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第二章 街予定地の問題を解決しよう編
1 蒸気機関車が出来ました その③
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「『ビックボーイ』って、確かアメリカで作られたんだっけ?」
「おう。それをモデルにして作った」
俺の問い掛けに、八雲が答えてくれる。
八雲は、元居た世界だと腕のいい町工場の職人兼社長だったらしいんだけど、趣味で色んな機械や工業製品のことを調べていたらしい。
お金と暇さえあれば作ってたのに! なんて思いながら病気で死んだらしいので、こっちの世界に来てから色々な物を作っている。
その成果が、いま目の前にあるのだ。
「にしてもおっきいなぁ。もっと小さいのイメージしてたから、見てて興奮する」
「やっぱ、でっけぇのは好いよな。でっけぇのは」
「おっきいだけじゃないのだ。性能だってすごいのだ」
出雲は誇らしげに説明してくれる。
「これ1両で、理論上は最大3000トンまで運べるのだ」
「3000トンって……最初に聞いてたスペックより、かなり大きいんだけど」
驚いて聞き返す俺に、出雲と八雲は説明を続けてくれる。
「出来るかどうか分からなかったから、少なく言っといたのだ」
「普通逆じゃない?」
「つまんねぇ嘘ついてどうすんだよ。それより、予想以上のもん作ってみせて、あっと驚かせる方が楽しいだろ」
「うん、2人が営業には向いてないのはよく分かった。って、それより、理論上はってことは、現実的にはどれぐらいなの?」
「4000トンかな?」
「なんで増えるの」
「絶対ほぼ確実に事故を起こさないで運用できる数値が3000トンなのだ」
「だから逆向きに盛ってどうするの。一応これ、ウチで使えるのを確認したら他所にも売るつもりなんだから、営業役の人の苦労も考えてあげて」
「営業……奴らは嘘つきだ……何度地獄を見たことか……」
「遠い目をして呟かないで。元居た世界のトラウマは分かったから。それにしても、一度にそれだけの量を運べるパワーを出すには、相当燃料が要るんじゃない?」
心配していることを訊いてみる。
石炭みたいな、地面を掘り起こさないと得られない物が燃料だと、環境問題もだけど、争奪戦が怖い。
それで戦争になったりしたら、洒落にならない。
すると、八雲が安心させてくれるように返してくれた。
「その辺は、魔術でどうにかしたぜ」
「魔術?」
「おう。結界術ってあるだろ?」
「攻撃を弾いたりする術のこと?」
「ああ、それそれ。あれはエネルギーを遮断したりできるだろ? だからそれを利用して、熱効率を上げた訳よ」
「んっと、どういうこと?」
詳しく訊くと、出雲が答えてくれる。
「蒸気機関は物を燃やして、その熱で水蒸気を作るけど、大半の熱は他所に逃げちゃうのだ。だから、余計な熱が逃げないように、燃料室を結界で覆って熱の逃げ道を遮断したのだ」
「んっと……魔法瓶、みたいなものかな?」
「簡単に言うと、そんな感じなのだ。他にも、燃料室に送る空気の酸素濃度を上げて燃焼効率を上げたり、蒸気を圧縮したりするのにも魔術を使ったのだ。だから、普通に木材を使っても十分なパワーが得られるんだぞ」
「そっか。みんな苦労してくれたんだ。ありがとう、お疲れさま」
俺の言葉に、照れたようになる出雲に、続けて問い掛ける。
「運べる量も必要な燃料の事も分かったけど、速さはどれぐらいまで出るの?」
「60キロなのだ」
「それも安全第一の数字なの?」
「その気になれば、120キロまでなら加速できるな。でも魔術で強化してあるタイヤを使ってるとはいえ、重量が半端ないからな。あんまりスピードは出さない方が良いぞ」
八雲の言葉に、俺は蒸気機関車の足回りに視線を向ける。
そこは鉄道車両のような鉄の車輪ではなく、魔術で強度や弾性の強化されたゴムタイヤを無数に使っているのが見えた。
なんでこうなっているかと言うと、レールを敷くのが現実的じゃなかったからだ。
王都から俺達が作る街の予定地までは、間に色々と曲がり道もあるので、全長で120キロもある。
その距離の全てにレールを敷くのは、現時点では鉄や枕木の材料も足らないし、維持する人材も全く足らないのだ。
「そっか。安全性の方が大事だから、速度は低い方が良いね。今のこの世界だと、時速50キロで3000トンを運べるぐらいでも規格外だから、当分はそのスペックでカタログには載せとこう」
「分かったのだ。量産機からは、安全第一で作るのだ」
「量産機? そんなに作れる余裕あるの?」
「ウチの弟子と、陽色が魔術協会から引っ張って来てくれた若い魔術師のお蔭で、俺らが神与能力使わなくても済むようになったからな。さすがに今回みたいな無茶な速さで作れはしねぇが、それなりの速さで作れるぜ」
八雲は自信を込めて返してくれた。
ちなみに2人の神与能力は、出雲が『直感発明』八雲が『お手軽造形』というのだけれど、モノづくりに特化した能力だ。
出雲の直感発明は、その名の通り直感で発明が出来る。
本人にも仕組みが分からない物だろうと、直感で理屈の分からないまま発明し、作り上げることが出来るんだ。
通常の科学だけじゃなく、魔術に奇跡、それに何だか分からない力さえ使い、一品物の発明品を作り上げる。
本人にすら仕組みが分からない物なので、ブラックボックスだらけで、解析しようにも複雑怪奇すぎてどうしようもない物しか出来ないのが難点だけど。
超高性能な一品物を作り出す能力、といっても良いかもしれない。
それに対して八雲の能力は、自分の魔力を侵透させた物質を好きに造形できる能力だ。
言葉にすると地味な感じがするし、実を言うと魔術にも似たような物があったりする。
けど、実際に目の辺りにすると圧巻だし、魔術とは桁が違う。
家一軒分ぐらいの鉄鉱石から純度100%の鉄をあっという間に取り出し、取り出した鉄の塊を粘土細工をこねるぐらいの手軽さで形を成型する、なんてことは朝飯前だ。
本人が言うには、その気になれば、小さな山ぐらいなら資材分別して好きな物が作れるらしい。
そんな2人の神与能力がなくても大丈夫だというんだから、八雲達の弟子の人達も、若い魔術師たちも有能だ。
「みんな頑張ってるんだね」
俺は工房で今も物を作っている、弟子の人達や若い魔術師のみんなに視線を向けると、
「おお、もちろんだ。だから、特別ボーナスだせるぐらい、報酬は頼むぜ」
「みんな頑張ってるから、褒めてあげるだけじゃなく、形でも返してあげたいのだ」
八雲と出雲の2人は、誇らしげに俺に言った。弟子のみんなや若い魔術師の子達のことを大事にしてるんだな、と思えるような声だった。
「うん、そっちの方は任せて。ちゃんと交渉するから」
俺が力強く返すと、2人は喜ぶ。それを見ていたデミウルゴスは、
「力を合わせて、良き物を作ったのだな、2人とも」
感慨深げに、出雲と八雲の2人に言う。ただちょっと気のせいなのか、蒸気機関車を見る目が少し物足りなさそうだった。
それに気付いた出雲と八雲は、
「どうしたのだ? デミウルゴス」
「なにか気になることでもあるのか? あるなら言ってくれよ。その方が、こっちとしても助かるからな」
デミウルゴスを促すように言う。それにデミウルゴスは、少し迷ったあと口を開いた。
「うむ。十二分に皆が頑張っているのは分かっておるのだが……どうにも勿体なく思えてな」
「何がなのだ?」
「足りない機能でもあるのか?」
「うむ。この造形美、無駄を極限まで無くした機能美、何もかも素晴らしい。だからこそ、余計に惜しいのだ。ここに、あとは変形機能さえあればと」
「なに言ってんです」
思わず真顔で俺がツッコミを入れてると、
「さすがなのだ!」
「そこに気が付くとは……やはり神か」
「2人ともなに言ってんの」
いかん。ここで止めとかないと絶対暴走するこの3人。
「要らないからね、そんな機能」
「なぜだ! リリスの勇者よ!」
「変形するのだぞ! カッコ好いのだぞ!」
「ロボットへの変形はロマンだろ!」
「なんでわざわざ性能を落とすような機能付けないといけないの」
俺の言葉に3人は固まった後、
「言ってはならぬ真理を口にしたなリリスの勇者よ!」
「酷いのだ酷いのだ!」
「ロマンが分かんねぇヤツだなお前は!」
さんざんに言われたけど、俺は頑として譲らなかった。
一歩でも譲ると、確実に魔改造するのが目に見えていたから。
そんな事があった次の日。俺達は、蒸気機関車に乗って街の予定地に向かう事にした。
「おう。それをモデルにして作った」
俺の問い掛けに、八雲が答えてくれる。
八雲は、元居た世界だと腕のいい町工場の職人兼社長だったらしいんだけど、趣味で色んな機械や工業製品のことを調べていたらしい。
お金と暇さえあれば作ってたのに! なんて思いながら病気で死んだらしいので、こっちの世界に来てから色々な物を作っている。
その成果が、いま目の前にあるのだ。
「にしてもおっきいなぁ。もっと小さいのイメージしてたから、見てて興奮する」
「やっぱ、でっけぇのは好いよな。でっけぇのは」
「おっきいだけじゃないのだ。性能だってすごいのだ」
出雲は誇らしげに説明してくれる。
「これ1両で、理論上は最大3000トンまで運べるのだ」
「3000トンって……最初に聞いてたスペックより、かなり大きいんだけど」
驚いて聞き返す俺に、出雲と八雲は説明を続けてくれる。
「出来るかどうか分からなかったから、少なく言っといたのだ」
「普通逆じゃない?」
「つまんねぇ嘘ついてどうすんだよ。それより、予想以上のもん作ってみせて、あっと驚かせる方が楽しいだろ」
「うん、2人が営業には向いてないのはよく分かった。って、それより、理論上はってことは、現実的にはどれぐらいなの?」
「4000トンかな?」
「なんで増えるの」
「絶対ほぼ確実に事故を起こさないで運用できる数値が3000トンなのだ」
「だから逆向きに盛ってどうするの。一応これ、ウチで使えるのを確認したら他所にも売るつもりなんだから、営業役の人の苦労も考えてあげて」
「営業……奴らは嘘つきだ……何度地獄を見たことか……」
「遠い目をして呟かないで。元居た世界のトラウマは分かったから。それにしても、一度にそれだけの量を運べるパワーを出すには、相当燃料が要るんじゃない?」
心配していることを訊いてみる。
石炭みたいな、地面を掘り起こさないと得られない物が燃料だと、環境問題もだけど、争奪戦が怖い。
それで戦争になったりしたら、洒落にならない。
すると、八雲が安心させてくれるように返してくれた。
「その辺は、魔術でどうにかしたぜ」
「魔術?」
「おう。結界術ってあるだろ?」
「攻撃を弾いたりする術のこと?」
「ああ、それそれ。あれはエネルギーを遮断したりできるだろ? だからそれを利用して、熱効率を上げた訳よ」
「んっと、どういうこと?」
詳しく訊くと、出雲が答えてくれる。
「蒸気機関は物を燃やして、その熱で水蒸気を作るけど、大半の熱は他所に逃げちゃうのだ。だから、余計な熱が逃げないように、燃料室を結界で覆って熱の逃げ道を遮断したのだ」
「んっと……魔法瓶、みたいなものかな?」
「簡単に言うと、そんな感じなのだ。他にも、燃料室に送る空気の酸素濃度を上げて燃焼効率を上げたり、蒸気を圧縮したりするのにも魔術を使ったのだ。だから、普通に木材を使っても十分なパワーが得られるんだぞ」
「そっか。みんな苦労してくれたんだ。ありがとう、お疲れさま」
俺の言葉に、照れたようになる出雲に、続けて問い掛ける。
「運べる量も必要な燃料の事も分かったけど、速さはどれぐらいまで出るの?」
「60キロなのだ」
「それも安全第一の数字なの?」
「その気になれば、120キロまでなら加速できるな。でも魔術で強化してあるタイヤを使ってるとはいえ、重量が半端ないからな。あんまりスピードは出さない方が良いぞ」
八雲の言葉に、俺は蒸気機関車の足回りに視線を向ける。
そこは鉄道車両のような鉄の車輪ではなく、魔術で強度や弾性の強化されたゴムタイヤを無数に使っているのが見えた。
なんでこうなっているかと言うと、レールを敷くのが現実的じゃなかったからだ。
王都から俺達が作る街の予定地までは、間に色々と曲がり道もあるので、全長で120キロもある。
その距離の全てにレールを敷くのは、現時点では鉄や枕木の材料も足らないし、維持する人材も全く足らないのだ。
「そっか。安全性の方が大事だから、速度は低い方が良いね。今のこの世界だと、時速50キロで3000トンを運べるぐらいでも規格外だから、当分はそのスペックでカタログには載せとこう」
「分かったのだ。量産機からは、安全第一で作るのだ」
「量産機? そんなに作れる余裕あるの?」
「ウチの弟子と、陽色が魔術協会から引っ張って来てくれた若い魔術師のお蔭で、俺らが神与能力使わなくても済むようになったからな。さすがに今回みたいな無茶な速さで作れはしねぇが、それなりの速さで作れるぜ」
八雲は自信を込めて返してくれた。
ちなみに2人の神与能力は、出雲が『直感発明』八雲が『お手軽造形』というのだけれど、モノづくりに特化した能力だ。
出雲の直感発明は、その名の通り直感で発明が出来る。
本人にも仕組みが分からない物だろうと、直感で理屈の分からないまま発明し、作り上げることが出来るんだ。
通常の科学だけじゃなく、魔術に奇跡、それに何だか分からない力さえ使い、一品物の発明品を作り上げる。
本人にすら仕組みが分からない物なので、ブラックボックスだらけで、解析しようにも複雑怪奇すぎてどうしようもない物しか出来ないのが難点だけど。
超高性能な一品物を作り出す能力、といっても良いかもしれない。
それに対して八雲の能力は、自分の魔力を侵透させた物質を好きに造形できる能力だ。
言葉にすると地味な感じがするし、実を言うと魔術にも似たような物があったりする。
けど、実際に目の辺りにすると圧巻だし、魔術とは桁が違う。
家一軒分ぐらいの鉄鉱石から純度100%の鉄をあっという間に取り出し、取り出した鉄の塊を粘土細工をこねるぐらいの手軽さで形を成型する、なんてことは朝飯前だ。
本人が言うには、その気になれば、小さな山ぐらいなら資材分別して好きな物が作れるらしい。
そんな2人の神与能力がなくても大丈夫だというんだから、八雲達の弟子の人達も、若い魔術師たちも有能だ。
「みんな頑張ってるんだね」
俺は工房で今も物を作っている、弟子の人達や若い魔術師のみんなに視線を向けると、
「おお、もちろんだ。だから、特別ボーナスだせるぐらい、報酬は頼むぜ」
「みんな頑張ってるから、褒めてあげるだけじゃなく、形でも返してあげたいのだ」
八雲と出雲の2人は、誇らしげに俺に言った。弟子のみんなや若い魔術師の子達のことを大事にしてるんだな、と思えるような声だった。
「うん、そっちの方は任せて。ちゃんと交渉するから」
俺が力強く返すと、2人は喜ぶ。それを見ていたデミウルゴスは、
「力を合わせて、良き物を作ったのだな、2人とも」
感慨深げに、出雲と八雲の2人に言う。ただちょっと気のせいなのか、蒸気機関車を見る目が少し物足りなさそうだった。
それに気付いた出雲と八雲は、
「どうしたのだ? デミウルゴス」
「なにか気になることでもあるのか? あるなら言ってくれよ。その方が、こっちとしても助かるからな」
デミウルゴスを促すように言う。それにデミウルゴスは、少し迷ったあと口を開いた。
「うむ。十二分に皆が頑張っているのは分かっておるのだが……どうにも勿体なく思えてな」
「何がなのだ?」
「足りない機能でもあるのか?」
「うむ。この造形美、無駄を極限まで無くした機能美、何もかも素晴らしい。だからこそ、余計に惜しいのだ。ここに、あとは変形機能さえあればと」
「なに言ってんです」
思わず真顔で俺がツッコミを入れてると、
「さすがなのだ!」
「そこに気が付くとは……やはり神か」
「2人ともなに言ってんの」
いかん。ここで止めとかないと絶対暴走するこの3人。
「要らないからね、そんな機能」
「なぜだ! リリスの勇者よ!」
「変形するのだぞ! カッコ好いのだぞ!」
「ロボットへの変形はロマンだろ!」
「なんでわざわざ性能を落とすような機能付けないといけないの」
俺の言葉に3人は固まった後、
「言ってはならぬ真理を口にしたなリリスの勇者よ!」
「酷いのだ酷いのだ!」
「ロマンが分かんねぇヤツだなお前は!」
さんざんに言われたけど、俺は頑として譲らなかった。
一歩でも譲ると、確実に魔改造するのが目に見えていたから。
そんな事があった次の日。俺達は、蒸気機関車に乗って街の予定地に向かう事にした。
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(※第18回ファンタジー小説大賞に参加しています。
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