ブレイブ×サタン ~次代の勇者と魔王の立場が逆転した異世界ファンタジー~

リョウZ

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五聖共鳴篇

第32話 初めての舞踏会

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その夜 俺は上流階級の人たちが集まる広くて豪華な会場にいた


ポカーーン 口を開いたまま豪華すぎる会場に呆然と立ち尽くす 天井にはシャンデリアがいくつもあり 床はピカピカで人影が反射する程 テーブルにはおいしいそうな料理の数々 そしてきらびやかな眩しい衣装を着た貴族と思われる上流階級の人たちが優雅に踊っていた・・・



「なんじゃここは? ここまで豪華にするのか貴族って?」 心の中で別の世界かここは?と思う




「ずいぶん 驚かれているみたいだが 初めてかね?」

ふと 話しかけてくれたのはリエナの父親の大公様だった

ゼオン「はっ はい! 初めてです!」

大公「そうか だが 驚かせられたのはこちらもじゃよ

あんな試合見たことない! 言葉には表せない凄まじい戦いぶりじゃった! それに娘のリエナが初めて負けたのも見た! お主は本当に素晴らしい才能の持ち主じゃよ!」


スゴい褒めてくれてむず痒い感覚になる

ゼオン「お褒めに預かり光栄です!」

深くお辞儀をする



大公「それを見ていた儂の家族もお主に紹介したい」そう言うと3人の人物が大公様の横に並ぶ


大公「まず、儂の妻ファルネリアじゃ」

「はじめまして ファルネリアでございます」

手を出し お互い握手する

「はじめまして ゼオンで・・・す」 !?

ファルネリアさんは初対面なのに指を絡めるようにいやらしい手つきで握手するがすぐに離れる

なっ なんだ今の?


ファルネリアさんを見ると リエナに似ていない違和感に気付く あれもしかして? 不思議そうに見ていると大公が「実はリエナは前妻ソニアの一人娘でファルネリアは後妻なのじゃよ」 と説明してくれる

なるほど そう言う訳か なんとなく理解する



大公「次に 第1皇子のアレクセイじゃ」

アレクセイ「はじめまして 姉上を負けるところ初めて見ました 凄い人だよ 君は・・・」

ゼオン「あっ ありがとうございます!」

握手する




大公「そして 第2皇女ミリィじゃ」

ミリィ「はじめまして ミリィと申します 試合拝見いたしました! お姉さまと渡り合うなんて凄すぎます!

私もなんだか熱くなる戦いぶりでした!」

ゼオン「そうでしたか 喜んでもらえて嬉しいです」

握手する



ファルネリアさんの子がアレクセイとミリィだと分かる

それにしてラティアさんもそうだけど本当に二児の母とは思えない美貌と妖艶さがある

上流階級の人たちって皆 こうなのか?



すると ファルネリアさんはゼオンを下から上へと舐め回すように見て 舌舐めずりをする

!? 今 舌舐めずりした!? 怖っ!

そう思っていると




ラティア「あら ここにいたんですね 探しましたよ」

テオ「ゼオンさん見ぃーけ!」

ラティアさんとテオが来る



大公「おや では我々はこれにて」

みんなが会釈し 俺も会釈する



皇族が去った後 ラティアさんは俺に近づき

「ファルネリア様にはご注意を! 宮殿の男を夜な夜な部屋に呼んで漁っているという噂があります!」

!? 漁って・・・いる? さっきの舌舐めずりってそう言う意味?



ラティアさんは離れ 「昼間は本当に凄かったですわ!」

テオ「皇帝陛下に勝っちゃうなんてやっぱり勇者ですね!ゼオンさんは!」

2人も賞賛してくれる

ゼオン「ありがとうございます」







ラティアさんとテオと話し終えた後

まさかの最後の五聖にして筆頭のヴァイスハルトさんが挨拶しに来てくれた

「はじめましてかな 大会議以来だけど」

ゼオン「そうですね 変な感じですけど」

握手する この人 手 冷たっ!


ヴァイスハルト「デミナスと合同訓練できなくてすまないと隊長に伝えてもらえるかな 我ら聖騎士団も新人を補充してまだ陣形がとれていないから下手に動けないんだ」


ゼオン「聖騎士団ってエリートしかなれないって聞いたんですが・・・」


ヴァイスハルト「そうも言われているが、素質がある者に声をかけて団員になってもらっている

デミナスの隊長と同じことをしてるのさ」


ゼオン「なるほど」と理解する


ヴァイスハルト「それより君は踊らないのかい?」


ゼオン「へ!? 踊り?」


ヴァイスハルト「ここはパーティー会場だ 踊ってもいいんだよ」


ゼオン「でも・・・俺・・・」






そうしてると声援が聞こえる

ワー! キャー!と



見るとドレスに着替えた今までと違う雰囲気のリエナがこちらに歩いてくる



俺の前に立ち 「ほ 本来なら男から誘う者だが特別だ!

わ、我と踊れ! 皇帝命令だ!」

頬を赤く染めリエナはゼオンに手をのばす



ゼオン「え? 俺が・・・リエナと・・・」

驚きが強すぎて言い返せない



リエナ「は 早く手をとれ! 我に恥をかかせるつもりか! 」


ゼオン「あ ああ! ご ごめん」

そしてリエナの手をとる





リエナにエスコートされ 皆が踊っている場所に移動する


ゼオンはどうすればいいか分からず オドオドし始める


リエナ「しっかりしろ いつも勇敢さどこにいった!

手は我の腰に回すのだ! それとステップはこうだ!」


リエナに教えられ 最初はギクシャクしていたが だんだん踊り方を覚え スムーズに踊り始める




「ああ!今まで仕方なく好きでもない男と踊っていたが、今は違う!目の前に我の好きな男と踊っている! 楽しい! 初めはぎこちなかったが どうだ! もう我と対等に踊っている やはり 我とゼオンの相性は最高だ!」



リエナはゼオンと周りに見せつけるように踊る


曲も激しくなるが 相性抜群の2人は華麗に踊る


2人は楽しくなり笑顔で笑い合う




それを見ていた第2皇女ミリィは思わず

「お二人は本当にお似合いですわ」と口にする



ファルネリアは不機嫌そうに見つめる



曲もクライマックスとなり さらにステップ多く 回り 踊る


そして フィニッシュで2人は決めポーズをする

バーーン!!






会場はパチパチパチと拍手喝采の嵐となる




かくして 夜の舞踏会は盛大に盛り上がり幕を閉じるのであった・・・


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