祭りをするのはアナタの為に

笹村

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プロローグ 祭の起源《はじまり》

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 勇者は、傷だらけだった。

 切り裂かれ、撃ち据えられ、焼かれ、凍てつかされる。
 おおよそ常人であれば確実に死に到るほどの傷を受けながら、しかし勇者は死んではいなかった。

「……っ」

 乾いた声が漏れ出る。それは音となるほどの力強さなど無く、目指す場所へ歩くだけで自身を苛む痛みから出た物だった。

 死んだ方がマシ、そんな言葉がある。

 今の勇者が受ける痛みはまさにそれである。
 それだけの痛みを受けながら、けれどそれでも勇者は死ねなかった。

 勇者は、自身を生み出した者達に呪いの言葉を胸中で吐きながら進み続ける。
 自分達の過ちから生まれ出た魔王、その過ちを消し去る為に人造勇者である自分を造り上げた、賢人会などと御大層な呼び名で自分達を呼んでいた者達を。

「ざまぁみろ、馬鹿が……」

 コツコツと音をさせながら、魔王の居城の最上階へと登り続ける。
 その表情には引きつった笑みが浮かんでいた。
 なぜなら自分を生み出した者達の思惑を超え、魔王を殺しておきながら、いま自分は生き残っているからだ。

 そもそも、魔王を殺せるとは誰も思ってなどいなかった。
 むしろ勇者が魔王に殺される、それこそが賢人会の目的だった。

 情報操作によって祭り上げられた勇者を魔王にぶつけ、魔王に無視できないだけの打撃を与えつつ、殺しきることは出来ずに勇者が殺される。
 それによって高揚する民衆を束ね、死に体となった魔王を滅ぼし、その後の統制を自分達にとって都合の良い物にする。それこそが賢人会の目的だった。

 だがその思惑を超え、いま勇者は死ぬことなく魔王を殺し、囚われの姫たる『神』の下へと進んでいた。

 ……どれほど歩いただろうか。

 やがて勇者は、魔王の居城の最上階、魔王を生み出した『神』の居る部屋の前へと辿り着いた。

 その部屋を閉ざす扉は、酷く威圧的だった。
 色は漆黒、造り上げるのに幾人もの魂を消費して造られる強化魂鋼性の巨大な扉。
 それは誰かを守る為の物ではなく、幽閉する為の物。

 王宮魔術師たちが束になっても傷一つつけられないであろうそれをぼんやりと勇者は見詰めていたが、やおら、大きくその表情を歪める。
 歪に、そして大きく、楽しくて楽しくて堪らないと言いたげな強笑を浮かべる。そして――

「ははっ! 笑わせんなっ!」

 勇者は自らの拳を扉へと叩き付けた。
 その瞬間、轟音が響き渡る。
 素手による一撃、それがもたらした威音だった。

「こんなもんで、ここまで来て、俺の邪魔を出来ると思ってんかよっ!」

 轟音が連続して響く。そのすべては勇者が放つ拳の威音。
 その度に、扉は陥没し破壊されていく。
 勇者は、自身の最大の武器を使って扉を破壊し続ける。
 魔剣でも魔銃でもない、自分自身の肉体で。

 そう、魔王を殴り殺せるほどの肉体、それこそが勇者の最大の武器である。

 賢人会が用意した、魔力を喰らい相手の意識を削る魔剣『魂喰こんじき』などでは在り得ない。
 むしろ勇者は、その魔剣に自分自身の魔力と意識を食い続けさせていた。

 魔剣の暴食による極度の負荷を自身に掛ける事で外部からは自分の力を過少評価させ、それと同時に自分自身を鍛え上げる為の鍛錬としたのだ。

 その結果が、今の勇者である。
 賢人会を騙し、魔王を殴り殺し、そして生き延びさせる。
 それだけの事が出来るだけの怪物として今の勇者は在った。

 勇者は扉を殴り続ける。
 殴り続け殴り続け、ついには扉を破壊する。
 そしてそれと同時に、勇者は前のめりに倒れ伏した。が――

「――っぶねぇっ!」

 勢い良く勇者は起き上がる。

「クッソ今軽く死んでたぞっ! アホかっ!」

 一体誰に対する悪態なのか、扉を殴りつけた事で開いた傷口からによる血塗れになりながら罵り声を上げ、破壊した扉を乗り越え部屋へと入る。

 そこに居たのは、一人の少女に見える『神』だった。

 あらゆる人の望みを叶える為の願望器。
 それを求め万を超える魔術師の命を使い潰して造り上げられた人造の『神』である。

 世界の大元である混沌から魔力を生成し、願いを求める者の生涯で三つまでという制約は在るが、およそ考えられる限りの万能の力でその願いを叶えることの出来る存在である。

 その力は凄まじく『神』を造り上げた賢人会の最高幹部の願い、自らを最高の魔法生物である魔王へと造り変えさせ、魔王に絶対服従する事を本能とする魔族の軍勢を創り上げるほどだ。

 他者に願いを叶えさせないよう、最後の三つ目の願いを取っておいた魔王により縛られていたその『神』は、勇者から受けた致命傷を癒すという魔王の願いを叶えることで自由になっている。

 もっとも、その願いが叶えられた所で、再び勇者に殴り潰され殺されたのだから意味のない願いではあったが。

「ごきげんよう、勇者さま」

 足首に足輪をつけられこの部屋を出る事が出来なくされている『神』は、何処か乾いた笑みを浮かべながら勇者を迎え入れた。

「あん? なんだ、オレのこと知ってんのかよ」

 訝しげに眉を寄せる勇者に『神』は応えを返した。

「ええ、勿論。なにしろ、神サマ、ですから私は。
 なんて、嘘ですけれど。
 魔王さんが、わざわざ教えてくれたんです、自分を殺して私を奪いに来る者が居ると」

「賢人会の犬、とか言ってただろ、どうせ」

「いいえ、もっと酷い言い方でした」

「はっ、どうでも良いよ、そんなこと。
 それよりだ、これから自分がどうなるか、分かってんのか?」

 この問い掛けに、小さく疲れたような笑みを返しながら応えを返す。

「何も変わらないのでしょう。願いを叶える相手が、変わるだけです。何も変わりません、何も」

 諦めと絶望に乾いた笑みを浮かべながら、気怠げに応えを返す。
 その応えに、勇者は笑みを浮かべる。
 どこかしら、いたずらっ子のような笑みを。

「話が早ぇじゃねぇか。
 そうだ、今度はオレの願いを叶えて貰う。
 助けてやったんだ、それぐらいは好いだろ?」

 この言葉に、返って来たのは否定の言葉だった。

「無理です。
 私は確かに誰かの願いを叶える事が出来ます。
 ですがその為には、混沌へと自分自身を一時とはいえ繋げなければいけません。
 それを成し遂げられるだけの膨大な魔力を、どこから持ってくるつもりですか?」

「あるぜ、それなら」

 平然と、勇者はそう応えた。

「俺の意識の篭った数年分の魔力がな」

 勇者は、魔王に砕かれた自らの魔剣『魂喰』を脳裏に浮かべながらそう応える。
 勇者が、自らの意識と魔力を『魂喰』へと喰わせ続けていたのは、自分の実力を誤魔化す為と自分自身を鍛える為、それだけではない。

 助け出した『神』に自分自身の願いを叶えさせる。
 その為に必要な、膨大な魔力を貯蔵するという目的があった。

 それだけの目論見を持って、勇者は何年もの間自身が貪り続けられ、そのために幾度となく死にかけるような危険な目に合い続けていたのだ。
 今、幾度と無くそんな死にそうな目に合いながら貯蔵し続けた魔力は、魔王が『魂喰』を破壊してくれたお陰で開放されている。
 それを使えば『神』が混沌への経路を作り出す為の一次エネルギーには十分に事足りる。

「心配すんな、その辺りのことはよ。だから、叶えて貰うぜ、オレの願いを」

 この言葉に『神』は思い詰めた眼差しを勇者へと向ける。
 だがやがて、僅かに掠れる声で、勇者へと願いを告げた。

「取引をしませんか」

 この言葉に、勇者は窺うような眼差しを『神』へと向ける。
 その眼差しを受けながら、搾り出すような懸命さで言葉を続ける。

「私に告げる願いは、二つだけにするつもりなのでしょう?
 三つ叶えてしまえば、アナタ以外の相手が願いを叶えることが出来るようになってしまいますから。だから、アナタの願いは二つだけ、違いますか?」

 この問い掛けに、勇者は小さく笑みを浮かべ頷く。

「あぁ、そうだ。結構考えてるんだな、お前。で、それでどうしたいんだ、お前?」

 すぐには、返答は無かった。
 けれどやがて小さく身体を震わせながら、それでもついには、その言葉を吐き出した。

「私が死ぬことを、願ってくれませんか」

 勇者をじっと見詰め続けながら、決意を告げた。

「私は自分自身で死ぬ事が出来るようには造られていません。
 私の本体はこの世界にはありませんから。
 例え今この肉体を破壊してもやがて再構成されてしまいます。
 それでは意味が無いんです。
 ずっと、ずっとずっとずっと、誰かが私を使って願いを叶え続けるだけです。
 そんなの、うんざりなんです、嫌なんです。もう、終わりにしたい。
 だから、だから三つ目の願いで、私を殺してください。
 そうすれば、もうアナタ以外で願いを叶えられる者は居なくなります。
 私をわざわざ幽閉するような手間を掛ける必要もなくなるんです。
 もし約束してくれるのなら、私はアナタの願いを私の力の及ぶ限り立派に叶えてみせます。
 同じ願いを叶えるにしても、私が積極的に協力して叶えた物とそうで無い物は精度に差が出ます。よりアナタが自身の願いをより良く叶えたいと思われるのなら、私のこの提案は悪いものじゃ――」

 一気に『神』は言葉を続ける。
 それは途中で言葉を止めてしまえば、自分自身のいま口にするこの願いを自分で否定してしまう予感があったからだ。
 だから、彼女は言葉を口にし続ける。そんな彼女に、

「お前ね――」

 勇者は溜息をつくように呼び掛けると、すっと彼女の額に自らの手を伸ばす。
 そして、思いっきりデコピンした。

「痛いっ!」

 よほど痛かったのか、デコピンをされた『神』の目には涙が浮かぶ。
 両手で押さえた額には、真っ赤な痕が思いっきり浮かんでいた。
 そんな彼女に、勇者は告げる。

「お前、オレを誰だと思ってんだよ。
 勇者だぞ、人類の救世主にして魔王の対抗種、言ってみればアレだ、正義の味方ってヤツだ。
 なのにお前、そんなヤツに何を頼んでんだよ。聞くわけ無いだろ、そんなもん」

 そう言うと、そっとやさしく、勇者は『神』の頭に手を乗せる。
 そして、ゆっくりと撫でる。
 いとし子にするかのように。

 そんな勇者に『神』は返す言葉を無くす。
 言葉も無く自身を見詰める『神』に苦笑しながら、勇者は問い掛けた。

「お前な、そもそもオレが何を願うつもりだと思ったんだ?」

 言葉を促すようにやさしく問い掛ける声音に誘われるように、最初は口を小さく動かす事しか出来なかった『神』は、やがて応えを返した。

「世界、征服とか、あと、復讐とか、そういう願いじゃ……」

 その言葉に、げんなりとした溜息を勇者は吐くと、

「ちげぇよ。
 ったく、誰に吹き込まれたんだかしんないけどな、そんなツマンネーもん願うわけねぇだろ。
 世界征服? んなもん萎びたジジィどもが見る妄想だろ。
 俺をよく見ろ、そんなジジィに見えるかよ。
 復讐? なんだそれ美味いのか? アホらしい。
 そんなクッダンネェモン願うほど、オレは人生諦めてねぇんだよ」

 にっと、勇者は大きく笑う。
 それは相手を安心させるような力強い笑みだった。
 その笑みに押されるように『神』は思いを口にした。

「なら……なら、アナタは何を、私に願うのですか……」

 この言葉に、勇者の脳裏には一人の子供の姿が浮かぶ。
 皆が皆、勇者が魔王討伐という死地へと赴くことを望み声を上げる中、たった一人、涙を流しながらどこにも行かないで欲しいと願った子供のことを。

 苦笑する。その子供のことを思い出して。
 そして、いつの間にかその子供が語ってくれた願いが自分の願いになっていた事に。

 あの子供の一番の願いを叶えられなかった自分は、せめてあの子が願ったもう一つの願いは叶えようと、そう誓っていたのだ。

 勇者は告げる。かつて聞かされた願いを。
 けれど今では自分自身の願いとなった想いを。

「お祭がしたいんだ、それもデカければデカいほど好い。長ければ、長いほど好い。
 一つのお祭が終わっても、次から次に続くような、そんなおっきな大きなお祭を。
 オレはみんなでしてみたいんだ」

 その願いに『神』はすぐには応えを返せなかった。
 何も思いつけない真っ白なまま、勇者を見続ける。
 そして、ようやく出てきてくれた言葉は、こんな言葉だった。

「そんな……そんな願いで好いのですか。本当に、そんな願いで――」
「ああ、好い。そうしたいんだ、オレ。叶えて欲しいんだ。頼むよ」

 視線を逸らさず、想いを勇者は語り願う。
 そんな勇者を見詰めながら『神』は問い掛ける。

「なんで、なんでそんな、そんなことを願うのですか。そんなこと、願わなくても――」
「笑えねぇんだよ、誰も」

 勇者は『神』の言葉を遮り続ける。

「笑えねぇんだよ、みんな。酷いもんだぜ、外はさ。
 魔王のヤツが無茶しやがった上に、それを理由にして平気で他人を踏みつけて得しようってヤツラも山のように居やがる。だ~れも、笑えねぇんだよ、今のこの世界じゃよ。
 イヤだろ、つまんねぇだろ、そんなの。
 だから、変える、変えてやるんだよ、そんなつまんなくてクソッタレな世界をさ。
 その為に、お祭りをしようってんだよ。
 ちゃんと、どうやるかは考えてるんだぜ。
 でもその為には、お前の力が必要なんだ。
 だから、な? 頼む。オレの願いを聞いてくれ」

 そういうと、勇者は『神』へと自身の手を差し出す。
 彼女が手を伸ばせば掴める、そんな距離を保って。

 すぐには、彼女は動けなかった。
 けれど、やがて、おずおずとおずおずと、手を伸ばしそして、そっと手を重ね縋り付くように触れ合った。その応えを、

「ありがとう」

 勇者は、花が咲くような満面の笑顔を浮かべ受け入れた。
 それは未だ幼さの残る彼女に好く似合った、見ている者が心地好くなれるような笑顔だった。
 
 それが始まり。この世界に広がる無数のお祭が始まった、その切っ掛けだった。
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