77 / 115
第二章 街予定地の問題を解決しよう編
3 街予定地に着いたは良いけれど その③ 現れる軍勢
しおりを挟む
「あらあら、薄情ねぇ」
「そもそも、魔物に仲間意識なんぞなかろうよ」
左翼から逃げ出そうとする十数体の魔物に、薫と和花はのんびりとした口調で言う。
「でも、勝てない相手に逃げるのは、間違ってないわよねぇ」
「確かにの。とはいえ、逃がす気はないがな」
和花は逃げ出す魔物達を見ながら、無詠唱で魔杖を生み出す。
幼子の今の姿では大き過ぎるその杖、魔杖レーヴァティンで地面を軽く突く。
その途端、無数の蕾の形をした炎の塊が生まれた。
「神与能力は使うの?」
「いや、そこまでする事は無かろう。お前はどうするんじゃ?」
「もう、使ってるわよ。ほら」
薫の視線の先を追えば、そこにはジグザグに移動しながら和花たちに近付く魔物たちが。
逃げ出そうとしている筈の魔物たちは、まるで見えない壁を避けて進路を変えているかのように動いていた。
少しずつ近づいて来る魔物たち。それを滅ぼすべく、和花は詠唱を開始する。
「害成す悪意の杖よ、汝が創り手が命じる。世界の魔力を食らい、我が力と化せ」
和花の言葉と共に目覚めたレーヴァティンは、周囲の魔力を貪欲に取り込み、創り手にして使い手たる和花に膨大な魔力を供給する。
供給された魔力を使い、和花は周囲に浮かぶ無数の炎の蕾に魔力を注ぎ込む。
その途端、次々に蕾は開花し咲き誇る。
咲き乱れる劫火の花を開放するべく、和花は更なる詠唱を開始した。
「火薬の園を今ここに。咲き誇る煉獄、永久の熱の国。暴虐の戦花よ、我が声と共に散り爆ぜよ。爆花繚乱」
詠唱の終わりと共に、炎の花は数百の花びらへと散る。けれど消えることなく、全てが一斉に魔物達へと向かって行った。
疾風の如き勢いで到達し、魔物に触れた途端、爆発を起こす。
触れた相手の魔力を巻き込んで爆発力に変える爆花繚乱は、相手が強ければ強いほど威力を増す。
逆に言えば、いま戦っているような低級な魔物では、破壊力はそれほど大した事にはならない。
けれど、それでも花びら一枚が触れただけで握り拳ほどの部分がごっそりと吹き飛ぶだけの威力はある。
それが数百連続して襲い掛かり、瞬く間に左翼に逃げようとしていた魔物たちは全てが魔力結晶へと変わっていった。
だが、逃げ出した魔物は右翼側にも居る。
それを打ち倒したのは、五郎と有希だった。
「料理以外に使うのは、趣味じゃねぇんだけどな」
乗り気なさげに言いながら、五郎は右手を空に掲げる。
そして気持ちを切り替えるように叫んだ。
「来い! 大包丁、正宗!」
空に掲げた右手に、人間大の巨大包丁が現れる。
それを手に、五郎は魔物の群れに突撃した。
100m以上離れていた距離を、数歩で一気に縮め、数メートルの距離から巨大包丁を振り下ろす。
「大微塵切り斬!」
振り抜きと共に、格子状の斬撃が魔物の一体に襲い掛かる。
耐えることなど出来ず、サイコロのように切り分けられ、魔力結晶を残し崩れ去った。
それが五郎が魔術で創り出した大包丁正宗の能力だ。
振り抜きと共に、最大で50メートル先に斬撃の威力を飛ばす。
元々は、料理の手間を楽にするために創り出した魔術だが、戦闘力としても十二分にある。
五郎は縦横無尽に動き回りながら、次々に魔物を料理していった。
だが、五郎の技は単体専用なので、どうしても取りこぼしは出る。
それを補うように、有希が動いた。
「起きるっすよ、影鰐」
有希が地面を足で叩くと、有希の影が形を変える。
ゆらりと蠢いたかと思うと鮫の形に変わり、影の面積自体も増える。
「取りこぼしを片付けて来いっす。残さず食べるっすよ」
有希が創り出した疑似魔物、影鰐は応えるように地面の上を跳ねると、真っ直ぐに敵の魔物へと地面の上を泳ぎ進む。
瞬く間に辿り着くと、魔物の影に噛み付き食い千切る。
その途端、食い千切られた影と同じ場所が破壊された。
それこそが影鰐の能力だ。
影を媒体に創り出された概念体である影鰐は、対象となる影に干渉する事で影響を及ぼせる。
物理的な破壊を行うことのみならず、生命体であれば精神を傷つけることさえ可能だ。
それを同時に5体生み出し、次々に魔物を倒していった。
瞬く間に、皆の活躍で魔物の数は減っていく。圧倒的な優勢だ。
そのせいで、手持無沙汰な一団も。
「なんか、出番無さそうだな」
「ま゛」
後衛で詰めていた八雲とロコが、暇そうに言う。
「別に良いのだ」
2人に返したのは出雲。安堵するように、続けて言う。
「こっちが優勢な方が、けが人も出なくて良いのだ。魔王との戦いの時みたいなのは、2度とごめんなのだ」
「……そうだな。確かに、何も無いのが一番――どうした、デミウルゴス?」
厳しい表情で、ここからは離れた場所を見詰めるデミウルゴスに、八雲は声を硬くして問い掛ける。
それにデミウルゴスは、顔を向ける余裕もなく言った。
「なんだ、アレは……なんであんなモノが存在している……」
悪夢を見るようなその声に、八雲はデミウルゴスの見ている方向に視線を向け、
「気を付けろ! 新手だ!」
周囲を振るわせるほどの大声で皆に警戒を促す。
それに皆が意識を向けると、そこに居たのは魔物の軍勢だった。
「そもそも、魔物に仲間意識なんぞなかろうよ」
左翼から逃げ出そうとする十数体の魔物に、薫と和花はのんびりとした口調で言う。
「でも、勝てない相手に逃げるのは、間違ってないわよねぇ」
「確かにの。とはいえ、逃がす気はないがな」
和花は逃げ出す魔物達を見ながら、無詠唱で魔杖を生み出す。
幼子の今の姿では大き過ぎるその杖、魔杖レーヴァティンで地面を軽く突く。
その途端、無数の蕾の形をした炎の塊が生まれた。
「神与能力は使うの?」
「いや、そこまでする事は無かろう。お前はどうするんじゃ?」
「もう、使ってるわよ。ほら」
薫の視線の先を追えば、そこにはジグザグに移動しながら和花たちに近付く魔物たちが。
逃げ出そうとしている筈の魔物たちは、まるで見えない壁を避けて進路を変えているかのように動いていた。
少しずつ近づいて来る魔物たち。それを滅ぼすべく、和花は詠唱を開始する。
「害成す悪意の杖よ、汝が創り手が命じる。世界の魔力を食らい、我が力と化せ」
和花の言葉と共に目覚めたレーヴァティンは、周囲の魔力を貪欲に取り込み、創り手にして使い手たる和花に膨大な魔力を供給する。
供給された魔力を使い、和花は周囲に浮かぶ無数の炎の蕾に魔力を注ぎ込む。
その途端、次々に蕾は開花し咲き誇る。
咲き乱れる劫火の花を開放するべく、和花は更なる詠唱を開始した。
「火薬の園を今ここに。咲き誇る煉獄、永久の熱の国。暴虐の戦花よ、我が声と共に散り爆ぜよ。爆花繚乱」
詠唱の終わりと共に、炎の花は数百の花びらへと散る。けれど消えることなく、全てが一斉に魔物達へと向かって行った。
疾風の如き勢いで到達し、魔物に触れた途端、爆発を起こす。
触れた相手の魔力を巻き込んで爆発力に変える爆花繚乱は、相手が強ければ強いほど威力を増す。
逆に言えば、いま戦っているような低級な魔物では、破壊力はそれほど大した事にはならない。
けれど、それでも花びら一枚が触れただけで握り拳ほどの部分がごっそりと吹き飛ぶだけの威力はある。
それが数百連続して襲い掛かり、瞬く間に左翼に逃げようとしていた魔物たちは全てが魔力結晶へと変わっていった。
だが、逃げ出した魔物は右翼側にも居る。
それを打ち倒したのは、五郎と有希だった。
「料理以外に使うのは、趣味じゃねぇんだけどな」
乗り気なさげに言いながら、五郎は右手を空に掲げる。
そして気持ちを切り替えるように叫んだ。
「来い! 大包丁、正宗!」
空に掲げた右手に、人間大の巨大包丁が現れる。
それを手に、五郎は魔物の群れに突撃した。
100m以上離れていた距離を、数歩で一気に縮め、数メートルの距離から巨大包丁を振り下ろす。
「大微塵切り斬!」
振り抜きと共に、格子状の斬撃が魔物の一体に襲い掛かる。
耐えることなど出来ず、サイコロのように切り分けられ、魔力結晶を残し崩れ去った。
それが五郎が魔術で創り出した大包丁正宗の能力だ。
振り抜きと共に、最大で50メートル先に斬撃の威力を飛ばす。
元々は、料理の手間を楽にするために創り出した魔術だが、戦闘力としても十二分にある。
五郎は縦横無尽に動き回りながら、次々に魔物を料理していった。
だが、五郎の技は単体専用なので、どうしても取りこぼしは出る。
それを補うように、有希が動いた。
「起きるっすよ、影鰐」
有希が地面を足で叩くと、有希の影が形を変える。
ゆらりと蠢いたかと思うと鮫の形に変わり、影の面積自体も増える。
「取りこぼしを片付けて来いっす。残さず食べるっすよ」
有希が創り出した疑似魔物、影鰐は応えるように地面の上を跳ねると、真っ直ぐに敵の魔物へと地面の上を泳ぎ進む。
瞬く間に辿り着くと、魔物の影に噛み付き食い千切る。
その途端、食い千切られた影と同じ場所が破壊された。
それこそが影鰐の能力だ。
影を媒体に創り出された概念体である影鰐は、対象となる影に干渉する事で影響を及ぼせる。
物理的な破壊を行うことのみならず、生命体であれば精神を傷つけることさえ可能だ。
それを同時に5体生み出し、次々に魔物を倒していった。
瞬く間に、皆の活躍で魔物の数は減っていく。圧倒的な優勢だ。
そのせいで、手持無沙汰な一団も。
「なんか、出番無さそうだな」
「ま゛」
後衛で詰めていた八雲とロコが、暇そうに言う。
「別に良いのだ」
2人に返したのは出雲。安堵するように、続けて言う。
「こっちが優勢な方が、けが人も出なくて良いのだ。魔王との戦いの時みたいなのは、2度とごめんなのだ」
「……そうだな。確かに、何も無いのが一番――どうした、デミウルゴス?」
厳しい表情で、ここからは離れた場所を見詰めるデミウルゴスに、八雲は声を硬くして問い掛ける。
それにデミウルゴスは、顔を向ける余裕もなく言った。
「なんだ、アレは……なんであんなモノが存在している……」
悪夢を見るようなその声に、八雲はデミウルゴスの見ている方向に視線を向け、
「気を付けろ! 新手だ!」
周囲を振るわせるほどの大声で皆に警戒を促す。
それに皆が意識を向けると、そこに居たのは魔物の軍勢だった。
0
あなたにおすすめの小説
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
おっさん武闘家、幼女の教え子達と十年後に再会、実はそれぞれ炎・氷・雷の精霊の王女だった彼女達に言い寄られつつ世界を救い英雄になってしまう
お餅ミトコンドリア
ファンタジー
パーチ、三十五歳。五歳の時から三十年間修行してきた武闘家。
だが、全くの無名。
彼は、とある村で武闘家の道場を経営しており、〝拳を使った戦い方〟を弟子たちに教えている。
若い時には「冒険者になって、有名になるんだ!」などと大きな夢を持っていたものだが、自分の道場に来る若者たちが全員〝天才〟で、自分との才能の差を感じて、もう諦めてしまった。
弟子たちとの、のんびりとした穏やかな日々。
独身の彼は、そんな彼ら彼女らのことを〝家族〟のように感じており、「こんな毎日も悪くない」と思っていた。
が、ある日。
「お久しぶりです、師匠!」
絶世の美少女が家を訪れた。
彼女は、十年前に、他の二人の幼い少女と一緒に山の中で獣(とパーチは思い込んでいるが、実はモンスター)に襲われていたところをパーチが助けて、その場で数時間ほど稽古をつけて、自分たちだけで戦える力をつけさせた、という女の子だった。
「私は今、アイスブラット王国の〝守護精霊〟をやっていまして」
精霊を自称する彼女は、「ちょ、ちょっと待ってくれ」と混乱するパーチに構わず、ニッコリ笑いながら畳み掛ける。
「そこで師匠には、私たちと一緒に〝魔王〟を倒して欲しいんです!」
これは、〝弟子たちがあっと言う間に強くなるのは、師匠である自分の特殊な力ゆえ〟であることに気付かず、〝実は最強の実力を持っている〟ことにも全く気付いていない男が、〝実は精霊だった美少女たち〟と再会し、言い寄られ、弟子たちに愛され、弟子以外の者たちからも尊敬され、世界を救って英雄になってしまう物語。
(※第18回ファンタジー小説大賞に参加しています。
もし宜しければ【お気に入り登録】で応援して頂けましたら嬉しいです!
何卒宜しくお願いいたします!)
真祖竜に転生したけど、怠け者の世界最強種とか性に合わないんで、人間のふりして旅に出ます
難波一
ファンタジー
"『第18回ファンタジー小説大賞【奨励賞】受賞!』"
ブラック企業勤めのサラリーマン、橘隆也(たちばな・りゅうや)、28歳。
社畜生活に疲れ果て、ある日ついに階段から足を滑らせてあっさりゲームオーバー……
……と思いきや、目覚めたらなんと、伝説の存在・“真祖竜”として異世界に転生していた!?
ところがその竜社会、価値観がヤバすぎた。
「努力は未熟の証、夢は竜の尊厳を損なう」
「強者たるもの怠惰であれ」がスローガンの“七大怠惰戒律”を掲げる、まさかのぐうたら最強種族!
「何それ意味わかんない。強く生まれたからこそ、努力してもっと強くなるのが楽しいんじゃん。」
かくして、生まれながらにして世界最強クラスのポテンシャルを持つ幼竜・アルドラクスは、
竜社会の常識をぶっちぎりで踏み倒し、独学で魔法と技術を学び、人間の姿へと変身。
「世界を見たい。自分の力がどこまで通じるか、試してみたい——」
人間のふりをして旅に出た彼は、貴族の令嬢や竜の少女、巨大な犬といった仲間たちと出会い、
やがて“魔王”と呼ばれる世界級の脅威や、世界の秘密に巻き込まれていくことになる。
——これは、“怠惰が美徳”な最強種族に生まれてしまった元社畜が、
「自分らしく、全力で生きる」ことを選んだ物語。
世界を知り、仲間と出会い、規格外の強さで冒険と成長を繰り広げる、
最強幼竜の“成り上がり×異端×ほのぼの冒険ファンタジー”開幕!
※小説家になろう様にも掲載しています。
異世界ほのぼの牧場生活〜女神の加護でスローライフ始めました〜』
チャチャ
ファンタジー
ブラック企業で心も体もすり減らしていた青年・悠翔(はると)。
日々の疲れを癒してくれていたのは、幼い頃から大好きだったゲーム『ほのぼの牧場ライフ』だけだった。
両親を早くに亡くし、年の離れた妹・ひなのを守りながら、限界寸前の生活を続けていたある日――
「目を覚ますと、そこは……ゲームの中そっくりの世界だった!?」
女神様いわく、「疲れ果てたあなたに、癒しの世界を贈ります」とのこと。
目の前には、自分がかつて何百時間も遊んだ“あの牧場”が広がっていた。
作物を育て、動物たちと暮らし、時には村人の悩みを解決しながら、のんびりと過ごす毎日。
けれどもこの世界には、ゲームにはなかった“出会い”があった。
――獣人の少女、恥ずかしがり屋の魔法使い、村の頼れるお姉さん。
誰かと心を通わせるたびに、はるとの日常は少しずつ色づいていく。
そして、残された妹・ひなのにも、ある“転機”が訪れようとしていた……。
ほっこり、のんびり、時々ドキドキ。
癒しと恋と成長の、異世界牧場スローライフ、始まります!
異世界転生~チート魔法でスローライフ
玲央
ファンタジー
【あらすじ⠀】都会で産まれ育ち、学生時代を過ごし 社会人になって早20年。
43歳になった主人公。趣味はアニメや漫画、スポーツ等 多岐に渡る。
その中でも最近嵌ってるのは「ソロキャンプ」
大型連休を利用して、
穴場スポットへやってきた!
テントを建て、BBQコンロに
テーブル等用意して……。
近くの川まで散歩しに来たら、
何やら動物か?の気配が……
木の影からこっそり覗くとそこには……
キラキラと光注ぐように発光した
「え!オオカミ!」
3メートルはありそうな巨大なオオカミが!!
急いでテントまで戻ってくると
「え!ここどこだ??」
都会の生活に疲れた主人公が、
異世界へ転生して 冒険者になって
魔物を倒したり、現代知識で商売したり…… 。
恋愛は多分ありません。
基本スローライフを目指してます(笑)
※挿絵有りますが、自作です。
無断転載はしてません。
イラストは、あくまで私のイメージです
※当初恋愛無しで進めようと書いていましたが
少し趣向を変えて、
若干ですが恋愛有りになります。
※カクヨム、なろうでも公開しています
バーンズ伯爵家の内政改革 ~10歳で目覚めた長男、前世知識で領地を最適化します
namisan
ファンタジー
バーンズ伯爵家の長男マイルズは、完璧な容姿と神童と噂される知性を持っていた。だが彼には、誰にも言えない秘密があった。――前世が日本の「医師」だったという記憶だ。
マイルズが10歳となった「洗礼式」の日。
その儀式の最中、領地で謎の疫病が発生したとの凶報が届く。
「呪いだ」「悪霊の仕業だ」と混乱する大人たち。
しかしマイルズだけは、元医師の知識から即座に「病」の正体と、放置すれば領地を崩壊させる「災害」であることを看破していた。
「父上、お待ちください。それは呪いではありませぬ。……対処法がわかります」
公衆衛生の確立を皮切りに、マイルズは領地に潜む様々な「病巣」――非効率な農業、停滞する経済、旧態依然としたインフラ――に気づいていく。
前世の知識を総動員し、10歳の少年が領地を豊かに変えていく。
これは、一人の転生貴族が挑む、本格・異世界領地改革(内政)ファンタジー。
【運命鑑定】で拾った訳あり美少女たち、SSS級に覚醒させたら俺への好感度がカンスト!? ~追放軍師、最強パーティ(全員嫁候補)と甘々ライフ~
月城 友麻
ファンタジー
『お前みたいな無能、最初から要らなかった』
恋人に裏切られ、仲間に陥れられ、家族に見捨てられた。
戦闘力ゼロの鑑定士レオンは、ある日全てを失った――――。
だが、絶望の底で覚醒したのは――未来が視える神スキル【運命鑑定】
導かれるまま向かった路地裏で出会ったのは、世界に見捨てられた四人の少女たち。
「……あんたも、どうせ私を利用するんでしょ」
「誰も本当の私なんて見てくれない」
「私の力は……人を傷つけるだけ」
「ボクは、誰かの『商品』なんかじゃない」
傷だらけで、誰にも才能を認められず、絶望していた彼女たち。
しかしレオンの【運命鑑定】は見抜いていた。
――彼女たちの潜在能力は、全員SSS級。
「君たちを、大陸最強にプロデュースする」
「「「「……はぁ!?」」」」
落ちこぼれ軍師と、訳あり美少女たちの逆転劇が始まる。
俺を捨てた奴らが土下座してきても――もう遅い。
◆爽快ざまぁ×美少女育成×成り上がりファンタジー、ここに開幕!
異世界スローライフ希望なのに、女神の過保護が止まらない
葉泪秋
ファンタジー
HOTランキング1位感謝です!(2/3)
「小説家になろう」日間ランキング最高11位!(ハイファンタジー)
ブラック企業で過労死した俺、佐久間遼。
神様に願ったのは、ただ「異世界で、畑でも耕しながらのんびり暮らしたい」ということだけ。
そうして手に入れた、辺境の村での穏やかな日々。現状に満足し、今度こそは平穏なスローライフを……と思っていたのだが、俺の妙なスキルと前世の社畜根性が、そうはさせない。
ふとした善意で枯れた井戸を直したことから、堅物の騎士団長やら、過保護な女神やらに目をつけられることになる。
早く穏やかに暮らしたい。
俺は今日も、規格外に育った野菜を手に、皆の姿を眺めている。
【毎日18:00更新】
※表紙画像はAIを使用しています
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる