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第一章 街を作る前準備編
6 神さん会議 その⑤ 三人称視点
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リリスは、何も返せないでいる神々に続けて言った。
「私達は、死ぬことも無ければ滅びることも無い。
たとえ世界が滅びた所で、未来永劫あり続けるわ。
でも、勇者は違う。私達と契約し、普通の人よりも死ににくくなっているし寿命も無い。でも殺されれば死ぬし、私達との契約を解除すれば、この世界の人として年老いて死ぬことだって出来る。
私達は、勇者を異世界から転生召喚させたけれど、あれは向こうの世界で死ぬ直前の勇者達を、こちらの世界に喚び寄せ肉体を生まれ変わらせただけ。
本当の意味で死んだ者を、蘇らせる事は私達にだってできないわ。
だから勇者たちが死ねば、私達は2度と、逢う事は出来なくなる。
もしそうなった時、自分達がどうなるか、自覚してる?」
無言のままの神々に、リリスは容赦なく言う。
「狂うわよ、確実に。まともでいられる神なんて、誰も居やしないわ。
それは困るの。
だって、きっとそうなれば、世界や人なんて、どうでもよくなるから。
何もかもに興味を無くし引きこもってくれるなら良いけれど、絶対にそうならない。無限の時間の中で、死んでしまった勇者を蘇らせようと、たとえ世界や人が滅びることになっても、ありとあらゆることをしようとするでしょうね。
少なくとも、私は絶対にするわ。
陽色の居ない世界になんて、絶対許せないもの」
虚無的ですらあるリリスの言葉に、反論する神は居ない。
自覚は出来ずとも、解っていたからだ。リリスの言葉は、真実であると。
起り得る悲劇的な未来。
それを防ぐために、リリスは言葉を続ける。
「だから、みんなは現世で自分の勇者に逢うべきなの。
そのために、私の権能を貸してあげる。
これから先の永遠を、一緒に生き続けるためにも、神座から出て行かなきゃダメなのよ」
訴えかけるように言葉を重ねるリリスに、神々は心を動かされる。
そして一歩踏み出すように、自分の想いを口にした。
「会いたいとも。私とて、あの子達に会いたいのだ。リリスよ」
熱のこもった声で、デミウルゴスは言う。
「ずっと気になっていたのだ。私の勇者である、出雲と八雲のことは。
僅かな一時、夢の中で言葉を交わす程度では、なに一つ足りはしない。
私とて、お前のように現世であの2人に会いたい。
だがな、それだけに怖いのだ。一度でも現世であの2人に会い、共に生きれたなら、また神座に戻れる自信が無い。戻ろうと、思う事すらないかもしれん。
それはきっと、他の神々とて同じだ。
リリスよ。お前が得た権能では、同時に一神しか現世に顕現できぬ。
それでは足りぬのだ。
いずれ必ず、現世で生きるために、我らは争うことになる。
それだけは、避けねばならぬ」
「分かっているわ、デミウルゴス。
だからこそ、新しく作る街は発展させなければならないの」
「……どういうことだ?」
渇望に身を焦がしながら問い掛けるデミウルゴスに、リリスは受け止めるような穏やかな笑みを浮かべ応えた。
「街が発展すれば、いずれみんな全員で、現世に顕現することが出来るようになるからよ。
私が街の守護女神になるという事は、私と街が同調するという事だもの。
だから街が発展すれば、それだけ私が現世に干渉する能力は拡大するわ。
街の人達が、私への信仰心を強く持ってくれれば、更に干渉力は高まるでしょうね。
そうなれば、一度に一神だけじゃない、みんなを喚ぶことだってできるようになる筈よ」
「確かに、それはある程度は可能だろう。だが――」
リリスの言葉に、横から口を挟んできたのはマゲイア。彼は考え込むように眉を寄せながら言った。
「一度に全員は無理だ、リリス。
お前の権能は、お前の勇者を介して発動している。
勇者であるとはいえ、我ら全てを一度に現世に顕現するための力を、お前の勇者独りに背負わせる訳にはいかない。
反動が強すぎて、お前の勇者に悪影響が出る可能性があるぞ」
「分かっているわ、マゲイア」
安心させるような柔らかな声で、リリスは返す。
「陽色独りに、そんな役目をさせる気は無いわ。
だから陽色以外とも、新しく私は契約するつもり。その子達を介せば、より多くの力を振るうことが出来るようになるわ」
「新しい契約だと? まさか、また異世界から勇者を喚ぶつもりか?
言っておくが、それは無理だぞ。ただでさえ100人以上の異世界の人間を、すでにこちらに召喚してるのだ。これ以上、この世界にとって異物である異世界人を召還すれば、世界のどこかで歪みが出る筈だ」
「そうでしょうね。だから、異世界の人達じゃなく、こちらの世界の人達と契約するつもりよ」
「それは無理でしょ? リリス」
軽やかな声で問い掛けたのはバステト。
「こちらの世界の人間と直接契約できるなら、最初からしているわよ。
私達を創った、あのうっとうしい外なる神が課した制約のせいで、私達はこの世界の特定の誰かに、特別に力を与えることは出来ないわ。
この世界の全ての人間に平等であれ。この呪いは未だに健在よ。
これを壊そうと思ったら、それこそこの世界にどんな悪影響が出るか分かったものじゃないもの。
だから出来ない……のだけれど、その表情だと、なにか手があるみたいね。
どんなペテンを使うつもりなのかしら」
余裕を見せるリリスにバステトが問い掛けると、
「ペテンと言うほど、大掛かりな物じゃないわ。陽色を間に挟んで契約するってだけよ。
私は直接、こちらの世界の人達と契約できない。だから陽色に一端私の力を渡して、陽色を中継して契約するの。
これなら、形としては私じゃなく陽色が、私の力を使って契約をすることになるわ。
これなら外なる神の制約には触れないから、世界に悪影響も与えずにすむ。
だから……これが一番良い方法なのよ……」
リリスは、どこか諦めるような響きを滲ませながら言った。それを聞いたバステトは理解の声を上げる。
「……ああ、そういうこと。だから貴女、自分の勇者に好きな相手が出来ても我慢する、みたいこと言ってたわけね。
貴女の勇者を本気で愛して、勇者も本気で愛するような相手じゃなきゃ、新しく契約なんかしたくないってことなんでしょ?」
バステトの言葉に、リリスは更に強く笑みを浮かべる。
それは男なら、身をすくめそうになるほど怖い笑み。
実際、この場にいる男神たちに冷や汗にも似たモノを感じさせながら、リリスは言った。
「当たり前でしょ? 新しく契約するってことは、陽色と私と一緒に、その先の永遠を共に生きるという事だもの。
陽色を本気で愛さないような相手なんて、絶対に受け入れたくないわ」
「怖いわねぇ。でも、少しは分かる気はするかも」
「あら、バステトも、そうなの?」
「ええ。だって私も、私の勇者にお金だの権力だの、私の勇者以外が目当てで近付く女が居たら、殺したくなるもの」
「分かるわ。私も絶対そう思うもの。思うだけでしないけど」
「そうね。私も、思うだけでしないわ。多分」
殺伐とした女子トークをしながら、くすくすと笑い合うリリスとバステト。
「お前たち、怖いんだが……」
微妙に表情を強張らせながら突っ込むデミウルゴスに、リリスは返す。
「これぐらいで情けないこと言わないの。貴方、現世に行って好きな女が出来たらどうする気?」
「いや、私はそういうのは要らんのだが……」
「そうなの? 貴方の勇者の子とも、そうならないって思ってるの?」
「当然だろう。そういうつもりで出雲を見たことは無い。それ以前に、あの子は八雲が好きなのだ。私はあの2人が、仲睦まじくしている所を見れればそれだけで――」
「仲は良いけど、男女の仲じゃないわよ、あの2人」
「……は? いや待て、なぜだ! どう考えてもあの2人は両想いだろう!」
「物作りが楽しいから、恋愛の方には目を向けてないわよ、あの2人。それに八雲の方が、元々の世界での年が上だったのを気にしてるみたい」
「馬鹿な……こっちの世界に来る時に身体を造り替えたんだから、見た目はともかく全員同い年になったような物なのだぞ。何をしておるのだあの馬鹿者は。これでは、離れた場所からあの2人がイチャイチャしている所を見て楽しむという私の野望が!」
「どういう趣味してるの、アンタ」
思わずツッコミを入れるバステト。
それを切っ掛けらするように、神々は自分の勇者と現世で何をしたいかを話し合う。
いずれ皆が、現世で自分の勇者と生きていけるかもしれない。
その可能性が見えたことで、皆の表情は生き生きとしていた。
期待と不安を抱き、いずれ共に生きていける時を夢見ている。
それはリリスに抱きしめられたピュラーとて同じだった。
「リリス……」
「なに? ピュラー?」
不安を滲ませるピュラーに、リリスは頭を撫でながら聞き返す。
「怖い? 現世で貴女の勇者に逢いに行くのが?」
「……うん。でも、会いたい。会いたいよ、リリス。会っても、良いのかな……」
「当たり前でしょ。きっと貴女の勇者も、そう思ってるわ」
「そう、かな……そうだと、嬉しい……」
はにかむように顔をうつむかせながら、恥ずかしそうに言うピュラーに、
「大丈夫。きっとみんな、逢いに行けるから。
だから、街を大きくするのに、協力してね、ピュラー」
「……うん」
ぎゅっと、応えるようにリリスを抱きしめるピュラーだった。
そうしてリリスが神々の協力を取り付けている頃、リリスの勇者である陽色は、絶賛お疲れモードであった。
「私達は、死ぬことも無ければ滅びることも無い。
たとえ世界が滅びた所で、未来永劫あり続けるわ。
でも、勇者は違う。私達と契約し、普通の人よりも死ににくくなっているし寿命も無い。でも殺されれば死ぬし、私達との契約を解除すれば、この世界の人として年老いて死ぬことだって出来る。
私達は、勇者を異世界から転生召喚させたけれど、あれは向こうの世界で死ぬ直前の勇者達を、こちらの世界に喚び寄せ肉体を生まれ変わらせただけ。
本当の意味で死んだ者を、蘇らせる事は私達にだってできないわ。
だから勇者たちが死ねば、私達は2度と、逢う事は出来なくなる。
もしそうなった時、自分達がどうなるか、自覚してる?」
無言のままの神々に、リリスは容赦なく言う。
「狂うわよ、確実に。まともでいられる神なんて、誰も居やしないわ。
それは困るの。
だって、きっとそうなれば、世界や人なんて、どうでもよくなるから。
何もかもに興味を無くし引きこもってくれるなら良いけれど、絶対にそうならない。無限の時間の中で、死んでしまった勇者を蘇らせようと、たとえ世界や人が滅びることになっても、ありとあらゆることをしようとするでしょうね。
少なくとも、私は絶対にするわ。
陽色の居ない世界になんて、絶対許せないもの」
虚無的ですらあるリリスの言葉に、反論する神は居ない。
自覚は出来ずとも、解っていたからだ。リリスの言葉は、真実であると。
起り得る悲劇的な未来。
それを防ぐために、リリスは言葉を続ける。
「だから、みんなは現世で自分の勇者に逢うべきなの。
そのために、私の権能を貸してあげる。
これから先の永遠を、一緒に生き続けるためにも、神座から出て行かなきゃダメなのよ」
訴えかけるように言葉を重ねるリリスに、神々は心を動かされる。
そして一歩踏み出すように、自分の想いを口にした。
「会いたいとも。私とて、あの子達に会いたいのだ。リリスよ」
熱のこもった声で、デミウルゴスは言う。
「ずっと気になっていたのだ。私の勇者である、出雲と八雲のことは。
僅かな一時、夢の中で言葉を交わす程度では、なに一つ足りはしない。
私とて、お前のように現世であの2人に会いたい。
だがな、それだけに怖いのだ。一度でも現世であの2人に会い、共に生きれたなら、また神座に戻れる自信が無い。戻ろうと、思う事すらないかもしれん。
それはきっと、他の神々とて同じだ。
リリスよ。お前が得た権能では、同時に一神しか現世に顕現できぬ。
それでは足りぬのだ。
いずれ必ず、現世で生きるために、我らは争うことになる。
それだけは、避けねばならぬ」
「分かっているわ、デミウルゴス。
だからこそ、新しく作る街は発展させなければならないの」
「……どういうことだ?」
渇望に身を焦がしながら問い掛けるデミウルゴスに、リリスは受け止めるような穏やかな笑みを浮かべ応えた。
「街が発展すれば、いずれみんな全員で、現世に顕現することが出来るようになるからよ。
私が街の守護女神になるという事は、私と街が同調するという事だもの。
だから街が発展すれば、それだけ私が現世に干渉する能力は拡大するわ。
街の人達が、私への信仰心を強く持ってくれれば、更に干渉力は高まるでしょうね。
そうなれば、一度に一神だけじゃない、みんなを喚ぶことだってできるようになる筈よ」
「確かに、それはある程度は可能だろう。だが――」
リリスの言葉に、横から口を挟んできたのはマゲイア。彼は考え込むように眉を寄せながら言った。
「一度に全員は無理だ、リリス。
お前の権能は、お前の勇者を介して発動している。
勇者であるとはいえ、我ら全てを一度に現世に顕現するための力を、お前の勇者独りに背負わせる訳にはいかない。
反動が強すぎて、お前の勇者に悪影響が出る可能性があるぞ」
「分かっているわ、マゲイア」
安心させるような柔らかな声で、リリスは返す。
「陽色独りに、そんな役目をさせる気は無いわ。
だから陽色以外とも、新しく私は契約するつもり。その子達を介せば、より多くの力を振るうことが出来るようになるわ」
「新しい契約だと? まさか、また異世界から勇者を喚ぶつもりか?
言っておくが、それは無理だぞ。ただでさえ100人以上の異世界の人間を、すでにこちらに召喚してるのだ。これ以上、この世界にとって異物である異世界人を召還すれば、世界のどこかで歪みが出る筈だ」
「そうでしょうね。だから、異世界の人達じゃなく、こちらの世界の人達と契約するつもりよ」
「それは無理でしょ? リリス」
軽やかな声で問い掛けたのはバステト。
「こちらの世界の人間と直接契約できるなら、最初からしているわよ。
私達を創った、あのうっとうしい外なる神が課した制約のせいで、私達はこの世界の特定の誰かに、特別に力を与えることは出来ないわ。
この世界の全ての人間に平等であれ。この呪いは未だに健在よ。
これを壊そうと思ったら、それこそこの世界にどんな悪影響が出るか分かったものじゃないもの。
だから出来ない……のだけれど、その表情だと、なにか手があるみたいね。
どんなペテンを使うつもりなのかしら」
余裕を見せるリリスにバステトが問い掛けると、
「ペテンと言うほど、大掛かりな物じゃないわ。陽色を間に挟んで契約するってだけよ。
私は直接、こちらの世界の人達と契約できない。だから陽色に一端私の力を渡して、陽色を中継して契約するの。
これなら、形としては私じゃなく陽色が、私の力を使って契約をすることになるわ。
これなら外なる神の制約には触れないから、世界に悪影響も与えずにすむ。
だから……これが一番良い方法なのよ……」
リリスは、どこか諦めるような響きを滲ませながら言った。それを聞いたバステトは理解の声を上げる。
「……ああ、そういうこと。だから貴女、自分の勇者に好きな相手が出来ても我慢する、みたいこと言ってたわけね。
貴女の勇者を本気で愛して、勇者も本気で愛するような相手じゃなきゃ、新しく契約なんかしたくないってことなんでしょ?」
バステトの言葉に、リリスは更に強く笑みを浮かべる。
それは男なら、身をすくめそうになるほど怖い笑み。
実際、この場にいる男神たちに冷や汗にも似たモノを感じさせながら、リリスは言った。
「当たり前でしょ? 新しく契約するってことは、陽色と私と一緒に、その先の永遠を共に生きるという事だもの。
陽色を本気で愛さないような相手なんて、絶対に受け入れたくないわ」
「怖いわねぇ。でも、少しは分かる気はするかも」
「あら、バステトも、そうなの?」
「ええ。だって私も、私の勇者にお金だの権力だの、私の勇者以外が目当てで近付く女が居たら、殺したくなるもの」
「分かるわ。私も絶対そう思うもの。思うだけでしないけど」
「そうね。私も、思うだけでしないわ。多分」
殺伐とした女子トークをしながら、くすくすと笑い合うリリスとバステト。
「お前たち、怖いんだが……」
微妙に表情を強張らせながら突っ込むデミウルゴスに、リリスは返す。
「これぐらいで情けないこと言わないの。貴方、現世に行って好きな女が出来たらどうする気?」
「いや、私はそういうのは要らんのだが……」
「そうなの? 貴方の勇者の子とも、そうならないって思ってるの?」
「当然だろう。そういうつもりで出雲を見たことは無い。それ以前に、あの子は八雲が好きなのだ。私はあの2人が、仲睦まじくしている所を見れればそれだけで――」
「仲は良いけど、男女の仲じゃないわよ、あの2人」
「……は? いや待て、なぜだ! どう考えてもあの2人は両想いだろう!」
「物作りが楽しいから、恋愛の方には目を向けてないわよ、あの2人。それに八雲の方が、元々の世界での年が上だったのを気にしてるみたい」
「馬鹿な……こっちの世界に来る時に身体を造り替えたんだから、見た目はともかく全員同い年になったような物なのだぞ。何をしておるのだあの馬鹿者は。これでは、離れた場所からあの2人がイチャイチャしている所を見て楽しむという私の野望が!」
「どういう趣味してるの、アンタ」
思わずツッコミを入れるバステト。
それを切っ掛けらするように、神々は自分の勇者と現世で何をしたいかを話し合う。
いずれ皆が、現世で自分の勇者と生きていけるかもしれない。
その可能性が見えたことで、皆の表情は生き生きとしていた。
期待と不安を抱き、いずれ共に生きていける時を夢見ている。
それはリリスに抱きしめられたピュラーとて同じだった。
「リリス……」
「なに? ピュラー?」
不安を滲ませるピュラーに、リリスは頭を撫でながら聞き返す。
「怖い? 現世で貴女の勇者に逢いに行くのが?」
「……うん。でも、会いたい。会いたいよ、リリス。会っても、良いのかな……」
「当たり前でしょ。きっと貴女の勇者も、そう思ってるわ」
「そう、かな……そうだと、嬉しい……」
はにかむように顔をうつむかせながら、恥ずかしそうに言うピュラーに、
「大丈夫。きっとみんな、逢いに行けるから。
だから、街を大きくするのに、協力してね、ピュラー」
「……うん」
ぎゅっと、応えるようにリリスを抱きしめるピュラーだった。
そうしてリリスが神々の協力を取り付けている頃、リリスの勇者である陽色は、絶賛お疲れモードであった。
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(※第18回ファンタジー小説大賞に参加しています。
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