愛する人

斯波/斯波良久

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愛する人

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「ああ、もう限界だ......なんでこんなことに!!」

 応接室の隙間から、頭を抱える夫、ルドルフの姿が見えた。相手の姿は見えないが、屋敷の外には彼の親友の馬車があった。今日は二人揃って仕事が早く終わったのだろう。退社時間ギリギリで仕事が増えたリオンとは真逆。

 とはいえリオンに限らず、文官の大抵が残業に追われていた。だからルドルフ達はリオンの帰りが遅いことを知っていたから気が緩み、こんな失敗をしたのだろう。

 限界ーーそれは現在の婚姻関係を指していると思われる。

 代々リオンの家系は魔法道具の開発者として名を馳せており、そこに目をつけたルドルフの家が縁を結びたがった。よくある政略結婚である。

 だがルドルフには愛する男性がいた。二人は恋仲であったものの、ルドルフの家族が勝手に婚姻話を進めてしまった。


 リオンがそのことを知ったのは三年前。結婚のわずか十日前のことだった。

 仕事から帰る途中、彼の恋人と名乗る男性がやってきて、事情を聞かされたのだ。あまりにも一方的なもので、ろくに頭も回らなかった。

『あなたからこの婚姻話をなくすように頼んで欲しい。家族を溺愛していると噂のあなたのお父上なら今からでも婚姻をなかったことにしてくれるはずです』

 それだけ告げると深く頭を下げ、彼は去っていった。

 彼の言葉に心は揺れたが、結婚の準備はすでに整ってしまっている。両家にも迷惑がかかる。何より政略的な結婚だ。止めることは両家の縁を切ることでもある。

 今さら止めることなんて出来やしない。
 だから自分の心の中だけで留めておくことにした。同時に心が彼を夫として受け入れることを拒絶した。

「これは政略結婚です。子どもさえ作らなければ愛人を囲っていただいて構いません」

 初夜。義務感で寝室に来た彼にそう告げた。

 恋人との仲を引き裂くつもりはないと伝えたくて。
 子どもが出来れば両家の繋がりは強くなるが、互いに兄がいるので世継ぎを産もうと無理をする必要はない。

 これは政略結婚。形だけ整えていればいいと何度も頭の中で繰り返し、自分にそう言い聞かせる。

 目の前のルドルフは固まってしまった。けれどそれ以上言えば涙が溢れそうで、会話を遮るように「おやすみなさい」と布団を被った。


 これが夫夫生活の始まりだった。
 三年間、夜の営みは一切ない。それでもルドルフは政略結婚相手であるリオンを大事にしてくれた。なかなか合わない時間を縫って共に食事を取り、記念日には花束を贈ってくれた。

 花は決まって赤い薔薇。愛を伝える花であると同時に棘があることでも有名な花だ。相手に恋人がいると知りながら結婚を決めたリオンに相応しい。

 仕事の関係で夜遅くに帰ってくることも多い彼だが、そのうちのいくつかは恋人と密会しているのだろう。詮索するつもりなんてなかった。

 だが日が経つにつれ、結婚前の判断が正しかったのかと気持ちが揺らぐようになった。

 ルドルフの恋人と会ったのは一度だけ。だが夕焼けに照らされながら光る金色の髪と愛らしい顔つきは瞼の裏に焼き付いている。

 愛されるのは彼であって自分ではない。
 彼の顔とその言葉が頭に浮かぶ度、胸がずきりと痛んだ。それでも悲しむのはお門違い。何も知らないふりをして、いつも通りの生活を送ることこそが自分の役目。

 リオンは墓に入るまでこの気持ちは隠しておくつもりだったし、相手だって今まで通り上手く隠してくれると信じていた。


 ドア越しにルドルフの心の内を耳にするまでは。


「私はどうすべきなのだろう」

 リオンは悩んだ。魔法道具を開発する家系とはいえ、自分は完全に素人だ。技術は一番上の兄と二番目の兄が受け継いでいる。子どもを産んで縁を繋いだところでルドルフ側の旨味は少ない。

 だが結婚話を持ってきたのはルドルフの父であり、恋人と別れていないのはあちら側の落ち度である。

 またリオンは初日で愛人を囲うことを許容している。子ども作らなければと条件は出したが、以降は愛人との関係に口を出したことはない。

 だがリオンにもまた非がない訳ではない。
 結婚直前でルドルフの恋人から予想外のことを告げられたとはいえ、彼を拒絶したのは事実だ。あの時、プライドを傷つけてしまったかもしれない。

 どちらにせよ限界だと言われてまで婚姻関係を続けるつもりはない。問題はどうやって離縁するかである。

 あの時と同じで十日間じっくり悩み、そして一つの結論を出した。
 三日ぶりに夕食を共に取る時間が出来たので、その時に切り出すことにした。


「ルドルフ様、離縁しましょう」
「いきなり何を言い出したかと思えば……。理由を聞いても?」
「この婚姻関係に限界を感じたので。離縁理由は子どもが欲しかったから、でどうでしょうか」

 あなたが気持ちを隠すつもりがないから。そう告げなかっただけ優しいものだ。けれど彼はまたしてもプライドが傷つけられたようだ。顔を真っ赤にさせて声を荒げる。

「子どもなら俺と作ればいい!」
「騎士であるあなたは私の子どもを産んでくれませんから」
「っ、そ、それは......」
「子どもが出来なかったから離婚する夫夫はさほど珍しくはありません。あなたのお父上は新しい孫を待ち望んでいるとか。きっと分かってくれるはずです」

 相手に不満があって別れたといえば両家からだけではなく、社交界や職場でも騒がれる。だが子どもは授かりものである。

 特に同性間での妊娠となると異性間よりも妊娠率は下がる。男性の場合は出産時の負担も大きい。

 加えて女性の就業率よりも男性の就業率の方が高い。結婚後もリオンは文官として、ルドルフは騎士として働き続けているのがいい例だ。妊娠するとなると仕事を辞めなければいけない。

 第二騎士団の副団長まで昇り詰めた男が出産のために仕事を辞めるとは思えない。

 結婚前のリオンは自分が仕事を辞めるつもりだったし、事情を知らぬ者でもそう思うはずだ。だから子どもが欲しいという理由で離縁した場合、多くはリオンが妊娠出来なかったのだと考える。

 例えリオンが再婚相手に子どもを産んでもらうことになったとしても、妊娠が難しい体質だったと思い込んでくれる。

 もちろん今回のことは父に打ち明け、彼の家との縁は切るつもりだ。
 だがその程度。彼なら愛人と結婚するなり、愛人とも上手くやってくれる相手を見つけるなりするはずだ。

 顔も良ければ家格も良い、第二騎士団の副団長の役職持ちとくれば再婚・愛人持ちでも構わない人は男女問わずいくらでもいるはずだ。

「俺と別れて、誰と結婚する」
「まだ明確には決まっていませんが」
「なら別に今別れずとも!」
「私が離縁を申し出たのはこの生活に限界を感じているから。あなたと同じです。子どもが欲しいというのは今後に影響を出さないための、対外的な理由に過ぎません」
「俺がいつ限界を感じていると言った?」
「十日前。応接間で話していたではありませんか」

 立ち聞きされているとは思わなかったのか、ルドルフの顔がみるみる赤くなっていった。その赤みは怒りではなく恥ずかしさによるもの。

 リオンが聞いたのはほんの一部だが、愛人との深い関係についても聞かれたと勘違いでもしているのだろう。

「あ、あれは……その……そういうつもりではなく。君が嫌なら今後も我慢するつもりだと決意を固めたのであって……」
「取り繕う必要はありません。互いに縁を切り、別の相手と結婚する。それだけのことです」
「そんなに……俺が嫌か?」
「ええ。やはり結婚するなら互いに思い合える相手がいいと再確認しました」

 あの日、自分の元にやってきた青年の腕を引いて実家に戻るべきだった。
 恋人のいる男となど結婚は出来ないと、父に訴えるべきだった。今ならそう言い切れる。

 愛のない婚姻は成立する。けれど片方だけが別の相手に愛情を向けている状態の婚姻はいつか破綻する。天秤の片方に重りを乗せ続けたようなものだ。一つ二つならびくともしない。けれど十、二十と積もっていけば……。

 終わりは初めから見えていたのだ。
 ナフキンで口を拭い、席を立つ。

「父に話は通しておきますので、十日以内にご返答ください」

 答えは決まっている。十日も猶予を持たせたのはルドルフ側も事情を説明し、離婚の承諾を取ってもらうため。仕事の早い彼なら十日も必要ないだろうが、多めに取っておいた。

 離婚するなら早いほうがいい。
 彼だって一日でも早く政略結婚相手を屋敷から追い出し、名実ともに生涯のパートナーを迎え入れたいはずだ。

 部屋に戻り、ペンを手に取る。
 離縁の承諾を取るにはまず父に予定を聞かねばならない。隠しても仕方ないと、便箋にはルドルフとの離婚を考えていると綴った。すでに彼にもこの話はしてある。詳細は会って話したいと、急かすような言葉を添えて。

 さすがに今日はもう遅いから、明日の朝に使用人に託すことにしよう。封蝋を押した封筒を引き出しにしまう。そしてボスンとベッドに身体を預けた。

 眠気はまだ来ない。
 ぼおっとしていると頭に浮かぶのはやはり再婚相手について。最終的に選ぶのは父だが、自分でもどんな相手がいいか考えておいた方が離縁の話も進めやすい。

 話の流れからまず騎士は弾く。ルドルフは騎士だから子どもが産めないと離縁するのだから論外だ。

 同様の理由から重役についている相手もダメだ。といってもこちらは弾くまでもなく、ほとんどが配偶者持ち。現在独身で離婚歴のある者もいるが、再婚相手の立候補者は唸るほどいる。リオンがその列に並ぶことはない。

 となると仕事を辞めてもいいと思っている文官が無難か。仕事仲間ならある程度人柄も把握しているので後々揉める可能性が低い。

 社交界で売れ残っている下級貴族の三男坊あたりを狙うのも手である。その場合は人柄と恋人の有無を厳しく見なければならないが。

「まとめると現在配偶者・婚約者・恋人等それに該当する相手がおらず、健康で真面目かつ仕事を辞めて子どもを産んでくれそうな相手、か。意外と難しいな」

 貴族に限定した場合、ほとんどが婚約者か配偶者がいる。もしくは元々相手がいたが、何かしらの理由で関係を解消したか。

 恋人持ちの男と結婚して後悔しているのに、今度は訳ありと結婚なんてごめんだ。

 同じ轍を踏むくらいだったら多少時間はかかるが、二年ほど適当に時間を過ごしてからやっぱり自分が産むと宣言する。いっそ子どもはもう諦めたということにしてもいい。

「子どもなぁ」
 必ず欲しいとまでは言わない。だが出来れば嬉しい。

 男性の出産は大変だと聞くけれど、元々子どもを産む気だった。とうに覚悟は決まっている。兄の子ども達だって可愛くて仕方ない。自分の子どもはきっとその何倍も可愛いはずだ。父も母も兄も喜んでくれる。

 夫夫生活に限界を迎えている相手ではなく、子どもを待ち望んでくれる相手と共に過ごしたい。自分は愛されずとも構わない。けれど子どものことは……。そう思うのは我儘なのだろうか。

 我が子が笑って過ごせる家庭を夢に見ながら瞼を閉じる。
 けれどリオンが眠りに落ちる前に、寝室のドアがキィっと開いた。遅れて地を這うような声が聞こえてくる。

「俺は認めない。認めないぞ」
 この数年で聞き慣れた、ルドルフの声だ。

 彼がリオンの寝室に来るのは初夜以来。一体どんな目的でやってきたのか。

 声音から察するに良くないことに違いない。愛人とのことを指摘され、プライドが傷ついたのか。

 ルドルフに離婚について切り出すよりも前に家族に相談するべきだった。今更ながらに後悔する。身を固め、彼の気が変わるのを祈る。

 翌朝になったら手紙を出すなんて悠長なことを言っていないで、夜が明けたら実家に戻ろう。離縁は親同士で進めてもらって……。

 現実から目を背けるように今後のことを考える。けれどリオンの願いも虚しく、ルドルフはベッドのすぐ隣までやってきていた。鼻息を荒くした彼は、リオンの布団を勢いよくひっぺがした。

 パサっと床に落ちた音がして、瞼を開きそうになった。けれど今、気づいたところでルドルフから逃げることは出来ない。彼は騎士だ。一日中座りっぱなしのこともあるリオンとはまるで違う。怒りを露わにする彼を刺激しないように、寝ているフリをする。

「離縁なんて認めない。許しが出るまでどれだけ我慢したと思ってるんだ」

 よく分からない言葉を吐きつけながら、リオンの下履きに手を伸ばす。思わず声が出そうになったが、小さく唇を噛んで我慢する。

 幸いと言っていいのかは分からぬが、ルドルフの視線はリオンの顔など見ていなかった。鼻息だけではなく、息も荒くして。太ももには彼の涙らしきものがぼとりと垂れてきた。

「捨てられるくらいなら初めからこうすればよかった。馬鹿だなぁ、俺。嘘でも子どもが欲しいって言っておけば良かった」

 ルドルフはゆっくりと言葉を落としつつ、そのくせ遠慮なくリオンの後孔に指を突っ込む。誰かを受け入れたことのないリオンの中は固いはずなのに、彼の指はスルスルと受け入れる。何か潤滑油のようなものを使ったのだろう。

 初めは違和感しかなかった。けれど中をかき混ぜる指の本数が増える度、ルドルフの長くてゴツゴツとしたそれは意思を持って動きだす。

「っあ」
「ここが気持ちいいのか。そうか、ならここにもたくさん塗り込んでおこうな」

 そう告げた途端、彼はズッポリと指を抜いた。けれどすぐに元の位置へと戻り、何かクリーム状のものを塗る。壁全体に塗布するように指を回転させる。

 むず痒さと恥ずかしさ、それから良いところを突いてもらえないもどかしさでリオンの腰が小さく揺れる。けれど彼は追加の気持ち良さはくれず、再び指を抜いてしまった。

 潤滑油で濡れた手でリオンの腹を撫で、呪文のような言葉を紡ぐ。一体何の言葉だろうか。耳心地がよく、意識が遠のいていく。

 突然の行動に驚いたが、抱かれなくて良かった。
 子どもが欲しい、を理由に離縁するのだ。リオンかルドルフのどちらかが孕めば離縁できなくなってしまう。

 夜が明けたら実家に帰ろう。先ほど抱いた決意を固くする。二度とこの屋敷には帰らずに離縁を成立させるのである。

 そして離婚した後でようやく、抱いてはいけなかった感情に別れを告げるのである。

「もう少し。もう少しで気持ち良くなるから。そうしたら一つになろう」

 ルドルフの言葉を最後に、リオンの意識はプツリと切れた。



 ◆ ◆ ◆



「可愛い可愛い、俺のリオン」

 すぅすぅと寝息を立てるリオンのナカに白濁を吐き出す。これで何回目か。当のルドルフにも分からない。

 結婚が決まってから魔女に注文した媚薬のお陰でズブズブになった穴は、すでに白濁に満ちており、縁の部分には小さな泡が立っている。リオンの細い身体が跳ねる度、彼もまた感じてくれているのだと嬉しくなる。

 本当は魔女の媚薬も睡眠魔法もなしで抱きたかったが、ルドルフのペニスは初めてにはいささか荷が重すぎる。それにリオンに泣かれたら、きっと腰を止めてしまう。今日中に孕ませなければいけないのに、強い意志すら揺らいでしまう。

 寝ているリオンを抱く虚しさも、彼を二度とこの腕に抱くことが出来ない絶望感に比べたらうんとマシだった。

「騎士団を辞める手続きが済んだらいくらでも俺を抱いていいから。リオンの子どもがいる状態で鍛錬なんかしたら、俺、相手を殺しちゃうから」

 リオンのためなら妊娠も出来る。ここまで築き上げてきたキャリアだって投げ捨てられる。リオンさえいればそれでいい。子どもなんていらなかったのに。

 リオンを一目見た時、あの子を自分のものにしたいと思った。強い衝動が腹の底から湧き上がってきて、その日は一日中、股間が叫び声を上げていた。

 あの頃は孕ませたいという性欲が強かったように思う。まだ若かったのだ。

 仲間たちに言わせれば、ルドルフは猪突猛進タイプだそう。
 普段は来るもの拒まずで何に対してもたいした興味を持つことはないけれど、一旦決めたらそれ以外は見えないのだと。

 何人もいるセフレをその日のうちに切り、久々に実家に戻った。身を固める気配がまるでなかったルドルフが結婚したいと言い出したのだ。両親はそれはもう大喜びで、リオンの生家を特定し、すぐに結婚を申し込んだ。

 家同士の縁作りなど、適当な理由づけに過ぎなかった。

 ただリオンがほしかった。政略結婚だと思われていても構わない。彼が自分の夫となり、同じ屋敷に住んでくれるだけよかった。

 プレゼントを贈った時の、少し困ったような表情が愛らしかった。激務の後の疲れた身体を何度癒したいと思ったことか。

「リオン、愛してる。離婚なんて許さない。相手を見つけてきたらちゃんと俺が殺してあげるから。……ずっと俺の元にいて?」

 リオンの身体を抱きしめる。
 せっかく出した子種が逃げてしまわぬよう、ペニスを差し込んだまま。


 少しだけ仮眠を取ったら城へ行こう。
 リオンが目覚めるよりも早く騎士の職を辞すのだ。そして彼が仕事に出るよりも前に、ルドルフもリオンから子種をもらう。

 男性間では子どもができづらいとはいえ、ルドルフに妊娠する可能性がある状態ではリオンが離れていくことはない。

 子どもさえできればリオンは自分の元にいてくれる。
 子どもさえいれば、全てが丸く収まるのだから。
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