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2.gift
62.apple
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私の隣に無表情で突っ立っていたのは、ノアフェスだった。割合背の高い彼が上から見下ろしてくると、圧迫感しかない。先ほどの鈍い音はどうやら、彼がテーブルを叩き付けた音らしく。
というか近づいてくる気配を感じませんでした。何で気配を殺して近づいてきたんですか。
「……」
「……」
理解不能なまま、私を見下ろしてくるノアフェスを見ていると、次に彼はルーヴァスの方を見た。
すると、
「……盗み聞きは、あまり良いとは言えないな」
言葉とは裏腹に何故か少しだけ微笑ましげにルーヴァスが笑う。
あの、どういう状況ですか。そもそも、盗み聞きって。
「……つまらん」
ノアフェスはぼそりとそう呟く。
一瞬言葉の意味をはかりかねて硬直した私を他所に、ルーヴァスが困ったように首をすくめた。
「と、言われても困るのだが」
「……ずるいぞ。お前たちだけ賑やかな場所で甘味だと」
その言葉を聞いて私は思わず、ノアフェスの手元を見た。
テーブルに叩きつけられた手には何故か、それは見事なういろうが握られている。
「……え、どういう状況?」
素で漏れた心の呟きに、ノアフェスがこちらに視線を向けてきた。
「俺も混ぜろ。俺はういろうで勝負だ。まかろんなどに負けない」
「は……え? というか、盗み聞きって何の話で」
「それは……俺のせいじゃない。俺じゃなくて……そうだな、リリツァスが盗み聞きをしようと言い出した」
「は!?」
「待って待って何でよ俺のせいじゃないよ!? へちっ」
がさっと近くの茂みが揺れたかと思うと、何故かご丁寧に木の枝を両手に持った――おそらくその茂みでのカムフラージュ用の木だろう――リリツァスが現れた。
「り、リリツァスまで」
「あのね、俺のせいじゃないから! そう、へちっ、エルシャスが!」
「は!? エルシャス!?」
すると今度はリリツァスの足元からむくりと緑色の頭が現れた。言わずもがな、エルシャスのそれである。
「むぅ……ぼくは……シルヴィスが」
「はぁ!? わ、わたくしのせいにしないでいただけますか!」
と、今度は慌て気味のシルヴィスが茂みから立ち上がり、茂みの奥を指さす。
「元はと言えばそこの金髪のせいでしょう!?」
それに茂みから現れたのは無論、
「あーはいはい責任転嫁は醜いよー。で、僕はカーチェスに誘われて」
ユンファスで。
「結局あなたも責任転嫁をしているのではないか……」
ルーヴァスが呆れ気味に笑うと、茂みからおずおずとカーチェスが現れた。
「ええと……その。そういうこと……なんだ」
照れ気味にカーチェスがそういうが、なにが“そういうこと”なのかさっぱりわからない。
「すみません状況がよく判らないので説明してもらえないですか……」
「うーんと、昨日の夜に色々話し合って。まぁつまりはさー」
ぱっぱっと服や髪に付いた木の葉を払い落としながら、ユンファスが屈託なく笑った。
「一言で言っちゃうと引きこもらないで! ってとこ?」
「……は、」
私が間の抜けた声をこぼすと、ユンファスは頭を掻きながら「いや~、なんていうかさ~」と、こちらに歩み寄ってきた。
引きこもらないでって、そんな、まるで人をダメニートのように。
若干私が憤慨していると、ユンファスは片眉を上げて、
「君が落ち込んでもさ。結局君が人間ってことは変わらないでしょ?」
「それは、そうですけど……」
私がそんな返事を返すと、彼はふと表情に影を落とした。
「はっきり言うとね、僕は、僕たちは君のこと、信用できないよ。だって今までさんざん人間にいたぶられてきたからね。人間に対してろくな印象はないし、それなのにこの短期間で君のことを信用できるわけもない」
「……」
もっともだ。
でも、面と向かって言われると、流石に堪える。
落ち込んで項垂れると、ユンファスが「あーはいはい、最後まで聞いてって」と私の肩を叩いた。
「でもそれは“人間”に対してであって、君という“個”に対しての感情とはまた違うわけ」
「ええっと……?」
「つまり」
ユンファスの言葉を受け継ぐようにしてこちらに歩み寄ってきたのはカーチェスだ。
「俺たちはね、君のことを信じられたらいいなって思ってる」
カーチェスはやはり少しはにかみながら、しかし優しく笑って続けた。
「俺たちの縁は確かに利害の一致で始まったものだけど……街で聞く噂とか、今まで一緒に君と暮らしたりして、君は良い子なんじゃないかなって思うから。ね」
カーチェスのその言葉は、もちろん、嬉しい。
でも。
「……だけど、私は、人間で」
そう言って俯くと、「そうだよ」とカーチェスは頷き、
「それでも君は、この家の住人でしょう」
カーチェスの言葉に顔を上げると、彼はやはり微笑んだ。
「家の中で、「こいつが敵だー!」とか、大変じゃん! へちっ」
リリツァスが木の枝を持ったままこちらに近づいてくる。
「今はそうでも、へちっ、お互いのことが分かれば、そういうのはなくなるかなって!」
「お互いを知るためには、話をしないとでしょう? ね。だから、避けるのは、やめよう?」
「つまりだから、その……貴女がわたくしたちを一方的に避けるのは大変腹立たしいというかイライラするのでやめてください。わかりましたか」
「ひめと……もっとおはなし、したい、から。避けられるの、悲しい……」
と、エルシャスが言ったところで、今度は横からういろうが飛び出してきた。
「うわっ」
「つまり、引きこもり、駄目、絶対。と、いうことだな」
何でノアフェスはういろうを突き出して勝ち誇ったような雰囲気でいるのか。
「……私……人間、ですよ……?」
もう一度、それを言うと、ぽん、と頭にあたたかなものが乗った。
――ルーヴァスの手のひらだった。
いつの間にか席を立っていたらしい彼に何故か頭を撫でられながら、私は彼を見上げる。
「それを承知の上で、だ。昨日、皆で話し合ったのだ。……共に過ごさなければ相手のことなど判らない。だが、我々はあなたのことを信じたい。……人間であるあなたが我々にとって危険というのなら、妖精である我々とともにいるあなたも同じように、いや、それ以上に危険だろう。あなたは丸腰の女性で、我々は武器を持つ数人の男だ。それでも自分の命の危険を顧みず、私たちとともにいるあなたを、信じたいのだ」
そう言って私に微笑みかける彼の視線は、この上ないほどやさしかった。
……どうして、私なんかに、手を差し伸べてくれるのだろう。
どうして、そんなに優しくなれるのだろう。
私がひどいことをしたわけじゃなくても、酷いことをした人間の仲間であることに違いはないのに。
「……皆さんは、こわく、ないんですか……」
「丸腰の女相手に怖がる必要はないな」
ノアフェスは淡々と無表情で、しかし力強くそう告げた。
それに、じわ、と景色がにじむのを感じた。
「というか何でリリツァスまだその木の枝持ってんのー?」
「え? あっ、元の場所に返してくる! へちっ」
「そういえば結局あれを聞いてないね……」
「あれ……? あ……お菓子」
「そういえば……そうですね。ちょっと、我々がわざわざ作った菓子を一口でも食べたなら感想くらい、ッ!?」
シルヴィスが私の方を向くと同時に硬直する。
「な、何故泣いて」
「え……」
シルヴィスの言葉を受けて頬に指を滑らせると、少しだけ温かい何かが指先を濡らす。
「あー! シルヴィスが姫を泣かせたー! うっわ、サイテー! 姫可哀想ー。大丈夫? 姫。腹立ったらぶん殴っていいよ? シルヴィスのこと!」
「は、はぁ!? 何故わたくしのせいになって……え、これ、わたくしのせいなんですか!?」
「ふむ、たぶんお前のせいだな。お前の顔が怖いからだ」
「始終無表情の貴方にだけは言われたくないんですが!?」
「……シルヴィス、顔、こわいの?」
「顔というよりほら、あれだよね。いっつも姫に対しての当たりが一番強いから、嫌われちゃったんじゃない」
「シルヴィスのせいならちゃんと謝んないと……へちっ、駄目だと思う! へちゅっ、姫、シルヴィスが謝ってくれるって!」
「いや、シルヴィスのせいかどうかは姫に聞かないとわからないと思うよ……?」
わいわいと騒ぎ始める六人に、笑いがこぼれた。
「……もう……ほんとに……何でそんなに……」
こんなに優しい人々を、私は他に知らない。
少なくとも前にいた世界では、絶対にありえなかっただろう関係だ。
これが“乙女ゲーム”の世界だからだというのなら、決して悪くはないと思ってしまう。
そして、もしかしたら。
もしかしたら、私が人間で彼らが妖精であっても。
もしかしたら、この賭けに勝てる可能性があるのではないか、と。
そんな風に、思ってしまって。
「……諦めないで、いいのかな」
私が小さく呟けば、隣から指が伸びてきて、私の涙を拭った。
「共に過ごし、そうしてお互いを知っていこう。信頼し合えるように」
ルーヴァスの言葉に、私は泣き笑いのような表情になって頷いた。
というか近づいてくる気配を感じませんでした。何で気配を殺して近づいてきたんですか。
「……」
「……」
理解不能なまま、私を見下ろしてくるノアフェスを見ていると、次に彼はルーヴァスの方を見た。
すると、
「……盗み聞きは、あまり良いとは言えないな」
言葉とは裏腹に何故か少しだけ微笑ましげにルーヴァスが笑う。
あの、どういう状況ですか。そもそも、盗み聞きって。
「……つまらん」
ノアフェスはぼそりとそう呟く。
一瞬言葉の意味をはかりかねて硬直した私を他所に、ルーヴァスが困ったように首をすくめた。
「と、言われても困るのだが」
「……ずるいぞ。お前たちだけ賑やかな場所で甘味だと」
その言葉を聞いて私は思わず、ノアフェスの手元を見た。
テーブルに叩きつけられた手には何故か、それは見事なういろうが握られている。
「……え、どういう状況?」
素で漏れた心の呟きに、ノアフェスがこちらに視線を向けてきた。
「俺も混ぜろ。俺はういろうで勝負だ。まかろんなどに負けない」
「は……え? というか、盗み聞きって何の話で」
「それは……俺のせいじゃない。俺じゃなくて……そうだな、リリツァスが盗み聞きをしようと言い出した」
「は!?」
「待って待って何でよ俺のせいじゃないよ!? へちっ」
がさっと近くの茂みが揺れたかと思うと、何故かご丁寧に木の枝を両手に持った――おそらくその茂みでのカムフラージュ用の木だろう――リリツァスが現れた。
「り、リリツァスまで」
「あのね、俺のせいじゃないから! そう、へちっ、エルシャスが!」
「は!? エルシャス!?」
すると今度はリリツァスの足元からむくりと緑色の頭が現れた。言わずもがな、エルシャスのそれである。
「むぅ……ぼくは……シルヴィスが」
「はぁ!? わ、わたくしのせいにしないでいただけますか!」
と、今度は慌て気味のシルヴィスが茂みから立ち上がり、茂みの奥を指さす。
「元はと言えばそこの金髪のせいでしょう!?」
それに茂みから現れたのは無論、
「あーはいはい責任転嫁は醜いよー。で、僕はカーチェスに誘われて」
ユンファスで。
「結局あなたも責任転嫁をしているのではないか……」
ルーヴァスが呆れ気味に笑うと、茂みからおずおずとカーチェスが現れた。
「ええと……その。そういうこと……なんだ」
照れ気味にカーチェスがそういうが、なにが“そういうこと”なのかさっぱりわからない。
「すみません状況がよく判らないので説明してもらえないですか……」
「うーんと、昨日の夜に色々話し合って。まぁつまりはさー」
ぱっぱっと服や髪に付いた木の葉を払い落としながら、ユンファスが屈託なく笑った。
「一言で言っちゃうと引きこもらないで! ってとこ?」
「……は、」
私が間の抜けた声をこぼすと、ユンファスは頭を掻きながら「いや~、なんていうかさ~」と、こちらに歩み寄ってきた。
引きこもらないでって、そんな、まるで人をダメニートのように。
若干私が憤慨していると、ユンファスは片眉を上げて、
「君が落ち込んでもさ。結局君が人間ってことは変わらないでしょ?」
「それは、そうですけど……」
私がそんな返事を返すと、彼はふと表情に影を落とした。
「はっきり言うとね、僕は、僕たちは君のこと、信用できないよ。だって今までさんざん人間にいたぶられてきたからね。人間に対してろくな印象はないし、それなのにこの短期間で君のことを信用できるわけもない」
「……」
もっともだ。
でも、面と向かって言われると、流石に堪える。
落ち込んで項垂れると、ユンファスが「あーはいはい、最後まで聞いてって」と私の肩を叩いた。
「でもそれは“人間”に対してであって、君という“個”に対しての感情とはまた違うわけ」
「ええっと……?」
「つまり」
ユンファスの言葉を受け継ぐようにしてこちらに歩み寄ってきたのはカーチェスだ。
「俺たちはね、君のことを信じられたらいいなって思ってる」
カーチェスはやはり少しはにかみながら、しかし優しく笑って続けた。
「俺たちの縁は確かに利害の一致で始まったものだけど……街で聞く噂とか、今まで一緒に君と暮らしたりして、君は良い子なんじゃないかなって思うから。ね」
カーチェスのその言葉は、もちろん、嬉しい。
でも。
「……だけど、私は、人間で」
そう言って俯くと、「そうだよ」とカーチェスは頷き、
「それでも君は、この家の住人でしょう」
カーチェスの言葉に顔を上げると、彼はやはり微笑んだ。
「家の中で、「こいつが敵だー!」とか、大変じゃん! へちっ」
リリツァスが木の枝を持ったままこちらに近づいてくる。
「今はそうでも、へちっ、お互いのことが分かれば、そういうのはなくなるかなって!」
「お互いを知るためには、話をしないとでしょう? ね。だから、避けるのは、やめよう?」
「つまりだから、その……貴女がわたくしたちを一方的に避けるのは大変腹立たしいというかイライラするのでやめてください。わかりましたか」
「ひめと……もっとおはなし、したい、から。避けられるの、悲しい……」
と、エルシャスが言ったところで、今度は横からういろうが飛び出してきた。
「うわっ」
「つまり、引きこもり、駄目、絶対。と、いうことだな」
何でノアフェスはういろうを突き出して勝ち誇ったような雰囲気でいるのか。
「……私……人間、ですよ……?」
もう一度、それを言うと、ぽん、と頭にあたたかなものが乗った。
――ルーヴァスの手のひらだった。
いつの間にか席を立っていたらしい彼に何故か頭を撫でられながら、私は彼を見上げる。
「それを承知の上で、だ。昨日、皆で話し合ったのだ。……共に過ごさなければ相手のことなど判らない。だが、我々はあなたのことを信じたい。……人間であるあなたが我々にとって危険というのなら、妖精である我々とともにいるあなたも同じように、いや、それ以上に危険だろう。あなたは丸腰の女性で、我々は武器を持つ数人の男だ。それでも自分の命の危険を顧みず、私たちとともにいるあなたを、信じたいのだ」
そう言って私に微笑みかける彼の視線は、この上ないほどやさしかった。
……どうして、私なんかに、手を差し伸べてくれるのだろう。
どうして、そんなに優しくなれるのだろう。
私がひどいことをしたわけじゃなくても、酷いことをした人間の仲間であることに違いはないのに。
「……皆さんは、こわく、ないんですか……」
「丸腰の女相手に怖がる必要はないな」
ノアフェスは淡々と無表情で、しかし力強くそう告げた。
それに、じわ、と景色がにじむのを感じた。
「というか何でリリツァスまだその木の枝持ってんのー?」
「え? あっ、元の場所に返してくる! へちっ」
「そういえば結局あれを聞いてないね……」
「あれ……? あ……お菓子」
「そういえば……そうですね。ちょっと、我々がわざわざ作った菓子を一口でも食べたなら感想くらい、ッ!?」
シルヴィスが私の方を向くと同時に硬直する。
「な、何故泣いて」
「え……」
シルヴィスの言葉を受けて頬に指を滑らせると、少しだけ温かい何かが指先を濡らす。
「あー! シルヴィスが姫を泣かせたー! うっわ、サイテー! 姫可哀想ー。大丈夫? 姫。腹立ったらぶん殴っていいよ? シルヴィスのこと!」
「は、はぁ!? 何故わたくしのせいになって……え、これ、わたくしのせいなんですか!?」
「ふむ、たぶんお前のせいだな。お前の顔が怖いからだ」
「始終無表情の貴方にだけは言われたくないんですが!?」
「……シルヴィス、顔、こわいの?」
「顔というよりほら、あれだよね。いっつも姫に対しての当たりが一番強いから、嫌われちゃったんじゃない」
「シルヴィスのせいならちゃんと謝んないと……へちっ、駄目だと思う! へちゅっ、姫、シルヴィスが謝ってくれるって!」
「いや、シルヴィスのせいかどうかは姫に聞かないとわからないと思うよ……?」
わいわいと騒ぎ始める六人に、笑いがこぼれた。
「……もう……ほんとに……何でそんなに……」
こんなに優しい人々を、私は他に知らない。
少なくとも前にいた世界では、絶対にありえなかっただろう関係だ。
これが“乙女ゲーム”の世界だからだというのなら、決して悪くはないと思ってしまう。
そして、もしかしたら。
もしかしたら、私が人間で彼らが妖精であっても。
もしかしたら、この賭けに勝てる可能性があるのではないか、と。
そんな風に、思ってしまって。
「……諦めないで、いいのかな」
私が小さく呟けば、隣から指が伸びてきて、私の涙を拭った。
「共に過ごし、そうしてお互いを知っていこう。信頼し合えるように」
ルーヴァスの言葉に、私は泣き笑いのような表情になって頷いた。
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