59 / 115
第一章 街を作る前準備編
18 転んでもタダでは起きないよ その①
しおりを挟む
俺とカルナ達が魔物に襲撃された、次の日の朝。
いま俺とカルナは、魔術協会に居ます。なぜかと言えば、まずは犯人探し。
犯人が誰か、今のところ見当もつかないのだけれど、その取っ掛かりぐらいになると良いなと思って、長老たちを前に事情を説明していた。すると、
「……それは、本当なのか、ヒイロ殿……」
青ざめた顔で、長老の1人が訊いてくる。確認というよりは、嘘であってくれ、という願望がダダ漏れだった。
演技だったら凄いな、と思うのだけど、どう見ても本気です。
「はい。既にカルナ殿の屋敷が破壊されているのは、知っておられると思いますが、私達が魔物に襲撃された際、それを撃退すると同時に爆発した影響です。何処の誰かは分かりませんが、念のいった事です」
昨日、カルナの屋敷が魔物の自爆で破壊された後、異変に気付いた周囲の住人が警護の役人に知らせ、そこを経由して魔術協会に連絡が行ったのは、既に調べてこちらも知っている。
菊野さんの神与能力をメインに置いて調べたので、間違いはない。
可能なら、魔術協会内部の状況も知りたい所だったけど、魔術協会には幾重もの防諜防止の結界が張られているので、菊野さんの神与能力は使えない。
より正確に言うと、過去を見るならともかくリアルタイムなら可能なんだけど、神与能力を使ったこと自体はバレるので使えないのだ。
(菊野さんの神与能力、バレちゃってるからなぁ)
こちらの世界に召喚されて、王政府の奴らに根掘り葉掘り、こちらの能力について聞かれた時、菊野さんは正直に言っちゃったのだ。そのせいで、色々と対策が取られちゃってる。
俺や、他の何人かは、警戒して能力の内容を誤魔化して伝えているのでバレてないけど、素直な勇者のみんなは喋っちゃってるんだ。
(しょうがないよなぁ。あの時は、思いっきり下手に出てるように演技してたからな、あいつら)
魔王を倒してから、思いっきり本性出しやがったけど。なんて、昔のことを思い出してると、
「カルナよ、どういうことなのか、説明せよ」
俺の横に居たカルナに、前に座った長老たちの1人が聞く。ちなみに、今はミリィはいない。カルナに連いて来ようとしたんだけど、強く言って休ませている。
カルナは、俺の方を見ることなく、事前の打ち合わせ通り返していく。
「昨夜の11時になりますが、陽色殿と共に魔物に襲われました。幸い、陽色殿の御助力も得て撃退できましたが、そうでなければ危なかったでしょう。倒したと同時に、魔力結晶にならず自爆したことから考えても、何者かに操作された人工的な魔物の可能性が最も高いです」
カルナの言葉に、長老たちは黙る。
いまカルナが言ったことは、微妙に事実とは変えている。それは、今回の件の犯人を捜す一環だ。
まずは長老たちが関わっているのか、事実と異なることを伝えて反応を見てるのだけど、どう見てもこちらの話を信じ切っている。
(長老たち、魔術協会のトップはシロ、かな?)
決めつけるのは危険だけど、だからと言って、なにも線引しないのはもっと危険なので、ひとまず犯人とは関係ないと見ていった方が良いみたいだ。
もちろん、他の魔術協会の人間が、関わってないとは限らないけれど。
そうして長老たちの反応を見ていると、
「……状況は分かった。だがカルナよ、そもそも何故、お前の屋敷にヒイロ殿が訪れているのだ」
一先ず話を逸らしたいのか、こちらの関係を探るように長老の一人が訊いてくる。
これも想定の範囲内だ。けど、気を付けて応えないといけない。一歩間違えると、今回の件を俺たちとカルナが仕組んだ物じゃないかと邪推されてしまう。
だから、カルナは事前に俺たちと話し合った通りに、長老たちに説明した。
「商談として、訪れられていました。私の作った照明用の魔導具の生産権利を買い取りたいと仰られて」
「照明用の魔導具だと? あんな物、数年も持たずに耐用年数を迎える欠陥品だろう。そんな物を――」
「いえ。我々にとっては、十分に価値のあるものなのですよ」
非難するように言う長老の言葉を遮り、俺は言った。
「私達、転生者にとって、なによりも安価で大量生産を行える商品というのは大事なのです。例え、性能などの面で、劣る所があったとしても。不思議に思われるかもしれませんが、それが我々の本音です」
「……それは、ヒイロ殿の居た世界での常識、ということなのか?」
「はい。こちらの世界の常識とは、異なるとは思いますが」
俺の応えに、長老たちは吟味するように押し黙る。カルチャーショックを受けてるみたいだけど、それはしょうがない。
こちらの世界は、俺が元居た世界のように産業革命が起っている訳じゃない。
製品の規格統一とかも、まだまだ考えられない状況だ。
個人の技量に生産量も質も頼り切り、品質の安定と大量供給はほど遠い。
けれど、だからといって、この世界の技術が劣っているという訳じゃない。
むしろ、魔術とそれに起因する一部の製品では、元居た現代の製品よりも高性能な物もあるぐらいだ。
だからこそ、発展しなかったとも言えるけど。
なにしろ、金と権力さえあれば、俺たちの居た現代の生活とそれほど遜色ない生活が行えるのだから。
娯楽みたいな、例外はあるけども。
単純に、世界が異なることによる意識の違い、というヤツだ。それを元に優劣を語るのは間違っている。
気付ける環境にあるのかどうか、その違いでしかないのだ。
だから、カルナの技術は喉から手が出るほど欲しい。
そう思っているので、長老たちにも、こちらの本気が伝わったのだろう。
「……カルナの屋敷に、ヒイロ殿が訪れられた理由は、よく分かった」
心情として受け入れるかは別として、納得するように返してきた。そして、
「問題は、なぜ襲われたかだ……人工的な魔物であると、ヒイロ殿は仰られた……それは、我らとて話を聞き、そう判断せざるを得ん。だが……――」
言葉の途中で、長老はその先を口にするのをためらう。
それは仕方のないことだろう。何しろ、冷静に考えて、今回の件で一番怪しいのは自分達なのだから。
正確に言えば、人工的に魔物を創り出し操れる技術を持っていると、真っ先に思い浮かぶのが魔術協会だからだ。
もちろん、他の組織や個人でも、それが出来る心当たりはあるだろう。
けれど、それを口にすれば、疑念をそこに抱いたということになり、下手にそれが伝われば争いの元となりかねない。
かといって、何も言わなければ、自分達の疑惑を強めることになる。
どう転んでも、自分達にとって不利だ。
だから、何かを口にすることをためらっている。それがこちらも分かるから、下手なことを言わないで済むよう、先に俺が口を開いた。
「私達は、今回の件を非常に憂慮しております」
穏やかな声で言ったつもりだけど、長老たちの表情が強張るのが分かる。
向こうとして見れば、事件があった次の日に、朝一番でやって来たのだ。俺たちが疑念を持って、圧力や牽制を掛けに来たと思ってもおかしくない。
万が一にでも、そんな事を思われては困る。
だって、これから協力し合いたい相手なのだから。だからこそ、俺は言った。
「私達は、今回の件により、一つの考えを総意として、今日ここに参りました」
一つ一つ言葉を区切り、はっきりと相手に伝わるように意識しながら、俺は言った。
「是非、貴方たち魔術協会のお力を、我らにお貸しください」
この言葉に、長老たちは息を飲んだ。
いま俺とカルナは、魔術協会に居ます。なぜかと言えば、まずは犯人探し。
犯人が誰か、今のところ見当もつかないのだけれど、その取っ掛かりぐらいになると良いなと思って、長老たちを前に事情を説明していた。すると、
「……それは、本当なのか、ヒイロ殿……」
青ざめた顔で、長老の1人が訊いてくる。確認というよりは、嘘であってくれ、という願望がダダ漏れだった。
演技だったら凄いな、と思うのだけど、どう見ても本気です。
「はい。既にカルナ殿の屋敷が破壊されているのは、知っておられると思いますが、私達が魔物に襲撃された際、それを撃退すると同時に爆発した影響です。何処の誰かは分かりませんが、念のいった事です」
昨日、カルナの屋敷が魔物の自爆で破壊された後、異変に気付いた周囲の住人が警護の役人に知らせ、そこを経由して魔術協会に連絡が行ったのは、既に調べてこちらも知っている。
菊野さんの神与能力をメインに置いて調べたので、間違いはない。
可能なら、魔術協会内部の状況も知りたい所だったけど、魔術協会には幾重もの防諜防止の結界が張られているので、菊野さんの神与能力は使えない。
より正確に言うと、過去を見るならともかくリアルタイムなら可能なんだけど、神与能力を使ったこと自体はバレるので使えないのだ。
(菊野さんの神与能力、バレちゃってるからなぁ)
こちらの世界に召喚されて、王政府の奴らに根掘り葉掘り、こちらの能力について聞かれた時、菊野さんは正直に言っちゃったのだ。そのせいで、色々と対策が取られちゃってる。
俺や、他の何人かは、警戒して能力の内容を誤魔化して伝えているのでバレてないけど、素直な勇者のみんなは喋っちゃってるんだ。
(しょうがないよなぁ。あの時は、思いっきり下手に出てるように演技してたからな、あいつら)
魔王を倒してから、思いっきり本性出しやがったけど。なんて、昔のことを思い出してると、
「カルナよ、どういうことなのか、説明せよ」
俺の横に居たカルナに、前に座った長老たちの1人が聞く。ちなみに、今はミリィはいない。カルナに連いて来ようとしたんだけど、強く言って休ませている。
カルナは、俺の方を見ることなく、事前の打ち合わせ通り返していく。
「昨夜の11時になりますが、陽色殿と共に魔物に襲われました。幸い、陽色殿の御助力も得て撃退できましたが、そうでなければ危なかったでしょう。倒したと同時に、魔力結晶にならず自爆したことから考えても、何者かに操作された人工的な魔物の可能性が最も高いです」
カルナの言葉に、長老たちは黙る。
いまカルナが言ったことは、微妙に事実とは変えている。それは、今回の件の犯人を捜す一環だ。
まずは長老たちが関わっているのか、事実と異なることを伝えて反応を見てるのだけど、どう見てもこちらの話を信じ切っている。
(長老たち、魔術協会のトップはシロ、かな?)
決めつけるのは危険だけど、だからと言って、なにも線引しないのはもっと危険なので、ひとまず犯人とは関係ないと見ていった方が良いみたいだ。
もちろん、他の魔術協会の人間が、関わってないとは限らないけれど。
そうして長老たちの反応を見ていると、
「……状況は分かった。だがカルナよ、そもそも何故、お前の屋敷にヒイロ殿が訪れているのだ」
一先ず話を逸らしたいのか、こちらの関係を探るように長老の一人が訊いてくる。
これも想定の範囲内だ。けど、気を付けて応えないといけない。一歩間違えると、今回の件を俺たちとカルナが仕組んだ物じゃないかと邪推されてしまう。
だから、カルナは事前に俺たちと話し合った通りに、長老たちに説明した。
「商談として、訪れられていました。私の作った照明用の魔導具の生産権利を買い取りたいと仰られて」
「照明用の魔導具だと? あんな物、数年も持たずに耐用年数を迎える欠陥品だろう。そんな物を――」
「いえ。我々にとっては、十分に価値のあるものなのですよ」
非難するように言う長老の言葉を遮り、俺は言った。
「私達、転生者にとって、なによりも安価で大量生産を行える商品というのは大事なのです。例え、性能などの面で、劣る所があったとしても。不思議に思われるかもしれませんが、それが我々の本音です」
「……それは、ヒイロ殿の居た世界での常識、ということなのか?」
「はい。こちらの世界の常識とは、異なるとは思いますが」
俺の応えに、長老たちは吟味するように押し黙る。カルチャーショックを受けてるみたいだけど、それはしょうがない。
こちらの世界は、俺が元居た世界のように産業革命が起っている訳じゃない。
製品の規格統一とかも、まだまだ考えられない状況だ。
個人の技量に生産量も質も頼り切り、品質の安定と大量供給はほど遠い。
けれど、だからといって、この世界の技術が劣っているという訳じゃない。
むしろ、魔術とそれに起因する一部の製品では、元居た現代の製品よりも高性能な物もあるぐらいだ。
だからこそ、発展しなかったとも言えるけど。
なにしろ、金と権力さえあれば、俺たちの居た現代の生活とそれほど遜色ない生活が行えるのだから。
娯楽みたいな、例外はあるけども。
単純に、世界が異なることによる意識の違い、というヤツだ。それを元に優劣を語るのは間違っている。
気付ける環境にあるのかどうか、その違いでしかないのだ。
だから、カルナの技術は喉から手が出るほど欲しい。
そう思っているので、長老たちにも、こちらの本気が伝わったのだろう。
「……カルナの屋敷に、ヒイロ殿が訪れられた理由は、よく分かった」
心情として受け入れるかは別として、納得するように返してきた。そして、
「問題は、なぜ襲われたかだ……人工的な魔物であると、ヒイロ殿は仰られた……それは、我らとて話を聞き、そう判断せざるを得ん。だが……――」
言葉の途中で、長老はその先を口にするのをためらう。
それは仕方のないことだろう。何しろ、冷静に考えて、今回の件で一番怪しいのは自分達なのだから。
正確に言えば、人工的に魔物を創り出し操れる技術を持っていると、真っ先に思い浮かぶのが魔術協会だからだ。
もちろん、他の組織や個人でも、それが出来る心当たりはあるだろう。
けれど、それを口にすれば、疑念をそこに抱いたということになり、下手にそれが伝われば争いの元となりかねない。
かといって、何も言わなければ、自分達の疑惑を強めることになる。
どう転んでも、自分達にとって不利だ。
だから、何かを口にすることをためらっている。それがこちらも分かるから、下手なことを言わないで済むよう、先に俺が口を開いた。
「私達は、今回の件を非常に憂慮しております」
穏やかな声で言ったつもりだけど、長老たちの表情が強張るのが分かる。
向こうとして見れば、事件があった次の日に、朝一番でやって来たのだ。俺たちが疑念を持って、圧力や牽制を掛けに来たと思ってもおかしくない。
万が一にでも、そんな事を思われては困る。
だって、これから協力し合いたい相手なのだから。だからこそ、俺は言った。
「私達は、今回の件により、一つの考えを総意として、今日ここに参りました」
一つ一つ言葉を区切り、はっきりと相手に伝わるように意識しながら、俺は言った。
「是非、貴方たち魔術協会のお力を、我らにお貸しください」
この言葉に、長老たちは息を飲んだ。
0
あなたにおすすめの小説
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
異世界ほのぼの牧場生活〜女神の加護でスローライフ始めました〜』
チャチャ
ファンタジー
ブラック企業で心も体もすり減らしていた青年・悠翔(はると)。
日々の疲れを癒してくれていたのは、幼い頃から大好きだったゲーム『ほのぼの牧場ライフ』だけだった。
両親を早くに亡くし、年の離れた妹・ひなのを守りながら、限界寸前の生活を続けていたある日――
「目を覚ますと、そこは……ゲームの中そっくりの世界だった!?」
女神様いわく、「疲れ果てたあなたに、癒しの世界を贈ります」とのこと。
目の前には、自分がかつて何百時間も遊んだ“あの牧場”が広がっていた。
作物を育て、動物たちと暮らし、時には村人の悩みを解決しながら、のんびりと過ごす毎日。
けれどもこの世界には、ゲームにはなかった“出会い”があった。
――獣人の少女、恥ずかしがり屋の魔法使い、村の頼れるお姉さん。
誰かと心を通わせるたびに、はるとの日常は少しずつ色づいていく。
そして、残された妹・ひなのにも、ある“転機”が訪れようとしていた……。
ほっこり、のんびり、時々ドキドキ。
癒しと恋と成長の、異世界牧場スローライフ、始まります!
異世界転生~チート魔法でスローライフ
玲央
ファンタジー
【あらすじ⠀】都会で産まれ育ち、学生時代を過ごし 社会人になって早20年。
43歳になった主人公。趣味はアニメや漫画、スポーツ等 多岐に渡る。
その中でも最近嵌ってるのは「ソロキャンプ」
大型連休を利用して、
穴場スポットへやってきた!
テントを建て、BBQコンロに
テーブル等用意して……。
近くの川まで散歩しに来たら、
何やら動物か?の気配が……
木の影からこっそり覗くとそこには……
キラキラと光注ぐように発光した
「え!オオカミ!」
3メートルはありそうな巨大なオオカミが!!
急いでテントまで戻ってくると
「え!ここどこだ??」
都会の生活に疲れた主人公が、
異世界へ転生して 冒険者になって
魔物を倒したり、現代知識で商売したり…… 。
恋愛は多分ありません。
基本スローライフを目指してます(笑)
※挿絵有りますが、自作です。
無断転載はしてません。
イラストは、あくまで私のイメージです
※当初恋愛無しで進めようと書いていましたが
少し趣向を変えて、
若干ですが恋愛有りになります。
※カクヨム、なろうでも公開しています
バーンズ伯爵家の内政改革 ~10歳で目覚めた長男、前世知識で領地を最適化します
namisan
ファンタジー
バーンズ伯爵家の長男マイルズは、完璧な容姿と神童と噂される知性を持っていた。だが彼には、誰にも言えない秘密があった。――前世が日本の「医師」だったという記憶だ。
マイルズが10歳となった「洗礼式」の日。
その儀式の最中、領地で謎の疫病が発生したとの凶報が届く。
「呪いだ」「悪霊の仕業だ」と混乱する大人たち。
しかしマイルズだけは、元医師の知識から即座に「病」の正体と、放置すれば領地を崩壊させる「災害」であることを看破していた。
「父上、お待ちください。それは呪いではありませぬ。……対処法がわかります」
公衆衛生の確立を皮切りに、マイルズは領地に潜む様々な「病巣」――非効率な農業、停滞する経済、旧態依然としたインフラ――に気づいていく。
前世の知識を総動員し、10歳の少年が領地を豊かに変えていく。
これは、一人の転生貴族が挑む、本格・異世界領地改革(内政)ファンタジー。
【完結】平凡な魔法使いですが、国一番の騎士に溺愛されています
空月
ファンタジー
この世界には『善い魔法使い』と『悪い魔法使い』がいる。
『悪い魔法使い』の根絶を掲げるシュターメイア王国の魔法使いフィオラ・クローチェは、ある日魔法の暴発で幼少時の姿になってしまう。こんな姿では仕事もできない――というわけで有給休暇を得たフィオラだったが、一番の友人を自称するルカ=セト騎士団長に、何故かなにくれとなく世話をされることに。
「……おまえがこんなに子ども好きだとは思わなかった」
「いや、俺は子どもが好きなんじゃないよ。君が好きだから、子どもの君もかわいく思うし好きなだけだ」
そんなことを大真面目に言う国一番の騎士に溺愛される、平々凡々な魔法使いのフィオラが、元の姿に戻るまでと、それから。
◆三部完結しました。お付き合いありがとうございました。(2024/4/4)
出来損ない貴族の三男は、謎スキル【サブスク】で世界最強へと成り上がる〜今日も僕は、無能を演じながら能力を徴収する〜
シマセイ
ファンタジー
実力至上主義の貴族家に転生したものの、何の才能も持たない三男のルキウスは、「出来損ない」として優秀な兄たちから虐げられる日々を送っていた。
起死回生を願った五歳の「スキルの儀」で彼が授かったのは、【サブスクリプション】という誰も聞いたことのない謎のスキル。
その結果、彼の立場はさらに悪化。完全な「クズ」の烙印を押され、家族から存在しない者として扱われるようになってしまう。
絶望の淵で彼に寄り添うのは、心優しき専属メイドただ一人。
役立たずと蔑まれたこの謎のスキルが、やがて少年の運命を、そして世界を静かに揺るがしていくことを、まだ誰も知らない。
猫を拾ったら聖獣で犬を拾ったら神獣で最強すぎて困る
マーラッシュ
ファンタジー
旧題:狙って勇者パーティーを追放されて猫を拾ったら聖獣で犬を拾ったら神獣だった。そして人間を拾ったら・・・
何かを拾う度にトラブルに巻き込まれるけど、結果成り上がってしまう。
異世界転生者のユートは、バルトフェル帝国の山奥に一人で住んでいた。
ある日、盗賊に襲われている公爵令嬢を助けたことによって、勇者パーティーに推薦されることになる。
断ると角が立つと思い仕方なしに引き受けるが、このパーティーが最悪だった。
勇者ギアベルは皇帝の息子でやりたい放題。活躍すれば咎められ、上手く行かなければユートのせいにされ、パーティーに入った初日から後悔するのだった。そして他の仲間達は全て女性で、ギアベルに絶対服従していたため、味方は誰もいない。
ユートはすぐにでもパーティーを抜けるため、情報屋に金を払い噂を流すことにした。
勇者パーティーはユートがいなければ何も出来ない集団だという内容でだ。
プライドが高いギアベルは、噂を聞いてすぐに「貴様のような役立たずは勇者パーティーには必要ない!」と公衆の面前で追放してくれた。
しかし晴れて自由の身になったが、一つだけ誤算があった。
それはギアベルの怒りを買いすぎたせいで、帝国を追放されてしまったのだ。
そしてユートは荷物を取りに行くため自宅に戻ると、そこには腹をすかした猫が、道端には怪我をした犬が、さらに船の中には女の子が倒れていたが、それぞれの正体はとんでもないものであった。
これは自重できない異世界転生者が色々なものを拾った結果、トラブルに巻き込まれ解決していき成り上がり、幸せな異世界ライフを満喫する物語である。
異世界でぼっち生活をしてたら幼女×2を拾ったので養うことにした【改稿版】
きたーの(旧名:せんせい)
ファンタジー
【毎週火木土更新】
自身のクラスが勇者召喚として呼ばれたのに乗り遅れてお亡くなりになってしまった主人公。
その瞬間を偶然にも神が見ていたことでほぼ不老不死に近い能力を貰い異世界へ!
約2万年の時を、ぼっちで過ごしていたある日、いつも通り森を闊歩していると2人の子供(幼女)に遭遇し、そこから主人公の物語が始まって行く……。
―――
当作品は過去作品の改稿版です。情景描写等を厚くしております。
なお、投稿規約に基づき既存作品に関しては非公開としておりますためご理解のほどよろしくお願いいたします。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる