色は病的なまでに白く、彫像のように整った小顔は絶えず私の顔、手足に向けられている。
そこでようやく呆然と立ち尽くす私の手足が震えていることに気付いた。少々恥ずかしさを覚え俯きながら見返すも、その白濁した目と合うことはなかった。
「どうもこうも、あなたはどちら様ですか。私は魔術師の方と来ていたはずですが」
「ふふ。驚かせてしまったね。何、心配することはない。私は君に害を加えるつもりは断じてない――そして私に名前はない。ここに来る者たちからは聖女と呼ばれている。しかし私はそう呼ばれるのは余り好きではない。名前を与えられたこともない。よって君に名前を付けてほしい」
自らを聖女とする謎の女性に導かれ、扉から中央に向かって緩やかに伸びる階段を下る。宮殿にいる時点で彼女が関係者であることは知れている。ただし不逞かつ怪しさはある。だがこの場にいる以上は彼女に従うより他はない。故に彼女に促されるまま庭園に置かれた華奢な椅子へと腰掛ける。
当然ながら、魔術師としても人間としても経験の浅い私が、人に名前を与えたことはまだない。魔術師がどのような作法によって名付けをするのかも分かっていない。おまけに自分よりも遥かに歳を重ねているであろう者に対して、偉そうに何かを与えられるような度胸もない。
目の前で足をバタつかせる少女のような女性でも、言葉遣い、髪の長さ、濁った眼、エリン族であることから、彼女が少なくとも私より年長であることは明らかだ。
どことなくサチさんに似ていることも油断ならない。
「そんなに考えなくても大丈夫だよ。それと、君と一緒に来た男には少し外してもらったから時間はたっぷりある」
言いながら心底嬉しそうに笑っている。驚きと不安、警戒せずにはいられない私の気を知ってか知らずか、彼女は私の言葉を待っている。一体聖女とは何なのか。宮殿の隔絶されたこの場所で彼女は何をしているのだろうか。どのようにすればここまで不思議を纏うことができるのか。
「――では、エリで」
「ほう……エリ。いいねぇ! 気に入った」
エリン族のエリ。単純過ぎるが、考えても浮かばないのだから仕方がない。それによく知りもしない謎の女性にしては上等な名前とも言える。案外気に入ってもらえたのなら何も問題はないはずだ。
「エリ、さんはここで何をされているんですか」
「魔力の供給だ。あとはこの聖域の管理を任されている。どうだ。醜いと思うか?」
「いえ、醜いとは……」
彼女は聖域に対して言ったのだろうか。判断がつかず曖昧に答えてしまった。
しかし聖女の豹変振りには驚いた。言葉遣いどころか態度や居住まいまで急激に変化している。もしかしたら『醜い』とは、自分自身のことを言ったのかもしれない。
「よく分からないといった様子だね。すまない。私自身意識はしているつもりなんだけど、どうにも色々な意識が入り込んできてしまって――もう、頭がパンクしそうなんだ。パンクって言っても分かんないか……ええと、兎に角頭の中が整理できなくて。<権能>、も分からないか――」
「権能なら分かりますよ。あなたは<水>の権能者なんですね?」
「驚いた。まさかそこまで知っていたなんてね。もしかして君の周りにもいたのかい」
「はい。そのような人はいました。でも詳しくは何も知りません」
火、地、風の権能者を知っている。だから必然的に残るのは水しかない。その存在自体はカインから聞いていたため思わぬところで鎌をかけることができた。しかし、他の権能者の位置や情報を把握していないところから察するに、彼女の持つ水の権能には他者を覗き見るような能力はないのかもしれない。否、知っていて敢えて知らない振りをしていることも考えられる。だからこちらもそのつもりで応じることにする。
「なら話は早い。ああ、もっと早く君と知り合っていればよかった。私の権能は『誰にでも成り得ること』だ。条件はあるけど、私は私の成りたい者になることができる。勘違いしないでほしいのは、決してその人を乗っ取るとかじゃない。説明するとややこしくなるんだけど、ごく自然にその人の意識に溶け込んで、あたかもその人であるかのように振る舞うことができる。条件っていうのは、その人ができるだけ私の目的や近い意志を持っているということ。だからその人が目的を完遂したり、失ったりすれば私との繋がりも切れる――ええと、訳分かんないよね」
聖女が言っていることは理解できる。ただ、その異様さの余りに顔が引き攣ってしまったらしい。
では次に気になるのは彼女の目的といったところだが、正直聞きたいことが多過ぎてこちらも考えの収拾がついていない。
「権能のことは何となく分かりました。では、魔力の供給とは一体どういうことですか。それとこの聖域とは何なのですか」
親しい権能者たちについて詮索されたくないので、これ以上彼女の権能について深堀するのは止めた。飽く迄こちらの聞きたい情報を引き出したい。
「初めの質問に戻るけど、君はここをどう思ってる」
「可もなく不可もなく、ですね。ただあるようにある場所といった具合でしょうか」
「私は君の本心が聞きたいんだけど……無理もないか。ついさっき会ったばかりの得体のしれない女だもんね私。いいよ。先ず、魔力の供給だね。ところで君は何故、どうやってこの島が浮いているのか知っているかい?」
「……ヒュームが他種を嫌ったためですか。どうやって――太古の魔法によって?」
「ほう、すごいね! ほぼ正解。もしかして君も他種族が嫌いなのかな?」
「そんなことありません!」
「その言葉を聞けて嬉しいよ。君は本当に良い師を持ったようだね。ならば<転生者>のことも知っているね。彼らの先祖は他種を嫌い、太古の魔法によって大陸ごと空に逃げてしまった。そして彼らの子孫やここで生まれる新たな転生者は今もその考えを改めず、絶えずこの地を宙に浮かせている。その方法は実に単純なものだよ。太古の魔法、それをただ維持すればいいだけなんだ」
「話には聞いていましたが、本当に大陸を浮かせるほどの魔法が存在したんですか?」
かつての法を以てすれば大気中に散在する無数の魔素までも行使することができる。しかし、だからと言って大陸全体を持ち上げるだけの力があったとはにわかに信じ難い。
「あったよ。当然一人では無理だから、大勢の魔法師と共にやったんだ。今思うと本当に愚かなことをしてしまったと思うよ。まさか異界の人、ヒュームがこれほどまでに貪欲で醜い種族だとは思わなかった」
「ならば何故彼らに協力してしまったのですか」
「……それを言われると弱るな。ただ、新たな種がどのように世界で生きていくのか、その趨勢を見てみたかったんだ。君にも分かるだろうか。森で見付けた稀有な生き物の生態を詳らかにしたいという欲求が。見ての通り、この街の情勢は荒んでいる。いずれ誰が手を下すでもなく自ずから消えていくだろう」
この人は物珍しさ故にヒュームに助力したと言った。世界という「森」で見付けた新種の生物を観察すると決めた。ならばこの島は彼女ら魔法師にとっての実験場、さながら大きな虫籠と言ったところか。彼女は虫たちに環境を提供することで、虫たちの生活、共食いする様を観賞し楽しむ。中の虫たちは自らが囚われているとも知らずに飼い殺されるのだ。それは、人が可能性として知性を有するだけに惨いと感じてしまう。
「それは余りにも――」
「酷いと思うだろうね。でもあのまま地上で野放しにしていたら、間違いなく種のバランスを保つことはできなかった。彼らは僅か数百年の内に地上を埋め尽くしていただろうね。その地には多くの種族の亡骸が肥しとなるんだ。仕方なかったんだ。ヒューム以外の種を贔屓するつもりはないよ。でも一方的に食い潰されるのもどうかと思う。今でも少数の転生者がヒュームとなって地上に現出しているけれど、幸いなことに、ある程度共生することができている。どういう訳か、善くない者はこの島に引き寄せられるみたいなんだ」
「だから維持していると。この島が無くなれば、再び地上に脅威が及ぶから」
「そんな怖い顔をしないでおくれよ……。先も言った通り、いずれこの島は終わる。正確にはヒュームの作った余りにも野蛮な社会が、他でもない自らの手で頽廃していく。これは数少ない資源を湯水のように使い続ける仕組みからも明らかだ。おまけにそれは際限なく発展していく兆しを見せている――君。君が考案した魔術機構、あれは一体なんだ。あろうことか、彼らはあれを――」
突然声を荒げたエリは私の腕を乱暴に掴むなり、早足で聖域の更に奥へと引っ張った。
彫像のように整った顔が崩れている。眉間に皺が寄り、今にも決壊しそうな目元は引き攣りを見せ、結んだ唇が微かに震えている。初めて見る人らしい顔だ。
偽りの森を掻き分けた先には祭壇があった。
かつて魔法書で見た太陽の祭壇に酷似している。急な石段の頂上には陶製の短い円柱がいくつも横たわっている。農耕地帯のコミュニティの一つに、このような形状の木棺を見たことがある。
「これが何か分かるか」
「棺、ですかね。しかし陶製の物は初めて見ました。かなり重厚な造りのようですが」
その形は外見上陶製の棺のようだが独立している訳ではなく、よく見ると分厚い石畳の巨石とほぼ一体となるように据え付けられている。そのまま根を張っているかのようにぴったりと接地していた。
「君の考えた機構がこの『棺』に施されている。この島を効率よく維持するためにね」
エリはその手をそっと顔が映るほど磨かれた陶器の表面に触れた。干渉された謎の遺物は依然として滑らかな曲線を描いている。うっすら緑掛かった白色のそれは、只々不気味に横たわっている。見渡せばそれらが一様に天蓋によって脚色された光を、統制された大地の方々に照り返していた。
「この中には『罪人』とされた無辜の民が幽閉されている。彼らの魔素は機械を通じて島に供給され続け、いずれは枯渇するだろう。もうその大半が灰になり掛けていると思う」
「……知らない。私は、こんな機械、聞いたこともない!」
「そうだろうとも。君はこんなことのために技術を提供したのではない。善かれと思ってやったことが裏目に出るということは間々あることだ。より破壊的なものは、人にとって最善と思える善良なところから生まれるものらしい。たとえそれを目的としていなくとも、提供者が意図しなかった地点まで際限なく延長される。実際この機構は人々の生活をより快適にするために考案したのだろう。それがこうして、ただ火に炙られて単なる熱にしかならなかったものが、搾り滓になるまで島の動力へと変換できるまでに成長させた。歪な実を結んだんだ」
嘘に決まっている。彼女はどういう訳か私の気を狂わせようとしているのだ。何かと理由をつけて私の意識を弱らせ、その隙間に入り込もうとしているのだ――眩暈がする。
いいだろう。それが嘘であることをここで証明してみれば良いだけのことだ。
誂え向きに石畳を切り出したものが放置されている。持ち上げるのは苦労しそうだが、これをあの装置に当てれば確実に破壊できるだろう。やってやれないことはないのだ。
「おい君! そんなことをしても――」
石切り刃は予想していたよりもかなり重く、胸の辺りまで上げるのが精一杯だった。しかしその材質からしてこれほどの高さと重みがあれば容易に砕くことができる――。
が、その曲面は鈍い音を発しそのまま刃を摺り落とした。衝撃から察するに、ただその威力が表面に逸らされただけではない。材質が異なるのだ。
「人の力で強化ガラスを破るのは難しいだろう。仮に壊したとして、中の者を一体どうするつもりなんだい? この島は『罪人』が生きるには」
「おい! 誰かそこにいるのか!? 助けてくれ、閉じ込められているんだ!」
依然と横たわる機械から悲痛な叫びが上がる。内部でその多くが反響し、外部に漏れた僅かな声でもそれが必死であることが伝わってくる。微かに揺れる表面からは刃を落とした部位を内側から頻りに叩いているのが分かる。
「これが人として認められなかった人の末路だ。ここに入れられたが最後。あとは朽ちるまで、いや朽ちても尚灰に至るまで国に魔素を捧げ続ける。君たちはこういうものを作りたかったんだろう――分かっている。意図していなかったことは十分理解している。ただ、可能性としてこうなることも予想できたはずだ。正が負の側面より大きいと見てやったんだろう。しかし今、君は負の面の、正を遥かに凌駕する凄惨の熱に当てられている。むしろ負の面を重視しておくべきだったと後悔している。実際、そうするべきだったんだ」
――ここにいてはいけない。これ以上長居すればきっと頭がおかしくなる。
彼女の言っていることは恐らく真実だ。ならば私のしたことは間違いなく「重罪」だ。石切り刃を落としたことではない。官吏の立場からすれば刃を持ち出したことさえ問われるものだが、目の前の惨事はその比にもならない。
人として終わっているのだ。
「すまない。君をそこまで責めるつもりはないんだ。私はただ――そうか。私自身もまた、君にそう責められることを恐れていたんだ。後悔しているよ。ヒュームをここまで蔓延らせてしまったことを」
「……エリさん。私は、必ずこの国を滅ぼします。協力者を得て、また来ます」
歪な楽園を作り出してしまった本人の、恐らく悲痛な、少なくとも普通でない顔を直視することはできない。だから俯いたまま思ったことを口にした。
帰るべき道も分からない。しかし、今は自身がしてしまった事の重大さを知り、遣る瀬無い後悔の念に絶えることができない。
故に私は逃げ出した。
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