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第1部
22:特訓しないといけなくなりました!……!?
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私が”何か”のせいで、精霊じゃなく、人間になった、ってもしかしなくとも神様の影響!?
てことは、こんなめんどくさい事情を持っているのって、転生希望した私のせい?
……自業自得!?
いや、あのときは自分の魂が精霊に生まれ変わる軌道に乗ってた?とか知らないし。
人間に、とは言ってないし……あれ?言ってないよね?うん、言ってないはず。
「えっと、ど、どうするべきなのでしょう……。」
「あのね、ここで提案があるの!」
あ、もともと私が聞くって思っていたっぽい。
のせられた?
まあ、自分では対処できない情報量なので、ひとまずお任せしよう!そうしよう!
「精霊界、ってね、説明したとおり、魔素が人間界の1.7倍でしょ?だから、精霊に近い存在しか耐えられないの。つまり、精霊界での問題は精霊にしか解決できないことになる。でも、精霊は万能じゃない。魔素の影響を一番に受けやすいから、こういう魔素の異常とかの問題は解決しにくいの。さらに、上位の精霊ほどそういう傾向にあるから、今、精霊界全体として力が弱まっているの。」
思っていたより精霊は大変らしい。
「で、そこでエレナちゃんなの。」
あ、なんとなく言おうとしてることが分かった。
「私は、精霊に近いから精霊界でも大丈夫だけど、完全に精霊っていうわけでもないから悪魔素も普通の精霊よりは耐えることができる。さらに、(神様のせいで)チート級の魔力とかを持っているから、この問題にピッタリ、っていうこと。で、あってますか?」
「そう、そのとおり!話が早くて助かる!」
「それで、提案、ってなんですか?」
「うん、あのね、結論を言うと、半精霊になってほしい。というより、精霊波の力を使えるようになってほしい。」
……あ、えっと、ん?
強くなれ、ということですかね?
ふつうくらいを守っていこうとしてるのに!?
「エレナちゃんは、潜在能力、というか、所有能力はすっごくあるの。でも、それがしっかりつかえてないから、今までエレナちゃんが使ってきた魔法の最大でもエレナちゃんの力の100分の1にもならないの。それだと、世界規模の問題は解決できない。」
「エレナちゃんにとってこのお願いがどれだけ重いものかもわかってる。でも、もう時間がないの。私たち精霊は1000年くらいは生き続ける。で、この問題が今のスピードで続いていくと150年で世界崩壊。今生きてる人間も、少なからず影響されることになるの。」
1000年生きて、150年後。
今300歳だとしたって450歳って、人生半分もいってない。
精霊にとっての150年は人間の15年。
もしかして、私も他人事じゃなかったりするのかなぁ。
近い、ってだけだから長生きな人間くらいにしかならないとは思うけど、なんにせよ世界崩壊の近くまで生きることにはなるのかもしれない。
やるしかないのかな?
ぱぱっと終らせて、平穏ライフをめざそう。
世界崩壊になったら、私の平穏ライフ、というよりもみんなの平穏ライフがなくなっちゃうもの!
「やってみます。けれど、成功することができるかはわかりません。後、あまり人間界で目立ちたくはないです。でも、できる限り頑張ります。」
「あ゛、ありがとぉ~!!」
ソフィアナさんが泣き出してしまった。
きっと、精霊界では早急に解決すべき案件として出ていたのだろう。
人間界、気楽だなぁ……
「で、では、あすから特訓しましょう!場所はここです!泊まり込みです!合格ラインに達するまで、一緒に頑張りましょう!」
お、おう……
ソフィアナさんの気合がめちゃくちゃ高まった!?
もしかして、私の特訓って、世界を救うものの師匠になっちゃうっていう、めちゃくちゃ名誉なことになっていたりするんでしょうかね?
まさかの国王直々にソフィアナさんが命じられた仕事だったり?名誉職?
いや、国王とかいるのかわかんないけれども。
てことは、こんなめんどくさい事情を持っているのって、転生希望した私のせい?
……自業自得!?
いや、あのときは自分の魂が精霊に生まれ変わる軌道に乗ってた?とか知らないし。
人間に、とは言ってないし……あれ?言ってないよね?うん、言ってないはず。
「えっと、ど、どうするべきなのでしょう……。」
「あのね、ここで提案があるの!」
あ、もともと私が聞くって思っていたっぽい。
のせられた?
まあ、自分では対処できない情報量なので、ひとまずお任せしよう!そうしよう!
「精霊界、ってね、説明したとおり、魔素が人間界の1.7倍でしょ?だから、精霊に近い存在しか耐えられないの。つまり、精霊界での問題は精霊にしか解決できないことになる。でも、精霊は万能じゃない。魔素の影響を一番に受けやすいから、こういう魔素の異常とかの問題は解決しにくいの。さらに、上位の精霊ほどそういう傾向にあるから、今、精霊界全体として力が弱まっているの。」
思っていたより精霊は大変らしい。
「で、そこでエレナちゃんなの。」
あ、なんとなく言おうとしてることが分かった。
「私は、精霊に近いから精霊界でも大丈夫だけど、完全に精霊っていうわけでもないから悪魔素も普通の精霊よりは耐えることができる。さらに、(神様のせいで)チート級の魔力とかを持っているから、この問題にピッタリ、っていうこと。で、あってますか?」
「そう、そのとおり!話が早くて助かる!」
「それで、提案、ってなんですか?」
「うん、あのね、結論を言うと、半精霊になってほしい。というより、精霊波の力を使えるようになってほしい。」
……あ、えっと、ん?
強くなれ、ということですかね?
ふつうくらいを守っていこうとしてるのに!?
「エレナちゃんは、潜在能力、というか、所有能力はすっごくあるの。でも、それがしっかりつかえてないから、今までエレナちゃんが使ってきた魔法の最大でもエレナちゃんの力の100分の1にもならないの。それだと、世界規模の問題は解決できない。」
「エレナちゃんにとってこのお願いがどれだけ重いものかもわかってる。でも、もう時間がないの。私たち精霊は1000年くらいは生き続ける。で、この問題が今のスピードで続いていくと150年で世界崩壊。今生きてる人間も、少なからず影響されることになるの。」
1000年生きて、150年後。
今300歳だとしたって450歳って、人生半分もいってない。
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もしかして、私も他人事じゃなかったりするのかなぁ。
近い、ってだけだから長生きな人間くらいにしかならないとは思うけど、なんにせよ世界崩壊の近くまで生きることにはなるのかもしれない。
やるしかないのかな?
ぱぱっと終らせて、平穏ライフをめざそう。
世界崩壊になったら、私の平穏ライフ、というよりもみんなの平穏ライフがなくなっちゃうもの!
「やってみます。けれど、成功することができるかはわかりません。後、あまり人間界で目立ちたくはないです。でも、できる限り頑張ります。」
「あ゛、ありがとぉ~!!」
ソフィアナさんが泣き出してしまった。
きっと、精霊界では早急に解決すべき案件として出ていたのだろう。
人間界、気楽だなぁ……
「で、では、あすから特訓しましょう!場所はここです!泊まり込みです!合格ラインに達するまで、一緒に頑張りましょう!」
お、おう……
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