ブレイブ×サタン ~次代の勇者と魔王の立場が逆転した異世界ファンタジー~

リョウZ

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五聖共鳴篇

第31話 ゼオンVSリエナ

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すっかり帝都で有名人となってしまったゼオン

すれ違う人が挨拶してくれる

「おお!ゼオンくんおはよう!」

「ゼオンさんおはようございます!」

「未来の五聖様 おはようございます!」

「いよっ! 期待の新星ルーキーさん!」

「きゃーー! ゼオンくんこっちむいてー!」

黄色い声援まで聞こえる



今日は任務ではなく宮殿にお呼びがかかったため 帝都を歩いていたが、まさかこんなに人気になっているとは知らず 人だかりができていた 記者の方も現れ

「新たに五聖に加わるのでしょうか?」

「今日はなんの用で宮殿に?」など様々な質問が飛び交い 前に進めず もみくちゃにされる

ゼオン「ちょっ ま 前・・・前 通してください・・・」



困っているとゼオンの周りに結界が張られ 人が近づけなくなる

「あなたたち!ゼオン殿は皇帝陛下に呼ばれているのです! 道をあけなさい! これは皇帝陛下からの命令でもあります!」助けてくれたのはシルヴィアさんだった

この結界も封印魔法の応用でできたもの

シルヴィア「さぁ こちらへ」

ゼオン「ありがとうございます!」

人だかりを抜け 宮殿に入る

シルヴィア「あなたも大変ね これからは変装して出歩いた方が良さそうね」

ゼオン「確かに そうですね あんなになるなんて思わなかったです」

シルヴィア「当たり前よ 魔王軍の幹部を撃退するなんて十数年ぶりだからみんな驚いているのよ」

ゼオン「それまではやっぱり勇者が?」

シルヴィア「ええ そうよ 一族暗殺事件の後は魔王軍は何もして来なかったから 今回は新しい魔王になってから初の偵察に来て あなたに敗北したから帝国側も大ニュースって訳ね」



「親父がひどく悲しんで 落ち込んでいた時期だ 俺が小さくてよく分からなかったけど やっぱり親父は勇者と知り合いだった・・・だから勇者冒険譚の本を持っていたんだ」俺は心の中で納得する 口にはしないが 親父が勇者を殺した訳ではない可能性が出てきた



考えながら歩いていると宮殿内にある鍛練場に来ていた

シルヴィア「お連れしました リエナ様」

俺はペコッ!と会釈する



リエナ「よく来たな!ゼオンよ! 今日は観客がいるが、気にするな!いつも通り我と稽古をせよ! 手を抜かぬようにな!」

いつもより元気なリエナに驚く


周りには確かに観客がいる 呼ばれた理由ってこれか?

よく見ると大会議で意見した大公様がいる!?


リエナ「今回は父以外にも母上と弟と妹に会わせたくてな! それにシリウス家族など五聖の家族たちやお前に興味のある者たちに集まってもらった!」

テオにラティアさん ミウとその家族 五聖筆頭のヴァイスハルトさん それに貴族らしい人たちがいるよ!

この中で稽古とかやりづらいわ!!


ゼオン「ま マジですか?」

リエナ「マジだ! 百聞は一見にあらず 皆にお前の力を見せたいからだ!」

ゾンダルを倒したことがそんなに凄いのか

みんな 期待の目をして見てくる



「・・・・・・」

ゼオン「ふぅー 分かりました 全力で行きますよ!」

リエナ「ふふふふ・・そうこなくてはな!」



両者 構える!

シルヴィアさんが立会人となり

「それでは・・・・・・はじめ!」の合図で2人は急接近し お互いに攻防し合う

稽古とは思えない一進一退の攻防戦に皆 目を疑う

さらに【ヒートアップ】からの発火イグニッションが発動してからはゼオンの猛撃が始まる

炎を纏い拳と脚の連撃 掌から炎を噴射して上下左右に高速移動して翻弄 リエナは笑わずにはいられなかった

「ああ やっぱりお前だ!お前しかいない! 我について来れる者 我を熱くさせる者 日々 強く成長していると実感できる! ずっと探していた我に相応しい男!!」想いは強くなる


一旦距離をとる リエナ すると模擬戦用の剣を手に取る

ついに来る! 剣帝の二つ名を持つ歴代最強の皇帝の実力が!

シュッ!いなくなり一瞬にして身体の7ヶ所を叩かれる!

ズザーと後ずさりするゼオン 「な 何が起きた?」


リエナ「玉座剣の参 『七天抜刀(しちてんばっとう)』

抜刀した瞬間に7回斬る高速連斬だ!

真剣だったらお前は死んでいたな!」



「マジで 強ぇー!!」そう思った

見えなかったし 模擬戦用の剣でもかなり痛かった

これが剣帝!?



俺は再び 構え 腕を交差させ防御の態勢をする

リエナ「次だ! 玉座剣の壱 『帝天衝(みかどてんしょう)』!!」


その場で突きを放つだが、ゼオンまで距離がある しかし突きの衝撃が防御している腕に当たる

ゼオンは衝撃で鍛練場の壁にぶっ飛ばされる ドガーン!



リエナ「これは対空用の飛び技だ 名の通り天を衝つく」


ゼオン「痛ってーな!もう!」防御は止めて突撃する


さっきの炎を噴射して高速移動で懐に入り 一発当てようとするが・・・



リエナ「玉座剣の弐 『流桜円舞(りゅうおうえんぶ)』!!」


拳が剣で受け流され その反動でゼオンの背後に回り 背中を叩かれる


ゼオン「痛っ!!」



リエナ「今のは相手の攻撃を利用し その反動で舞うように回避して斬るカウンター技だ」




剣を持ったリエナは別次元の強さだった

それは見ていた全員が知っていたこと 剣を持ったら稽古ではなくただの暴力だと分かっていた・・・



「リエナ様もうよろしいかと・・・」

止めようとするシルヴィア


「ゼオン・・・お前・・・」背筋がゾクゾクする感覚になる




勇者冒険譚に登場する勇者は逆境の時こそ笑う


ニィと笑いリエナを見つめ 立ち上がる



リエナ「そうだ!もっと来い!! ゼオン!!」

今まで感じたことのない高揚感に震える




また 炎の噴射で素早く接近し 左拳を打つがさっきのカウンター技で背後を取られるが、右手で炎を噴射して後ろに回転し 手刀をする


それを剣で止めるが、バキッ!と折られ リエナの喉元で寸止めする


「「・・・・・・」」

皆が黙ってその状況に驚愕する




シルヴィア「りょ 両者 そこまで!」

試合が終了する・・・




それは不敗神話を持つ最強の皇帝が初めて敗北した瞬間だった



ゼオン「かっ 勝った・・・」

その場に倒れ込む



リエナ「わ 我が負けた?」 初めての敗北に驚くがそれ以上に興奮と心臓の鼓動が早くなっていた・・・


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