24 / 28
第2章 沿岸地帯ジェイドの海産物勝負
4 食材を買い付けに行ったら因縁を付けられました。なので自力でどうにかします その①
しおりを挟む
ジェイド地方は、中継都市としての機能も持つが、豊かな漁港も兼ね備えている。
だから港に行けば、活きの良い魚介類が山盛りだ。
それを目当てに、料理勝負の食材を探しに来た五郎たちは、因縁を付けられていた。
「ここにある魚は全部、ウチで買い占めることになってるんですよ。すいませんねぇ」
ねちっと、いやらしい雰囲気を漂わせる男だった。
五郎たちが、活きの良さそうな魚に目を付け、値段を聞こうとした途端に、その男はやって来たのだ。
しかも、見るからに筋ものとみられる男達を引き連れている。
そんな因縁を付けられた五郎たちは、
「じゃ、あっちの魚買うか」
「そうっすね」
「揚げ物にすると美味そうな魚がありますな」
何事もなかったかのように、他の店に行こうとする。
「ちょっと待ちなさい!」
思いっきりスルーされた男は声を上げる。しかし、
「俺の故郷だと、生の切り身に、さっきの醤油を付けて食べんだよ」
「生! 嘘でしょホントに! お腹壊したりしないの!?」
「その辺は管理がしっかりしてたからな。とれたての魚の腹に小さい虫が一匹居ただけでも大騒ぎだからな」
「すごい。そこまで徹底してたんですね」
変わらずスルーする五郎たち。
スルーされた男は、顔を真っ赤にして大声を上げる。
「無視してんじゃない! 馬鹿にしてるのか貴様ら!」
「いや、相手にしてないだけなんだけどな」
平然と返す五郎。すると、スルーされ続けた男は顔を真っ赤にして叫んだ。
「ふざけるなよ貴様! たかだか料理人風情が! ジェイド辺境伯サラトガ様の傍系とはいえ血を引く私に何て言い草か!」
「親の七光りですらねぇ」
「ここ笑う所っすかねぇ?」
五郎達に煽る気は全くなくとも、結果的に煽られた男は顔を真っ赤にすると、
「おいっ! お前らっ! なにをしてるっ!」
自分では勝てそうにないので、連れていた筋ものたちに命令する。
「少し痛めつけてやれ! 多少手荒くなっても構わん!」
その声に、筋ものたちは五郎達を囲むように動く。
そしてまず最初の標的に選んだのは、五郎たち男ではなく、組し易いと思ったのかカリーナとレティシアだった。
筋ものの1人が、まっすぐに2人に向かっていく。
だが、平然とした様子で2人とも動かない。
「おい、舐めてんのかメスガキ」
平然とした様子にイラついたのか、近付いてきた筋ものの男は、笑みを浮かべた顔をひきつらせながら手を伸ばす。
それを、五郎が掴んだ。
「おい、女の子相手に、なにしようってんだ」
カリーナとレティシアの2人を庇うよう前に立ち、筋ものの手首を掴む五郎。
「テメェっ!」
よほど沸点が低いのか、それだけでキレそうになった男は、捕まれた腕を振り払おうとする。
が、動かない。鋼鉄か何かで固定されてるかのように、全く動けなかった。
「このっ、離さねぇか!」
残った手で殴りつけて来るが、それを五郎は冷めた目で見ながら避けない。
力任せに叩きつけられた拳は、胸元にぶち当たるが、平然とした様子だった。
「て、テメェっ!」
何度か筋ものの男は殴り付けるが、まったく痛痒を覚えた様子もなく、殴られたままになる五郎。
そこに心配そうな声を掛け止めようとしたのは、カリーナだった。
「五郎さん! 止めて! なんでこんなことするんですか!」
カリーナは、五郎を殴り続ける筋ものの男を止めようとするが、
「邪魔だクソアマっ!」
筋ものの男は、今度はカリーナに殴りかかろうとする。その瞬間、
「止めろバカ」
男の手首を掴んでいた五郎が、力任せに引っ張る。それに引きずられる形で体勢を崩し、地面に転がる筋ものの男。
「テメェっ!」
「ザッケンなコラっ!」
仲間が転がされて頭に血が上ったのか、周囲の筋ものの男達が、今まで以上に色めきだす。
その喧噪に、いつの間にか周囲には人だかりが出来ていた。
「悪いけど、2人は後ろに下がってて貰えるか?」
大声を上げて威嚇する周囲の男達から庇うように、五郎はカリーナとレティシアの2人の前に立つ。しかし、
「大丈夫です。これでも魔術師ですから、自分の身ぐらい守れます」
「そうそうっ! 気にしなくても良いから!」
カリーナとレティシアの2人は、庇われるのではなく共に並ぶようにして五郎の横に立つ。
それに五郎は苦笑しながら、
「ああ、分かってるよ。2人が強いってことぐらい。でもな、ここはちょっと、引いといてくれ」
「……なんでですか? 私達なら――」
「2人を侮ってる訳じゃねぇよ。そう感じさせちまったってんなら、謝る。すまん」
「え……いえ、その……」
頭を下げる五郎に、慌てるカリーナに、
「下手にここで手を出すと、余計に面倒なことになりそうなんでな。目の前の奴らぶちのめして、隠れて様子見てる奴らが動く口実をやりたくねぇんだ」
「え……? それって、どういう――」
カリーナの言葉に返すよりも早く、
「伏兵の本命がいるって事ですぞ。出来れば、そちらとは事を構えたくないものですな」
アルベルトが返した。そして続けて、
「もっとも向こうも、同じ考えでしょうけど。そうでしょう! アシュラッド!」
周囲を囲む人だかりに向け、声を上げた。その声に応えるように、
「名指しで呼ぶんじゃねぇよ、アルベルト」
人ごみの中から、一人の男が現れた。
だから港に行けば、活きの良い魚介類が山盛りだ。
それを目当てに、料理勝負の食材を探しに来た五郎たちは、因縁を付けられていた。
「ここにある魚は全部、ウチで買い占めることになってるんですよ。すいませんねぇ」
ねちっと、いやらしい雰囲気を漂わせる男だった。
五郎たちが、活きの良さそうな魚に目を付け、値段を聞こうとした途端に、その男はやって来たのだ。
しかも、見るからに筋ものとみられる男達を引き連れている。
そんな因縁を付けられた五郎たちは、
「じゃ、あっちの魚買うか」
「そうっすね」
「揚げ物にすると美味そうな魚がありますな」
何事もなかったかのように、他の店に行こうとする。
「ちょっと待ちなさい!」
思いっきりスルーされた男は声を上げる。しかし、
「俺の故郷だと、生の切り身に、さっきの醤油を付けて食べんだよ」
「生! 嘘でしょホントに! お腹壊したりしないの!?」
「その辺は管理がしっかりしてたからな。とれたての魚の腹に小さい虫が一匹居ただけでも大騒ぎだからな」
「すごい。そこまで徹底してたんですね」
変わらずスルーする五郎たち。
スルーされた男は、顔を真っ赤にして大声を上げる。
「無視してんじゃない! 馬鹿にしてるのか貴様ら!」
「いや、相手にしてないだけなんだけどな」
平然と返す五郎。すると、スルーされ続けた男は顔を真っ赤にして叫んだ。
「ふざけるなよ貴様! たかだか料理人風情が! ジェイド辺境伯サラトガ様の傍系とはいえ血を引く私に何て言い草か!」
「親の七光りですらねぇ」
「ここ笑う所っすかねぇ?」
五郎達に煽る気は全くなくとも、結果的に煽られた男は顔を真っ赤にすると、
「おいっ! お前らっ! なにをしてるっ!」
自分では勝てそうにないので、連れていた筋ものたちに命令する。
「少し痛めつけてやれ! 多少手荒くなっても構わん!」
その声に、筋ものたちは五郎達を囲むように動く。
そしてまず最初の標的に選んだのは、五郎たち男ではなく、組し易いと思ったのかカリーナとレティシアだった。
筋ものの1人が、まっすぐに2人に向かっていく。
だが、平然とした様子で2人とも動かない。
「おい、舐めてんのかメスガキ」
平然とした様子にイラついたのか、近付いてきた筋ものの男は、笑みを浮かべた顔をひきつらせながら手を伸ばす。
それを、五郎が掴んだ。
「おい、女の子相手に、なにしようってんだ」
カリーナとレティシアの2人を庇うよう前に立ち、筋ものの手首を掴む五郎。
「テメェっ!」
よほど沸点が低いのか、それだけでキレそうになった男は、捕まれた腕を振り払おうとする。
が、動かない。鋼鉄か何かで固定されてるかのように、全く動けなかった。
「このっ、離さねぇか!」
残った手で殴りつけて来るが、それを五郎は冷めた目で見ながら避けない。
力任せに叩きつけられた拳は、胸元にぶち当たるが、平然とした様子だった。
「て、テメェっ!」
何度か筋ものの男は殴り付けるが、まったく痛痒を覚えた様子もなく、殴られたままになる五郎。
そこに心配そうな声を掛け止めようとしたのは、カリーナだった。
「五郎さん! 止めて! なんでこんなことするんですか!」
カリーナは、五郎を殴り続ける筋ものの男を止めようとするが、
「邪魔だクソアマっ!」
筋ものの男は、今度はカリーナに殴りかかろうとする。その瞬間、
「止めろバカ」
男の手首を掴んでいた五郎が、力任せに引っ張る。それに引きずられる形で体勢を崩し、地面に転がる筋ものの男。
「テメェっ!」
「ザッケンなコラっ!」
仲間が転がされて頭に血が上ったのか、周囲の筋ものの男達が、今まで以上に色めきだす。
その喧噪に、いつの間にか周囲には人だかりが出来ていた。
「悪いけど、2人は後ろに下がってて貰えるか?」
大声を上げて威嚇する周囲の男達から庇うように、五郎はカリーナとレティシアの2人の前に立つ。しかし、
「大丈夫です。これでも魔術師ですから、自分の身ぐらい守れます」
「そうそうっ! 気にしなくても良いから!」
カリーナとレティシアの2人は、庇われるのではなく共に並ぶようにして五郎の横に立つ。
それに五郎は苦笑しながら、
「ああ、分かってるよ。2人が強いってことぐらい。でもな、ここはちょっと、引いといてくれ」
「……なんでですか? 私達なら――」
「2人を侮ってる訳じゃねぇよ。そう感じさせちまったってんなら、謝る。すまん」
「え……いえ、その……」
頭を下げる五郎に、慌てるカリーナに、
「下手にここで手を出すと、余計に面倒なことになりそうなんでな。目の前の奴らぶちのめして、隠れて様子見てる奴らが動く口実をやりたくねぇんだ」
「え……? それって、どういう――」
カリーナの言葉に返すよりも早く、
「伏兵の本命がいるって事ですぞ。出来れば、そちらとは事を構えたくないものですな」
アルベルトが返した。そして続けて、
「もっとも向こうも、同じ考えでしょうけど。そうでしょう! アシュラッド!」
周囲を囲む人だかりに向け、声を上げた。その声に応えるように、
「名指しで呼ぶんじゃねぇよ、アルベルト」
人ごみの中から、一人の男が現れた。
0
あなたにおすすめの小説
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
【完結】乙女ゲーム開始前に消える病弱モブ令嬢に転生しました
佐倉穂波
恋愛
転生したルイシャは、自分が若くして死んでしまう乙女ゲームのモブ令嬢で事を知る。
確かに、まともに起き上がることすら困難なこの体は、いつ死んでもおかしくない状態だった。
(そんな……死にたくないっ!)
乙女ゲームの記憶が正しければ、あと数年で死んでしまうルイシャは、「生きる」ために努力することにした。
2023.9.3 投稿分の改稿終了。
2023.9.4 表紙を作ってみました。
2023.9.15 完結。
2023.9.23 後日談を投稿しました。
私が王子との結婚式の日に、妹に毒を盛られ、公衆の面前で辱められた。でも今、私は時を戻し、運命を変えに来た。
MayonakaTsuki
恋愛
王子との結婚式の日、私は最も信頼していた人物――自分の妹――に裏切られた。毒を盛られ、公開の場で辱められ、未来の王に拒絶され、私の人生は血と侮辱の中でそこで終わったかのように思えた。しかし、死が私を迎えたとき、不可能なことが起きた――私は同じ回廊で、祭壇の前で目を覚まし、あらゆる涙、嘘、そして一撃の記憶をそのまま覚えていた。今、二度目のチャンスを得た私は、ただ一つの使命を持つ――真実を突き止め、奪われたものを取り戻し、私を破滅させた者たちにその代償を払わせる。もはや、何も以前のままではない。何も許されない。
つまらなかった乙女ゲームに転生しちゃったので、サクッと終わらすことにしました
蒼羽咲
ファンタジー
つまらなかった乙女ゲームに転生⁈
絵に惚れ込み、一目惚れキャラのためにハードまで買ったが内容が超つまらなかった残念な乙女ゲームに転生してしまった。
絵は超好みだ。内容はご都合主義の聖女なお花畑主人公。攻略イケメンも顔は良いがちょろい対象ばかり。てこたぁ逆にめちゃくちゃ住み心地のいい場所になるのでは⁈と気づき、テンションが一気に上がる!!
聖女など面倒な事はする気はない!サクッと攻略終わらせてぐーたら生活をGETするぞ!
ご都合主義ならチョロい!と、野望を胸に動き出す!!
+++++
・重複投稿・土曜配信 (たま~に水曜…不定期更新)
なんども濡れ衣で責められるので、いい加減諦めて崖から身を投げてみた
下菊みこと
恋愛
悪役令嬢の最後の抵抗は吉と出るか凶と出るか。
ご都合主義のハッピーエンドのSSです。
でも周りは全くハッピーじゃないです。
小説家になろう様でも投稿しています。
オバちゃんだからこそ ~45歳の異世界珍道中~
鉄 主水
ファンタジー
子育ても一段落した40過ぎの訳あり主婦、里子。
そんなオバちゃん主人公が、突然……異世界へ――。
そこで里子を待ち構えていたのは……今まで見たことのない奇抜な珍獣であった。
「何がどうして、なぜこうなった! でも……せっかくの異世界だ! 思いっ切り楽しんじゃうぞ!」
オバちゃんパワーとオタクパワーを武器に、オバちゃんは我が道を行く!
ラブはないけど……笑いあり、涙ありの異世界ドタバタ珍道中。
いざ……はじまり、はじまり……。
※この作品は、エブリスタ様、小説家になろう様でも投稿しています。
田舎農家の俺、拾ったトカゲが『始祖竜』だった件〜女神がくれたスキル【絶対飼育】で育てたら、魔王がコスメ欲しさに竜王が胃薬借りに通い詰めだした
月神世一
ファンタジー
「くそっ、魔王はまたトカゲの抜け殻を美容液にしようとしてるし、女神は酒のつまみばかり要求してくる! 俺はただ静かに農業がしたいだけなのに!」
ブラック企業で過労死した日本人、カイト。
彼の願いはただ一つ、「誰にも邪魔されない静かな場所で農業をすること」。
女神ルチアナからチートスキル【絶対飼育】を貰い、異世界マンルシア大陸の辺境で念願の農場を開いたカイトだったが、ある日、庭から虹色の卵を発掘してしまう。
孵化したのは、可愛らしいトカゲ……ではなく、神話の時代に世界を滅亡させた『始祖竜』の幼体だった!
しかし、カイトはスキル【絶対飼育】のおかげで、その破壊神を「ポチ」と名付けたペットとして完璧に飼い慣らしてしまう。
ポチのくしゃみ一発で、敵の軍勢は老衰で塵に!?
ポチの抜け殻は、魔王が喉から手が出るほど欲しがる究極の美容成分に!?
世界を滅ぼすほどの力を持つポチと、その魔素を浴びて育った規格外の農作物を求め、理知的で美人の魔王、疲労困憊の竜王、いい加減な女神が次々にカイトの家に押しかけてくる!
「世界の管理者」すら手が出せない最強の農場主、カイト。
これは、世界の運命と、美味しい野菜と、ペットの散歩に追われる、史上最も騒がしいスローライフ物語である!
主人公の恋敵として夫に処刑される王妃として転生した私は夫になる男との結婚を阻止します
白雪の雫
ファンタジー
突然ですが質問です。
あなたは【真実の愛】を信じますか?
そう聞かれたら私は『いいえ!』『No!』と答える。
だって・・・そうでしょ?
ジュリアーノ王太子の(名目上の)父親である若かりし頃の陛下曰く「私と彼女は真実の愛で結ばれている」という何が何だか訳の分からない理屈で、婚約者だった大臣の姫ではなく平民の女を妃にしたのよ!?
それだけではない。
何と平民から王妃になった女は庭師と不倫して不義の子を儲け、その不義の子ことジュリアーノは陛下が側室にも成れない身分の低い女が産んだ息子のユーリアを後宮に入れて妃のように扱っているのよーーーっ!!!
私とジュリアーノの結婚は王太子の後見になって欲しいと陛下から土下座をされてまで請われたもの。
それなのに・・・ジュリアーノは私を後宮の片隅に追いやりユーリアと毎晩「アッー!」をしている。
しかも!
ジュリアーノはユーリアと「アッー!」をするにしてもベルフィーネという存在が邪魔という理由だけで、正式な王太子妃である私を車裂きの刑にしやがるのよ!!!
マジかーーーっ!!!
前世は腐女子であるが会社では働く女性向けの商品開発に携わっていた私は【夢色の恋人達】というBLゲームの、悪役と位置づけられている王太子妃のベルフィーネに転生していたのよーーーっ!!!
思い付きで書いたので、ガバガバ設定+矛盾がある+ご都合主義。
世界観、建築物や衣装等は古代ギリシャ・ローマ神話、古代バビロニアをベースにしたファンタジー、ベルフィーネの一人称は『私』と書いて『わたくし』です。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる