ブレイブ×サタン ~次代の勇者と魔王の立場が逆転した異世界ファンタジー~

リョウZ

文字の大きさ
73 / 91
復讐開幕篇

第9話 ベルクス VS シンクロウ 第一戦

しおりを挟む


ゴブリンの村を出発して森を歩く一行



途中 魔物と遭遇するが いつも通りアマネが先に吹き飛ばされたくらいで すぐに魔物は討伐される



アマネ「ま、魔力じゃ!魔力が欲しい!」

切実な願いだった



アマネ「スラミン! 魔力回復薬(マジックポーション)は作れんのか!?」



スラミン「いろんなもの たべたけど つくれな~い」



アマネ「なんとー!!」



アロード「薬草はたくさんあるが 魔力を回復させる原材料の魔鉱石は分解して作るから手間と時間が掛かるんだよ

だからお店でもなかなか無いだろうな・・・


けど スラミンが食べればすぐに作れそうだけどな」



ベルクス「鉱石が見つかるところまで我慢しろ」



アマネ「仕方ないのおー」



話している内に森を抜けて丘が広がり地帯に辿り着く



ここから先はケンタウロスの領地

安全地帯と聞いていたが 魔獣がまた出るかもしれない

気を引きしめて 歩き出す一行












だが 予想外の人物が丘の上に立っていた・・・






「!!?」 ベルクスは【斬鬼丸】を左手に握りしめ

突如 走り出す




スラミン「あ! まって~」



アロード「お、おい! 急にどうした!?」



アマネ「まさかと思うが・・・」





ベルクスはその人物の近くまで来る




その人物は望遠鏡で遠くの方を眺めていた




?「ありゃ ダメそうだな ははは・・・」



そう言うと 望遠鏡をしまう男

左腰には大和ヤマトのサムライが使う 刀を持っていた




ベルクス「見つけたぞ! 師範の仇! シンクロウ!!」



シンクロウが振り向き ベルクスたちを見る



シンクロウ「おお! 来たのか 随分と早く海を渡ってきたな」



ベルクス「黙れ! 貴様の言葉を聞きにきたのではない!」

復讐の相手を目の前に怒りでどうにか なりそうだった



スーと【斬鬼丸】を引き抜く



シンクロウ「今 取り込み中でな 後にしてくれねーか?」



ベルクス「黙れと言っているんだ!! 人殺しが!!」



駆け出すベルクス



シンクロウ「やれやれ・・・仕方ないな!」

腰の刀を抜く その刀は紅い刀身だった




アロード「アイツがベルクスの仇か!?」



アマネ「そのようじゃ」




ガキーン! チリチリ!と刃と刃がぶつかり合い 火花を散る



ベルクス「お前だけは! お前だけは!!」



シンクロウ「ふん・・・なんだよ」



ベルクス「殺す!!」



キーン! 両者 後ずさりして 再び 駆け出す




キン! キン! キン! ガキーン! ガキーン!と剣撃を繰り返すベルクスとシンクロウ



シンクロウ「言ったはずだ 活人剣では俺には勝てん」



ベルクス「それでも殺す!!」



ガキーン! ガキーン!



ベルクスが押し始める



ベルクス「ふん!・・・はあっ!」



シンクロウ「ははは・・・怒りは確かに身体を動かす原動力だ だが・・・」



キン!キン!キン!キン!



押し返される



シンクロウ「単調で見切られやすいんだよ」



ガキーン!とベルクスが後ずさりをズザザザ!とする



ベルクス「まだだ!」



タッタッタッタッ!走り シンクロウに挑む



スラミン「ベルクス~怖いよ~どうしたの?」



アロード「ベルクスは家族を殺されたんだ」



アマネ「その仇が目の前におる 怒りを抑えることが出来ないんじゃ」



スラミン「よくわかんないけど がんばれー!ベルクス~!!」



その声援に答えるかのように ベルクスは高速の連続斬りを放ち シンクロウを押していた



ガキン!ガキン!ガキン!ガキン!ガキン!



シンクロウ「ほぅ・・・速いねぇ」



だが 余裕の表情で受け流すシンクロウ



シンクロウ「そろそろ決めさせてもらうぞ」



そう言うと連撃中に納刀し 抜刀術の構えをする



「あれが来る!」頭では分かっていたが 身体は刀を振り下ろそうとしていた





『風刃(ふうじん)の太刀!!』





ズバズバズバズバ! 四肢に風の斬撃が入る



ベルクス「くっ!!」 四肢は喰らったが本命の斬撃を来るのを予測して後ろに一歩 退く



スパー!刀を抜刀したシンクロウだったが ベルクスの機転により胴体を浅く斬っただけに終わる



ベルクス「はぁ・・・はぁ・・・はぁ・・・」

両腕 両足から血を流し 腹から胸あたりも軽く血が出ている




シンクロウ「ははは・・・少しはやるようになったな

兄弟子として誇らしいねぇ」



ベルクス「貴様が兄弟子ぶるな! 師匠殺しのくせに!」

立ち上がろうとするが 目の前がぐらついた

「!?」斬られたのは5ヶ所だけだったのに




シンクロウ「この刀は斬った相手の魔力を吸収するんだ

悪いな 怒りで魔力をコントロール出来ていないお前の魔力は一気にこいつに吸われたよ」




シンクロウ「そして その魔力を攻撃に変換出来るんだよ

ふーん!」



再び 納刀して抜刀術をしようとするが 今度は肩くらいまで妖刀を構えて身体を少し横にねじり 回転斬りをしようとする




『風車(かざぐるま)の太刀!!』




ズガーーン!と1回転する回転斬りをすると シンクロウを中心に風の衝撃波が襲いかかる



チリチリ!チリチリ!

「くっ!」 なんとか【斬鬼丸】で衝撃波を受け止める



ベルクス「飛ぶ斬撃か!?」



ガリガリ!ガリガリ!

しかし ガーン!と耐え切れずに吹っ飛んでしまう



ベルクス「ぐっ!」ゴロゴロと地面を転がる




ベルクスは魔力を大量に奪われ 衝撃波で飛ばされ

立ち上がれずにいた



「勝負ありじゃな」 アマネがつぶやく



シンクロウ「俺に復讐したいんだろ? なら なぜ力を求めない? そのままじゃあ 俺には勝てないまま どんどん差はつくぜ」



アマネ「!? ベルクス こやつ まだ人間じゃ!!」



ベルクス「!? なに!?」



アマネ「人を捨てたと聞いたが まだ魔族化が未完成じゃ! 見よ! あやつの右腕しか肌が黒く染まっておらぬ!」



アロード「じゃあ アイツまだまだ強くなるのかよ?」



アマネ「考えられるのじゃ・・・」



アロードも戦いを見て 人知を超えた強さだと理解した

だが まだ完全じゃない もっと強くなるだと!?

汗が止まらなかった こんな化け物を倒すつもりかよ

ベルクスは? と思う



シンクロウ「そうなんだよ 俺の魔族化はこの妖刀で魔力を吸っていてようやく完成するんだ・・・」



アマネ「妾(わらわ)と同じ 100年 魔力を溜めて九尾になったようにあやつも魔力を溜めて完全体になるのじゃ」



シンクロウ「ベルクスと言ったか お前が人間では到底辿り着けない地点に俺は行く!

お前も魔族になった方がいいかもな でなきゃ俺に勝てないからな」



ベルクス「誰が!貴様の言う通りになるか!」




シュッと話している最中にシンクロウの隣にニンジャの格好をした獣人が現れる



?「任務は終了でござる」



アマネ「ござる?じゃと?」



シンクロウ「上手くいかなかったろ?」



?「ケンタウロスの返事はまた後日とのこと」



シンクロウ「そうかい・・・じゃあ 俺は帰るとするよ」



?「拙者はまた後日に・・・」



シュッと瞬間移動したみたいに消えるニンジャ




バサッ!バサッ!と今度は怪鳥が現れる



シンクロウはそれに乗る



シンクロウ「じゃあな! ベルクス また相手してやるよ」



そう言うと怪鳥と共に空の彼方に消えていった・・・



全員はベルクスの下に集まって スラミンポーションをかけていた



ベルクス「俺はまだ弱者なのか・・・」



アマネ「いや・・・妾(わらわ)を倒したのだ

おぬしは強者よ だが シンクロウ あやつはさらなる強者だった・・・それだけじゃよ」



ベルクス「・・・くそ」



魔力切れを起こし その場に倒れてしまったベルクス



アマネたちはそこで夜営をすることを決め ベルクスの回復を待つことに・・・






第一戦 シンクロウの勝利に終わる・・・




しおりを挟む
感想 0

あなたにおすすめの小説

ハズレスキル『自動販売機』を授かって婚約破棄されましたが、 実は回復薬も魔力食も出せる最強スキルでした

暖夢 由
ファンタジー
十八歳の成人儀式で授かったのは、誰も聞いたことのない《自動販売機スキル》。 役立たずと嘲られ、婚約者レオンには即座に婚約を破棄され、人生が崩れ落ちたように思えた。 だがそのスキルには、食べ物を作り、摂取すれば魔力を増やし、さらに“治癒効果”を付与できるという隠された力があった。 倒れた母を救い、王都の名門・ヴァルセイン伯爵夫人を救ったことで、カミーラは“呪詛”という闇の存在を知る。伯爵邸で出会った炎の力を持つ公爵家次男レグナスとの出会いが、彼女の運命を大きく変えていく。 やがて王都全体に“謎の病”が蔓延。カミーラは治癒スープの炊き出しを行い、人々を次々と回復へ導く。 一方、病の裏で糸を引いていたのは………。 “無価値”と嘲られたスキルが、いま世界を癒し、未来を照らす光となる――。

俺のレベルが常人では到達不可の領域にある件について ~全ユーザーレベル上限999の中俺だけレベル100億いった~

仮実谷 望
ファンタジー
ダンジョンが当たり前のようにある世界になって3年の月日が流れてずっとダンジョンに入りたいと願っていた青年が自宅にダンジョンが出現する。自宅の押し入れにダンジョンが出現する中、冷静に青年はダンジョンを攻略する。そして自分だけがレベル上限を突破してレベルが無尽蔵に上がり続けてしまう。そうしていづれは最強への探索者として覚醒する青年なのであった。

異世界召喚は7回目…って、いい加減にしろよ‼︎

アノマロカリス
ファンタジー
『おぉ、勇者達よ! 良くぞ来てくれた‼︎』 見知らぬ城の中、床には魔法陣、王族の服装は中世の時代を感じさせる衣装… 俺こと不知火 朔夜(しらぬい さくや)は、クラスメートの4人と一緒に異世界に召喚された。 突然の事で戸惑うクラスメート達… だが俺はうんざりした顔で深い溜息を吐いた。 「またか…」 王族達の話では、定番中の定番の魔王が世界を支配しているから倒してくれという話だ。 そして儀式により…イケメンの正義は【勇者】を、ギャルっぽい美紅は【聖戦士】を、クラス委員長の真美は【聖女】を、秀才の悠斗は【賢者】になった。 そして俺はというと…? 『おぉ、伝承にある通り…異世界から召喚された者には、素晴らしい加護が与えられた!』 「それよりも不知火君は何を得たんだ?」 イケメンの正義は爽やかな笑顔で聞いてきた。 俺は儀式の札を見ると、【アンノウン】と書かれていた。 その場にいた者達は、俺の加護を見ると… 「正体不明で気味が悪い」とか、「得体が知れない」とか好き放題言っていた。 『ふむ…朔夜殿だけ分からずじまいか。だが、異世界から来た者達よ、期待しておるぞ!』 王族も前の4人が上位のジョブを引いた物だから、俺の事はどうでも良いらしい。 まぁ、その方が気楽で良い。 そして正義は、リーダーとして皆に言った。 「魔王を倒して元の世界に帰ろう!」 正義の言葉に3人は頷いたが、俺は正義に言った。 「魔王を倒すという志は立派だが、まずは魔物と戦って勝利をしてから言え!」 「僕達には素晴らしい加護の恩恵があるから…」 「肩書きがどんなに立派でも、魔物を前にしたら思う様には動けないんだ。現実を知れ!」 「何よ偉そうに…アンタだったら出来るというの?」 「良いか…殴り合いの喧嘩もしたことがない奴が、いきなり魔物に勝てる訳が無いんだ。お前達は、ゲーム感覚でいるみたいだが現実はそんなに甘く無いぞ!」 「ずいぶん知ったような口を聞くね。不知火は経験があるのか?」 「あるよ、異世界召喚は今回が初めてでは無いからな…」 俺は右手を上げると、頭上から光に照らされて黄金の甲冑と二振の聖剣を手にした。 「その…鎧と剣は?」 「これが証拠だ。この鎧と剣は、今迄の世界を救った報酬として貰った。」 「今迄って…今回が2回目では無いのか?」 「今回で7回目だ!マジでいい加減にして欲しいよ。」 俺はうんざりしながら答えた。 そう…今回の異世界召喚で7回目なのだ。 いずれの世界も救って来た。 そして今度の世界は…? 6月22日 HOTランキングで6位になりました! 6月23日 HOTランキングで4位になりました! 昼過ぎには3位になっていました.°(ಗдಗ。)°. 6月24日 HOTランキングで2位になりました! 皆様、応援有り難う御座いますm(_ _)m

クラス全員で転移したけど俺のステータスは使役スキルが異常で出会った人全員を使役してしまいました

髙橋ルイ
ファンタジー
「クラス全員で転移したけど俺のステータスは使役スキルが異常で出会った人全員を使役してしまいました」 気がつけば、クラスごと異世界に転移していた――。 しかし俺のステータスは“雑魚”と判定され、クラスメイトからは置き去りにされる。 「どうせ役立たずだろ」と笑われ、迫害され、孤独になった俺。 だが……一人きりになったとき、俺は気づく。 唯一与えられた“使役スキル”が 異常すぎる力 を秘めていることに。 出会った人間も、魔物も、精霊すら――すべて俺の配下になってしまう。 雑魚と蔑まれたはずの俺は、気づけば誰よりも強大な軍勢を率いる存在へ。 これは、クラスで孤立していた少年が「異常な使役スキル」で異世界を歩む物語。 裏切ったクラスメイトを見返すのか、それとも新たな仲間とスローライフを選ぶのか―― 運命を決めるのは、すべて“使役”の先にある。 毎朝7時更新中です。⭐お気に入りで応援いただけると励みになります! 期間限定で10時と17時と21時も投稿予定 ※表紙のイラストはAIによるイメージです

癒しの聖女を追放した王国は、守護神に愛想をつかされたそうです。

克全
恋愛
「カクヨム」と「小説家になろう」にも投稿しています。 癒しの聖女は身を削り激痛に耐え、若さを犠牲にしてまで五年間も王太子を治療した。十七歳なのに、歯も全て抜け落ちた老婆の姿にまでなって、王太子を治療した。だがその代償の与えられたのは、王侯貴族達の嘲笑と婚約破棄、そして実質は追放と死刑に繋がる領地と地位だった。この行いに、守護神は深く静かに激怒した。

最低のEランクと追放されたけど、実はEXランクの無限増殖で最強でした。

MP
ファンタジー
高校2年の夏。 高木華音【男】は夏休みに入る前日のホームルーム中にクラスメイトと共に異世界にある帝国【ゼロムス】に魔王討伐の為に集団転移させれた。 地球人が異世界転移すると必ずDランクからAランクの固有スキルという世界に1人しか持てないレアスキルを授かるのだが、華音だけはEランク・【ムゲン】という存在しない最低ランクの固有スキルを授かったと、帝国により死の森へ捨てられる。 しかし、華音の授かった固有スキルはEXランクの無限増殖という最強のスキルだったが、本人は弱いと思い込み、死の森を生き抜く為に無双する。

世界最強の七賢者がお世話係の俺にだけはデレデレすぎる件

Y.
ファンタジー
国の頂点に君臨し、神にも等しい力を持つ『七賢者』。 火・水・風・土・光・闇・氷の属性を極めた彼女たちは、畏怖の対象として国民から崇められていた。 ――だが、その「聖域」の扉を一枚隔てた先では、とんでもない光景が広がっていた。 「アルトぉ、この服脱がせてー。熱いから魔法で燃やしちゃった」 「……アルトが隣にいないと、私、一生布団から出ないから」 「いいじゃない、減るもんじゃないし。さあ、私と混ざり合いましょう?」 彼女たちの正体は、私生活が壊滅的にポンコツで、特定の一人に依存しきったデレデレな美少女たちだった! 魔法の才能ゼロの雑用係・アルトは、世界で唯一「彼女たちの暴走魔力に耐えられる」という理由で、24時間体制の身の回りのお世話をすることに。 着替え、食事の介助、添い寝(!?)まで……。 世界最強の7人に取り合われ、振り回され、いじり倒される。 胃袋と心根をガッチリ掴んだお世話係と、愛が重すぎる最強ヒロインたちによる、至福の異世界ハーレムラブコメ、開幕!

『スローライフどこ行った?!』追放された最強凡人は望まぬハーレムに困惑する?!

たらふくごん
ファンタジー
最強の凡人――追放され、転生した蘇我頼人。 新たな世界で、彼は『ライト・ガルデス』として再び生を受ける。 ※※※※※ 1億年の試練。 そして、神をもしのぐ力。 それでも俺の望みは――ただのスローライフだった。 すべての試練を終え、創世神にすら認められた俺。 だが、もはや生きることに飽きていた。 『違う選択肢もあるぞ?』 創世神の言葉に乗り気でなかった俺は、 その“策略”にまんまと引っかかる。 ――『神しか飲めぬ最高級のお茶』。 確かに神は嘘をついていない。 けれど、あの流れは勘違いするだろうがっ!! そして俺は、あまりにも非道な仕打ちの末、 神の娘ティアリーナが治める世界へと“追放転生”させられた。 記憶を失い、『ライト・ガルデス』として迎えた新しい日々。 それは、久しく感じたことのない“安心”と“愛”に満ちていた。 だが――5歳の洗礼の儀式を境に、運命は動き出す。 くどいようだが、俺の望みはスローライフ。 ……のはずだったのに。 呪いのような“女難の相”が炸裂し、 気づけば婚約者たちに囲まれる毎日。 どうしてこうなった!?

処理中です...